黒岳・御坂山・三ツ峠山を周回
- GPS
- 08:08
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,702m
- 下り
- 1,701m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 8:01
天候 | 曇り後雨後晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から黒岳:登りは急登の連続。滑落注意。今日の時点では落ち葉が深く堆積しているところもあり、膝まで潜ることもあった。 黒岳ー御坂峠ー御坂山ー天下茶屋:一般縦走路。アップダウンも大きくなくて歩き易い。天下茶屋へは大きく下るが特に危険箇所なし。 天下茶屋ー三ツ峠登山口:車道歩き。天気が良ければ天下茶屋から河口湖がよく見える。 三ツ峠登山口ー三ツ峠山(開運山):雨後のためか、あるいは霜が溶けたためかは分からないが、各所でドロドロで歩きにくかった。登山道自体はジープが通れるほどの広さがあり明瞭で分かり易い。稜線に上がれば富士山や南アルプスなどがよく見える。登山者はとても多い。 三ツ峠山(開運山)ー木無山ー母の白滝ー駐車場:下り一辺倒。ここも所々で落ち葉が厚く堆積していて歩きにくいところもあった。母の白滝は思った以上に見応えがあった。 |
写真
感想
河口湖側から黒岳、御坂山、三ツ峠山を周回して歩いてきた。朝は雨に降られて散々だったが、昼前から晴れて、それ以降は快適なハイキングとなった。以下に詳しく。
浅間神社前の駐車場には5:42頃到着。外気温2℃と、この時期の河口湖としては暖かめ。埼玉県南部からの自宅から高速を使ったので2時間かからずあっという間だったが、河口湖ICに近づくと無情の雨。帰りたくなったが、駐車場に着いた時点では雨は降っていなかったし、道路も乾いていた。局所的な雨だったのかもしれない。ここで食事とトイレを済ませて6:20に行動開始。外の気温は低かったが、風がなかったので凌げた。始めは住宅街歩き。熊鈴は付けていなかったが、チリチリ鳴らして歩いたら近所迷惑になりそうなほど静かだった。地図をよく見て登山口の方向に進む。なかなか登山口の標識が出ないので焦ったが、出てきて安堵。ここからようやく今日の登山が始まる。が、いきなりの急登。落ち葉が深く堆積していて歩きにくい。急登が終わると少しなだらかな箇所が現れるが、基本的には急登が連続する。ジグザグに標高を稼ぐ箇所はなく、ひたすら登る。気温の低い12月なので、急登でも暑さを感じることはないが、もう少し早い時期だったら汗だくになっていただろう。それよりも気がかりなのが天気。住宅街を歩いていても気付いていたが、雲が低く、山の上のほうはすっぽり覆われている。今日の予報では曇りだったが、ひょっとして雨もあるかもしれない。そして標高を上げていくと本当に雨がぱらつくようになってきた。始めのうちは無視していたが次第にそれもできなくなり、取りあえずジャケットだけレインを着ることに。12月に雨に降られたのは、長年山登りをしてきたけど初めてだと思う。急登を雨の中登る。雨は止まず降り続き、そのうちジャケットだけでは心許ないような状態になってきた。仕方ないのでパンツもはく。自分は日帰り山行の時はザックカバーを使用しないが、Zさんはザックカバーも被せていた。2人とも完全雨仕様となった。日帰り山行で雨に降られるのは、精神的につらい。しかもまだ登りで、この先だいぶ残っている。自分としてはもう先に進む気力も失せてきたが、この急登を雨の中下るのはもっと嫌だったので、取りあえず前に進むことに。
雨の中歩いて8:51に黒岳山頂に到着。雨とガスのため展望無し。何しにここまで来たのか分からない。ここまで2.5時間2人とも水分補給のみで歩いてきたのでさすがにお腹が空いた。雨が降っていたが何も食べない訳にはいかないので、ここで立ったままで小休止。雨は止む気配もなかった。休憩がてらスマホで天気予報を見ると、11時頃から雲が東に消えて晴れそうだが、この天気を見ているとそれも怪しいようにしか思えなかった。小休止後に歩行開始。ここからの稜線は天気が良ければ色々見えるのかもしれないが、今日に限っては本当に何も見えない。ただただ転ばずに歩くのみ。そのなかでもZさんは何度か転んでザックやウェアが泥で汚れていた。まだまだ修行が足りない。転倒に気をつけつつ歩き、9:34に御坂茶屋跡に到着。