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Yamareco

記録ID: 264296
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

初秋の白根三山縦走(テント泊)

1985年09月14日(土) ~ 1985年09月16日(月)
 - 拍手
GPS
46:40
距離
22.7km
登り
2,373m
下り
3,033m

コースタイム

9/14;  10:10広河原−14:10八本歯のコル−15:20-40北岳山頂ー16:20北岳山荘(テント泊)
9/15;  5:10北岳山荘前発−6:00中白根ー6:40-7:00間の岳−9:10農鳥岳−10:40大門沢下降点−12:40大門沢小屋(テント泊)
9/16; 5:40大門沢小屋前発−8:20林道出合−8:50奈良田(バス停)
天候 9/14 晴れのち霧
9/15 曇りのち霧、雨
9/16 曇り時々雨
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き);四国(新居浜)−(JR)−今治ー(高速艇)−三原−(JR)−大阪ー(JR夜行急行)−塩尻ー(JR)−甲府ー(バス)−広河原
(帰り);奈良田ー(バス)−身延ー(JR)−富士駅ー(JR)−静岡ー(JR)−岡山ー(JR)−宇野ー(フェリー)−高松ー(JR)−新居浜
コース状況/
危険箇所等
ルートは特に問題なし。
(同じく)北岳バットレス。予想よりも大きな岩壁だった
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
(同じく)北岳バットレス。予想よりも大きな岩壁だった
9/14 大樺沢をひたすら登る
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
9/14 大樺沢をひたすら登る
中白根山頂付近より、そびえたつ北岳と甲斐駒ケ岳(左奥)、遠望は八ヶ岳(中央 奥)
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
中白根山頂付近より、そびえたつ北岳と甲斐駒ケ岳(左奥)、遠望は八ヶ岳(中央 奥)
北岳山頂に到着、あいにく雲が押し寄せてきて展望はない。岩の上にイワヒバリがちょこんと座って迎えてくれていた
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
北岳山頂に到着、あいにく雲が押し寄せてきて展望はない。岩の上にイワヒバリがちょこんと座って迎えてくれていた
大樺沢 上部二股付近から望む、北岳バットレス
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
大樺沢 上部二股付近から望む、北岳バットレス
北岳から見る稜線の縦走路
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
北岳から見る稜線の縦走路
しばらくすると仙丈が岳に陽があたり、精気を取り戻したような風景になった
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
しばらくすると仙丈が岳に陽があたり、精気を取り戻したような風景になった
(構図を変えて)北岳バットレス
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
(構図を変えて)北岳バットレス
同じく、大樺沢から望む、北岳バットレス
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
同じく、大樺沢から望む、北岳バットレス
農鳥小屋を越えてずんずん進む。振り返ると間の岳が大きい。
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
農鳥小屋を越えてずんずん進む。振り返ると間の岳が大きい。
大門沢は吊り橋が多かった
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
大門沢は吊り橋が多かった
9/15 北岳山荘のテント場を出発。朝の内は視界も良好で、北岳が大きく見えた。
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
9/15 北岳山荘のテント場を出発。朝の内は視界も良好で、北岳が大きく見えた。
中白根山頂から鳳凰三山方面を望む、上空は高曇りで、下からも雲が湧き上がっており、天気は下り坂のようだ
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
中白根山頂から鳳凰三山方面を望む、上空は高曇りで、下からも雲が湧き上がっており、天気は下り坂のようだ
八本歯のコル付近の岩稜帯
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
八本歯のコル付近の岩稜帯
八本歯のコルに到着。雲が湧いてきたが、雲の合間から、間の岳が見えた
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
八本歯のコルに到着。雲が湧いてきたが、雲の合間から、間の岳が見えた
大樺沢から、八本歯のコルが近くなってきた
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
大樺沢から、八本歯のコルが近くなってきた
中白根山頂から、はるかに望む、南アルプス中央部の山なみ
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
中白根山頂から、はるかに望む、南アルプス中央部の山なみ
9/16 大蝙蝠沢出合
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
9/16 大蝙蝠沢出合
中白根山頂からみる、仙丈が岳、暗く沈んでいる
2012年12月09日 11:55撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
12/9 11:55
中白根山頂からみる、仙丈が岳、暗く沈んでいる

