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Yamareco

記録ID: 284099
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
屋久島

荒川口〜大株歩道〜縄文杉〜永田岳〜宮之浦岳〜淀川小屋

2009年03月06日(金) ~ 2009年03月08日(日)
 - 拍手
GPS
45:00
距離
22.8km
登り
1,990m
下り
1,204m

コースタイム

6日1200荒川歩道→1300小杉谷東屋→1500大株歩道→1700縄文杉→1730高塚小屋泊
7日600起床→640縄文杉撮影→800高塚小屋出発→900新高塚小屋→1100焼野三叉路
 →1200永田岳→1400宮之浦岳→1700花江河→1730小花江河→1900淀川小屋
8日800淀川小屋発→900淀川登山口着タクシ−待ち合わせ安房へ
天候 6日雨のち曇り
7日高曇り
8日晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 飛行機
6日JAC鹿児島→屋久島1030 タクシー荒川歩道1200
8日タクシー淀川登山口900→空港
コース状況/
危険箇所等
・荒川登山口→小杉谷小中学校跡まで手摺り無しのトロッコ高架橋3ヶ所あり注意
・大株歩道までトロッコ道2時間
・階段、木道足元滑ります注意
・新高塚小屋→第2展望台から尾根歩き雨天時注意
・水はどこでも補給可能きれい
・永田岳頂上見失う恐れあり
・宮之浦岳から栗生岳以降迷うことなし
・花江河、小花江河一見の価値あり素晴らしい
・淀川も澄んできれい
雨あがあがったばかりの川が澄んでいる
雨あがあがったばかりの川が澄んでいる
小杉谷小中学校跡
小杉谷小中学校跡
校庭で屋久しかが草を食んでいる
校庭で屋久しかが草を食んでいる
雄しかも
施設の跡地か平地のも苔が
施設の跡地か平地のも苔が
照葉樹の森と川
母なる大地 緑なす森
母なる大地 緑なす森
トロッコ軌道から
トロッコ軌道から
花崗岩の大地に張り巡る根っ子
花崗岩の大地に張り巡る根っ子
ウイルソン株の中から見る小杉群
ウイルソン株の中から見る小杉群
枝が繋がる夫婦杉
枝が繋がる夫婦杉
初めての対面
今まで見て来た屋久杉とは比較にならない。
剛直で畏敬を感じる
樹皮色はいぶし銀
初めての対面
今まで見て来た屋久杉とは比較にならない。
剛直で畏敬を感じる
樹皮色はいぶし銀
7200年も生きて来た表皮のいぶし銀は
亜熱帯の環境に耐え
冬の氷雪に耐えて来た証し
その姿に圧倒されしばしの間佇立
明朝の晴れを願って高塚小屋泊
7200年も生きて来た表皮のいぶし銀は
亜熱帯の環境に耐え
冬の氷雪に耐えて来た証し
その姿に圧倒されしばしの間佇立
明朝の晴れを願って高塚小屋泊
曇り空の中、雲が途切れはじめ
曇り空の中、雲が途切れはじめ
雲の間に間に朝日が出て
その朝日が縄文杉に射し
雲の間に間に朝日が出て
その朝日が縄文杉に射し
光のしじまとなって
縄文杉に写った
光のしじまとなって
縄文杉に写った
光のしじまとなって
縄文杉に写り
光のしじまとなって
縄文杉に写り
そして消えた
3分間のモーニングセレモニー
であった 
そして消えた
3分間のモーニングセレモニー
であった 
何事もなかったかのように
再び静けさ中に佇んでいた
何事もなかったかのように
再び静けさ中に佇んでいた
展望台から宮之浦岳と翁岳
展望台から宮之浦岳と翁岳
再び屋久しか
いきなり飛び出してきて
こんにちは
いきなり飛び出してきて
こんにちは
稜線に立ち目指す所が明確に
稜線に立ち目指す所が明確に
焼野三叉路にザックをデポして永田岳に
行こう
焼野三叉路にザックをデポして永田岳に
行こう
永田岳ピークはここより東に
ちょい見失う
永田岳ピークはここより東に
ちょい見失う
永田岳から宮之浦岳を望む
九州最高峰1・2揃いぶみ
永田岳から宮之浦岳を望む
九州最高峰1・2揃いぶみ
ついに九州最高峰宮之浦岳山頂
ついに九州最高峰宮之浦岳山頂
手前から翁岳 安房岳 投石岳 
手前から翁岳 安房岳 投石岳 
花崗岩が隆起して岩の上に岩
花崗岩が隆起して岩の上に岩
これも岩の上に卵
これも岩の上に卵
日本最標高池塘花之江河
日本最標高池塘花之江河
日本庭園?小花之江河 
日本庭園?小花之江河 
その3
ここからヘッデン点灯2時間
淀川小屋泊
その3
ここからヘッデン点灯2時間
淀川小屋泊
淀川登山口タクシー待ち合わせ屋久杉自然館
毛利さんがヤクスギのタネをSシトルに持ち込んだ「宇宙ヤクスギ」向かって右に
淀川登山口タクシー待ち合わせ屋久杉自然館
毛利さんがヤクスギのタネをSシトルに持ち込んだ「宇宙ヤクスギ」向かって右に
3月初旬なのにつつじが咲いて
さすが亜熱帯
歩いていたら島の人からタンカンを頂き
心やすらぐ 安房港近く場所不詳
3月初旬なのにつつじが咲いて
さすが亜熱帯
歩いていたら島の人からタンカンを頂き
心やすらぐ 安房港近く場所不詳

