ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 260922
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

硫黄岳〜根石岳・・南北八ヶ岳を結ぶ稜線歩き(桜平から)

2013年01月13日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:42
距離
12.3km
登り
1,166m
下り
1,169m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

桜平ゲート6:10―6:45夏沢鉱泉―7:38オーレン小屋―8:02夏沢峠8:18―9:18硫黄岳9:40―10:15夏沢峠―11:56箕冠山―11:33根石岳11:45―11:56箕冠山―12:25オーレン小屋―13:51桜平ゲート
天候 晴れのち曇り

スタート時−3℃ 〜 夏沢峠−14℃ 〜 硫黄岳山頂−10℃ 〜 下山時0℃
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前夜のアクセス時は、三井の森ゴルフ場から先で路面凍結があり、スノータイヤが必要な状態でした

唐沢鉱泉との分岐から桜平までは、スノータイヤに加え4WDも必要な感じです

夏沢鉱泉の送迎用ワゴン車には4輪チェーンが巻かれていましたが、本日はそこまで必要ありませんでした・・積雪の状態によっては必要なようです(さらに積雪量が増すと雪上車が出動のよう)

桜平ゲート近くに駐車地があり、本日は数台程度でした(ログのスタート地点)

コース状況/
危険箇所等
本日歩いたコースにはシッカリと“道”ができていて、全く問題ありませんでした(危険箇所も無し)

夏沢峠の小屋陰でアイゼンを装着して硫黄岳に向かいました・・今回のルートではアイゼン不要な部分も多かったですが、下りだと思わぬスリップもありますので、着けて歩いた方が無難かと思います

硫黄岳の森林限界以上と根石山荘付近では、かなり強い風(体感で10m位)を感じましたが、強風で名高いこのエリアにしては“そよ風程度”だったのかも

箕冠山からオーレン小屋へのショートカットルートには、「単独者立入禁止」の看板がありましたが、本日は道ができていて天気もよく、全く問題ありませんでした・・「濃霧・悪天候時や降雪後の進入は慎重な判断で」程度で良いのではないでしょうか?

