麗しき霊山と神様のスポットライト(白山)



- GPS
- 18:59
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 2,474m
- 下り
- 2,881m
コースタイム
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 8:01
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 3:16
- 合計
- 10:41
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
9月の初め、ゆきさんから「連休は泊まりでどこかに行けますか? 行けるのなら白山に行きます」と予定まで決まった状態で連絡がありました。その後休みはちゃんと取れることになり、白山自体一度は登ってみたい山でしたので、「行きます」と返事したものの、どこが見所でどんな道、というのもなかなかリサーチできず、「これは山に呼ばれていないのか」と思った時期もありましたが、台風に直撃されることもなく、土曜日23時に京都を出る車中にいました。
3時前に市ノ瀬に到着し、しばらく仮眠した後、4時半から出るシャトルバスに乗りました。別当出合で支度を済ませ、ヘッデンを灯してスタート。ルートは砂防新道を通ることにしました。普段より荷物が重いので、どれくらそれが堪えるのか心配でした。とはいえ、食料持参ながら小屋泊なのでたかだか12kgなんですけど。それでも、黒ボコ岩から室堂までの道のりがかなりきつかったです。
室堂ビジターセンターに荷物をデポし、小さなバックパックに替えて、大汝峰を目指します。最初の予定では、まず南側をトラバースしてから、北から大汝に登ろうとルートを引いていたのですが、その場の判断でまず南側から直登。ガレ登りはきつかったですが、途中翠ヶ池がとてもきれいに見えたので、後で御池巡りをするのが楽しみ。山頂到達後、ゆきさんが「歩いてみたい」とご執心の加賀禅定道をちょっとだけ見に行きます。ため息が漏れそうな稜線、目にすることができてよかったです。
その後、楽しみにしていたお池巡りに。とりわけ翠ヶ池のぞっとするような青さに目を奪われました。軽荷なのにひいこら言いながら御前峰登頂。北アルプスの諸峰、乗鞍、御嶽などが美しく見えました。そうやってビジターセンターに戻ってきたのが13時。チェックインしてしばらく仮眠。夕飯食べてビール飲んでまた寝て。ゆきさん、心のこもったお料理、ありがとうございました。
なお、今回は室堂白山荘自炊棟に泊まりました。恐らく2人用のスペースがひとりに割り当てられているのだと思います。3人パーティだとひとりは2階になりました。個人スペースでバーナーを使えました。夜具は用意されておらず、シュラフを持参です。1名6200円。
白山2日目です。3時くらいから宿泊者が動き出します。私たちは御前峰でご来光を見る予定で、朝食は食べず、4時半に登り始めました。50分くらいで山頂に着きましたがかなりたくさんの方がおいででした。気温も低く、ダウンジャケット着用。岩の陰だと風は凌げたので、ウィンドブレーカーは不要。
日の出は0440とのことで、ちょうど穂高のあたりから昇るのだと思えたのですが、あいにく雲が厚く、山の端の雲が退いてくれませんでした。しかし、未練たらしく粘っていると、次第次第に雲が薄くなっていきました。それと、雲のすき間から太陽が差し、雲海の一部を照らします。ちょうどスポットライトのような感じで、神々しかったです。
未練はあるものの、この後の行程もあるので室堂まで降りました。朝食を済ませ、トンビ岩コースを辿ります。南竜山荘に向けて下りに下り、そこから別山に向けて登り返し。御前峰から見ると、山腹に道がくっきりと浮かび上がっており、あれを登るのかと恐ろしく思っていましたが、焦らずにこつこつ登り、なんとか岩室まで到達できました。ここにバックパックをデポして、身軽になって山頂へ。しかし、荷物を下ろしていないのに圧倒的に速いごっちゃんさん、一体脚はどうなってるんでしょうか。
別山山頂はあいにくのガスの中。また、御前峰山頂も雲を被っています。私ひとり先に引き返して、御舎利山山頂で昼食にしました。ここでカップ麺を作っていると、後からごっちゃんさんとゆきさんが追い着いてこられ、最初にゆきさん、数分遅れてごっちゃんさんが先に出発されました。なんとか追い着けるだろうと思いつつ、「先に市ノ瀬まで行っちゃっていいですよ」と声をかけ。
さらに数分遅れで追いかけると、おふたりが揃って降りておられる所に追い着きました。ここからは3人で、と思ったら、ごっちゃんさん、ダウンヒルでのアターック!! あっという間に置いて行かれました。どこかで待っておられるのかと思ったら、ヒャッハーの下りで、市ノ瀬まで本当に行ってしまったそうです。
残された私たちは、延々と下ります。本当に、延々と下ります。3時間余り、飽きが来てもまだ下ります。集中力が途切れたのか、数回脚を滑らせました。思っているより道は狭いので、端っこの草が生えている所は信用しない方が良さそうでした。なんとか市ノ瀬まで降りきると、ごっちゃんさんは1時間近く前に降りておられたようで、異次元のスピードでした。
その後、白山比弯声劼忙嫁辧⇒漆を摂り、お風呂屋さんに寄って京都へ。よもやの事故渋滞、ロングドライブお疲れ様でした。
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