雲取山から奥多摩駅へ、素晴らしき紅葉の石尾根トレイル

2020年10月25日(日) ~ 2020年10月26日(月)

• GPS: 17:11
• 距離: 34.8km
• 登り: 2,583m
• 下り: 2,796m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:36
• 休憩: 0:44
• 合計: 6:20

距離 12.9km 登り 1,630m 下り 356m

9:09 鴨沢バス停
9:32 9:33 丹波山村村営駐車場
9:36 9:37 小袖緑道あがり
10:48 10:51 茶煮場
11:12 堂所
11:55 12:01 七ッ石小屋下分岐
12:16 12:35 七ツ石小屋
12:39 12:40 七ッ石小屋上分岐
12:44 七ツ石山の水場
12:57 12:58 上段と下段の分岐
13:11 ブナ坂
13:54 奥多摩小屋
14:04 ヨモギノ頭
14:40 14:45 小雲取山
15:02 15:03 雲取山避難小屋
15:05 15:11 雲取山
15:29 雲取山荘

2日目

• 山行: 8:45
• 休憩: 1:56
• 合計: 10:41

距離 21.9km 登り 953m 下り 2,440m

5:23 雲取山荘
5:58 6:11 雲取山
6:15 6:23 雲取山避難小屋
6:38 6:39 小雲取山
7:04 ヨモギノ頭
7:36 ブナ坂
7:50 8:01 七ツ石山
8:11 8:14 七ッ石小屋上分岐
8:14 8:15 七ツ石山の水場
8:20 七ツ石小屋
8:26 8:31 七ツ石山の水場
8:31 8:32 七ッ石小屋上分岐
8:57 9:06 千本ツツジ
9:47 9:48 高丸山
10:16 日蔭名栗山
10:36 巳ノ戸ノ大クビレ
10:44 11:24 鷹ノ巣山避難小屋
12:00 水根山
12:22 12:23 石尾根城山
12:31 12:33 カラ沢ノ頭
12:48 将門馬場
13:23 13:30 六ツ石山
13:33 六ツ石山分岐
14:01 14:09 三ノ木戸林道分岐
14:29 十二天山
14:53 越路ノ杜
15:21 15:24 石尾根縦走路・六ツ石山登山口
15:28 15:30 農指山
16:03 奥多摩駅
16:04 ゴール地点

天候

二日間とも晴れ
気温は夜3℃くらいでしょうか、身震いするような寒さではありませんでした。
日中は稜線上部でも10℃近くまであがり快適でした。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

川崎5:40〔南武線〕→6:35立川6:45〔青梅線〕→7:19青梅7:40〔青梅線〕→8:13奥多摩
奥多摩駅バス2番のりば8:35　→　9:09鴨沢バス停
※増発で8:20に便が出ました

コース状況／危険箇所等

●登山ポストは鴨沢登山口にあります
●日原林道、唐松谷林道、富田林道、後山林道、稲村岩尾根など通行止め箇所が多数あるため、事前の情報収集が必須です...
　◆奥多摩V.C.登山道/道路状況
　　https://www.ces-net.jp/okutamavc/info/52
●今回のコースは危険箇所（クサリ・ロープ・崩落個所など）ありませんが、もう少し気温が下がると山頂から山荘方面（北側）は路面が凍結しそうです。

その他周辺情報

◆雲取山荘　テント泊は予約不要、ひとり500円
http://kumotorisansou.com/kumo_hp_3.htm
◆七ツ石小屋　テント泊には予約が要るようです、カップ麺１ケ300円
http://www.tabayama.jp/nanatsuishi/

●一日目夕食:
パスタ適当
クラムチャウダー(冷凍タネ、あさり、牛乳400ml)
肉(ソーセージ、ハンバーグなど)
●二日目朝食:
パスタ適当、パン、コーヒーなど
あと行動食

写真

10/25 9:03

おはようございます。
紅葉の石尾根を歩く山旅！
初日は鴨沢登山口から雲取山荘を目指します。

10/25 9:06

今年は各地でクマが多数出没してます。
人の往来が多い登山道でも油断はできませんね。
クマ鈴はOK?

