2021年山初めは塔ノ岳へ（西山林道よりマルガヤ尾根↑ 表尾根から三ノ塔尾根↓）

2021年01月10日(日) [日帰り]

• GPS: 07:17
• 距離: 18.4km
• 登り: 1,385m
• 下り: 1,501m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:34
• 休憩: 0:53
• 合計: 8:27

距離 18.4km 登り 1,542m 下り 1,524m

6:29 大倉バス停
7:17 7:22 黒竜の滝
7:35 7:35 尾関広氏の銅像
7:38 7:39 二俣
7:54 7:55 本沢渡渉点
8:38 8:38 マルガヤ尾根・928ｐ
9:32 9:32 鍋割山稜
9:40 9:40 小丸
9:48 9:49 小丸尾根分岐
9:59 10:00 大丸
10:08 10:08 金冷シ
10:26 11:06 塔ノ岳
11:29 11:29 木ノ又大日
11:46 11:47 新大日茶屋
11:49 11:50 新大日
11:59 11:59 書策新道分岐
12:07 12:07 政次郎ノ頭
12:14 12:15 行者の鎖場
12:23 12:23 行者ヶ岳
12:38 12:44 烏尾山荘
13:04 13:04 三ノ塔地蔵菩薩
13:26 13:27 三ノ塔
14:21 14:21 牛首
14:47 14:47 三ノ塔尾根道入口
15:04 15:04 大倉バス停
15:04 ゴール地点

天候

一日中快晴！雲無し
大倉の朝6時半は-2〜3℃
11時前後の塔ノ岳山頂は-5℃位
風が強く非常に寒かった。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大倉バス停向かいの24時間コインパーキングを利用（土日祝最大800円）

コース状況／危険箇所等

・マルガヤ尾根
本沢渡渉地点を越え少し進んだ場所に取り付きがあるらしいのだが見つけられず、適当に尾根を登ったら踏み跡にぶつかった（自分が侵入した場所よりほんの少しだけ先が取り付きだったようだ）
道標などは無いが、踏み跡を辿れば鍋割山稜に合流する迄迷わないだろう。
急登で踏み跡が薄い箇所もあり人の気配はない。
登山道には熊のフン多数。
標高を上げると富士山や愛鷹山、花立山荘や鍋割山荘なども見えて来て眺望が楽しめる。
下り時は上部で支尾根に引き込まれ易い箇所があるらしい

・鍋割山稜から塔ノ岳
良く整備され指導標やベンチなど豊富。
相模湾の眺望が良い。
途中小丸尾根分岐を経て金冷シで大倉尾根と合流する。
比較的歩いている人は多い

・表尾根
幾つものピークをアップダウンながら降りヤビツ峠まで続く丹沢のメジャーコース。
体力は要るが標識、休憩場所多数、トイレも複数箇所あるので、ペースに気をつければ問題無し。
鎖場や岩場などもあり変化に富んでいて面白い。
降り時に100人以上とすれ違った。

・三ノ塔尾根
三ノ塔より表尾根を離れ大倉方面へ。
非常に整備されており、表尾根から下降する支尾根の中では抜群の歩き易さかと思われる。
幾度も林道と交錯するが指導標や案内も充実しているのです迷わないだろう

その他周辺情報

秦野天然温泉さざんか　大人850円

写真

1/10 6:29

当初、寄（やどりぎ）から後沢乗越を経て塔ノ岳へ行き、帰りに鍋割山へ寄る計画を立てていたが、当日寄大橋まで車を走らせるとそこから先の林道が令和元年の台風19号被害からの復旧工事の為歩行者も含め通行禁止となっていた。
仕方ないので大倉まで急いで移動。
多少計画とは異なるが、鍋割山から塔ノ岳へ行く事にした。
ついでに小丸尾根分岐と金冷シの間を繋げてしまおう

