〜秀麗富嶽12景 滝子山から湯ノ沢峠まで(小金沢連嶺)〜
- GPS
- 56:11
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 1,711m
- 下り
- 1,173m
コースタイム
7:03 滝子山分岐7:03
7:47 最後の水(手洗い用)7:56
8:48 檜平 9:03
9:32 滝子山三角点 9:32
9:38 滝子山展望台 10:33
10:49 アモウ沢乗越 10:49 下りアイゼン使用
11:34 大谷ヶ丸 11:36
11:55 米背負峠 11:55 下りアイゼン使用
12:09 天下石 12:09
★草原で15分ほど撮影
12:56 ハマイバ丸 12:56 下りアイゼン使用
★草原で12分ほど撮影
13:30 大蔵高丸 14:00
14:30 湯ノ沢峠 14:30 下りアイゼン使用
★車道林道を歩く
16:08 湯ノ沢峠登山口 16:08
16:40 やまと天目温泉
トータル時間 10:06 行動時間 8:15
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
17:12やまと天目山温泉−(やまと市民バス)−17:27甲斐大和 \300 17:31甲斐大和−(立川行)−19:02立川 \1,110 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は、ほとんどない。 滝子山から湯ノ沢峠までの迄mp北側斜面は、ツルツル氷がトレースルート上にあり アイゼンが必須。 4回ほど着脱しました。 所持してませんがチェーンスパイクが便利かもしれません。 ★湯ノ沢峠からの下山は、林道を下ってはいけません。(少なくとも1時間以上ロスになる) ★冬季は、林道が閉鎖になるためタクシーも呼べません。 ★山中トイレはありません。 ◆初狩駅から先の20号沿い交差点にローソンがあります。 ◆1/17〜 やまと天目温泉が再開されるそうです。 |
写真
感想
空気が澄み渡るこの時期、秀麗な富士山の写真を求めて山行ルートを考えていた。 山岳写真家である白旗史郎さんらが提唱した大月市の秀麗富岳十二景をめぐることとした。 これまで、大菩薩峠には何度か足を運んだが、小金沢連嶺の南側は未踏であるので、前から気になっていた滝子山から笹子雁ヶ腹摺山の縦走ルートとして前日登山届をメールでした。
しかし、寝る間際に「富士山の見える山(発行元 山と渓谷社)」を見て湯ノ沢峠方向の方が魅力的と感じ、急遽、縦走するルートを変更することにした。
これが、今回もアダとなり、事前の情報をしっかりと把握できなく湯ノ沢峠から林道を歩いて無駄に1時間歩くことに・・
長距離の山行となるため始発電車とし、4時起き。 初狩には6:30に到着。 駅を出ても、辺りはまだ薄暗く空気がピント張りつめるとても冷えた朝。 手元の温度計は−6℃を下回っていた。
今回の服装は、ほぼ厳冬の中を歩くことを想定し、先日の八ヶ岳と同じメリノウールのベースにミレーのミッドレイヤ、アウターは、モンベルとしたが、林道の終点でアウターを脱いだ後行動中は、着ることはなかった。(行動中の気温はおおむね−2〜−3℃と思われた)
滝子山までは、順調に高度を稼ぐことが出来、9:30過ぎには滝子山展望台に到着。
展望は360deg開けて気持ちが良い。 富士山の方向には、つつじの木が生えており、つつじの開花時期に合わせて富士山とのコラボ写真も魅力だろう。
反対の方向には、これから向かう大谷ヶ丸、中央にはハマイバ丸、剥げた部分が目立つ黒岳が見えていた。 朝が早かったためここで早目の昼食を取る。
今回、ESBITの固定燃料とtrangia(トランギア) メスティン TR210でお湯を沸す。 固定燃料14g で400ccの水は、風防を持参しなかったこともあり沸騰せず70〜80度程度。 何とかセブンイレブンで購入したレトルト生姜焼きを温め、温めたお湯は味噌汁に、それを飲み干した後はカフェオレ用としたがすっかり冷めたため、粉を溶かすのにも苦労した。 次回は、宿料理にも使われる固定燃料も持参しよう。
新しいデジカメでインターバル撮影(Youtubeにアップ)などしっかり1時間ほど休憩。 食事中一人現れただけで山頂は、貸切だった。
滝子山から大谷ヶ丸へのルートは北斜面となるため所々アイスバーンとなっていた。 最初はアイスバーンを避けていたがそれも限度があり、アイゼンを装着する。 今日の雪でまた状況は一変するだろうが、この時期アイゼンはどこへ行くにも必要。
大谷ヶ丸は、南アルプス方向(白峰三山)のみ望めるものの展望は良くない。 天下石を過ぎ、草原の開けた場所に出る。 青空にハマイバ丸の少し禿げかかった稜線がきれいに見えている。 ここでは富士山は望めない。 めちゃくちゃ急勾配なルートを駆け上がり開けた草原振り返ると、秀麗な富士が顔を出す。 ここでもしばらく撮影。 今回のルートでは、ここで会った1名のみと非常に静かな山域であった。 ハマイバ丸山頂では展望はない。 この後しばらく草原の中を歩くことになる。 牧歌的な風景が広がり、緑の時期にも是非訪れたい。
今回のコースのハイライトは、ハマイバ丸〜湯ノ沢峠にかけてのルートである。 左右草地で開けており非常に解放的で後ろに富士山。 左手には南アルプスが見渡せる。 甲府盆地越しに見える南アルプスは、盆地に少しガスが掛かっていたこともあって、雪のかかる山頂は輝きを増していた。
大倉高丸で少し休憩したが、ここでの展望は本当に良く久しぶりに360度のパノラマ写真を撮った。
この後、湯ノ沢峠間には、気になる一本の木(たぶん桜)をついつい撮影してしまう。 次回はこの桜が咲く時期に狙いたいものだ。 機嫌よく本日の縦走ルートを離れ下山とするがここに落とし穴が! 湯ノ沢峠避難小屋の先にあるトイレ(冬季閉鎖)を気にして下山ルートとするが。 ここが大間違い。 この林道をそのまま歩くと道は大回り(約9km)しかもアイスバーンと乾燥した舗装道路が目まぐるしく入れ替わり、アイゼンの装着脱回数は数え切れず。 湯ノ沢峠登山口まで標準コースタイムでも1時間以上もロスをしてしまった。 時間は既に午後4時を回り先を急ぐ。
竜天宮までほぼ走って下山。 この間のルートには、廃墟の母屋が10軒以上あって薄暗くなった時間帯では一層不気味に見えた。 やまと天目温泉には、午後4時40頃到着。 事前の調べでは、冬季のバスの営業は停止していると思っていたが、市民バスが運行していて5名ほどがバス待ちをしていた。
バスの時刻は、17:12(最終は18:27)甲斐大和駅まで歩けば1時間30分標準タイムではかかるので30分待って17:30前には駅に到着した。
今回のルートも非常に魅力あるルートで春になったら大菩薩峠まで足を延ばして縦走したい。
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