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Yamareco

記録ID: 265059
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原

雪もたっぷり、竜ヶ岳(金山尾根〜遠足尾根)

2013年01月30日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
9.5km
登り
891m
下り
881m

コースタイム

駐車場(7:00)〜金山尾根に取付く(7:45/7:50)〜第一ピーク(8:20/8:30)〜尾根が広がる(8:55)〜金山尾根の肩に出る
(9:35/9:45)〜裏道に合流(10:15)〜竜ヶ岳(10:45/10:55)〜クラ(11:15)〜遠足尾根途中(アセビの尾根)
(12:00/12:20)〜大日向分岐(12:45)〜大日向(12:55/13:20)〜尾根突端(宇賀渓への下降点)(13:50/13:55)
〜北河内橋(14:15)〜駐車場

天候 晴れ午後曇り(但し山頂部は雲の中)
治田峠分岐〜竜ヶ岳山頂部はホワイトアウトかつ、
約20m/sの強風
概して気温は高め(0℃〜3℃)
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
宇賀渓駐車場までは除雪されており、ノーマルタイヤでも安全でした。
コース状況/
危険箇所等
金山尾根には幸いトレースが有り、ラッセルを覚悟していましたが助かりました。
新雪と違い適度に締まった雪で、トレースが消えた金山尾根上部からワカンを着けました。

遠足尾根は笹の尾根より下部では、水分が多くなり重い雪でした。

今日のコースでは深い所で80cm〜1mの積雪かな?
除雪された宇賀渓駐車場(6時から除雪作業が開始されるらしい)
2013年01月30日 07:11撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 7:11
除雪された宇賀渓駐車場(6時から除雪作業が開始されるらしい)
ホタガ谷に懸かる滝
2013年01月30日 07:36撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 7:36
ホタガ谷に懸かる滝
魚止滝へ立ち寄る
2013年01月30日 07:44撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 7:44
魚止滝へ立ち寄る
金山尾根への取付き点(岩には×印が)
2013年01月30日 07:55撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 7:55
金山尾根への取付き点(岩には×印が)
鹿の足跡?
2013年01月30日 08:03撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 8:03
鹿の足跡?
金山尾根第一ピークから竜ヶ岳を望む
2013年01月30日 08:33撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 8:33
金山尾根第一ピークから竜ヶ岳を望む
蛇谷の分岐を過ぎ、やがて尾根が大きく広がる
2013年01月30日 09:01撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 9:01
蛇谷の分岐を過ぎ、やがて尾根が大きく広がる
岩の尾根もすっかり雪の下だ
2013年01月30日 09:30撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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1/30 9:30
岩の尾根もすっかり雪の下だ
青空を目指して尾根上部を行く
2013年01月30日 09:39撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 9:39
青空を目指して尾根上部を行く
尾根上部から遠足尾根を望む
2013年01月30日 10:01撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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尾根上部から遠足尾根を望む
トレースも雪の下に消えてしまった
2013年01月30日 10:04撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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1/30 10:04
トレースも雪の下に消えてしまった
振り返る
2013年01月30日 10:10撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 10:10
振り返る
尾根最上部で霧氷に出逢う
2013年01月30日 10:17撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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1/30 10:17
尾根最上部で霧氷に出逢う
尾根最高点の深い笹もすっかり雪に覆われた
2013年01月30日 10:23撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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1/30 10:23
尾根最高点の深い笹もすっかり雪に覆われた
冬季以外はこんな感じ
2012年03月24日 21:39撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/24 21:39
冬季以外はこんな感じ
遠足尾根を見下ろす
2013年01月30日 10:24撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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1/30 10:24
遠足尾根を見下ろす
治田峠分岐
2013年01月30日 10:35撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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治田峠分岐
ホワイトアウトの竜ヶ岳へ向かう
2013年01月30日 10:46撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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ホワイトアウトの竜ヶ岳へ向かう
寒々とした竜ヶ岳山頂。
強風で早々に下山する
2013年01月30日 11:00撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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寒々とした竜ヶ岳山頂。
強風で早々に下山する
遠足尾根を登る
2013年01月30日 11:38撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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1/30 11:38
遠足尾根を登る
自然の造形美:風紋1
2013年01月30日 11:40撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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自然の造形美:風紋1
広大な遠足尾根頂上部
2013年01月30日 11:49撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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広大な遠足尾根頂上部
尾根を辿る登山者一人
2013年01月30日 11:50撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 11:50
尾根を辿る登山者一人
雪も締まってワカンで快適なスノーハイク
2013年01月30日 11:57撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 11:57
雪も締まってワカンで快適なスノーハイク
振り返る
2013年01月30日 11:58撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 11:58
振り返る
新町への分岐尾根は枝のペットボトルが目印
2013年01月30日 12:45撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 12:45
新町への分岐尾根は枝のペットボトルが目印
指標が溢れる大日向分岐
2013年01月30日 13:00撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 13:00
指標が溢れる大日向分岐
大日向へのトレースは見えない
2013年01月30日 13:03撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 13:03
大日向へのトレースは見えない
大日向で小休止
2013年01月30日 13:09撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 13:09
大日向で小休止
大日向下りから遠足尾根上部がわずかに覗く
2013年01月30日 13:56撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 13:56
大日向下りから遠足尾根上部がわずかに覗く
遠足尾根末端を下って北河内橋畔に出る
2013年01月30日 14:28撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1/30 14:28
遠足尾根末端を下って北河内橋畔に出る
最後まで雲がまつわり付き、竜ヶ岳山頂は姿を見せず(駐車場から眺める)
2013年01月30日 15:09撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
1/30 15:09
最後まで雲がまつわり付き、竜ヶ岳山頂は姿を見せず(駐車場から眺める)