10/25 9:57

序盤は長いトラバース道で高度を上げていきます。
日曜日なので、泊まりで上から降りてくる方も多かったですね。

10/25 10:41

堂所手前の水場にて。

10/25 11:17

高度1000 メートルを超えてくると、徐々に紅葉が目を楽しませてくれます。

10/25 11:27

麓から2時間ほどで堂所を越え、七ツ石小屋へ向かいます。

10/25 12:05

正午を回ったところで七ツ石小屋に着きました。
少し休憩させてもらいましょう。

10/25 12:18

トイレの周りは良い色づき。

10/25 12:21

富士山が見えるテント場。
今度の週末（10/31）は20名満場だそうです！

10/25 12:47

この尾根はどこも本当に日当たりが良いので、有難いです。

10/25 13:00

カエデ、ブナ、ナラなどこれから黄葉が始まるってのがいいですね。

10/25 13:03

発色の良い黄葉。

10/25 13:11

ブナダワに着きました。
ここはいつ来ても雰囲気が良い場所です。

10/25 13:12

さて、この先で石尾根縦走路に合流します。

10/25 13:16

前回息子とこの道を歩いたのはもう4年前。
お互いに歳を重ねました(笑)

10/25 13:22

ワタワタのさきに、かのツリー。

10/25 13:23

くねくね

10/25 13:26

陽当たりの良い尾根道。
やはり紅葉が点在していますね。

10/25 13:39

橙のカエデも素敵です。

10/25 13:40

足元にはリンドウ。

10/25 13:43

五十人デーロのヘリポート。

10/25 13:46

落葉松と紅葉のコラボレーションです。

10/25 13:47

残念ながら昨年閉鎖となってしまった奥多摩小屋。
積んであるのは取り壊した資材でしょうか？

10/25 13:57

この辺りからまた高度を上げていくので、少しずつ見える景色が広がっていくんですよね。

10/25 14:00

七ツ石山までの稜線は渋い感じに色づいております。

10/25 14:15

息子も最近は、遠くを見て「あれは何の山かな？」と関心を持つことがでてきたようで(^-^)

10/25 14:32

折り重なる山々の遥か彼方に富士山を望めるのも、この石尾根の魅力のひとつだと思うのです。

10/25 14:44

日が少しずつ傾き始めると、差し込む光で尾根道が輝きはじめます。

10/25 14:52

山頂までラストスパート！
私にとっては色々と感慨深い道です。

10/25 14:58

避難小屋が見えてきました。

10/25 15:01

雲取山、ひとつめは山梨百名山標注！

10/25 15:01

振り替えれば、素晴らしい展望。
この日は本当に雲の少ない秋晴れの一日でした。

10/25 15:04

さて、もうちょっとだけ行きますよ。

10/25 15:05

ふたつめは日本百名山標注！
以前この近くに立っていた埼玉県の山頂標注はなくなってしまいました。

10/25 15:05

そしてみっつめは見事な御影石…通称「墓石」です(^-^;
東京都と埼玉県の名前が彫られていたので、費用分担したんでしょうか？などと要らぬ詮索。

10/25 15:27

山頂タイムを終え、北側の樹林帯を下ると…見えてきました！

10/25 15:27

本日の幕営場、雲取山荘に着きました。
4年前よりも1時間くらいはタイム短縮出来ていたので、息子も(私も)よく頑張りました！

10/25 15:54

日曜日の夕方でしたが、やはり紅葉の時期とあってかテントがいっぱい！
なんとか適所を見つけ、無事に設営完了。

10/25 16:38

炭酸飲料を小屋でゲットし、やっと腰を下ろせました。

10/25 16:39

17時前には日没なので、すぐ夕飯準備にとりかかります。

10/25 16:57

先日の白駒池で好評だったクラムチャウダー。疲れきった息子を恍惚とさせる、極上の香り(笑)

10/25 17:20

メインはトマト&ソーセージのパスタ。明日に備えカロリー溜め込んでおいてください(^-^)

10/25 18:57

20時には就寝zzz
一日目、終わります。

10/26 5:18

【第二日目】
おはよう。
私は3時過ぎには目が覚めました。
息子も4時過ぎには起きられたので、予定を変更して山頂で日の出を見ることにします。

10/26 5:20

何とか6時前には山頂へ！
雲がある分、朝焼けがすごそうです。

10/26 5:53

何とか日の出時刻には山頂へ。

10/26 5:53

雲はありますが、良い夜明けを迎えられそうです。

10/26 5:55

富士山は8号目辺りから上が冠雪してるかな？

10/26 5:55

5時55分、穏やかに御来光の時を迎えました。

10/26 5:55

今日は石尾根Go・Go・Go！

10/26 5:56

赤富士とはいきませんでしたが、やっぱり山の上で迎える夜明けはいいものです。

10/26 5:58

朝淹れたてのコーヒーと紅茶をお供に、しばらく山頂タイムを過ごしました。

10/26 6:10

息子はこの山頂に来たのは4回目かな。もうしっかり記憶には刻まれたでしょう。

10/26 6:11

山頂で霜を確認。
山の上はこれからどんどん寒くなりますね。

10/26 6:20

それでは今回のメイン、石尾根ロングトレイル歩き始めます！

10/26 6:24

運動会の翌日に重装備で登らせてしまいましたが、結構元気みたい(笑)

