(過去レコ)北岳/間ノ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 2,220m
- 下り
- 2,221m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
八日前に初めて広河原へ車で入った印象は、休日は余りにも人が多くて自分の歩行ペースが保てず、静かな山歩きができないことなどの理由で、広河原へ入るなら平日に限ると思った。
芦安村に入った時、道路は濡れていたが雨は降っていなっかった。
ところが、長い夜叉神トンネルを過ぎてから小降りの雨となった。
天気予報は曇り、昼過ぎから晴れ、朝の内は所によって雨だった。
午後の好天を期待し、丑三つ時の2時40分に傘を差して出る。
夜が明けた頃に雨は上がり、朝焼けも見られた。
鳳凰の観音、薬師には雲が掛かっていたが、地蔵のオベリスクは見えた。
大樺沢上部は残雪が多く、二俣付近でアイゼンを付ける。
すぐ右側には夏道があったが、雪渓を上がった方が早かった。
雪渓が終わると梯子の連続、登山者が多いと渋滞しそう。
八本歯のコルへ辿り着いた時、前方の間ノ岳はすっかり雲に覆われている。
小キジを撃ち、カロリーを補給している ものの1〜2分の間に雲はすっかり取り払われ、間ノ岳から農鳥岳の展望が素晴らしい。
真っ赤な屋根の北岳山荘も間近に見える。
暫く景色に見入っていたが、ふと我に返り、予定通り先に間ノ岳へ行く。
9時35分、初めての3000m超の間ノ岳に立つ。
農鳥岳まで足を延ばしてみようかと欲な考えがよぎったが、ここへ戻るのが午後2〜3時になり、体力的にきつ過ぎるので諦める。
行って行けないことはないが、行くなら最初からその心構えが要りそう。
塩見岳は見えたが、東側は濃い雲が立ち込め、富士山は終日見えず。
30分近く休憩後、北岳を目指して来た道を戻る。
北岳山荘では屋根の上に布団を干し、四人が寝転がって日光浴をしている。
間ノ岳から2時間15分、日本第二位の高さの北岳へ登頂す。
国内の山で富士山は別格なので、北岳が第一位のような気がしてならない。
登頂時は誰もいなかったが、しばらくして単独行が来た。
山岳展望は仙丈ヶ岳しか見えず、その他は雲に隠されていた。
北岳だけなら楽に日帰りできるので、いつの日にか機会があれば来てみたい。
肩ノ小屋の前を通り、草すべりの急坂を下って、白根御池経由で下山する。
満開の高山植物がとっても綺麗で、今回は山岳展望よりも花の美しさ&可憐さが印象に残る山行だった。
北岳頂上直下には数匹の猿がいた。ライチョウの雛やイタチみたいな小動物も。
下山中、鳳凰三山がよく見え、あたかも残雪のような白い山肌だった。
登山中の微かな頭痛が下山中にひどくなり、農鳥岳は高度障害の点でも無理だった。
行き会った登山者は殆どが単独行、カップルが一組、合わせて十数人だった。
【37960歩】
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