小秀山〜三浦山【白川林道から周回】
- GPS
- 10:39
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,004m
- 下り
- 1,019m
コースタイム
- 山行
- 9:34
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 10:34
小秀山登山口は行けば分かりますが、三浦山登山口の情報についてはyumesame3311さまから頂きました。
yumesame3311さま及び周回登山の記録をアップされたユーザーの皆さまには厚く御礼申し上げます。
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
満車の場合少し下った白川側の草地に3台ほど停められます。 滝越集落の水交園のトイレ(車道の西側)はウォシュレットでとても綺麗です。 滝越集落の手前にある自然湖(駐車場有り)は車から降りて湖岸に佇んでみるだけの価値がある美景です。 登山届は長野県警へフォーマット形式で出しました。登下山月日と予定の山名だけを書きますのでコンパスのような面倒臭さがないです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■林道の駐車場〜小秀山(1981,9m) 登山口(標高約1300m)から小秀山まで、山と高原地図(上り1時間30分)では赤破線ですが、難路ではありません。 実線でないのは乙女渓谷側ほどメジャーではない為かと思います。 白川林道は、白巣峠まではそこから丁度1辧∩汗アスファルト舗装路です。 ■小秀山〜三浦山(1953,4m) 全区間猛烈な笹薮で、道形(地面の凹地)に沿って一部に赤テープがありますが、赤テープなどの目印を追って進むのは困難です。 笹は人の背丈ほどありますが、ネマガリタケほど太くはなく、豪雪地のように倒れている訳でもありません。 ザックや衣類はゴミだらけとなり、枯れた笹で目を衝かないよう目の保護対策が必要です。 植生の密度が濃く、斜面の上りでは根元から両手でかき分けて進むことになります。 地形図の1950mコンターラインから三浦山までは稜線の南側に比較的明瞭な踏み跡がありますが、結構長く時間が掛かりです。 1950m付近の頂稜部は笹とシャクナゲ、矮小な針葉樹の混生で、地面は平らな所ばかりではなく、稜線の藪漕ぎは困難を極めます。 1940m付近まで上がったら尾根までは上がらず、稜線直下の歩きやすい所を東へ進むといいでしょう。 地形図でもう一つの1950m小ピーク付近から東は踏み跡を追って歩けました。 ■三浦山〜白川林道 エアリアなら赤破線に相当する笹刈りされた比較的明瞭な登山道で、三浦山から下る途中で一か所(約2〜300mほどの区間)全く刈られてなく、地面は笹をかき分けないと見えませんが道形は明瞭でした。斜面が緩やかでなかなか標高が下がりません。 危険個所としては、巨岩をトラバースする所が2~3か所で、生木に確実に掴まることです。 標高1370m付近は三差路で、足元にはワイヤの残骸があります。 下りの場合、左は笹が刈り払いされてなく、白川林道の枯木沢歩道の標識が立つ所に出ます。ヤマレコの多くの記録がこのルートを歩いているようで、沢の渡渉もありません。 三差路を右折すると急な斜面(危険性はない)を下り、沢を二ヶ所続けて渡渉し、三浦山登山口のラミネート看板の所か、小ヒゼ沢歩道の標識の所へ出ます。 ラミネート看板の所が小秀山登山口駐車場に最も近いです。 下りでこの看板の所へ出るには、二度の渡渉後、沢の右岸の平坦な道を下っていると右側に甚だしく荒れた廃林道となった所へ出ます。これを下ればラミネート看板の所へ出ます。 ワイヤの残骸がある三差路から、左折して進む枯木沢歩道以外は白川林道まで綺麗に刈り払いされていますが、大雨の後は渡渉に要注意です。 ★周回した感想から、登山口→小秀山=2時間半、小秀山→三浦山=2時間半、三浦山→登山口=2時間で、大きなタイムロスを生じない限り約7時間で周回できると思います。 |
その他周辺情報 | 滝越集落は、災害等で県道が遮断されれば陸の孤島となる奥地。 遠い昔、相模の国の三浦氏が源氏に敗れて逃げ、住み着いた平家の落人集落の一つで、全戸が三浦姓だそうです。 秋たけなわの一日、小秀山登山を早めに切り上げ、大都市とは真逆の、時が止まったような美しい大自然に囲まれて、自然湖などで心の洗濯をするのもいいと思います。 |
写真
感想
白川林道から小秀山へ登り、三浦山へ回って下山する周回登山は何とか実現しましたが、初歩的な凡ミスを繰り返し、散々な思いでした。
夜明けと同時に駐車場をスタートし、小秀山までは全く問題なく登頂しました。
避難小屋の横の入口からやぶへ入った途端、猛烈な激やぶで、左寄りの尾根に移ると綺麗に刈り払いされた登山道に出、これが乙女渓谷からの登山道だと気付いたのは第一高原の少し先でした。
