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記録ID: 286748
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無雪期ピークハント/縦走
祖母・傾

(大分)秋の祖母山〜傾山縦走(1983)

1983年09月23日(金) ~ 1983年09月25日(日)
 - 拍手
GPS
49:40
距離
33.1km
登り
2,634m
下り
2,651m

コースタイム

9/23;12:30神原登山口−13:20一合目の滝−14:10五合目小屋前−16:30国観峠−17:30祖母山九合目小屋(泊)
9/24;5:30祖母山九合目小屋−5:50-6:10祖母山頂−8:10-30障子岳−9:20-30古祖母山−11:20-40(旧)尾払峠−13:20三国岩−13:50-14:10本谷山−15:20-40笠松山−16:20九折小屋(泊)
9/25;6:10九折小屋発−7:30-9:00傾山山頂−10:00-40九折小屋−11:10林道出合−11:40カンカケ谷−13:10九折−14:10 傾山登山口
天候 9/23 晴れのち霧、にわか雨
9/24 晴れ、朝のうち霧
9/25 晴れのち雨
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【行き】福岡ー(JR)−竹田駅−(車に同乗)−神原登山口
【帰り】傾山登山口(九折)−緒方駅−(JR)−福岡
コース状況/
危険箇所等
登山、下山道も、縦走路も道形ははっきりしていた。
9/24 朝霧に包まれた祖母山山頂
2013年03月30日 15:54撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/30 15:54
9/24 朝霧に包まれた祖母山山頂
祖母山への登り、六合目付近
2013年03月30日 15:54撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/30 15:54
祖母山への登り、六合目付近
縦走路の途中より、雲をまとった祖母山山頂を振り返る
2013年03月30日 15:54撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/30 15:54
縦走路の途中より、雲をまとった祖母山山頂を振り返る
9/23神原登山道、一合目の滝 
2013年03月30日 15:54撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/30 15:54
9/23神原登山道、一合目の滝 
五合目の避難小屋
2013年03月30日 15:54撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/30 15:54
五合目の避難小屋
祖母山山頂より縦走路に入る、木のサンバシなどあり、慎重に行く
2013年03月30日 15:54撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
3/30 15:54
祖母山山頂より縦走路に入る、木のサンバシなどあり、慎重に行く

感想

【山行No48】

※ 祖母山には以前登ってはいるが、以前から行きたかった、九州では屈指の縦走ルートである、
 祖母ー傾縦走コースに、連休を利用してチャレンジすることにした。

※この山行、途中よりカメラが不調となり、残念ながら後半の写真がありません。悪しからず。

9月23日(金)
・夜中の3時に起き、夜明け前の暗い街並みを抜け、博多駅へと向かう。
 行きは、交通費を節約するため、5:05発の鹿児島本線の鈍行列車に乗る。
 熊本で豊肥本線に乗り換え。ここからは鈍行では竹田までは行けないため、急行「火の国1号」に乗る。
11時ころ 竹田着
 ・駅前のスーパーで食糧などを調達する。
  その後、神原まで行くバスを待っていたところ、待合室で、オバサンから「車に乗せていってあげようか?」
 と誘いがかかり、これ幸いと車に同乗させてもらった。オバサンは神原の民宿の人。

12:30 神原(こうばる)登山口
 ・車に同乗させてもらったので予定より早く着けた。
  この調子なら今日中に九合目の小屋まで行けそうだ。でも急ぎたいので、さっそく出発する。
  今日は天気も秋晴れの上天気だが、祖母山の山頂部付近は雲に覆われている。

13:20-30 一合目の滝
14:10-20 五合目避難小屋
 ・昨年、初めて祖母山に来たときは、初日に、この避難小屋に一人きりで泊まり、
  少し怖い思いもしたが、日中の明るい陽射しのなかで見ると、特にどうということはない避難小屋だ。
15:10 7合目
 ・この付近より周辺は霧に覆われてきた。
  単調な急登が続くのと、朝早く起きてきたため、寝不足で疲れもでてきて、
  このあたりは我慢のしどころといった感じ。
  連休中にしては、登山者の姿も少なく、5合目の小屋付近より上は登山者にも出会わなかった。
16:30-40 国観峠
 ・ようやく長い急登が終わり、稜線の一角に到着。
  しかし、天気はあいにくの濃い霧で、パラッと小雨も降り出した。
  ここら頂上の小屋までも以外と道は良くなく、えぐれたような赤土の道を進む。

17:30 祖母山9合目小屋着
 ・夕暮れ時に、ようやく頂上の小屋に到着でき、ほっとした。
  着いてすぐ、夕食の準備にかかるが、なんと、今回、箸を忘れてきていた!
  なんとかドライカレーを食べる。
 ・今日の宿泊客は15名ほど。小屋番のおじいさんも機嫌がよく、焼酎などを飲みだし、
  賑やかな山小屋の夜だった。

9月24日(土)
 ・朝4時過ぎに起床。まだ小屋の中は暗い。ほかの人もパラパラと起きだしてきた。
5:30 祖母山9合目小屋 発(気温=16℃)
 ・起きたころには空には月もでていたのに、出発するころになると、周辺は霧に覆われてしまった。
  まだ夜明け前なので道も薄暗くて見えにくい。

