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Yamareco

記録ID: 2700194
全員に公開
沢登り
谷川・武尊

大源太川鷺ノ首沢

2020年11月01日(日) [日帰り]
 - 拍手
yy0419 その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:50
距離
8.9km
登り
1,104m
下り
1,093m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:26
休憩
0:24
合計
8:50
6:30
422
13:32
13:55
74
15:09
15:10
10
駐車場から入渓点へは車道を少し逆戻りして、左カーブの頂点付近で草むらのようなところに突入していくと、昔林道だったんだろうなという程度の何となく道型っぽくなってくるので、これを辿っていくと本流である太源太川の河原に出ます。のっけからワイルドさに溢れ、先行きが思いやられます。鷺ノ首沢の出合はそこからすぐ下流です。出合からはしばらくゴーロ歩きなのかと思いきや、細い淵などが出てきて突っ張りで登るなど、ガイドのように平凡な河原歩きと言うよりかはいいウォーミングアップです。
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大源太山登山口駐車場を利用(登山ポスト有、トイレ無し)
コース状況/
危険箇所等
谷川連峰の沢では決してメジャーとは言えない沢だけに、グレード以上に困難に感じました。滝の登攀は極端に難しいわけではありませんが、苔でヌメった部分が多く、たわしを頻繁に利用しました。また時期が時期だけにできるだけ濡れたくないため、シャワーとなる登攀は避け、基本巻きました。巻きは明確な踏み跡があるところは皆無なので、経験と勘で最良の巻きを見つけ出せるかがカギです。巻きは時として猛烈なヤブもあります。遡行終了の稜線から山頂までは激ヤブです。ヤブを避けてルンゼ側を登ろうとするとかなり悪く危険です。しんどくても稜線上のヤブに突入しましょう。
その他周辺情報 登山口近くでは四十八滝の遊歩道がある旭原にトイレ有
鷺ノ首沢出合
出合の水流は細いですが、水は最後まで涸れることなく続きます。
2020年11月01日 06:58撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 6:58
鷺ノ首沢出合
出合の水流は細いですが、水は最後まで涸れることなく続きます。
入渓早々にこんな淵が出てきます。雰囲気いいです。
2020年11月01日 07:05撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 7:05
入渓早々にこんな淵が出てきます。雰囲気いいです。
早くも突っ張りでの突破
突っ張りはその後も多用しました。
2020年11月01日 07:06撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 7:06
早くも突っ張りでの突破
突っ張りはその後も多用しました。
淵や小滝もあってガイド記載のように平凡ではありません
濡れたくないので浅いところを必死に探りました!
2020年11月01日 07:13撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 7:13
淵や小滝もあってガイド記載のように平凡ではありません
濡れたくないので浅いところを必死に探りました!
大栗沢出合にかかる大栗沢の12mの滝
かなり立派です。
2020年11月01日 07:56撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 7:56
大栗沢出合にかかる大栗沢の12mの滝
かなり立派です。
標高800m付近
紅葉が美しいです。
2020年11月01日 08:08撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 8:08
標高800m付近
紅葉が美しいです。
最初の滝らしい滝2段10m
シャワーを浴びて直登可能だそうですが、迷わず右から巻きました。
2020年11月01日 08:17撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 8:17
最初の滝らしい滝2段10m
シャワーを浴びて直登可能だそうですが、迷わず右から巻きました。
こんな滝もヌメりまくりで難しいです
2020年11月01日 08:25撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
11/1 8:25
こんな滝もヌメりまくりで難しいです
30m下部直瀑
直瀑部が明らかに無理なので、ここも迷わず左岸からしょっぱく巻きます。
2020年11月01日 08:27撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 8:27
30m下部直瀑
直瀑部が明らかに無理なので、ここも迷わず左岸からしょっぱく巻きます。
落ち口から見事な紅葉
2020年11月01日 08:37撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 8:37
落ち口から見事な紅葉
I婉瓩力∂涜
手前から4m、曲がり滝5m、4mナメ滝
2020年11月01日 08:37撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 8:37
I婉瓩力∂涜
手前から4m、曲がり滝5m、4mナメ滝
4mのさらに手前のトイ状は突っ張りで突破
2020年11月01日 08:42撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 8:42
4mのさらに手前のトイ状は突っ張りで突破
これが4m
ここまでは登攀可。
2020年11月01日 08:42撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 8:42
これが4m
ここまでは登攀可。
曲がり滝5m
右岸の泥と草混じりのしょっぱい巻きで4mナメ滝と一緒に巻きます。
2020年11月01日 08:44撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 8:44
曲がり滝5m
右岸の泥と草混じりのしょっぱい巻きで4mナメ滝と一緒に巻きます。
小滝が次々に出てきます。
2020年11月01日 09:01撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 9:01
小滝が次々に出てきます。
この程度の滝はヌメリを避けながら、たわしで擦りながら、慎重に越えていきます。
2020年11月01日 09:11撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
3
11/1 9:11
この程度の滝はヌメリを避けながら、たわしで擦りながら、慎重に越えていきます。
ぅ肇ぞ5m
手前に釜もあってなかなかに厄介です。左から足を拾うように進み、大股で右壁に足を広げ、突っ張りで左壁の残置スリングに届くまで進み、A0で右岸水流近くの足を探り、微妙な手をつかんでようやく突破。残置の先が核心です。セカンドは上からロープを出しました。
2020年11月01日 09:21撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 9:21
ぅ肇ぞ5m
手前に釜もあってなかなかに厄介です。左から足を拾うように進み、大股で右壁に足を広げ、突っ張りで左壁の残置スリングに届くまで進み、A0で右岸水流近くの足を探り、微妙な手をつかんでようやく突破。残置の先が核心です。セカンドは上からロープを出しました。
立ち木をアンカーにしてロープを流します。トイ状の始まりあたりが核心です。
2020年11月01日 09:34撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 9:34
立ち木をアンカーにしてロープを流します。トイ状の始まりあたりが核心です。
結構おなか一杯になってきましたが、まだまだ続きます。
ゴルジュ状の4mCS滝。
2020年11月01日 09:56撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 9:56
結構おなか一杯になってきましたが、まだまだ続きます。
ゴルジュ状の4mCS滝。
弥助沢出合
鷺ノ首沢は右の4m滝。右岸から微妙な巻きクライミングでした。
