快晴の甲武信岳2475と白泰山1793縦走(毛木平〜栃本)

2020年10月31日(土) ~ 2020年11月01日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 30.8km
• 登り: 2,158m
• 下り: 2,853m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:30
• 休憩: 2:35
• 合計: 9:05

5:45 毛木平
7:28 7:28 なめ滝
8:32 8:59 千曲川・信濃川水源地標
9:38 10:10 甲武信ヶ岳
10:22 10:27 甲武信小屋
10:37 10:42 荒川源流点
11:05 11:15 甲武信小屋
11:52 11:52 三宝山
12:22 12:50 尻岩
13:07 13:34 武信白岩山
14:08 14:29 大山
14:50 十文字小屋

2日目

• 山行: 5:46
• 休憩: 0:37
• 合計: 6:23

7:48 十文字小屋
7:56 7:56 かもしか展望台
8:09 8:09 十文字小屋
8:25 8:25 四里観音
8:44 8:44 四里観音避難小屋
9:23 9:31 大山
9:53 9:53 3里観音
10:43 10:43 赤沢山
11:39 11:53 白泰山避難小屋
12:04 12:19 白泰山
12:55 12:55 一里観音
13:21 13:21 白泰山登山口
13:44 13:44 両面神社
14:11 14:11 栃本関所跡
14:11 ゴール地点

天候

31日:快晴
1日：晴れ後曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

[往路]
毎日アルペン号
[復路]
栃本関所跡〜秩父湖...秩父市市営バス川又線
秩父湖〜西武秩父...西武観光バス

コース状況／危険箇所等

十文字峠テン場　1000円

[毛木平〜甲武信岳]
危険箇所無し
[甲武信岳〜十文字峠]
高度感のある岩場ありますが、鎖など整備されています
[十文字峠〜栃本]
3里観音を過ぎたところの広場、赤沢山手前の北面のすり鉢状のトラバースはピンテが少なく、迷い易い。迷いました。
のぞき岩手前、際どい岩登りがある。

写真

10/31 1:48

今回は毛木平までは毎日アルペン号のお世話になりました

10/31 5:34

バスを降りると−5°。慌ててダウンと雨具と着込み、朝食を食べているうち

10/31 5:46

うす明るくなってきて、毛木平1433m出発です。トイレあり。駐車場は余裕ありありでした。

10/31 6:11

沢に沿ったり、高巻いたり、枝沢を渡ったりしながら進みます

10/31 6:34

日帰り装備の方々が、お泊まりザックの私を軽快に抜いて行かれます

10/31 7:29

ナメ滝。ナメてるねー

10/31 7:37

標識はこれでもか、と。目安があって有難いです

10/31 8:29

凍ってます

10/31 8:32

千曲川源流ゲット

10/31 8:38

日本海に旅立つ水達をお見送り

10/31 9:15

長野県から山梨県との境に登ってきました

10/31 9:19

計画では大弛峠から歩いてくるはずだった稜線。甲武信岳に向かいます

10/31 9:31

間もなく山頂見えてきました

10/31 9:38

甲武信岳2475mに到着

10/31 9:41

快晴！眺望最高です！

10/31 9:42

グルリにお付き合いください。
まずは真南に富士山、手前の尖りは黒金山？
右手に国師ヶ岳。

10/31 9:47

富士山アップ

10/31 9:47

国師ヶ岳アップで。左肩の奥には荒川岳、赤石岳あたりが見えていると思われます。

10/31 9:42

国師ヶ岳(から手前に延びるのは国境稜線)、金峰山、瑞牆山

10/31 9:48

国師ヶ岳と金峰山の間アップ。
左から農鳥岳、間ノ岳、北岳がクッキリ

10/31 10:10

金峰山アップすると五丈岩がみえます。右肩にはちょっぴり仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳(左肩のコブは摩利支天)と鋸岳

10/31 9:49

ズームのまま右に追うと、雪を被った木曽駒ヶ岳と瑞牆山の奥に御嶽山

10/31 10:10

木曽駒ヶ岳を更にアップ

10/31 9:43

金峰山、瑞牆山、八ヶ岳

10/31 10:08

八ヶ岳アップ

10/31 10:07

麦草峠の奥に大キレットが見えるのは、超あがります

10/31 9:43

八ヶ岳とごつごつして山頂が黒く見えるのが御座山、八ヶ岳の手前は五郎山、遥か奥には北アルプス北部

10/31 10:07

ズームすると、真っ白なのは立山、剱岳と思われます

10/31 10:07

そのまま右に目をずらすと、三つ頭の爺ガ岳、猫耳鹿島槍ヶ岳、

10/31 10:07

猫耳の隣は五竜

10/31 10:07

白馬三山

10/31 9:43

御座山、三宝山

10/31 9:50

をズームすると三宝山の左肩に浅間山とその左に黒斑山

10/31 10:08

黒斑山から左に目を移した端が湯の丸山、奥の白いのは妙高の山(左から高妻山、火打山、妙高山の並びで見えるはず)