1/10 6:30

計画より30分遅れのスタート。
まずは鍋割山方面へ向かう

1/10 6:33

日が上がる前の大倉の気温はマイナス。
今回おろしたてのマイクロパフフーディを着てても肌寒い。早く体暖まれ〜

1/10 6:46

西山林道のゲートを過ぎる。
ここから林道が長くて敬遠してたため鍋割山へ行くのは3年ぶりだ

1/10 7:34

ひたすら林道を歩く事50分、山の恩人・尾関広像まで辿り着く。
日本山岳連盟を作った人らしい

1/10 7:38

二俣到着。大倉から4キロもあるのか

1/10 7:40

小丸尾根取り付き点を通り過ぎる

1/10 7:44

林道に日が差し始めた。少しは暖かくなるだろうか

1/10 7:49

快晴の鍋割山稜。
歩いているうちに計画変更。
鍋割山は辞めて当初計画していたマルガヤ尾根を登って塔ノ岳へ向かう事にした。
なるべく歩いた事のないルートで行きたいし

1/10 7:54

本沢渡渉地点
ここで今回初めて自分以外の登山者と出会う（追い抜かれた）

1/10 7:56

画質は粗いが中央付近のいくつかの白い点は鹿の白いお尻です（四頭くらいが斜面を駆けあがっていった）

1/10 7:57

本沢渡渉地点を過ぎて5分もたたずマルガヤ尾根取り付き点付近に到着。
しかし…入り口が良く分からないな
踏み跡はあるが方向が違うような…

1/10 8:20

ヒィヒィ言いながら足場の悪い急斜面を無理やり登り、おろしたてのマイクロパフにバラ科植物の棘が刺さるのをと半泣きで慎重に抜きつつやっと踏み跡を見つけた。
（どうやら入り口はもう少し先の木立の中からだったらしい）

