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Yamareco

記録ID: 275644
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

鳳凰山(夜叉神峠>南御室テント>砂払まで)

2013年03月09日(土) ~ 2013年03月10日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
26:15
距離
19.4km
登り
1,709m
下り
1,699m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目:9:00夜叉神峠登山口-10:30夜叉神峠小屋-12:00辻立峠-14:00苺平-14:30南御室小屋(テント泊)

2日目:6:00南御室小屋-7:00砂払-7:50小屋-8:30苺平-9:50辻立峠-10:40夜叉神峠小屋-11:13夜叉神峠P
天候 1日目:晴れ
2日目:曇り後雨
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
夜叉神峠への林道は殆ど積雪が無く、凍結箇所も僅か。でも融雪で路面が濡れているので氷点下の朝は日陰が滑りそう。峠の駐車場は、トンネル手前のゲート前に40台くらい。冬用トイレが1箇所あり。
コース状況/
危険箇所等
登山道は、ほぼ雪道。夜叉神からの登りと、峠小屋からの尾根は雪の無い箇所もある。行き帰りともに夜叉神峠小屋付近でアイゼンを脱着。峠小屋から辻立まで、昼間の融雪が夜間に凍結してアイスバーンの箇所が多数あるので要注意。辻立峠から先は完全な雪道ですが、良く踏まれていて、ワカンは必要なし。南御室小屋は、雪に9割埋まっているが、冬季小屋が一部オープンになっていて食事に使える。小屋のすぐ東側にある水場を、他パーティーがスコップで掘り出してくれたので、水はちょろちょろと出ている。最後までワカンは使わなかったが、ストック無しで登っていた人は、苺平手前の急登で踏み抜きが大変そうでした。全体を通じて、危険箇所は殆ど無いが、森林限界を超えた砂払いは、雪が飛ばされた岩場なので、風が強い時は、アイゼンワークに注意が必要です。
快晴の夜叉神登山口。左奥がトイレ。
2013年03月09日 08:57撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3/9 8:57
快晴の夜叉神登山口。左奥がトイレ。
登山口は東屋のあるところ。
2013年03月09日 08:58撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3/9 8:58
登山口は東屋のあるところ。
登り始めてすぐ雪道。
2013年03月09日 09:04撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3/9 9:04
登り始めてすぐ雪道。
1時間半登って、夜叉神峠小屋。間ノ岳と農鳥(だと思う)
2013年03月09日 10:20撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
3/9 10:20
1時間半登って、夜叉神峠小屋。間ノ岳と農鳥(だと思う)
辻立峠から積雪が増えるが、先行パーティーが踏み固めてくれている。
2013年03月09日 12:52撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3/9 12:52
辻立峠から積雪が増えるが、先行パーティーが踏み固めてくれている。
南御室小屋に到着。5時間半かかった。小屋の右側に水場あり。
2013年03月09日 14:41撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3/9 14:41
南御室小屋に到着。5時間半かかった。小屋の右側に水場あり。
冬季小屋内部。吹雪でも雨でも落ち着いて食事が取れるのは大きい。
2013年03月09日 14:41撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3/9 14:41
冬季小屋内部。吹雪でも雨でも落ち着いて食事が取れるのは大きい。
丁度タイミング良く踏み固めてあるテント場を見つけてヤドカリ。この日は8テント。夜は大型低気圧の影響で暴風でしたが、踏み固めた部分が、ちょうど堀りコタツ形式なので、テントを吹き飛ばされずに済みました。
2013年03月09日 15:26撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
3/9 15:26
丁度タイミング良く踏み固めてあるテント場を見つけてヤドカリ。この日は8テント。夜は大型低気圧の影響で暴風でしたが、踏み固めた部分が、ちょうど堀りコタツ形式なので、テントを吹き飛ばされずに済みました。
大事に保存していた頂き物の山形の地酒をザックから出して、蟹缶と漬物がつまみ。これが冬山テントの楽しみ。
2013年03月09日 15:50撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3
3/9 15:50
大事に保存していた頂き物の山形の地酒をザックから出して、蟹缶と漬物がつまみ。これが冬山テントの楽しみ。
雪で冷やした後は、バーナーで熱燗に。ビンを頑張って担いできた特典!ほろ酔いで夕食まで一眠り。
2013年03月09日 16:58撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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3/9 16:58
雪で冷やした後は、バーナーで熱燗に。ビンを頑張って担いできた特典!ほろ酔いで夕食まで一眠り。
南アルプス天然水が
2013年03月09日 17:45撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3/9 17:45
南アルプス天然水が
8人くらいのパーティーが掘り出してくれました。
2013年03月09日 17:45撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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3/9 17:45
8人くらいのパーティーが掘り出してくれました。
冬季用トイレは扉の調子が悪く、女性にはなかなか勇気がいります。
2013年03月09日 18:01撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3/9 18:01
冬季用トイレは扉の調子が悪く、女性にはなかなか勇気がいります。
翌朝。暴風で木々がざわめく音で夜中に目が覚めてからは、殆ど眠れなかった。軽い高山病で偏頭痛が。。
2013年03月10日 06:04撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3/10 6:04
翌朝。暴風で木々がざわめく音で夜中に目が覚めてからは、殆ど眠れなかった。軽い高山病で偏頭痛が。。
砂払いで森林限界を抜けると、稜線は雪が飛ばされてます。
2013年03月10日 06:56撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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3/10 6:56
砂払いで森林限界を抜けると、稜線は雪が飛ばされてます。
北岳!頑張って登ってきたのが報われる瞬間。
2013年03月10日 07:03撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3/10 7:03
北岳!頑張って登ってきたのが報われる瞬間。
砂払いから薬師岳と観音岳。天候が怪しくなってきて、グローブも風で飛ばされる暴風なので、今日はみるだけにして、ここで撤退。
2013年03月10日 07:03撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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3/10 7:03
砂払いから薬師岳と観音岳。天候が怪しくなってきて、グローブも風で飛ばされる暴風なので、今日はみるだけにして、ここで撤退。
農鳥岳方面。
2013年03月10日 07:06撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3/10 7:06
農鳥岳方面。
霞がかっているが、振り向くと富士山も何とか。。
2013年03月10日 07:16撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3/10 7:16
霞がかっているが、振り向くと富士山も何とか。。
テント場まで戻ってきました。
2013年03月10日 07:47撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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3/10 7:47
テント場まで戻ってきました。
夜叉神峠小屋についたら雨が振り出して、慌てて下山。
2013年03月10日 10:37撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
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3/10 10:37
夜叉神峠小屋についたら雨が振り出して、慌てて下山。
おまけ。笹子トンネルの崩落現場付近。
2013年03月10日 13:49撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3/10 13:49
おまけ。笹子トンネルの崩落現場付近。