10/31 10:14

山頂を後にして甲武信小屋に向かうと、目前に木賊山(とくさやま)

10/31 10:22

お目当ての「水源の碑」の案内がありました

10/31 10:25

テン場に向かって右手に見えるピンテに従ってくだります。小屋の方曰く、下りで20分

10/31 10:35

つづらの優しい道を下ると

10/31 10:37

今日ふたつ目の源流、荒川源流点ゲットです

10/31 10:42

太平洋に旅立つ、美味しいお水をお見送りしました

10/31 10:53

倒木か侵入禁止か分かりづらいポイントもあるので、ピンテを参考にしましょう。どう見ても侵入禁止を跨いで進んだ私。。

10/31 11:05

小屋の水瓶凍っていました

10/31 11:16

巻道使って十文字峠に出発

10/31 11:17

かわいいゲート

10/31 11:20

清々しい雰囲気のトラバース

10/31 11:26

本ルートと合流。暫くは心地よい樹林歩きの後、ぐっと登り上げると

10/31 11:52

三宝山2483mに到着。埼玉県最高峰で、甲武信ヶ岳より高いです

10/31 12:04

ユルユル下る、楽ちんな稜線歩き

10/31 12:15

足元は、トウヒとコメツガの落とし物で賑やか

10/31 12:22

尻岩。巨大なお尻を見ながら休憩

10/31 12:51

振り返って三宝山。結構下ってきたのを登り返しています

10/31 13:07

ここから鎖が出現

10/31 13:09

登り切ると、すてきな展望が開けます

10/31 13:33

右から破風山、東破風山、雁坂嶺のピーク、その奥の茶色の尾根の左端が和名倉山

10/31 13:33

和名倉山ズーム。右肩に雲取山

10/31 13:30

雲取山ズーム

10/31 13:30

破風山の右肩には大菩薩嶺

10/31 13:34

向かう先の険しい山に何か立っています。あれが武信白岩山で、埼玉百名山だそうです。一般登山道は西側に巻いていきます

10/31 13:35

鎖の設置された岩場を下り

10/31 13:36

登ると、

10/31 13:38

分岐。以前はここが武信白岩山への分岐だったようです。過去の記録では登っていますが、今はピンテで「武信白岩山」の表示が隠されていました。

10/31 13:49

両神山と手前が明日に歩く白泰尾根

10/31 14:06

ガチな登りをひと頑張りすると

10/31 14:07

この先すぐで

10/31 14:18

大山に到着。ありきたりな名前にしておくのは勿体ないほど、素晴らしいシチュエーションです

10/31 14:08

山間をぬって流れる千曲川を俯瞰します

10/31 14:09

八ヶ岳や

10/31 14:10

荒船山

10/31 14:27

浅間山から湯の丸山までの山並みも近いです

10/31 14:10

北アルプスや

10/31 14:09

甲斐駒ヶ岳も

10/31 14:29

あと1キロで今日のお宿の十文字峠。がんばろう

10/31 14:48

10/31現在は、股ノ沢ルートは通れるとのことでした。

10/31 14:50

到着です

10/31 14:51

十文字小屋、お世話になります。

10/31 15:27

テン場には二番乗り。最終的には栃本からの2人と毛木平からの1人の4張りになりました

11/1 7:44

お水もたっぷりの天国です

10/31 20:01

ピカピカのトイレは、規則をちゃんと守りましょう。さもないと。。笑

10/31 16:48

とっ散らかしたテントの中で、お茶してまったりしていると「小屋で日本酒を飲みませんか」とお誘いが。ふたつ返事でご馳走いただきに出かけました

10/31 19:57

十文字峠で栽培している大根のサラダや小屋のモツ煮をいただいたり、日本酒やケーキを担いで登ってこられるリピーターの方のご好意に甘えて、消灯まで山の話で盛りあがりました

10/31 20:14

冷え込みは朝に比べると、さほどではありません。月の光で明るい夜でした

11/1 7:51

しっかり眠って、出発はまさかの8時。カモシカ展望台と水場のチェックに出かけます。小屋から5分位の場所に沢がありました

11/1 7:56

カモシカ展望台は、八ヶ岳、北アルプスまで見渡せる場所でした。夕日の落ちる頃に来てみるべきだったと、後悔。。

11/1 8:09

お世話になりました。白泰尾根を下山します

11/1 8:28

四里観音

11/1 8:34

概ね、北や南の尾根の腹をトラバース気味に進みます

11/1 8:44

四里観音避難小屋分岐。小屋や水場は確認していません。先を急ぎます

11/1 8:44

奥秩父林道への分岐

11/1 8:54

落ち葉がルートを隠し気味

11/1 9:00

標識が現れると、ホッとします

11/1 9:02

眺望は無理ですが、尾根上が歩けるのは気持ちよい

11/1 9:23

南側には国境稜線

11/1 9:23

鹿に齧られてます。大山1860mを巻き終わりました

11/1 9:31

北面には荒船山

11/1 9:33

収穫です、って写真だけですが。カラマツの落とし物かな？

11/1 9:37

アジのある標柱

11/1 9:43

見えてきました、特徴的な形の赤沢山。埼玉百名山だそうです

11/1 9:49

しかの足跡

11/1 9:53

3里観音1691m。いよいよです。
この先から赤沢山までがピンテが少なくて難しい、と昨日ここを登ってきたテン泊の方から聞いていたので、緊張ばりばりです。
観音様に無事の通過をお願いしました