10/26 6:25

予報では晴れ。
待望の尾根道では青空を期待しますね。

10/26 6:26

落葉松の黄葉が多め。

10/26 6:29

目の前には飛竜山。

10/26 6:39

小雲取山の斜面を下ります。

10/26 6:40

陽光が射し込み、山肌の紅葉が鮮やかに浮かび上がります。

10/26 6:41

落葉松の黄葉は終わりかけですが…

10/26 6:42

見事な秋の風景です。

10/26 6:45

これから歩く道の長さを思うと、ゾクゾク…いえワクワクします(^-^;

10/26 7:13

ブナダワへ下り、そのまま縦走路を辿るため、七ツ石山へ。

10/26 7:48

七ツ石山(1757m)
息子は初めての山頂でした。

10/26 8:00

青空が出てきました！
雲取山頂を振り返って。

10/26 8:02

七ツ石神社。
綺麗に建て替えられておりました。

10/26 8:06

二日目の行動食が足らないので、分岐でザックをデポし、七ツ石小屋へ食糧調達に！

10/26 8:20

急斜面を下り、小屋でカップ麺を調達〜

10/26 8:40

縦走路へ復帰。
再び石尾根を下ります。

10/26 8:51

石尾根は南側に展望が開いているので、富士山を見ながら歩けるのが良いですね〜

10/26 8:52

燃えてるの〜

10/26 9:04

稜線は巻き道も多くあるので、気づいたら谷側のルートを歩いていました。
千本ツツジの分岐で一度稜線復帰するため登ります。

10/26 9:08

目の前にはこれから向かう高丸山と日陰名栗山の稜線。

10/26 9:15

素晴らしい黄葉の並木みち！

10/26 9:16

眩しいですね〜

10/26 9:21

千本ツツジから高丸山の巻き道は通行止めとなっているので、ピークへ登っていくことになります。

10/26 9:22

なかなか大変な登りですが、ゆっくり着実に登ります。

10/26 9:27

南側は相変わらず好展望。

10/26 9:32

振り返り、歩いてきた稜線の道を確認。

10/26 9:35

着いた！と思ったらニセピーク(笑)
あるある…

10/26 9:46

高丸山(1733m)に到着！

10/26 9:48

ここからは一気に下り始めます。
傾斜35度はありそう。

10/26 9:53

下りきるとまたなだらかに戻りました。行く先もずっと色づいているのが分かりやす。

10/26 9:58

秋の風物詩といえば…
ススキの存在を忘れていました！

10/26 9:58

ススキと富士。
いいねぇ。

10/26 10:20

彼方には、奥多摩でも特徴的な大岳山。

10/26 10:22

息子は時折疲れた表情を見せながらも、ペースを崩さずに私を先導してくれます。

10/26 10:30

金色の綿毛。

10/26 10:35

緩やかな尾根に戻り、そろそろお腹も減ってきましたね。

10/26 10:38

鷹ノ巣避難小屋に着きました！
時節柄「小屋の利用はお控えください」と貼り紙がありました。

10/26 10:49

いただきま〜す♪
バーナーシートが木のテーブル幅にジャスト！

10/26 11:26

腹ごしらえを済ませ、石尾根下りを再開。腹が膨れたので山頂は目指さず、巻き道でマイペースに歩くことを選択(^-^)

10/26 11:33

開けた尾根道は相変わらず明るく、時折待ち構える大木に励ましをもらうこともしばしば。

10/26 11:33

巻き道とはいえ、見上げれば素晴らしい紅葉を見ることができました。

10/26 11:40

長大な石尾根も、こんな素敵な景色が広がり続けば、飽きずに歩けるというものです。

10/26 11:42

鷹ノ巣山の巻き道、ほんとにキレイな紅葉を続いていました。

10/26 11:42

最高の縦走路です。

10/26 11:43

マユミ

10/26 11:47

カエデ

10/26 11:47

リンドウ

10/26 11:57

所々に小ピークはありますが、なだらかなのでスピードは落ちることなく進んでいけます。

10/26 12:12

陽当たり良好♪

10/26 12:13

燃えるような赤ではありませんが、開放的な尾根道に続く紅葉に、なかなかカメラを構える手が休まりません！

10/26 12:13

ああ…素晴らしき石尾根の紅葉！

10/26 12:17

カエデやブナの黄葉も本当に素晴らしかった。

10/26 12:23

石尾根城山(1523m)