感想

平日に休暇が取れた。 天気も良さそうなので予てから計画していた雪の金山尾根〜遠足尾根周回を実行に移そう。

R412(八風街道)から宇賀渓に入る道路はしっかり除雪されており、安心して走ることができた。

平日でガラーンとした駐車場で身体をほぐして林道へ入る。
閉鎖された裏道を見送り白滝吊橋を渡って本流左岸へ移ると20cm程の積雪が。

魚止滝を見物して山沿いルートを進む。足元にはトレースが残っているがどこまで続くのだろう?
岩場を越えて長尾滝、金山尾根の分岐に出る。汗を感じたので薄着に着替えて尾根に取付く。
この時点で2℃と気温も高いようだ。

幸い尾根にはトレースが残り、ラッセルを覚悟してきたが有難く跡を辿ろう。
新雪とは違い、適度に締まってツボ足でも充分歩きやすい。

高度を上げて傾斜が収まると第一ピークに出る。
平坦地が有るのでいつものように小休止を兼ねて、北西方面を望むと今日も竜ヶ岳のピークが望める。
この青空が続けばいいが?

[先ほどから常にトレースと共に残る動物の足跡は鹿の物だろうか?
時々逸れる足跡は凹面より、谷沿いをへつり、再び尾根筋で合流している。
これは鹿?の習性なのだろうか?]

ロープで遮断された蛇谷分岐を過ぎ、明確な尾根筋で二度ほど登降して更に高度を上げると一旦尾根が広がり曖昧になるが、
最近はテープが増えて分かり易くなった。
北北西の尾根筋に乗ると、いよいよ傾斜がきつくなる。

一旦急登が尽きて岩が集中する尾根に出ると、尾根最大の急登地帯になる。
すっかり岩が雪に覆われて岩尾根とは気づかない程だ。しかしたっぷり積もった雪のおかげで逆に登りやすい。
一歩一歩深雪を踏みしめて尾根の肩に出ると、対峙する広大な遠足尾根の展望が広がる。

高度も900mを越した辺りになると強い風がトレースを消し去り、一層雪も深くなってきたので、ここでワカンを付けて
尾根の上部へ向かう。
以前と比べるとテープも増えたのでルートに迷う事はない。

締まった雪でワカンの効果を実感しながら最後のピークを上がると、深い笹も完全に雪の下に隠れ大雪原のようだ。
方向の目印にしている藤原岳も雲に隠れている。裏道の合流点に出ると期待したトレースは無かった。
遠足尾根の延長線上で左折しクラの樹林帯を抜けて、治田峠分岐に出ると竜ヶ岳は全く見えない。
ホワイトアウトの世界だ。

昨年の同時期にも同じ目にあったが、今日は地図も磁石も健在だ。
視界も悪く強風が吹き付ける厳しい条件だったが、小尾根を越え何とか竜ヶ岳の山頂に出る。
しかし長居のできる状態ではないので、山頂を踏んだだけで早々に下山するが、早くもトレースが消えかかっている。

クラの樹林でわずかな霧氷を眺めて遠足尾根へ向かう。
幸い数人が遠足尾根から登っているので、トレースを辿らさせてもらおう。

広大な遠足尾根頂上部のスノーハイクを楽しみながら辿る。
締まった雪をキックステップで快調に下り、新町へ延びる尾根を見送って大日向分岐のピークに出る。

遠足尾根を下る頃から天気は悪くなり、時々小雪が舞い出した。
軽く食事をするつもりだったが、大日向で風を避ける方が賢明だし、新道のぬかるんだ急斜面は苦手だ。
大日向経由で下ろう。

トレースの無い尾根を大日向に出て、倒木に腰を降ろして食事を摂る。
天気が悪くなり気温も下がってきたので、コーヒーで温まってから大日向を後にする。

水分を含んだ重い雪を蹴って遠足尾根突端へ下るが、足元にはずーっと動物の足跡が続き、まるでガイドようだ。
伐採帯のトラバースも足跡に先導され突端に出る。

小台地の突端からいよいよ宇賀渓への急降下が始まる。
地図と磁石で南西方向を確認して、植林の杉木立の急斜面を一気に下る。
雪も消えたぬかるみで靴をドロドロに汚して南西へひたすら下ると、かすかな踏み跡に出会う。
ドンピシャリ・北河内橋畔に下山終了。

観光案内所で水道を借り靴の汚れを落としてから帰路に付くが、とうとう竜ヶ岳の山頂は姿を見せなかった。

昨年から、雪の時期に歩こうと計画していたコースを、じっくりと歩けたし、ホワイトアウトでの行動も体験でき、
満足できる一日だった。

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コメント

onetotaniさん、こんばんは。
山頂がずっとガスだったのは
残念ですが、途中の晴れ間に
すばらしい風景をご覧に
なられたようで、うっとりしています。
竜ヶ岳の樹氷は、アセビとかシロヤシオの
くねくねした幹につくので
独特な味わいがありますよね。

ホワイトアウトの対応、さすがですね。
2013/1/31 20:27
komakiさん、今晩は。
昨年、ホワイトアウトで断念して引き返した時から、この時期を狙っていました。
「青空の下で白一色の尾根歩き」が希望でしたが、それはかないませんでした。クラの霧氷も期待していたんですが・・・。

それでも静かな遠足尾根のスノーハイクを楽しめたので、これ以上は贅沢でしょうか。

また、次回の楽しみにとっておきます。
2013/1/31 21:41
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ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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