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Yamareco

記録ID: 268728
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積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

冬の大菩薩嶺(丸川荘泊)

2013年02月09日(土) ~ 2013年02月10日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
14.8km
登り
1,253m
下り
1,321m

コースタイム

foot1日目
12:30大菩薩嶺登山口バス停bus -- 12:40雲峰寺 -- 13:00丸川峠分岐 -- 15:00丸川荘(泊)
foot2日目
7:40丸川荘house -- 9:00大菩薩嶺 -- 9:10雷岩fuji -- 10:10大菩薩峠 -- 11:00福ちゃん荘noodle -- 12:00上日川峠 --
13:30登山口 -- 13:40大菩薩の湯spa
天候 2/9
2/10
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR中央本線 塩山駅より大菩薩峠登山口行バス27分(300円)
 bus時刻表(山梨交通)
  http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/timetable03.htm
コース状況/
危険箇所等
【丸川峠分岐→丸川峠】
・標高1500mあたりまでは積雪有⇔無が交互に。ほぼアイゼン無しで登れました。
・丸川峠付近は20センチ程度の積雪。
【丸川峠→雷岩】
・30センチ程度の積雪。一人幅の踏み跡はありました。
【雷岩→大菩薩峠】
・5〜20センチ程度の積雪または凍結。
【大菩薩峠→上日川峠】
・20センチ程度の積雪。
【上日川峠→丸川峠分岐】
・登山道は10センチ程度の積雪と雪無しが交互に。ぬかるみあり。舗装林道は凍結防止剤で乾いていました。
番屋茶屋。休業でした…
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番屋茶屋。休業でした…
雲峰寺山門。荘厳な雰囲気です。
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雲峰寺山門。荘厳な雰囲気です。
武田勝頼が戦勝祈願をした寺院で、境内の建物は室町時代の建築。
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武田勝頼が戦勝祈願をした寺院で、境内の建物は室町時代の建築。
丸川峠分岐の駐車場。丸川峠方面は駐車場の中を抜けて行きます。
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丸川峠分岐の駐車場。丸川峠方面は駐車場の中を抜けて行きます。
しばらく歩くと林道から登山道の分岐。
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しばらく歩くと林道から登山道の分岐。
日当たりが良い場所では地面が見えました。
日当たりが良い場所では地面が見えました。
かなり登ったところでアイゼンを装着したら、
かなり登ったところでアイゼンを装着したら、
すぐに丸川峠に着いてしまいました。
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すぐに丸川峠に着いてしまいました。
峠のお地蔵さま。
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峠のお地蔵さま。
木立に囲まれた丸川荘。
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木立に囲まれた丸川荘。
富士山はクッキリですが雲が多くて夕焼けにはならず。
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富士山はクッキリですが雲が多くて夕焼けにはならず。
小屋の中の薪ストーブ。暖かい。
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小屋の中の薪ストーブ。暖かい。
日没直前、一瞬山頂に光が差しました。
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日没直前、一瞬山頂に光が差しました。
夕食準備中。電気が無いので照明はランプです。
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夕食準備中。電気が無いので照明はランプです。
満天の星空。オリオン座が輝いています。
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満天の星空。オリオン座が輝いています。
翌朝、途切れた雲間から姿を現した富士山。
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翌朝、途切れた雲間から姿を現した富士山。
霧氷の樹林を歩きます。
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霧氷の樹林を歩きます。
青空に映えますね。
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青空に映えますね。
トレースはしっかりついているので歩きやすいです。
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トレースはしっかりついているので歩きやすいです。
大菩薩嶺山頂(三等三角点 標高2057m)
大菩薩嶺山頂(三等三角点 標高2057m)
雷岩からの絶景!
この角度からの富士山が一番端正に見えるかな。
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この角度からの富士山が一番端正に見えるかな。
山頂をアップで。吉田口登山道の擁壁が見えます。
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山頂をアップで。吉田口登山道の擁壁が見えます。
南アルプスと甲府盆地。
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南アルプスと甲府盆地。
小エビの尻尾。稜線は吹きっさらしで猛烈に寒いのですが、
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小エビの尻尾。稜線は吹きっさらしで猛烈に寒いのですが、
空は蒼く澄み切っていました。
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空は蒼く澄み切っていました。
超広角レンズで富士山と南アルプス全景。
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超広角レンズで富士山と南アルプス全景。
標高2000mの碑。塩山市も今は甲州市に。
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標高2000mの碑。塩山市も今は甲州市に。
どこから撮っても絵になる風景です。
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どこから撮っても絵になる風景です。
親不知ノ頭。
漂々とした賽ノ河原を登ります。
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漂々とした賽ノ河原を登ります。
振り返って賽ノ河原の避難小屋。人影はありません。
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振り返って賽ノ河原の避難小屋。人影はありません。
八ヶ岳が顔を出しました。
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八ヶ岳が顔を出しました。
介山荘が見えてきました。これを降りれば、
介山荘が見えてきました。これを降りれば、
大菩薩峠です。
峠からの南アルプス。
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峠からの南アルプス。
ペットボトルの水が半分凍っていました。
ペットボトルの水が半分凍っていました。
旧青梅街道を下り、
旧青梅街道を下り、
しばらく林道を歩きます。
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しばらく林道を歩きます。
富士見山荘。冬季は休業のようです。
富士見山荘。冬季は休業のようです。
福ちゃん荘で山菜蕎麦をいたただきました(600円)
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福ちゃん荘で山菜蕎麦をいたただきました(600円)
上日川峠(ロッヂ長兵衛)。アイゼンを外しました。
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上日川峠(ロッヂ長兵衛)。アイゼンを外しました。
登山道は左上から下りてきます。
登山道は左上から下りてきます。
本日の終点、大菩薩の湯に到着。
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本日の終点、大菩薩の湯に到着。