オーレン冬期小屋は、箕冠山に「冬期小屋閉鎖」の看板があったものの、本日は使用可能でした
前夜アクセス時の唐沢鉱泉分岐・・ここからは、4WDならノーマル車高でもOKの状態でした
2013年01月13日 01:24撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1/13 1:24
前夜アクセス時の唐沢鉱泉分岐・・ここからは、4WDならノーマル車高でもOKの状態でした
夏沢鉱泉通過・・期待通りの好天となりそうです
2013年01月13日 06:44撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1/13 6:44
夏沢鉱泉通過・・期待通りの好天となりそうです
樹林帯の中を行きますが、時々展望が開けます・・霞沢岳の2553mピーク〜三角点ピークのよう
2013年01月13日 07:08撮影 by  DSLR-A100, SONY
1
1/13 7:08
樹林帯の中を行きますが、時々展望が開けます・・霞沢岳の2553mピーク〜三角点ピークのよう
乗鞍岳が焼けています
2013年01月14日 11:24撮影 by  DSLR-A100, SONY
3
1/14 11:24
乗鞍岳が焼けています
オーレン冬期小屋・・右の窓から入れます
2013年01月13日 07:36撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1/13 7:36
オーレン冬期小屋・・右の窓から入れます
この頃ちょうど峰の松目の頭が輝きだしました
2013年01月13日 07:37撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1/13 7:37
この頃ちょうど峰の松目の頭が輝きだしました
夏沢峠到着・・小屋の陰でアウター着たりアイゼン着けたりと装備調整
2013年01月13日 08:00撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
1/13 8:00
夏沢峠到着・・小屋の陰でアウター着たりアイゼン着けたりと装備調整
森林限界を超えるとかなりの風
2013年01月13日 08:53撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
1/13 8:53
森林限界を超えるとかなりの風
でも危険を感じるほどの風ではなく、硫黄岳山頂到着
2013年01月13日 09:17撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
1/13 9:17
でも危険を感じるほどの風ではなく、硫黄岳山頂到着
逆光ながら正面には横岳〜赤岳〜阿弥陀岳・・雪煙の上がり方で風の強さを感じます
2013年01月13日 09:30撮影 by  DSLR-A100, SONY
3
1/13 9:30
逆光ながら正面には横岳〜赤岳〜阿弥陀岳・・雪煙の上がり方で風の強さを感じます
赤岳山頂をズーム
2013年01月13日 09:30撮影 by  DSLR-A100, SONY
4
1/13 9:30
赤岳山頂をズーム
阿弥陀岳の向こうには南アルプス
2013年01月13日 09:22撮影 by  DSLR-A100, SONY
4
1/13 9:22
阿弥陀岳の向こうには南アルプス
甲斐駒ヶ岳〜元旦に登った仙丈ケ岳
2013年01月14日 11:21撮影 by  DSLR-A100, SONY
3
1/14 11:21
甲斐駒ヶ岳〜元旦に登った仙丈ケ岳
中ア〜北アの展望
中ア〜北アの展望
入笠山の奥に中央アルプス
2013年01月13日 09:19撮影 by  DSLR-A100, SONY
1/13 9:19
入笠山の奥に中央アルプス
御嶽・・写真が傾いているのは強風による”体ブレ”です
2013年01月14日 11:42撮影 by  DSLR-A100, SONY
3
1/14 11:42
御嶽・・写真が傾いているのは強風による”体ブレ”です
乗鞍岳
2013年01月14日 11:42撮影 by  DSLR-A100, SONY
1/14 11:42
乗鞍岳
北アルプスが全部見える感じ
北アルプスが全部見える感じ
穂高〜槍〜常念〜表銀座
2013年01月14日 11:42撮影 by  DSLR-A100, SONY
1
1/14 11:42
穂高〜槍〜常念〜表銀座
常念〜水晶〜野口五郎〜餓鬼岳
2013年01月13日 09:22撮影 by  DSLR-A100, SONY
1/13 9:22
常念〜水晶〜野口五郎〜餓鬼岳
蓼科山の奥には白馬岳
2013年01月14日 11:44撮影 by  DSLR-A100, SONY
1
1/14 11:44
蓼科山の奥には白馬岳
蓮華〜岩小屋沢〜鹿島槍〜五竜のゴタテの山々
2013年01月13日 09:22撮影 by  DSLR-A100, SONY
1/13 9:22
蓮華〜岩小屋沢〜鹿島槍〜五竜のゴタテの山々
北方には四阿山〜浅間山
2013年01月14日 11:43撮影 by  DSLR-A100, SONY
1/14 11:43
北方には四阿山〜浅間山
浅間山をズーム
2013年01月14日 11:43撮影 by  DSLR-A100, SONY
1
1/14 11:43
浅間山をズーム
爆裂火口には余り近づけません
2013年01月13日 09:45撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
1/13 9:45
爆裂火口には余り近づけません
樹林帯から箕冠山へ
2013年01月13日 10:24撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1/13 10:24
樹林帯から箕冠山へ
冬は樹間に東方の展望が少しあります・・御座山〜両神山
2013年01月13日 10:52撮影 by  DSLR-A100, SONY
1/13 10:52
冬は樹間に東方の展望が少しあります・・御座山〜両神山
振り返ると先ほど登った硫黄岳
2013年01月13日 10:55撮影 by  DSLR-A100, SONY
1/13 10:55
振り返ると先ほど登った硫黄岳
ルート上のケルンは火口壁に結構近いですね
2013年01月13日 10:55撮影 by  DSLR-A100, SONY
2
1/13 10:55
ルート上のケルンは火口壁に結構近いですね
箕冠山・・トイレあり
2013年01月13日 11:10撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1/13 11:10
箕冠山・・トイレあり
根石岳へ・・木や雪の吹き飛ばされた斜面で普段の風の強さが判ります
2013年01月13日 11:18撮影 by  DSLR-A100, SONY
2
1/13 11:18
根石岳へ・・木や雪の吹き飛ばされた斜面で普段の風の強さが判ります
根石岳山頂
2013年01月13日 11:33撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1/13 11:33
根石岳山頂
天狗岳の展望台・・西も東も本日は多くの登山者で賑わっていた様子
1
天狗岳の展望台・・西も東も本日は多くの登山者で賑わっていた様子
山座同定しにくい奥秩父ですが、五丈岩の形ですぐ判る金峰山
2013年01月13日 11:36撮影 by  DSLR-A100, SONY
1/13 11:36
山座同定しにくい奥秩父ですが、五丈岩の形ですぐ判る金峰山
仙丈ケ岳
2013年01月14日 11:09撮影 by  DSLR-A100, SONY
3
1/14 11:09
仙丈ケ岳
木曽駒ケ岳
2013年01月14日 11:10撮影 by  DSLR-A100, SONY
1
1/14 11:10
木曽駒ケ岳
南駒ヶ岳〜空木岳
2013年01月14日 11:13撮影 by  DSLR-A100, SONY
1
1/14 11:13
南駒ヶ岳〜空木岳
穂高岳
2013年01月14日 11:17撮影 by  DSLR-A100, SONY
4
1/14 11:17
穂高岳
箕冠山からオーレンへのルート・・本日は全く問題なかったですが、”ならぬことはならぬ”のでしょうか?
2013年01月13日 11:55撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
1/13 11:55
箕冠山からオーレンへのルート・・本日は全く問題なかったですが、”ならぬことはならぬ”のでしょうか?
道はできてていて、はっきりしたテープマークもありました
2013年01月13日 12:03撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1/13 12:03
道はできてていて、はっきりしたテープマークもありました
時間があったのでMSRで遊んでみました
2013年01月13日 12:48撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
1/13 12:48
時間があったのでMSRで遊んでみました
新雪の急斜面でも何とか登って行けますが、実戦での戦力になるのかな?
2013年01月14日 14:30撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1/14 14:30
新雪の急斜面でも何とか登って行けますが、実戦での戦力になるのかな?
夏沢鉱泉前から槍穂の展望・・「泊って行きたいなぁ」でしたがコラえて正解でした
2013年01月14日 14:31撮影 by  DSLR-A100, SONY
3
1/14 14:31
夏沢鉱泉前から槍穂の展望・・「泊って行きたいなぁ」でしたがコラえて正解でした
雪が増えると出動するよう
2013年01月13日 13:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1/13 13:47
雪が増えると出動するよう
スノトレとアルプス大展望を楽しみゲートに帰着
2013年01月13日 13:50撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1/13 13:50
スノトレとアルプス大展望を楽しみゲートに帰着