大きな建物だが、今は利用されていないようだった。更に進み10:02に御坂山に到着。ここは樹林に囲まれていて、晴れていても展望はなかっただろう。トレイルランナー計4人とここでスライドする。彼らはこの気温でも短パンで、足がむき出しだった。すごい。御坂山を過ぎると雨が小康になってきた。登山道も湿っておらず乾燥路を歩けるようになってきた。このあたりは、朝のうちも雨がなかったのかもしれない。下降点に到着して一路天下茶屋を目指す。ここはもう雨の影響はなく、久々にスリップの心配なく降りることができた。10:50頃に天下茶屋の上のベンチに到着し、ここで2人とも雨装備を解いた。空も明るくなってきて、もう雨もなかろうと判断したのだ。途中で見た予報はほぼ当たっている。ベンチで少し飲み食いもした後に天下茶屋に降りる。去年はここで看板犬の小梅ちゃんに会えたのだが、今年は姿が見えない。お店の前の小屋にも姿が見えない。残念。公衆トイレのみ利用して先を急ぐ。
しばしアスファルト道路を歩き、清八林道の駐車場を過ぎると三ツ峠山への本格的な登りは始まる。三ツ峠山は昨年も同じ時期に同じルートを歩いているが、そのときは暗い時間に歩き始めたため、この登山道がどうなっているのかいまいちよく分からなかった。広くて歩き易いが、道は所々ドロドロになっている。去年もこんな感じだったな、と思いながら進む。既に正午前の時間で下山の人が多いが、広い道なのですれ違いに気を遣うことはなかった。そして天気だが、予報のとおりに11時を過ぎたら青空すら見えるようになってきた。予報が当たっている。時に泥濘の道に苦戦しながらも登り、稜線まで上がると、富士山がドーンと見えた。空はすっかり晴れて、朝のうちの雨が別の日の出来事みたいに思える。ここから山頂までは、今日初めての楽しい歩き。天気良く、風弱く、12月とはいえ暖かい。途中で諦めて帰らないで良かった。12:29に三ツ峠山の山頂、開運山に到着。山頂はすごい人の数。密になっている。逆光だが写真を何枚か撮る。ここにきて、ようやくカメラも持ってきた甲斐があったというものだ。前半はほとんど使う機会がなかった。山頂からは、今日歩いてきた縦走路も見えた。この時間なら、楽しい縦走だったろう。
山頂は人が多くてくつろげないので、元来た道を歩いてベンチまで戻り、ここで大休止とした。天下茶屋で食料を口にしてからここまで水だけで2人とも歩いてきたのだ。お腹が空くはずである。ここからは南アルプスも見えたし富士山も見えた。さすがに少し寒かったが、それでもレインジャケットを羽織れば十分だった。山荘前を通り過ぎここからは下りに入る。木無山を過ぎると辺りに人の姿はなくなる。そしてこれは駐車場付近までこの状態だった。下りの道は、黒岳への登りに比べたら傾斜は緩いが、それでも所々結構急なので、途中で転ばないように注意する。それでも乾燥路なので、濡れ落ち葉で滑る心配がなくその点は楽だった。左手側には樹林越しに富士山が見える。朝の雨が本当に嘘のようにしか思えなかった。下り続けると林道と何度か交わるようになる。ここまで降りてくると安全圏に降りてきた感覚。でもまだ先はあるので気は抜かない。更に下ると母の白滝の道標が目立つようになる。どんな滝か事前情報は一切仕入れずに来たので、どんなものか楽しみだ。徐々に左手側から沢の音がし始め、いつの間にか沢沿いを歩くようになる。階段をいくつか下ると滝が現れ、それが母の白滝だった。思った以上に立派というか、見応えがあった。雨の少ない今の時期なのに、水量十分といった感じ。写真を何枚か撮ってから先に進む。ここまで来るとさすがに消化試合の雰囲気。大きな砂防堰堤を過ぎると住宅が見えるようになり、クルマが通過するのも見えるようになる。浅間神社の脇を歩いて信号を渡ったら朝出発した駐車場が見えた。14:21到着。約8時間の行動だった。朝のうちの雨がなかったら、レインを着たり脱いだりがなく、もう少し早い時間に着いていただろうが、今日の状態ではこれくらいだろう。駐車場は朝よりは当然クルマは増えていたが、それでも満車にはなっていなかった。
黒岳、御坂山、三ツ峠山を1日で歩いたが、到着後にハンディGPSの距離を見て少し驚く。20kmちょうどだった。この時期の日帰り山行としては長めだろう。途中天気が良ければ言うことはなかったが、今日は朝のうちは最悪だった。再挑戦するなら是非天気の良い日を狙いたい。
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