2020年11月01日 09:57撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 9:57
弥助沢出合
鷺ノ首沢は右の4m滝。右岸から微妙な巻きクライミングでした。
出ました!25mS字スラブ滝
なんと、どうやって登ったのかもはや覚えていない!
2020年11月01日 10:07撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
11/1 10:07
出ました!25mS字スラブ滝
なんと、どうやって登ったのかもはや覚えていない!
こうして落ち口を右岸からとっているので、右から巻いたと思われますが…
2020年11月01日 10:20撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 10:20
こうして落ち口を右岸からとっているので、右から巻いたと思われますが…
これが続く8m直瀑
左岸から巻きます。しょっぱい巻きのずいぶん慣れてきました。
2020年11月01日 10:20撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 10:20
これが続く8m直瀑
左岸から巻きます。しょっぱい巻きのずいぶん慣れてきました。
2段20mスラブ滝
2020年11月01日 10:25撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 10:25
2段20mスラブ滝
右には多段50mスラブ滝が合流しています
2020年11月01日 10:25撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 10:25
右には多段50mスラブ滝が合流しています
当然登れませんので左から小さく巻きます。(笹頼み)
滝は美しいのですが…
2020年11月01日 10:31撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
11/1 10:31
当然登れませんので左から小さく巻きます。(笹頼み)
滝は美しいのですが…
こんな美しいトロ場を越えると
2020年11月01日 10:41撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
11/1 10:41
こんな美しいトロ場を越えると
ボスが出現
この辺りも滝が連続します。
2020年11月01日 10:43撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 10:43
ボスが出現
この辺りも滝が連続します。
たわしフル活用で滝を登る
2020年11月01日 10:54撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 10:54
たわしフル活用で滝を登る
ようやく上流域
飯士山方面の展望が開けます。
2020年11月01日 11:09撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 11:09
ようやく上流域
飯士山方面の展望が開けます。
水流が細くなり、稜線が見えてきました。
2020年11月01日 11:34撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 11:34
水流が細くなり、稜線が見えてきました。
そして雪が出てきます。
2020年11月01日 11:35撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 11:35
そして雪が出てきます。
いよいよ上部スラブ帯
比較的ヌメリはないですが、慎重に登ります。
2020年11月01日 11:41撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 11:41
いよいよ上部スラブ帯
比較的ヌメリはないですが、慎重に登ります。
スラブ帯を上から見たところ
所々出てくる雪にも注意です。
2020年11月01日 12:33撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 12:33
スラブ帯を上から見たところ
所々出てくる雪にも注意です。
魚沼盆地の展望も開けます
2020年11月01日 12:33撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 12:33
魚沼盆地の展望も開けます
微妙なスラブ帯が稜線直下まで続きます
鞍部を目指して登ります。
2020年11月01日 12:33撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 12:33
微妙なスラブ帯が稜線直下まで続きます
鞍部を目指して登ります。
探すと使えるホールドがそこそこあるので、見た目ほど嫌らしくはありませんが、慎重に。
2020年11月01日 12:37撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 12:37
探すと使えるホールドがそこそこあるので、見た目ほど嫌らしくはありませんが、慎重に。
北斜面はごらんの通り雪が残っています
2020年11月01日 12:48撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 12:48
北斜面はごらんの通り雪が残っています
危険な香りの草付とスラブの詰め
2020年11月01日 12:48撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 12:48
危険な香りの草付とスラブの詰め
ゴール見えてきました
2020年11月01日 12:52撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 12:52
ゴール見えてきました
稜線に到着
でも全然ゴールではありませんでした。ここから鬼の藪漕ぎ地獄だったのです。あちらが山頂方向。
2020年11月01日 13:03撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 13:03
稜線に到着
でも全然ゴールではありませんでした。ここから鬼の藪漕ぎ地獄だったのです。あちらが山頂方向。
足元はこんな感じ
灌木や岩尾根が不連続に現れる感じです。
2020年11月01日 13:04撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 13:04
足元はこんな感じ
灌木や岩尾根が不連続に現れる感じです。
逆方向はこんな感じ
2020年11月01日 13:05撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 13:05
逆方向はこんな感じ
山頂から登ってきた藪尾根を振り返ります
2020年11月01日 13:25撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 13:25
山頂から登ってきた藪尾根を振り返ります
大源太山山頂
2020年11月01日 13:34撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
11/1 13:34
大源太山山頂
山頂から巻機山方面
2020年11月01日 13:34撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 13:34
山頂から巻機山方面
一般ルートで楽々下山
紅葉がきれいでした。
2020年11月01日 14:33撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 14:33
一般ルートで楽々下山
紅葉がきれいでした。
北沢沿いに下る登山道
黄色いトンネルです。
2020年11月01日 15:09撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
11/1 15:09
北沢沿いに下る登山道
黄色いトンネルです。

感想

経験者のみで久々にワイルドな沢登りで、五感をフルに活動しての全身運動になりました。やっぱり谷川の沢は長いです。今回は時間的に余裕をもって下山できましたが、初心者がいて都度都度ロープを出しているとヘッデン下山間違いなしでしょう。(ロープを出したのは左壁に残置スリングのあるい離肇ぞ5mのみ)

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