感想

今回は成人の日連休を利用して、冬の八ヶ岳に行ってきました。

せっかくの連休なので“泊り山行”としたかったのですが、1日目は天気に恵まれそうなものの「2日目に南岸低気圧が通過」との予報で、高山帯は暴風雪となる恐れがあります。さらに、マイカーは4WDながらノーマル車高なので、一晩で大量に積もってしまうと桜平から出られなくなる恐れもあり、結局日帰り山行での計画となりました。(温泉入浴後、駒ケ岳SAで車中仮眠して14日未明に中央高速を通過しましたが、その後雪による通行止めとなったようで、結果的には日帰りで正解ではありました)

八ヶ岳は、「太平洋側気候に近くて晴天率が高い」、「アクセスが良い」、「通年営業の小屋がある」、「多彩なフィールドが用意されている」等の理由で、高山帯にもかかわらず冬季でも入山者が多いエリアです。

比較的安心して入山できる”冬の八ヶ岳”に加え、13日は“ヤマテンの「晴れ」のお墨付き”もあり、素晴らしい天候に恵まれた1日となりました。好天なもののさすがに硫黄岳や根石岳付近では強風があり、おかげで“サクサク・スノトレ”だけでなく“冬山登頂気分”も味わえました。

そして時間があったので、前シーズンに購入したMSRライトニングアッセントを、新雪上の斜面で試しがてら遊んでみました。数シーズン愛用したアルミワカンの、爪を留めていた鋲が折れたために購入したのですが、まだ1回しか使用していません。

結果は、確かに浮力はアルミワカンよりは上で、ヒールリフターを使った登攀力も中々いい感じです。しかし、携行性(大きさや重量)を考えると、数少ない本格的なラッセル(昨年10月末の双六岳がまさにそれだったのですが持参しておらず。。)のために常時携行するのか、はたまた修羅場みたいな状況(体力・技術・根性の不足した中高年の自分は”修羅場を避ける”のに全力を(作戦と準備で)尽くしてはいますが・・)に遭遇した場合に本当に戦力になるのか、まだ「?」で答えは出ませんでした。

何はともあれ、八ヶ岳は何度来ても素晴らしい雪のフィールドで、南・北八ヶ岳をつなぐ稜線からの“ぐるりアルプス大展望”を満喫できたスノトレでした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1246人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
天狗岳&硫黄岳(オーレン小屋宿泊) 
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
八ヶ岳。硫黄岳夏沢峠
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
ハイキング 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
桜平〜硫黄岳〜横岳お花畑
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
桜平〜硫黄岳【信州山のグレーディング18】
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
桜平から東天狗と硫黄岳
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
ハイキング 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
夏沢鉱泉本沢温泉往復
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら