硫黄岳〜根石岳・・南北八ヶ岳を結ぶ稜線歩き(桜平から)
- GPS
- 07:42
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,166m
- 下り
- 1,169m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り スタート時−3℃ 〜 夏沢峠−14℃ 〜 硫黄岳山頂−10℃ 〜 下山時0℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
唐沢鉱泉との分岐から桜平までは、スノータイヤに加え4WDも必要な感じです 夏沢鉱泉の送迎用ワゴン車には4輪チェーンが巻かれていましたが、本日はそこまで必要ありませんでした・・積雪の状態によっては必要なようです(さらに積雪量が増すと雪上車が出動のよう) 桜平ゲート近くに駐車地があり、本日は数台程度でした(ログのスタート地点) |
コース状況/ 危険箇所等 |
本日歩いたコースにはシッカリと“道”ができていて、全く問題ありませんでした(危険箇所も無し) 夏沢峠の小屋陰でアイゼンを装着して硫黄岳に向かいました・・今回のルートではアイゼン不要な部分も多かったですが、下りだと思わぬスリップもありますので、着けて歩いた方が無難かと思います 硫黄岳の森林限界以上と根石山荘付近では、かなり強い風(体感で10m位)を感じましたが、強風で名高いこのエリアにしては“そよ風程度”だったのかも 箕冠山からオーレン小屋へのショートカットルートには、「単独者立入禁止」の看板がありましたが、本日は道ができていて天気もよく、全く問題ありませんでした・・「濃霧・悪天候時や降雪後の進入は慎重な判断で」程度で良いのではないでしょうか? オーレン冬期小屋は、箕冠山に「冬期小屋閉鎖」の看板があったものの、本日は使用可能でした |
写真
感想
今回は成人の日連休を利用して、冬の八ヶ岳に行ってきました。
せっかくの連休なので“泊り山行”としたかったのですが、1日目は天気に恵まれそうなものの「2日目に南岸低気圧が通過」との予報で、高山帯は暴風雪となる恐れがあります。さらに、マイカーは4WDながらノーマル車高なので、一晩で大量に積もってしまうと桜平から出られなくなる恐れもあり、結局日帰り山行での計画となりました。(温泉入浴後、駒ケ岳SAで車中仮眠して14日未明に中央高速を通過しましたが、その後雪による通行止めとなったようで、結果的には日帰りで正解ではありました)
八ヶ岳は、「太平洋側気候に近くて晴天率が高い」、「アクセスが良い」、「通年営業の小屋がある」、「多彩なフィールドが用意されている」等の理由で、高山帯にもかかわらず冬季でも入山者が多いエリアです。
比較的安心して入山できる”冬の八ヶ岳”に加え、13日は“ヤマテンの「晴れ」のお墨付き”もあり、素晴らしい天候に恵まれた1日となりました。好天なもののさすがに硫黄岳や根石岳付近では強風があり、おかげで“サクサク・スノトレ”だけでなく“冬山登頂気分”も味わえました。
そして時間があったので、前シーズンに購入したMSRライトニングアッセントを、新雪上の斜面で試しがてら遊んでみました。数シーズン愛用したアルミワカンの、爪を留めていた鋲が折れたために購入したのですが、まだ1回しか使用していません。
結果は、確かに浮力はアルミワカンよりは上で、ヒールリフターを使った登攀力も中々いい感じです。しかし、携行性(大きさや重量)を考えると、数少ない本格的なラッセル(昨年10月末の双六岳がまさにそれだったのですが持参しておらず。。)のために常時携行するのか、はたまた修羅場みたいな状況(体力・技術・根性の不足した中高年の自分は”修羅場を避ける”のに全力を(作戦と準備で)尽くしてはいますが・・)に遭遇した場合に本当に戦力になるのか、まだ「?」で答えは出ませんでした。
何はともあれ、八ヶ岳は何度来ても素晴らしい雪のフィールドで、南・北八ヶ岳をつなぐ稜線からの“ぐるりアルプス大展望”を満喫できたスノトレでした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する