記録ID: 2807758
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ハイキング
日光・那須・筑波
筑波嶺や ヘンタイどもが 夢のあと
2020年12月19日(土) [日帰り]
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- GPS
- 10:29
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,040m
- 下り
- 2,056m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:16
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 10:27
距離 28.8km
登り 2,040m
下り 2,063m
17:14
ゴール地点
天候 | ほぼ晴れ(薄い高層雲が流れ続ける) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【往路】 自宅〜一般道(R1・R357・首都高C3側道R298・R6・千葉県道47・茨城県道47・355・220・R354・茨城県道・ 45・R125・茨城県道14・214・42)〜つくばりんりんロード筑波休憩所※1〜茨城県道42・14・41〜真壁街道〜つくばりんりんロード岩瀬休憩所※2 【集合場所】 ※1:つくばりんりんロード筑波休憩所 3人3台で集合。2台をデポして※へ。 【駐車場】 ※1:つくばりんりんロード筑波休憩所 (無料・20台くらい・トイレあり) ※2:つくばりんりんロード岩瀬休憩所 (無料・10台+空地に+α・トイレあり) 【復路】 ※1〜※2〜桜川市内※3〜筑西市内※4〜つくばりんりんロード筑波休憩所※5 ※1:ゴールポイント。車中泊後に集合。 ※2:スタート。下山後、※1から車移動でデポ車回収。 ※3:食糧調達 ※4:温泉。 ※5:翌未明のナイトハイクに備えて車中泊。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【JR岩瀬駅〜△御嶽山】 駅南側のりんりんロード岩瀬休憩所の駐車スペースからスタート。 昭和62年まで筑波鉄道の終点だった広い公園は、サイクリングロード終点で桜もキレイなところ。毎年5月最終土日に催される「つくばりんりんロード100kmウォーク大会」の40kmポイントのエイドにもなる。 線路沿いの生活道を水戸方面へ進み、御嶽山登山口の看板(関東ふれあいの道)のある林道(舗装)を南下するとすぐに終点・登山口。 すぐに尾根に取りつき、ちょっとだけ急になってまもなく御嶽山ピークで神社裏の北面の展望と日光ファミリーの雪景色が開ける。 【〜△雨引山】 尾根の続きを進み、地図上で擂鉢状の池(実際には林に阻まれて見れない)にあたると道が東西に分岐する。 過去数回とも西側の関東ふれあいの道ルートを歩いていたので、今回初めて地図にルートが無い東側を行く(立入禁止等の看板はなし)。途中で砕石用の重機を見てルート外であることを認識し、少し登って関東ふれあいの道(西側ルート)に合流する。 ここらは緩い登りが続き、NTT電話無線中継所(東西分社前の古い表札)を巻き、階段中心の尾根道は山頂直下できつくなるが、ピークからは西北から西南の眺望が開け、日光連山〜筑波山まで見渡せる。 【〜△燕山〜△加波山】 雨引神社との合流点まで下り、登り返してからは小刻みなアップダウンが続く。今回は無名ピークの尾根縛りせずに2箇所だけ巻き。 雨水とマウンテンバイクの轍が尾根道の真ん中を細く抉る登り坂あたりから燕山への登りが始まる。最初のうちは緩い広いジグザグだが、細い階段になってから急斜面に変わり、ロープのある急坂を這い上がると、スズタケっぽい笹の坂に変わり、緩い尾根をちょっと詰めたら燕山ピーク。樹林のため眺望は少ない。 下って国交省の施設に繋がる林道に合流し、さらにジグザグをコルまで下ると加波山神社に至る。ちょっと派手目な社の脇から天然の岩稜に階段を施した山頂への道がある。 講の平たい石碑がいくつも建ち並んだ上に、加波山神社の中宮、続きの岩稜尾根に煙草神社(JTと茨城県煙草耕作組合が最大氏子)・加波山神社親宮・奥社と続き、正一位の神さまの厳かなピークを廻る。 【〜ウィンドパワーつくば風力発電所〜△丸山】 大岩脇を下った先の社と社務所と思しき老朽小屋の間からルートが続く。 樹林と笹の道をゆったり下り、森の案内看板(ほとんどものは解説版が剥離してタイトルのみ)と航空自衛隊員の殉職碑を過ぎると、小刻みな階段で急斜面を下る。 