1/10 8:21

あちらは隣の小丸尾根。
それにしても斜面が急である

1/10 8:33

30分ほど登るうち尾根が明るくなって来た

1/10 8:38

マルガヤ尾根の途中にあるピーク、923P到着。
手前の急登は足元も滑り易く大分両脚を消耗してしまった。
相模湾が輝いて美しい

1/10 8:39

踏み跡のど真ん中に熊のフン🐻
この後も別のフンを発見
マルガヤ尾根は熊の住処の様だ…

1/10 8:43

1/10 8:53

崩れかけた場所もあったが全体的にはしっかりした尾根だ

1/10 9:09

登り始めて1時間10分。そろそろマルガヤ尾根も終盤だ。
尾根上部は広くなっており道がハッキリしないので下降時は支尾根にひきまれやすいらしい

1/10 9:09

1/10 9:11

マルガヤ尾根上部はどんどん視界が開けていく。
愛鷹山が見えた

1/10 9:11

此方は箱根方面

1/10 9:11

鍋割山がめちゃくちゃ近い。
すぐ隣の尾根だからな

1/10 9:12

マルガヤ尾根からパノラマ

1/10 9:16

お！遂に富士山が顔を出したぞ

1/10 9:20

富士山アップ

1/10 9:23

ゴールが近いと思ってからが意外に長いな…

1/10 9:27

木立の間に鍋割山荘。
まだオープン前だろうけど、あの追い抜いて行った男性登山者はもう着いたのだろうか

1/10 9:29

鍋割山の向こうに南アルプス！

1/10 9:32

眺め良いなあ〜

1/10 9:32

相模湾ね輝きが増している

1/10 9:33

鍋割山稜に合流。
マルガヤ尾根、1時間半くらいかかった

1/10 9:33

鍋割山稜を歩くのは三年降り、晴れてるのは初めてだ

1/10 9:35

相模湾を眺めながらの尾根歩き、これは気持ち良いなあ
真鶴半島、伊豆半島、大島が見える

1/10 9:37

北側を見ると大室山から蛭ヶ岳、丹沢山と丹沢主稜の山々が

1/10 9:37

鍋割山稜に合流して本日2人目の登山者と出会う。
この後金冷シで大倉尾根に合流する迄に更に8人とすれ違う。
今迄のひとけの無さが嘘みたいだ

1/10 9:37

ベンチで暫し休憩

1/10 9:39

小丸、とあるが、ヤマレコマップ上では小丸はまだ先なんだよなあ
ヤマレコが間違ってるのかな

1/10 9:40

ウキウキの尾根歩き
ちと寒いが

1/10 9:45

お、尊仏山荘見えてる

1/10 9:48

小丸尾根分岐到着。
ここまでは歩いた事があるが、この先金冷シまでは初めての区間だ

1/10 9:51

花立山荘、烏尾山荘、三ノ岳避難小屋が並んでいる

1/10 9:56

南アルプス白いなあ

1/10 9:59

大丸なんてのもあったのか

1/10 10:00

塔ノ岳手前で下りが始まった。
折角登っのにまた降りるのか…

1/10 10:08

金冷シ到着。
遂に鍋割山と大倉尾根が繋がった

1/10 10:13

金冷シから塔ノ岳山頂までは20分ほどか

1/10 10:20

日が照っているのにかなりの寒さ。
山頂が近づくに従い風も強くなってきま。
マルガヤ尾根上部はポカポカだったのに…

1/10 10:22

やどりぎ水源林内管理道路通行止めのお知らせ！
チクショー！9月から通行止めだったのかぁ〜

1/10 10:23

相模湾、絶景〜！

1/10 10:23

スマホで撮影の為グローブ外すとすぐ手がかじかんでしまう。
最近箱根行って無いなあ

1/10 10:23

富士山と愛鷹山、南アルプス。
眼下に見えるのは尊仏ノ平かな？
いつか行ってみたいな

1/10 10:23

こんなハッキリ南アルプス見えるんだなあ

1/10 10:23

丹沢主稜の奥に見える白い山はなんだろう

1/10 10:23

尊仏山荘
山頂はまだ時間が早いせいもあるかもしれないが、例年に比べ人が少ない様な気がする。
緊急事態宣言で県外からの移動など自粛した人が多いのかな

1/10 10:24

表尾根、大山の向こうに江ノ島と三浦半島

1/10 10:24

雲一つない富士山！

1/10 10:37

今日の塔ノ岳は寒い以外は満点だな

1/10 10:45

ゆるキャン△シーズン2を見て衝動的に買ってきたカレー麺で腹ごしらえ。
停滞してると流石に冷え冷えだ。
慌てて防寒着を羽織る

1/10 10:57

乾かそうと置いておいた帽子が凍ってる…

1/10 10:57

気温-5℃か…
風を考えれば体感気温はもっと低いな

1/10 10:58

今日は大山も登山者多いだろうな

1/10 10:59

ユーシン方面は令和4年3月まで通行止めだという。
まだ2年以上先かあ

1/10 10:59

塔ノ岳山頂でこんなに南アルプスバッチリ見えたの初めてかも

1/10 10:59

1/10 11:00

筑波山だ！

1/10 11:03

40分くらい休憩したがそろそろ下山するか

1/10 11:03

千葉まで見えてるな

1/10 11:07

帰りは表尾根経由で下山。
最初は大倉尾根で下山しようかと思っていたのだが、そういえば三ノ塔尾根を歩いた事ないなと思い立ったので…

1/10 11:08

山頂直下の日陰に僅かに雪の痕跡

1/10 11:10

さらば塔ノ岳

1/10 11:17

さて、ここから三ノ塔までの間、次々に登ってくる登山者とすれ違った。
三ノ塔までは歩いた事ある道だったので暇つぶしにカウントしてみたが、なんと120人以上とすれ違った。
流石大人気メジャーコース、緊急事態宣言とはなんだったのか