11/1 9:54

紅葉などを撮影して、緊張をほぐしますが、

11/1 10:06

早速、広場的なところでウロウロ。

11/1 10:06

落ち葉びっしりで、ピンテだけが頼り。何とか進む方向を見つけて通過

11/1 10:08

ふむふむ。下り気味が正解ね。

11/1 10:09

いにしえから、皆が歩いてるんじゃん、と安心してはみたけれど、

11/1 10:11

今思えば、このピンテのところから登り気味な踏み跡があったような。。北斜面で薄暗くてピンテは見つからないけど、指示通りに下り気味に進んでみました。。が、ハマりました。下がった分を木の根にすがって登ってみたり、やっぱり違うと下ってみたり。。実力では無理だと悟り、秘伝のYAMAPを取り出して、ことなきを得ました。

11/1 10:42

ここに辿り着いた時は、ピンテに後光が射していました

11/1 10:43

写真にすると大した事ないですが、土にまみれて、登ったり下ったりした摺鉢状斜面の現場

11/1 10:43

すぐに現れた標識。この辺りが赤沢山登り口のはず。。テン場の方には赤沢山も登るように勧められていたけれど、もう今は心が折れてしまって、スルー

11/1 11:15

足元が紅葉

11/1 11:23

山と高原の地図で弁慶のあたり。右は右側落ちててイヤな岩登り、左は足場が怪しい土の急坂。さてどっち？どっち？どっち？。
左に登ったら、NGっぽい。。本当に右なんだろうか。。えい。秘伝のアレに聞いてみよう

11/1 11:28

右の危険な岩場が正解。それなら、と落ちないように慎重に登って解決しました

11/1 11:39

白泰山避難小屋に到着。

11/1 11:40

きれいなうえにストーブもあって、薪もありました

11/1 11:40

すぐそこののぞき岩には寄ってみます

11/1 11:42

のぞき岩から来た方向と赤沢山を振り返ります

11/1 12:04

白泰山分岐、ピンテはしっかりあるので、辿って登るのがスムーズです

11/1 12:13

山頂は眺めはありません

11/1 12:27

ルートロスでかかった時間を取り戻すために、小走りミックスで

11/1 12:26

尾根の北側には両神山

11/1 12:39

こんな落ち葉はバリバリ言わせて歩くのが楽しい

11/1 12:42

淡い色づきが美しいデス

11/1 12:49

幸せ小道ですねー

11/1 12:53

黄色専用

11/1 12:54

東京大学の実習、研究の森なんだそうです

11/1 12:55

一里観音

11/1 13:01

伐採地と、和名倉山。いつか埼玉側から登ってみたい

11/1 13:21

一度林道に出て

11/1 13:22

再び植林地の中へ

11/1 13:44

両面神社で今日の無事のお礼をしました

11/1 14:02

栃本からは和名倉山の存在感が凄いです

11/1 14:23

栃本関所跡のバス停に到着です。お疲れさまでした。

11/1 14:12

復元された関所がありました

11/1 14:11

11/1 14:44

市営バスはカラスの唄を流しながらやってきました

11/1 14:54

秩父湖で乗り換えて西武秩父まで。パワースポット三峰神社からの参拝客で三密バス
でした。

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

装備

個人装備

3シーズン用シュラフ SOLエスケープライトヴィヴィ カイロ4枚 足用カイロ

感想

taromii

今回も長くなってしまったレコに、最後までお付き合い下さり、有難うございました。

元々は飛び石の休日を利用した2泊3日で、廻目平を始点にして奥秩父の栃本まで縦走。未踏の大弛峠〜甲武信岳を繋げる予定でした。何年も温めて続けた計画だったので、直通バスも予約して天気も良さそう、いよいよ達成出来る〜、と意気揚々としていたところが、大弛小屋に確認を入れるとテン泊も予約制とのこと。。えぇ〜。コロナのせい。。泣く泣く大弛峠〜甲武信岳はまたの宿題にして、やる気のなくなった自分を感じながらの出発でした。

だけど、やっぱり山はスゴイ。
なかなか良い山行になりました。
グッドな出来事
�＼藏弊遒紡海�荒川源流も確認出来たこと
�∪嘉靴函�甲武信岳はじめ展望地からの絶景満喫。北アルプスまで見えたのは、スペシャルに嬉しかった
��十文字峠では思いもよらない展開で、皆さんと山の話で盛り上がって過ごす時間になったこと
�い劼箸蠅犬瓩稜鯊挌�根あるき。GPSに見守られながらの道迷いオプション付き。

充実しました〜

この冬は国境稜線雲取山〜奥多摩駅を繋げよう。