舗装の林道との合流点は「自由の楷」のモニュメント(mappe035に言わせれば「杓文字みたいなの」)があり、そこに7〜8人の集団が休んでいた。 林道を渡って、上空に回る巨大なプロペラの風力発電所の下の台地に這い上がると、なぜか東屋があり、広々した防火帯のような尾根広場を登り、山道の分岐を過ぎて2つめのプロペラ塔の下に至るが、時々、ガタガタと音がするのが怖い。 その南にこんもりした林の丘があり、踏み跡の薄い緩い山頂標の無いピークが丸山。 【〜一本杉峠〜△足尾山】 ピンクテープがベタベタ巻かれた林の中の薄い山道を下ると、2つめのプロペラからの濃い山道に合流する。 乾いた急斜面の枯葉で滑る道を下り終えると、「自由の楷」にも繋がる林道を含む3つの林道と細い県道の4つの始点である一本杉峠。 すぐに林道北筑波稜線に並行する山道を登って同林道に戻るが、またすぐに山道に入る。ここには、男坂・女坂の道標があったはずだが、風水のせいか見当たらない。枯葉で滑る急斜面を登り詰めると、再び林道に出て、またまた山道に入り、笹肌の急斜面を詰めると低い石垣に囲まれた本殿跡のポッカリピークが足尾山。8年前は、ここには靴や草履が束ねて置いてあったが今は無い。 【〜△きのこ山】 足尾山ピークから急斜面を下って足尾神社の社に至る。鳥居を潜って舗装道を下ったら、林道北筑波稜線に合流する。長い林道歩きは、ハングライダーの滑走ポイントを二つ過ぎ、クネクネの下り・登りを繰り返し、車・バイク・登山者と時々行き会う。 西側が久しぶりに眺望を得た頃、東側に未舗装の道に分岐した先に東屋があり、きのこ山ピークの山頂標がある。これも説明板が外れている。 【〜上曽峠〜裏筑波登山口】 きのこ山頂から少し南へ下ると、すぐに林道北筑波稜線に合流し、県道7号線と交流する上曽峠までクネクネと下る。 県道を渡り、同じ林道の続きをクネクネと1.2kmほど登り、さらに2kmほど下り県道150号線に出会う。 それを左(西北)へ進み、裏筑波登山口の道標に出会う。けっこう車が走ってくるので注意しよう。 【〜湯袋沢西尾根分岐〜筑波高原キャンプ場】 裏筑波登山口は沢に架かる板橋が目印で筑波山の東北側の登山口になる。 ゆったりな傾斜の沢沿いの道から始まり、だんだんと急斜となり、山道気分になってきたところで、林道に出会う。フラットな道を左(西側)に進み筑波高原キャンプ場に至る。 そこには、7〜8人の集団が休んでいたが、mappe035が「杓文字の前で休んでいたチームだ!」と気が付く。 オジサン軍団は年一の恒例行事でフル縦走をしているとのことで、愉快に楽しみながら女体山までのラストに備えていた。 【〜△筑波山(女体山)〜御幸ヶ原】 裏筑波登山道のメインルートなので、途中から急斜面になるが、とても歩きやすい。北面の特徴とも言える数日分の霜柱が各所に残っている。 女体山の山頂岩の上は冷風が吹きすさびキンキンに冷えているが、これまでの中で最も眺望の良い日で、初めて霞ヶ浦がハッキリと見えた。 あまりの寒さにさっさと撤収し、御幸ヶ原へののんびり尾根へ。15時台なのに、お茶屋さんは全店お休み。ケーブルカー関連のお店のみ営業中。コロナのせいかな・・・ 【〜男女川解説板〜筑波山神社】 名物の急斜面な階段&根っこの坂を一気に下る。 男女ノ川源流の水量はいつも通り。陽成院の短歌は好きだったが、彼の性格を知ってしまうと、ちょっと考えてしまう。 たんたんと岩場のトラバースや広い道を下り、黄昏の筑波山神社に至る。 【〜筑波山神社一の鳥居〜旧筑波駅】 筑波古道を通って一の鳥居へ。昔の佇まいが残る道で下山したのは初めて(いつもは、神社近隣の駐車場を使っている)。mappe035が言うには「これが通ってもんだ」だそう。夕景の富士が夕方の雲をいただく中で、昭和以前の空気い思いを馳せた。 途中で生活道を西へ進み、斜めに下るように旧筑波駅(つくばりんりんロード筑波休憩所)へ向かう。 到着した時には、すっかり夜の帷が降りていた。 |
その他周辺情報 | 【買い物】 りんりんロード筑波休憩所の近くにセブンイレブン。 岩瀬までの移動中に、フードオフストッカー(カスミ系列の安価店)があるが、登山開始時間や夜中は閉店。 【温泉】 明野げんき館 (750円・アメニティ有・露天風呂有) |
写真
【足尾山・山頂】
4thピークは、南から燦々と陽が注ぐ日本で最初の足の神さま。
醍醐天皇の足は治癒したらしいけど、私は走り・歩き過ぎで脚を休ませ中―御利益があるといいな(^^)
4thピークは、南から燦々と陽が注ぐ日本で最初の足の神さま。
醍醐天皇の足は治癒したらしいけど、私は走り・歩き過ぎで脚を休ませ中―御利益があるといいな(^^)
【足尾神社】
Wikipediaの解説では「かつては山中の霊場800座への参拝者が多かったが、現在は廃れた」となっているが、なかなかどうして脚の神さまだけにしっかりと立っています!
