甲武信ヶ岳 西沢渓谷〜徳ちゃん新道〜三宝山〜雁坂峠周回ルート 【27座目/100名山】+山梨百名山巡り
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- GPS
- 13:02
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 2,379m
- 下り
- 2,390m
コースタイム
- 山行
- 10:52
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 13:02
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に登山道は整備されており、標識も多く危険箇所は殆ど無い。 ■道の駅みとみ〜徳ちゃん新道登山口 勾配の無いほぼ舗装路。ねとりインフォメーションにトイレ有り。近丸新道登山口には、ヤマレコ口コミにあった侵入を自重する表示は無かった。通ってないから分からないが、修復されたのか? ■徳ちゃん新道登山口〜甲武信ヶ岳 登山口から登りが始まる。ひたすら樹林帯の登りで急登。近丸新道との合流地点が少し広かったので休憩した。樹々の間から少し富士山が見える。シャクナゲのトンネルがあるが、6/22時点では全く無かった。 戸渡尾根の分岐手前でようやく視界が開ける。広瀬湖と富士山がドーンと現れる。分岐からちょっとした岩場になるが三点支持を使うまでも無い程度。すぐ木賊山の標識。三角点が堅牢な造りになっている。 木賊山を少し過ぎると、これから登る甲武信ヶ岳が見渡せる。1回下って少し歩くと甲武信小屋に到着。有料トイレ(100円)があり、何と水洗だった。下界とあまり変わらない使用感で清潔で良い。ゆっくり出来るテラスにテーブル・イスが用意されている。 甲武信ヶ岳へは最後の急登。山頂は、立派な標識と岩があり富士山・国師ヶ岳・黒金山・八ヶ岳が見渡せるが、山頂からより手前の岩場からの方が景色は良いかもしれない。特に富士山はそう思った。山頂はそこまで広くは無いが、大休止出来るスペースはある。 ■甲武信ヶ岳〜三宝山 そこそこの勾配を下る。ここから道幅が少し狭くなる。八ヶ岳っぽい苔の道になり、登り返すと三宝山の標識と三角点がある。甲武信ヶ岳より三宝山の方が標高が高く、埼玉県の最高峰はこちらになるので、ヤマレコの都道府県最高峰の山リストを埋めたい方は、甲武信ヶ岳から30分程度なので是非行ってみよう。 ■三宝山〜西破風山 来た道を折り返すが、甲武信ヶ岳は巻道があるので平坦な道で甲武信小屋まで行ける。まだまだ長いので小屋で休憩しておこう。 木賊山も巻道があるので登り返す必要無し。ここから下りが始まるが、一部ザレザレの急勾配下りがあるので、気を付けて歩きましょう。これから歩く稜線、破風山から雁坂嶺が見渡せる。あぁ、これを下って登り返すんだなぁ。と思うと精神的にキツイが行くしかないので頑張りましょう。勾配はそこまで厳しくなかったと思う。 鞍部に近いところに、破風山避難小屋があり、目の前に3つくらいのテーブル・イスが完備されているので、休憩にも良い。展望も西破風山よりこちらの方が開けているので良いと思う。避難小屋を覗いてみたが、詰め詰めにすれば10人くらい入れそうかな?と思うくらいの広さだった。 登山道は土だったり岩場になったり苔むしていたりと、バリエーション豊かで面白い。開けたところでは南側に富士山が見える。アングルが段々変わっていくので楽しい。 何故かこの稜線、鞍部に立ち枯れの樹林帯があるという道を繰り返すのでデジャヴというか無限ループに陥っている感覚がある。西破風山には山梨百名山の標識もあるが展望無し。ベンチが1つある。 ■西破風山〜雁坂峠 西破風山まで登ってしまえば、各ピーク毎にアップダウンがあるが、勾配はそこまで厳しくは無い。こちらも登山道がかなり変化に富む。東破風山・雁坂嶺(山梨百名山)を過ぎると、激下りが始まる。脚を傷めないように下りましょう。 雁坂峠は日本三大峠らしく標識がたくさんあり、分岐も4方向に分かれている。山並みを見渡せる場所にベンチがいくつかある。 ■雁坂峠〜道の駅みとみ 最初は急勾配の九十九折激下り。笹に入れば問題無いが、すれ違いが難しい道幅。激下りを進むと、沢沿いの道になり何度か渡渉がある。