感想

【山行No 83】

※ この年は、5月のGWにも南アルプスに登っているが、連休を利用し、
  まだ未踏の白根三山へと、テント泊で縦走を計画した。

9月13日(金)
 ・いつものように会社を定時で帰宅してばたばたとJRの駅へと向かう。
  いつものルート、今治から高速艇で広島県の三原へ、そこから新幹線で大阪に出る。
  大阪からは、東京への夜行急行「銀河」で東海道線を身延へ行く計画だったが、
  下調べ不足、「銀河」はすべて寝台席で自由席がないことが判明。しかも寝台はすべて満席とのこと。
  しかたがないので、計画を逆回りに変更し、中央線で塩尻経由で甲府にでることにした。
 ・今日は連休前日ということで「ちくま」号も乗客が多い。
  自分はなんとか席を確保できたが、通路に寝る人もいるような状態だった。

9月14日(土)
4:21-5:48 塩尻
 塩尻で「ちくま」を下車し、中央東線の始発まで、塩尻駅で仮眠をとる。
 今日は山登りの人以外に、テニスの格好をした人まで、塩尻駅にはいた。清里にでもいくのだろうか?

7:17:7:30 甲府
 ・当初予定していた9:00発のバスはなくなっており、ガッカリ。
  しかたがないので、駅前にたむろしていた同じ登山姿の人たちに声をかけ、
  タクシーの相乗りで広河原へ行くことにした。
 ・しかし、当初は広河原までタクシーで行けそうなことを行っていたのに、
  タクシーの運転手が「新車だから山道は行きたくない」とごねて、結局途中で下された。
  そのあとは30分ほどまたされたのち、マイクロバスで広河原まで。

9:50-10:10 広河原
 ・なんだか登山口まで到着するのにずいぶんと苦労させられたが、
  とりあえず、なんとか登山口に到着できた。さて、と。装備を整えて出発する。
 ・大樺沢の登山道をずんずんと登ってゆく。今日は秋晴れの上天気で、
  少し暑いくらいだ。上はTシャツ一枚になって登ってゆく。
12:00-20 二股
 ・そろそろ山稜部には雲がかかってきたが、足取りはわりと快調なので、予定通り八本歯のコルを目指して直登を続ける。
  大樺沢は雪渓が有名な場所だが、さすがに9月中旬ともなると雪はほとんどなく、
  水の流れも、あったりなかったりの状態。
 ・支尾根に取りつく当たりから、大樺沢の谷を隔てて、北岳バットレスの岩壁が
おおきく見える。
  名前はよく知っていたが、さすがに日本を代表するというだけある大岩壁だ。

14:10-30 八本歯のコル
 ・ちょっとバテ気味ではあるが、コースタイム5時間のところを、4時間で登り切った。
  だが、北岳の山頂まで、ここから見るとまだだいぶありそう。
 ・北岳山荘への分岐でザックをデポし、空身で山頂へと向かう。

15:20-40 北岳山頂(標高=3193m)
 ・ようやく日本第二位のピークに到着。しかし、なぜか、思ったほどの感激はなかった。
  周辺はだいぶ雲が増えてきて視界は限られているが、仙丈が岳あたりは望めた。

16:20 北岳山荘前(テント場)着
 ・テント場は思ったよりは狭い場所だった。とりあえず場所を確保してテントを張る。
  料金は(この当時)300円、水も有料で、200円/2Lだった。
  さすがに夜行電車できた疲れもあり、カップ麺での夕食を終えると、すぐに眠りについた。