5:50-6:10 祖母山山頂(標高=1756m)
 ・朝いちばんに山頂に着けたかと思っていたが、すでに他のパーティがいた。
  ご来光を拝もうと待っていたが結局山頂部の霧は晴れなかった。
  今日は行程も長いので、山頂にあまり長くいることもできず、縦走に移った。
7:00-10 崩ピーク(仮称)
 ・山頂からの急な道を下り、小ピーク(仮称;崩ピーク)に着くと、
  急に周辺の霧が切れ、祖母山の山頂が見えだした。上空は青空が広がっている。
 ・ちょうどカメラのフィルムが終わったので、フィルムを入れ替えたが、その後、
  なぜかカメラの調子が悪くなり、シャッターが降りなくなった。
  あれこれいじるも調子は回復せず、結局このあとは写真なし。
 ・このピークからは、眺めが素晴らしく、眼前の祖母山はもとより、天狗岩、障子尾根、
  それから縦走路にそびえる古祖母山、本谷山、最終目的地の傾山まで、全貌できる。
  カメラが不調なのは残念だが、その分、景色を目に焼き付ける。

8:10-30 障子岳
 ・このピークからも青空のもと、四周の眺めが良い。
  この後も、足のペースは良く、縦走者の先頭を切って、気持ちよく進める。
9:20-30 古祖母山
 ・少し雲が出てきた。でも天気が悪くなる感じではないので、先へと進む。
11:00 尾払越
11:20-40 旧尾払越のコル
 ・前回はここから麓に下ったが、今回は縦走なので、この先は初めての道となる。
 ・後から来ていた縦走者が、水場を求めてここから下って行ったが、
  水が枯れていた、とのことで戻ってきた。水を切らして困った様子だった。
 ・ここから、本谷山への長い登りとなる。
  途中で、先ほどの人がやってきた。自分も水はそれほどたっぷりは持っていないが、
  気の毒なので、水を少し分けてあげた。
13:20-30 三国岩
 ・久々に展望のある場所に出た。振り返ると祖母山からたどってきた縦走路が一望のもとに見える。
13:50-14:10 本谷山
 ・ようやく縦走路の最大の山を登り切ったが、山頂部は展望もなく、
  山体の大きさに比べると貧相な山頂だ。
 ・山頂から200mほど東に行ったところに小さな水場があった。
  今朝もってきた2Lの水は、暑いせいですでに飲みつくしていたので助かった。
15:20-40 笠松山
 ・5万図上の笠松山には標識はなく、その次のピークに、笠松山の標識あり。
  ここも本谷山と同じく、山頂部からの展望はほとんどなく、静かな山頂だ。
 ・ここからは九折越の峠まで緩やかに下ってゆくが、だいぶ疲れが出てきて足取りは重い。

16:20 九折小屋 着
 ・ほぼ予定していた時刻に到着。今日は縦走者の中では先頭集団だったので、
  小屋も空いているかと思っていたが、下から上がってきたのか、
  大学生の10名ほどのパーティが良い場所を先に占拠している。
 ・ガイドブックの記載では、だいぶ荒れている古い小屋、とのことだったが、
  たしかに1Fの床は一部腐りかけてブヨブヨになっている。
  2Fも床が抜けている場所があったが、2Fの隅に陣取った。
 ・この小屋の難点は、水場が遠いこと。宮崎側にだいぶ降りてゆく。
  夕食後、夕ぐれどきには、東の正面に傾山の岩場が夕日に映えて美しかった。

9月25日(日)
 ・昨晩の寝がけには、シュラフに入っていると寝苦しいほど暑い感じだったが、
  さすがに夜半からは冷えてきた。

6:10 九折小屋発
 ・今日はまず、傾山をピストンしてから下山する予定なので、
  必要な荷物のみ持って出発する。
 ・傾山への登りの道は、まずまず良好。しかし昨日の縦走の疲れか? 朝から足が重い。
  だが登るごとに展望がだんだんと開けてきていい感じだ。

7:30-9:00 傾山山頂(標高=1605m)
 ・ようやく念願の、傾山に登ることができた。
  今日も良い天気で視界も良く、四周の山々が一望のもとに見えて、なんとも素晴らしい朝だ。
  近くの祖母山からの山なみはもちろんのこと、北には九重連山、由布岳が見え、
  南には、谷を隔てて大崩山塊がずっしりと構えている。南西の方は九州の主稜山地の山山、遠くに市房山が見える。
  西には、祖母山の稜線の向こうに、阿蘇の連山も見え、遠くは熊本の八方が岳あたりがみえた。
  東にも山なみがうっすらと見えるが、どうやら四国の山なみのようだ。
  本当に、カメラが不良なのが残念の一言。
  代わりに、目の中に景色を焼き付けようと、結局、1時間半も山頂でのんびり過ごした。

10:00-40 九折小屋
 ・小屋に戻ると、すでに小屋の中は空っぽで、がらんとしている。
  荷物をまとめて、最後に傾山の雄姿を目に焼き付けてから、下山にかかる。
 ・朝方の快晴の上天気はどこへやら、ずいぶん上空は雲が増えてきた。
  時折小雨がぱらついてきた。
 ・ここからの下りは結構、急な道が続く。やはり昨日の長い縦走の疲れがあるせいか、
  足に力がなく、何回か尻もちをつきながら下る。

11:10 林道出合
13:00 九折集落
 ・この付近で、上空が暗くなってきたな、と思っていたら、
  とうとう雨が本降りとなってしまった。道は林道なので、傘を差して行く。
 ・九折集落から登山口までは、川の対岸へと最後の登りとなっている。
  最後はなかなか足が重かった。

14:10 傾山登山口着
 ・バスの時刻は14:50 ちょうど良い時刻に降りれた。
  小屋に泊っていたほかのパーティも相前後して降りてきた。
  バス停前の小さい店で、サイダーを買って飲み、一息ついた。

 ・あとは、バスで緒方の町まで出て、JRに乗る。
  熊本経由、福岡に着いたのは、22時を過ぎていた。

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