感想

雪が降らないうちに行こうと前々から計画だけは立てていた大菩薩嶺。短い秋はあっという間に過ぎ去り気がつけば春はすぐそこ。季節を選んでいたら登れなくなってしまいそうだったので、寒風吹く山を登ってきました。

まずは山小屋の手配から。富士見山荘は冬季休業。福ちゃん荘は2名以上じゃないと予約ができない。介山荘は他の季節に泊まりたい。…ということで今回は丸川荘に決まり。


登山口のバス停にある番屋茶屋で昼食をとるつもりで正午に到着するバスに乗ったのですが、いざ着いてみると店は閉まっていました。3連休の初日でガイドブックにも載っていたのに…。食事の案内の看板を見つけて近くの民宿へ行ってもやはり休業です。歩き始める前に非常食に手を付ける事態になってしまいました。

念のため2日目の昼食を取る予定の福ちゃん荘に電話すると、一人では食事も予約ができないというし食堂の営業をするかは分からないという。万が一に備えて非常食を半分残しておきました。日帰り登山だったら登るのやめて温泉に直行ですね。

余計な体力を使わないようにゆっくり登りました。日当たりが良い斜面は雪と地面が交互に現れてなかなかアイゼンを着けるタイミングがつかめません。ようやく雪が深くなってアイゼンを着けて歩きはじめたら、5分も歩かないうちに丸川峠に着いてしまいました。


丸川荘は木立に囲まれた小さな山小屋でした。コーヒーのメニューが目に入ったので注文したら、その場で豆から挽いてくれました。古いAMラジオから流れてくるジャズ音楽。ストーブから聞こえる、薪が割れる小さな音。柱時計が刻む時の音。なんだろうこの心地よさは?

ランプの灯りの下で夕食。食後に凍える空気の戸外へ出ると満点の星空が広がっていました。炭のコタツで暖まり、豆炭あんかを布団に入れたら朝までポカポカでした。


翌朝は曇り空でしたが、午前7時を過ぎると雲が晴れて一気に青空が広がりました。大菩薩嶺までは尾根の北側を進むため30センチ以上の積雪がありました。アイゼンがギュッと音を立てて気持ち良い雪です。雷岩で絶景を眺め、大菩薩峠まで人影も少なくどこか現実離れした光景が続いていました。

福ちゃん荘に着くとのれんが掛かって営業中でした。最悪下山するまで非常食でしのぐつもりだったので渡りに船ですが、店が開くか前日に問い合わせても分からないのでは行程に組み込めませんね。

上日川峠でアイゼンを外しましたが、丸川峠の駐車場まではそこそこの積雪です。大菩薩の湯まで歩いて2日ぶりの風呂に浸かりました。

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