1/10 11:18

三ノ塔まで距離あるなあ

1/10 11:29

木ノ又大日

1/10 11:31

木ノ又小屋
なんかずっと工事してるなここ。
コロナのせいで遅れてるのかな

1/10 11:45

丹沢三峰かな？
彼方も行ったこと無いからいつか行ってみたい

1/10 11:45

新大日への登り

1/10 11:48

新大日茶屋（廃墟）前では多数の登山者が休憩中だった。
それにしても絶景だな

1/10 11:50

書策小屋跡に烏尾山荘、三ノ塔とコレから歩く道が全部見えている

1/10 11:55

雄々しい大山の山体

1/10 11:58

1/10 11:59

書策小屋跡

1/10 11:59

尊仏山荘が見える

1/10 12:01

パラグライダーが飛んでいた

1/10 12:06

政次郎ノ頭
前回表尾根を歩いた時はここから政次郎尾根で下山した

1/10 12:08

ここ、ガチガチに固められてるけど崩れないのかな

1/10 12:14

鎖と橋がなかったらここ越えられないな

1/10 12:16

1/10 12:16

鎖場より富士山の眺め

1/10 12:16

鎖場から見た痩せ尾根

1/10 12:20

行者ヶ岳手前の岩場

1/10 12:23

行者ヶ岳

1/10 12:37

烏尾山手前から行者ヶ岳を振り返る

1/10 12:37

大倉尾根と富士山
花立山荘もチラリ

1/10 12:37

烏尾山でトイレを利用
表尾根はトイレが多くて助かるな

1/10 12:38

烏尾山からみた相模湾

1/10 12:42

烏尾山荘と三ノ塔避難小屋

1/10 12:47

標高差100mくらいありそうだな

1/10 12:47

三ノ塔へ登る登山者が見える

1/10 13:05

三ノ塔のお地蔵さんも防寒してた

1/10 13:05

表尾根から塔ノ岳のルートが一望

1/10 13:07

1/10 13:09

三ノ塔到着
腹減ったので持ってきたあんぱんを食す

1/10 13:27

さて、ここからはまた未経験のルート。
三ノ塔尾根で大倉を目指す

1/10 13:30

思った以上に整備されてるな。
誰にも会わないと思っていたのだが、登り下り合わせて9人＋1匹とすれ違った

1/10 13:50

日陰に入ったからか非常に寒い。
表尾根は結構ポカポカだっただけに余計寒く感じる

1/10 14:00

倒壊した鹿柵の脇を進む

1/10 14:05

大倉尾根と花立山荘

1/10 14:15

帽子の忘れ物
まだまだ大倉遠いな

1/10 14:20

牛首手前で犬を連れたトレランの男性が追い抜いて行った

1/10 14:22

牛首到着。
ゲートが二つある

1/10 14:23

右の道が尾根沿いの道なのだが、私有地につき通行禁止とありテープが張られていたので左の舗装路で下山した。
ここで山道は終わり、あとは大倉まで車道歩きだ

1/10 14:32

道は明るい

1/10 14:51

結構長いな…

1/10 14:56

やっと人里に出たか

1/10 15:00

橋を渡ればバス停だ

1/10 15:04

大倉バス停到着。
三ノ塔から1時間半くらいかかったか。
この後秦野で日帰り温泉に入ってから帰った

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

kukaminn

今年初の登山は雪山高峰、八ヶ岳の天狗岳を予定し準備していたのだが、三連休直前に緊急事態宣言が1都3県に出てしまい、長野県も対象地域からの訪問自粛を要請して来た。
こんな状況で遭難でもした日には…
（ちなみに山梨も静岡も自粛要請を出してきた）

という事で今年初登山は県内に決定。
天気は良いし、塔ノ岳にでも登るか…

と肩透かしを喰らった気分だったが、せっかくなら未経験コースで行くか！と寄から鍋割山経由で塔ノ岳へいくルートで計画。
しかし当日自家用車で朝5時50分に寄大橋に着いてみると、その先の林道が封鎖されており、「台風被害復旧工事の為歩行者も含め通行禁止」との案内が…

なんか2021年の登山に暗雲が立ち込めて来た気がしないでも無いが、気を取り直して急遽大倉へ向かう。
鍋割山から塔ノ岳へ行き大倉尾根で下山しようかな…とふわふわした感じでスタートした本山行だが、結局マルガヤ尾根で鍋割山稜を経て塔ノ岳、下山は三ノ塔尾根で下山するという計画と全く違うルートになった。

塔ノ岳は大倉尾根から何回も登っており正直新鮮味はないのだが、こんな風に未踏ルートで歩けばまだまだ楽しめるな。
特に静かなマルガヤ尾根はかなりドキドキワクワクがあった。

これをもって2021年は転んでもタダでは起きない粘り強い登山の年…という事にしよう。

今年もたくさん面白い山に登れます様に！