感想

私が屋久杉を知ったのは世界遺産に選定されNHKテレビ番組「プロジェクトX・伝説の深き森を守れ」を見て一度は行って見たいと思っていた。
それから9年後に実現できたのである。
母の3回忌に合わせ日程を組んだ。
屋久島の森に入ったとき植生の繁茂、シダ類(ヘゴ)の大きさにびっくりした。
 また屋久杉の大きさに、樹齢にも驚愕する。
縄文杉は俗説7200年、実質は3000〜4000年らしい。
4000年って人類がいただろうか?エジプト国家統一・インダス文明で3000年位前
 つまり樹木の誕生が古いってことだ。
我が心の山 市房にも大杉はあるが樹齢1000年位ではと思う。
屋久杉とは樹齢1000年以上のことを言うらしくそれより若い木は
小杉というらしい。
亜熱帯と降雨量の多いせいだろう。シダ類コケ類が豊富、また流れる川が澄んでいる。雨後だといううのに濁りがない。雨もいったん地中に浸透して浄化されて地表に浸み出すのであろう。
大株歩道には、いたる所から水が滲み出てこの山の水の豊富さが伺い知れる。
 名だたる屋久杉を見て圧倒されるも、縄文杉の前にはひれ伏さんばかりの荘厳さに言葉を失う。夕方見る縄文杉は銀色となり、暮れ行く薄暗い中に映り続けた。
朝一高塚小屋から下り、朝日の当たる縄文杉をと思いきや曇天、しばらくすると雲の間に間に太陽が射しその光が一条の線となって縄文杉に当って黄金の輝きとなた。わずか3分間の縄文杉劇場を切り撮ることができ心あふれるものを感じた。
さあ今日は宮之浦岳、永田岳と縦走し淀川小屋までの行程
稜線に出ると屋久竹の繁る中一本の道筋が雲の彼方に続いている。
焼野三叉路に荷物をデポしてアタックザックで永田岳へ、頂上は花崗岩の下に
あり。ちょっと行く手を見失いがちなので注意。ピークから西はウミガメ産卵地の永田浜が直下に見える。東はこれから行く九州最高峰宮之浦岳が対峙している。
もののけ姫の背景となった所もそこかしこに現れる。デポしたザックを担ぎピークを目指し頂点へ。絶景を楽しみ栗生岳へ。栗生の地元の人が海岸の砂を
懐に抱いて山の神に供え家内安全、五穀豊穣、大漁安全祈願する「岳参り」栗生岳の大岩の中に祠があって私も参らせて頂いた。
 花之江河、小花之江河は日本最標高の湿地帯であり自然の日本庭園といった所でこの縦走の終わりの地にふさわしい心和む地である。
 淀川小屋まであと2時間ヘッデン点けながらのアップダウンダウンを繰り返し
小屋へ到着。ウッディハウスの気持ち良い小屋であった。朝起きたら淀川登山口
 からわれ先にと登山者が上がって来る。さあ1時間弱歩けば今回の旅の終わり
ともなると、惜しむかのごとくゆっくりした足取りとなった。
 予約していたタクシーの運転手さんは偶然にも3日前空港から荒川口までお世話になった方で途中屋久杉自然館に立ち寄り宇宙ヤクスギを紹介頂いた。
 振り帰ると屋久島はすべてを包み込む亡き母であり屋久杉は何事にも屈しない毅然とした亡き父であり私はその中で風と遊ぶ照葉樹林であった。
ありがとう世界遺産屋久島!!感謝感謝








世界遺産屋久島に九州一高い山があった

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