感想

 冬山から遠ざかっていたけれど、関東は日中20℃という予報が出て、年始からの仕事が一息ついたので、ザックにテントと寝袋を詰め込んで、鳳凰山を目指す。久しぶりの重いザックに足取りが全然進まず、コースタイムを大幅にオーバー。年長ペアや若者にドンドン抜かれながらも、何とか6時間で南御室小屋のテント場に到着。
 テントを設営したら、早速重いザックの中に入れて大事に持ってきた日本酒とベーコン煮で乾杯!快晴でダウンを着込めば寒くない程度だったので、ゆったりとほろ酔いできた。雪を溶かして、翌朝の水を二リットル作り終わったら、まだ日が沈む前なのに疲れがドット出てきて、テントに入って一眠り。
 薄暮に目が覚めると、別パーティーが水場をスコップで掘り出してくれた模様。感謝しつつ南アルプス天然水で水分補給してから、ラーメンを食べて、寝袋にくるまって爆睡。ところが、真夜中に、風が段々強くなってきて、木々がゴーゴーと唸りをあげ、テントが揺れる。薄い布一枚で自然を感じることができるのがテントの醍醐味ですが、久しぶりの冬山テントで少々、心細くなってくる。翌朝、コーヒーを飲んでいたらテントが飛ばされるくらい揺れて、もう登頂を断念して下山しようと思ったが、大人数の学生パーティーや単独の兄さん達がどんどん登っていくのに励まされて、とりあえず森林限界まで登ってみることにする。
 予想通り、砂払岳までくると、超暴風。北岳を撮影している間にグローブが飛ばされてしまった。他パーティーは元気に観音岳を目指しているが、長野伊奈方面から雨雲が迫っているのを見て、下山後の温かい温泉に浸かることを優先することに、、、。下山中に夜叉神峠小屋まで降りたところで雨が降り出したので、この選択は正解でした。
 下山後の温泉は、何度も通るたびに気になっていた市営芦安温泉の山渓園550円。丁度、オープン直後の一番湯だったようで、いいお湯でした。ココ以外でも選択肢は沢山あります。
http://www.sankeienn.jp/nyuyoku.php
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/public/onsen


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