ここでriezouさんは、ザックを背負ったまま和式トイレを使えることが判明・・・その特技ができる人、他に知らんわ( ̄。 ̄;
Wikipediaの解説では「かつては山中の霊場800座への参拝者が多かったが、現在は廃れた」となっているが、なかなかどうして脚の神さまだけにしっかりと立っています!
ここでriezouさんは、ザックを背負ったまま和式トイレを使えることが判明・・・その特技ができる人、他に知らんわ( ̄。 ̄;
【足尾山〜きのこ山】
西側の滑走路は、肥沃な北関東の農村の空は、冬の空気で透き通ってるんだろうなぁ。
北海道からの出張帰り、着陸体制に入る飛行機からココが見下ろせるが、コロナが消えたらまた見たいものだ(^^)
西側の滑走路は、肥沃な北関東の農村の空は、冬の空気で透き通ってるんだろうなぁ。
北海道からの出張帰り、着陸体制に入る飛行機からココが見下ろせるが、コロナが消えたらまた見たいものだ(^^)
【筑波山・女体山頂】
南筑波の山々の向こうに、霞ヶ浦の湖面と畔に土浦の街。昔からの茨城の景観なのだろう。
3年ちょっとの赴任だったけど、ここが第二の故郷と思う身には、黄昏も相俟って、ちょっとセンチな気分・・・
南筑波の山々の向こうに、霞ヶ浦の湖面と畔に土浦の街。昔からの茨城の景観なのだろう。
3年ちょっとの赴任だったけど、ここが第二の故郷と思う身には、黄昏も相俟って、ちょっとセンチな気分・・・
装備
個人装備 |
ザック:チャチャ35
靴:ツォロミー1
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備考 | リーダーであるmappe035のYAMAP https://yamap.com/activities/9130403 |
感想
『筑波嶺や ヘンタイどもが 夢のあと』
12/19(土)は、筑波連山のフル縦走を4年8ヶ月ぶりに堪能しましたが、ヘンタイな企画者の発案で南下ルート+古道も味わいました(^^)
この日は「類は友を呼ぶ」とはホントなんだなと納得した。
シンクロしそうなメンバーは直前でも即応!
ヘンタイの連鎖反応でタイヘンな山行となり、平和主義で讃歌的な私は縦スジ顔が続くのであった(;^_^''A
【山行記】
スタートからトップギア
あっと言う間に人家が消え
ノンストップの尾根筋登り
1stピークの北に白い日光
高速歩きはレーダー全開
上州の山波に浅間の白い影
秩父の上に富士山の薄い影
2ndピークの西は肥沃な常陸
恐竜の尾根道は縦横上下
背から首へ這い上って燕山
飛んで天狗さんたちの加波山
3rdピークたちは神々の棲家
大きな羽根に煽られて丸山
日本初の足治癒神の山越えて
長い長い続きの先にキノコ山
4thピークたちは人々の軌跡
ぐんぐん大きな峠を二跨ぎ
冷ややか道は凛な沢と霜水晶
広き湖面輝く向こうに大海原
5thピークの東南に透る関東
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