9月16日(日)
 ・起床4時。夜半から西風が吹きだし、テントのポールの調子が悪いため、
  テントが風にあおられ傾き気味で、夜中から目が覚めて、十分寝れなかった。

5:10 北岳山荘前(テント場)発 (気温=プラス3℃)
 ・前夜には夜空に星も少し見えていたが、今朝はすっかり曇天となっている。
  振り返ると北岳は早くも雲に隠れ始めており、下り坂は明らか。
  とりあえず雨が本降りになるまえに縦走を完了して、次のテント場まで行きたいものだ。

6:00 中白根山頂
 ・小さなピークだが、小休止する。
  ちょっと天気が持ち直したようで、ここからは仙丈が岳、甲斐駒のほか、
  中央アルプス、遠く北アルプス、富士山まで望めた。
6:40-7:00 間の岳(気温=プラス2℃)
 ・白根三山の2個めのピークに到着。
  西風が強くなってきて少し寒い山頂だ。
  ここでラジオで天気予報を確認すると、今日、明日とも、曇り時々雨、という予報になっており少しがっかりした。
7:40-50 農鳥小屋
 ・ほとんど休みを取らず、先を急ぐ。
8:40 西農鳥岳

9:10-20 農鳥岳
 ・白根三山の3個目に登頂したが、霧が上がってきて展望はなく、感動は薄い。
9:40-50 大門沢下降点
 ・小雨もパラパラ降り始めたので、ここからすぐ下山にかかっても良かったが、
  ちょうど、広河内岳へと向かう登山者が見えたので、ついでだと思い、
  荷物をデポして空身で広河内岳へとむかってみた。

10:10-20 広河内岳
 ・ガスの中で、岩塊がガラガラとあるだけの山頂だ。
  人影もない風の吹きすさぶ荒涼とした風景だったが、妙に印象に残る山頂だった。
10:40 大門沢下降点(気温=+7℃、標高=約2800m)
 ・ここからは、大門沢沿いの急な下りが続く。
  膝の疲労感が強く、道も、岩がゴロゴロとして歩きにくい道で、なかなか大変。
  小雨がぱらつき、木々から雨のしずくが落ちてくるので、蒸し暑いが雨具を脱ぐこともできない。
12:00 沢と合流(標高=約2070m)
 ・ここからは道は少し良くなったが、まだまだ先は遠いようだ。高度計とにらめっこしながら下降してゆく。

12:40 大門沢小屋前(テント場) (標高=約1700m)
 ・ようやく今日の宿泊地点に到着。小雨模様ではあったが、本降りにならずに済んで、なんとかなった。
  テント場はあまり広くはないが、まだ1張りしかない。
  木陰に自分のテントを張ったが、木からの雨のしずくが多くて、ちょっと失敗だったカモ。
 ・今日は早起きして少々疲れたので、午後はテント内で昼寝をして過ごした。

9月16日(月)
 ・夜中は外は星も少し出ていたが、朝になると再びどんよりした空模様。
5:40 大門沢小屋前(テント場)発
 ・河原沿いの道を下ってゆく。岩がゴロゴロしてちょっと歩きにくい道だ。
  途中からは、南アルプス名物の、吊り橋を3回ほどわたった。
8:20 林道出合
 ・ここからは林道となり、天気は小雨模様でイマイチながら、楽に歩ける。

8:45-9:45 奈良田バス停
 ・3時間かけて今日の行程は終了。天気はイマイチの山行ではあったが、
  目標の白根三山は縦走できたので、とりあえずビールで祝杯を上げる。

 ・ここからはバスに乗って、JR身延駅へ出た。
  そのあとも帰路は長く、まずは身延線で静岡側の富士駅に出、そこから東海道線で静岡へ、
  静岡から新幹線に乗り、岡山まで行ったところですでに18時過ぎ。
  そこから宇野に出て宇高連絡船で高松まで渡り、四国内を再びJRに乗って、
  自宅に着いたのは夜も22時を過ぎていた。 

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