阿弥陀岳 御小屋尾根 ・・・・ また行ってきました、が
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- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,161m
- 下り
- 1,161m
コースタイム
6:30 11:30
下山 15:00
天候 | 下界は快晴 上は・・・20mクラスの風雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
御小屋山へあがる道が倒木のため 変更になっていた。 特に、尾根に戻る際に急登あり。 不動清水より上はアイゼンが必携。 阿弥陀南稜などを行かれる方が下山ルートとして使用されるが不動清水より上は風雪のためトレースすぐ消える。 |
写真
感想
はじめに 敗退記ですので。。。 備忘録ようです。
本来なら、人様に公開できるようなものではございません。
申し訳ないです。
(コース)
今回こそ阿弥陀攻略と心にきめて臨んだ今回・・・・
土曜日の快晴とはうらはらに今世紀最大級の寒波の影響をもろにうけてしまった。
快晴の絶景を望む一方でトレーニングには少しきつい山もいいなとあまのじゃくなことを考えていたら罰があたったのかもしれない。
日曜日に登るということでトレースは思った通りあったのだが、このコースは倒木や枝木の影響で思っているよりスピードが出せない。ラッセルよりこっちの方がうっとおしくてしょうがなかった。
途中あったテントを張っていたご家族は前日に9時登りで16時までかかってやっと不動清水先のビバークポイントについたようだ。
御小屋山のピークに行くのに倒木がありコースがかわっていた、横にそのまま流れ尾根にむかって一気に急登を登る感じだった。意外と消耗させられたかもしれない。
不動清水より上は樹林帯でも風がよく抜けるようで一部凍っていてこのあたりでアイゼンを装着した。
森林限界をでてからは風雪が半端なく、時折耐風姿勢を取らなければならないほどだった。。
吹き荒れる風にバラクが凍結、その隙間に風がはいりこみ顔が痛く凍傷になるのではと思うほどだった。
バラクも変えがあったほうがよかったんだろうか。
普段ゴーグルをつかわないのだが、つかわなければ目も開けていられないほどだった。
時々、頭の中に低体温症のことがよぎる・・・
最初はハイになり、途中からおこしなことをいい、やがて動けなくなる
自分の頭は今正常に働いてるのか、パートナーのリスクマネジはできてるか考えてみた。まだ大丈夫のようだった。
寝不足と体力を使ってからの雪稜で風雪に吹かれるといろんなことを考えてしまう
。
西の肩の目前で GIVEUP サインが出たので下山した。パートナーは2カ月ぶりの山ということもあり4か所同時につってしまったらしい。
ペース的に無理をさせてしまったのかなとちょっと反省。
行きたかった気持ちと今回はこれでよかったという気持ちが半々だった。
が、 撤退してよかったと思う。
最近、敗退が続くが自分のレベルに対してギリギリの山行であるとか予備日がない以上しょうがない。
時間をかけて望めない以上、コンディションに恵まれないと登頂は不可。
その辺は素直に認めるしかない。
今回改めて自然の力強さを感じた。
鼻の頭が凍傷でちょっと黒くなってしまった。指先のしびれもとれない。大丈夫なんだろうか(笑) → 大丈夫そう。
(道具)
先ほども触れたが、バラクラバが凍ってしまい変な形になってしまった。
そのせいで顔とバラクの間にすきまができ冷気が入り危険だった。
対応を考えなければ・・・・
BD社のガイドグローブの下に100金のスマホ手袋ですませていたのだがやはり本域の寒波の前では戦うことはできなかった。指は常に痛く、下界に降りても指先がしびれている。
こういう天気の時はちゃんとしたものをもっていかないとだめ。
あと道中カモシカにあったが、八ケ岳のかもしかはすぐ逃げるという印象。
以前、県界尾根であったカモシカもあっという間にいなくなった。
今回はφ10mmのロープ50m ハーネス ヘル ビナ シュリンゲ エイトカン
、シモンのアイスアックスと 阿弥陀南稜でも攻略するためかのような重装備だった、ほんとはいろいろ試したかったのだがまた今度。
(習慣)
まめに汗をふくこと
はなをかむこと、面倒くさがった結果痛い目をみた。
ザックのすぐ出せるところに準備しておく方がよい。
はじめてアイフォンが寒さのために自動停止した。また、本格的に荒天だとカメラはコンデジでも出しにくい。
御小屋尾根の阿弥陀岳は簡単にのぼらせてもらえないなぁ・・・
厳冬期ももう終わり、課題は来年に持ち越しになりそう。
残雪期の計画・・・どうしよう(^_^)
コメント
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厳冬期シリーズの最後は、やはり未達成となっていた御小屋尾根でしたか。
結果的には二度あることは三度あるとなってしまったようですが、冬山の厳しさを体験できたのは良かったんじゃないですか
メタさんはしっかりと良いギアを揃えていたように思ってたんですが、それでも寒さ対策は完ぺきとはいかなかったんですね
いずれにしても、凍傷お大事に!
さて残雪期、どこ行くんでしょう?