10/26 12:35

いつものことですが、ちょっと細い尾根もまた楽し♪

10/26 12:39

色づきはじめの黄葉って、陽に当たるとこんなに眩しかったんですね。

10/26 13:05

ヤマレコの「みんなの足跡」を辿り、六石山への直登ルートを行くことに。

10/26 13:11

途中で開けた箇所もあり、目指す山頂は見失いません。

10/26 13:13

最後はちょっとばかり急峻な登り。

10/26 13:21

石が点在する山頂に、無事辿りつきます。

10/26 13:25

六石山(1478m)
広くて休憩にピッタリな山頂です。

10/26 13:28

疲労困憊で三角点ゲット！

10/26 13:34

小休止のち六石山を降り、縦走路を再び下ります。
意外と正規の登り返しでもラクだったかな？

10/26 13:59

リンドウ

10/26 14:12

徐々に奥多摩らしい杉の森に変わってきました。

10/26 14:28

このえぐられたような道は湿った土がいやらしく滑り、厄介でした。

10/26 14:49

残り5キロを切ったでしょうか？
足も疲れてきて、私も息子も流石にペースが落ちてきました(^-^;

10/26 14:57

最後まで森の雰囲気がよく、今回は改めて奥多摩の森の素晴らしさを実感できたと思います。

10/26 15:12

標高500メートルあたりまで、一気に下ってきましたね〜

10/26 15:23

登山口に到着、お疲れ様！

10/26 15:42

羽黒神社にヨロヨロしながらたどり着きます。
駅まであと少し頑張りましょう…

10/26 15:48

後半は息子もペースを調整しながら、大幅に遅れることなく歩きました。

10/26 16:27

奥多摩駅でゴ〜ル！
秋の石尾根縦走、これも忘れがたき山行になりましたね(^-^)

撮影機器：

PENTAX WG-3 GPS PENTAX RICOH IMAGING

SC-02J samsung

感想

セキヒロ

山登りを始めた頃、雲取山という山は聞いたこともなかったし、ましてや東京都の最高峰だということは、登山と無縁の暮らしをしていたらきっと知ることはなかったと思うのです。
奥多摩の山を登り始めたあと、一番最奥部にその山があると知ったときは、心ときめいたものです。

当時、登山ガイドを色々と調べていると雲取山のクラシックコースという索引を見つけ、夢中になって読み漁ったことを思い出しました。
今では廃止となってしまった三峰ロープウェイで埼玉県の三峰神社から北尾根約10キロを登り、奥多摩駅まで続く石尾根のロングトレイルを下るという、それは初心者にとっては眩しすぎるコースでした。
以前、水根から鷹ノ巣山を経て、雲取から三峰へ歩いたことはありましたが、まだ石尾根のロングトレイルを通して歩いたことはなかったので、ずっと心にとまっていたコースでした。

長く心に留めておいたこのコースを歩こうと思い立ったのは、「そういえば秋の雲取山は歩いたことがなかった」というシンプルな動機からでした。ちょうど息子の学校が運動会の振替休日ということで、日月休みとなったのでこのトレイルに二人で挑戦しようということになりました。

主稜線上での宿泊(幕営)場所としては、2019年3月で閉鎖となってしまった奥多摩小屋を除くと、雲取山荘か七ツ石山荘となるわけですが、やはり「石尾根を歩く」ということから、雲取山荘からのロングトレイルを選択してしまいました(^-^;

二日間の天気は上々で、文句のない秋晴れのトレイルとなりました！標高を上げたり下げたりすることで、葉の色づき方の変化なども目にすることができ、長大なトレイルを退屈することなく歩くことが出来ました。
重たい荷物を背負いながら息子も安定した歩行ができるようになり、今回のパートナーとしてこれ以上頼もしい相棒はいなかったと思います(^-^)

〔おやこ山行243 by sekihiro〕

koh-TA

今回はとうちゃんと雲取山と七ツ石山など・・・

一日目は、雲取山荘まで歩きました。
「きめつの刃」の主人公・・・かま戸炭治ろうの生まれた場所です。（フィクション）
登りが急でかかとがいたかったです。紅葉がきれいでした。

二日目は、登ったり下ったりして大変でした。
二日目は、20km以上歩いたけれど富士山やけしきがきれいだったので、短く感じました。
時計をつけていたのでパワーアップしたみたいでした。

あと、一日目のばんめしは温まりました。
（日の出もきれいで山がカラフルでした）

2020年10月25日〜26日　日・月よう

ぶん：koh-TA
にゅうりょく：sekihiro