前日雨が降ったので少し水量が多かったのかと思う。下り方向で2ヶ所目の渡渉が一番難しかった。一部岩が濡れていて道幅も狭くここだけ危険だと感じた。 最近クマの出没も多く、所々で獣臭がした。沢沿いは鈴の音色がかき消されるので、ホイッスルとかも用意しておくと良いと思います。シカは2回見た。じっとこちらの様子を伺っているので、ホイッスルを吹いたら距離を取った。 渡渉が終わると勾配も落ち着く沢沿いの遊歩道。沓切沢橋まで行くと舗装林道っぽくなるが、交通量皆無のためか落石多数・砂の堆積ありとクルマが走れる状況ではない。1箇所車道をショートカットする遊歩道がある。橋を渡ると道の駅はすぐ。ロングコースが終わりを告げる。 |
その他周辺情報 | 正徳寺温泉 切花で登山後の汗を流した。800円。アルカリ性が強く、単純温泉らしいが温泉らしい匂いもしてヌルスベの素晴らしい温泉。サウナ・水風呂もあり、露天風呂にイスが3つあって整えられる。 食事処も人気があるらしく、駐車場がかなり混雑する。また何故か住宅地の中にあるので、国道からのアクセスが狭いので気を付けたい。 |
写真
感想
100名山27座目。2024年5座目。
今回の登山は、私としては珍しく2人での登山となった。友人の親族さんに結構山をやられている方が居て、一緒に山行出来る人を探している。とのことで紹介された形で初めての対面、及び山行となった。
当初は天気予報が悪かったので、雨と言えば北八ヶ岳w ってことで北横岳にでも行こうか、という話をしていた。しかし、水曜にまさかの天気予報が好転。じゃあどうする?って話をしたら、100名山でもある甲武信ヶ岳にしようかと決めた。
道の駅で合流して早速登山開始。話ながら登っていくが、私の周りにガチ山屋が居ないので、山用語や各地の山について話せるのが非常に新鮮。表銀座とかキレットとかが通じるのが面白いw
順調に登り三宝山から折り返して甲武信小屋で休憩中に、この後どうするか話した。どうやら甲武信ヶ岳自体は登頂経験があったが、ここから雁坂峠ルートは歩いたことが無いとのこと。途中の破風山・雁坂嶺は山梨100名山でもある。まだ山梨100名山はガチでやっていないが、隣の県なのでどうせいつかやりたくなることは明白。だったら、丁度夏至付近で陽は長いし、天気も持ちそう。何とかなりそうとの判断で、雁坂峠経由で下山することにした。
肝心の山感想は、甲武信ヶ岳は100名山の中でも派手さはない、何で100名山なのか理解出来ない、とかの辛口コメントがあった。確かに登りはほぼ樹林帯で開ける所は少ないし、山頂からの展望よりも登山道途中の方が展望良いかな?とも思った。
それでも、今までの山行で登ってきた黒金山・八ヶ岳も望めたし、富士山・南アルプスの展望は良いと思う。シーズンは外してしまったが、シャクナゲのトンネルはまたシーズンに来てみたいとも思ったし、小屋もあって休憩も出来るし、登り応えもある良い山だと思った。千曲川(信濃川)・荒川・笛吹川(富士川)3つの大河の源流地点でもある貴重な山だし楽しく登れた。
三宝山は展望が無いが、三宝岩の展望が良いらしい。というのを後から知った。今後毛木平から登ることがあれば、是非寄ってみたい。それでも埼玉県最高峰を登頂出来たのは意味があると思います。
雁坂峠方面の稜線では、何故か鞍部に立ち枯れの樹々があるのが特徴でその後ろにこれから登る山が見える、という何だかデジャヴを感じながら歩ける。いずれのピークも展望は無いが、途中に開けた場所があるし山並みもキレイなので歩くのは楽しい。
甲武信ヶ岳はピストン往復でもCT11:30の行程となるが、このレベルの山行を誘える友人は居ないのでありがたいことです。親族さん曰く、1日20km2000mが1つの目安らしい。20kmはやったことあるが、まだ2000mはやったことがなかった。最終的には、両ヒザ痛が発症するまで行ったが、サポーターと歩き方であまりペースを落とさずに下山することが出来たのは、自信となった。私自身も初めての1日標高差2000m以上を経験出来た。
親族さんは甲斐駒黒戸尾根日帰りを狙っているらしいので、それまでには私も耐えられる体を作っておこうと感じた。また日々のトレーニングと山行を積み重ねていきたい。
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