他の登山者には会わず、もし会えばもっと早く気付いていたと思います。
歩くのが遅く、小秀山へ引き返す途中、単独行の男性二人に追い抜かれました。
避難小屋の横から三浦山へ向かってやぶに入った二度目、またしても左に寄り過ぎて登山道へ出、再び引き返して三度目のやぶ入りは10時半、一度目のやぶ入りから2時間10分のタイムロスでした。
鞍部から登り返して登頂した三浦山西尾根のコンターライン1950mピークでは、『ここが三浦山頂上、三角点があるはず』と思い込み、あちらこちら行ったり来たりして看板や三角点を探しましたが見当たらず、諦めて下ることにしました。
小秀山からの猛烈なささやぶを登り返して戻る気力はなく、さりとて未踏の三浦山南東尾根を無事に下れるかどうかの不安はありました。
1950mピークは笹と矮小な針葉樹、シャクナゲなどが混生した猛烈な灌木やぶで、南に一段下がった所に微かな踏み跡や目印があり、やがて前方に小高いピークが見え、上り詰めてみると、なんとそれが三浦山でした。
1950mピークからとても長く感じ、ここでは小秀山頂上に人がいたとしても話し声は聞こえないようでした。
三浦山からの下りは登山道が一変し、山と高原地図なら赤破線に相当するほど整備されていました。途中、200m位の区間が全く刈り払われていませんでしたが、登山道は明瞭でした。
明るい内に下山できるだろうかという切羽詰まった状況下、水不足の誤算にも苦しみましたが、転倒によるケガは絶対しないよう細心の注意を払いながら、なかなか標高の下がらない緩やかな尾根を、心中穏やかならざるストイックに満ち溢れ、無心で下り続けていました。
計画段階では6〜8時間で周回できるだろうと思い、終盤で沢を渡る所もあるので水はアミノバイタルの粉末を溶かしたミネラルウォーター1本と600㎖の麦茶1本、計1100㎖しか持って出ていませんでした。
二度の道間違いと三浦山頂上の勘違いで約3時間のロスとなり、これがなければ約7時間半ほどで周回できたことになります。
三浦山の山地図はありませんので、"みんなの足跡”をプリントアウトした地形図とガーミンetrex 30Jを携行していましたが、全く活かされませんでした。
コメント
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takayama2さん、こんばんは。
こちら(と言っても岐阜ですが)に来られてたんですね😊
大変お疲れ様でした。
凄い!の一言です。
小秀山は、大好きな山ですが、2回とも乙女渓谷からだったので、次回の参考にさせて頂きます😌
とは言っても、藪漕ぎには慣れていないので、それを避けるとこのコースは無理なのかもしれませんが…。
結局、避難小屋からの藪の道のルーファイが、熟達者でも難しいということでしょうか?🤔
michele_alexさん、こんばんは
避難小屋の横から北に下るべきでしたが、私はやぶを少し下ってから左へ進み、南西の尾根方向へ進んだため、乙女渓谷からの登山道に出ました。
やぶが深く、尾根は不明瞭ですが、北へ下るルーファイは難しくはありません。
三浦山の頂上に立つだけが目的であれば、やぶ漕ぎのない三浦山登山口からピストンすればいいですが、三浦山は小秀山の小ヒゼ岩ほど好展望ではありません。
周回はあくまで目標ですので、ピストンとは違った達成感があります。
コメントありがとうございました。
なるほど。
ありがとうございます😊
地図とにらめっこして、よく検討します🙋♂️
おはようございます。
早い時間に小秀山に登り、時間に余裕を持って行動されるようお勧めします。
私が車で帰る時、少し下の草地に岐阜ナンバーの車がありました。
周回した人がどうかは分かりませんが、暗くなると飛び石伝いの渡渉に失敗する恐れがあるうえ、渡渉しないで済むルートは背丈を超える笹薮で足元が見えにくいです。
地形図を見ていただければ分かりますが、尾根筋は北西と乙女渓谷へ下る南西に延びています。
北西に延びる尾根を左上に見上げる感じで、真北へ(真っ直ぐ下へ)下れば、三浦山の奥に御嶽山が見えます。
鞍部へは右寄りに下ると、そこから先の登り返しが楽です。
登り返しでは笹が細いので根元からかき分けた方が進みやすいです。
地面にくぼみがある所は笹の密度が薄く、たまに目印も付けられています。
登り返してどんどん上がると1950mの平坦なピークですが、頂上まで上がらず右へ進みます。この辺りから微かな踏み跡や目印が出てきます。
後はそのまま東へ進み、小さなピークが三浦山です。
風のない冷え込んだ朝は笹に霜が降り、それが溶けてびしょ濡れになるかも知れません。
ワークマンでは4〜500円くらいでヤッケの上下が販売されています。
撥水スプレーを吹き付けて使用されるといいかも。
もし行かれるなら上記のことを参考になさってください。
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