まだまだ雪山自体は楽しめますね
こんばんわ
さすがに寒かったです。他の方が触れているように森林限界からは風速20m以上の風だったと思います。
そうなるとマイナス20度が単純にプラスされることになります。 相当でしょ?(笑)
阿弥陀だけはなかなか微笑んでくれませんね。
こうなると意地でもって感じになっちゃいますよ(笑)
もしかしたら、御小屋尾根より南稜とか北稜の方が連れて行ってもらったりしてはやくなったりしてって感じです。
また、どっかいきましょー。残雪期
よければ声かけてくださいね。
近くにいたんですね
(こっちは普通に赤岳で、地蔵下山中でしたが)
あの風はすごかったです。
土曜は阿弥陀の上にもたくさん人がいました。
一日早かったら、メタさんも頂上でガッツポーズだったのにね
凍傷大丈夫ですか?
イケメン台無しにしないでね
残してしまった冬休みの宿題。
来年こそきっと
残念でしたが、天気が天気ですから。
実は、私も御小屋尾根からの阿弥陀岳に気を惹かれてます。
南稜は私の実力外ですし、北稜は講習がらみでガイド登山で登りましたが、短いなあって感じでした。
もっと体力が付いたら、挑戦したいと思ってます。
頑張ってますね〜
なんにしても無事に自力下山できたことがなによりです。
それに一人だけではないですからネ
この積み重ねの後、阿弥陀岳に登頂できれば喜びも
ひとしおでしょうね。
暖かいところでヌクヌクしながら応援していますよ〜
よかったらまた残雪期、金峰山あたり行きましょうね
こんばんは。
やはり御小屋尾根は侮れませんね。
2月上旬に登った時、その雪深さを実感しました。
あれからだいぶ積雪が増えて更に困難な状況になっているようですね。
トレースがあっても厳しそう。
指のしびれは大丈夫ですか。
私もお正月に発症して今月中旬くらいにようやくしびれが完全にとれました。
初期の凍傷でした。
グローブもですが、山行中の水分補給はどうでしたか?
温かい飲み物をしっかり摂りましたか?
グローブだではあの嫌な痛みは防げません。
凍傷は人為的に起こるものなので予防が大事だと思って
います。
こんばんは!
お久しぶりで申し訳ありません
しかし、あの悪天候で行きましたか
鼻が黒くなる程追い込んだ登山・・・
チキンの私にはとてもマネが出来ませんね〜
根性あります!男です!
撤退の決断は更にオトコです
ヘルメット姿は、東北の土木工事現場かと思いましたが
何はともあれ、ご無事で何よりでした!
あの風雪の中、地蔵尾根ですかぁ・・・・
怖いなぁ
TEKUさんは冬はいつもこんなペースなんですか?すごいなぁ
凍傷は大丈夫のようです、鼻に少しシミが(笑)
あと帰ったらアンパンマンのように顔がはれましたが
ひきました
御小屋尾根 人にいわせれば単調でつまらない尾根なんだそうですが、自分にとっては課題。
なんとしても登りきりたいです。
ちなみに幕営できるところはたくさんありそうです。
ロープだしのレッスンも兼ねていかがですか?今度
コメありがとうございます。
確かに無事に帰れてよかったです。
天気を理解して行ったつもりだったのですが、自然の前に無力でした。ギヤで完全防御できるつもりでしたがそういうことにはならないようです。
やはり判断力は大切だと思わされました。
そういえばもうすぐ伯耆大山ですね。
楽しみですね。
残雪期 よかったら行きましょう。
どこがいいですかね・・・
良いアドバイスをありがとうございます。
飲み物は飲むには飲んでいたのですが、いつもホット温まる感じだったのが今回はあまりそんな感じがしませんでした。
パートナーは吊りまくっていて水分足りないのかなと思ってましたが、自分もあまり体調がよくなくもしかしたら水分不足だったのかもしれません。
凍傷予防ちょっと勉強してみたいと思います。
ありがとうございました
わざわざコメントまでありがとうございます。
おまけに励ましていただいて、感謝です。
冬はどんな鍛錬されてるんですか。
ヘルメット姿 バラクもしてるから現場の人みたいですかね(笑)
もし単独でやってたら自分はかえって来れないような山行やってしまうかもしれないのでそういう予防も兼ねて単独は控えてます。
命あってなんぼのやまのぼらーですので。
登りきらなきゃなんてプライドなんて自分には不要です
ありがとうございました・。
積雪期の御小屋尾根はなかなか手強いですね。
私は去年夏に下山ルートで使いましたが、積雪は相当厳しいんですね。
来年こそは是非完登してくださいね!
その時は嬉しさ何万倍なんだろうな〜
冬山1年生の私ですが、1年目から出来過ぎって感じです・・・
唐松に西穂に甲斐駒に八に富士山・・・メタさんやみなさんのお陰で冬山たっぷり楽しめました!
残雪期は3月に下旬になると私の車も行ける範囲が広がっていくと思うので毎週のように行きまくると思います。笑
良かったら一緒にどこか行きましょう!
3月も前半はまだまだ高地では雪があるから楽しめると思いますよ。
山二郎実現できますね。
この間新幹線から大宮駅みてたらみえました。
ここかー!!って
無性に食べたくなりましたよ。
残雪期もいいですね。気をつけていきましょう。
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