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Yamareco

記録ID: 2888890
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
蔵王・面白山・船形山

蔵王

2020年02月21日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 宮城県 山形県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
7.9km
登り
210m
下り
704m

コースタイム

日帰り
山行
3:15
休憩
1:25
合計
4:40
9:20
15
9:35
45
10:20
10:45
10
熊野岳避難小屋
10:55
11:05
10
11:20
40
12:00
25
12:25
13:15
45
14:00
ペンションtooCotton
過去天気図(気象庁) 2020年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
蔵王坊平のペンションに宿泊。翌朝タクシーで蔵王温泉に移動して地蔵山頂駅まで移動。熊野岳→避難小屋→お釜→坊平に下山しました。
コース状況/
危険箇所等
危険ヶ所はありませんが、ガスでホワイトアウトした時は目印の木の杭を頼りに行動しました。
その他周辺情報 下山後はもちろん蔵王温泉へ。
今回の宿・tooCottonに到着。気温-4℃、雪。
2020年02月20日 07:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 7:38
今回の宿・tooCottonに到着。気温-4℃、雪。
昨年10月以来4ヶ月ぶり5回目のtooCotton。
2020年02月20日 07:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 7:42
昨年10月以来4ヶ月ぶり5回目のtooCotton。
建物の真ん中に薪ストーブがあるtooCotton。
2020年02月20日 07:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 7:48
建物の真ん中に薪ストーブがあるtooCotton。
tooCottonの豪華な朝食をリクエスト。昨夜の泊まり客は9人だった。
2020年02月20日 07:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 7:49
tooCottonの豪華な朝食をリクエスト。昨夜の泊まり客は9人だった。
本来休館日の今日は宿泊者は我々のみ。3ベッドルームに朝からチェックイン出来た。
2020年02月20日 08:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 8:24
本来休館日の今日は宿泊者は我々のみ。3ベッドルームに朝からチェックイン出来た。
薪ストーブと煙突が吹き抜けの2階、3階を暖かくしている。
2020年02月20日 08:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 8:31
薪ストーブと煙突が吹き抜けの2階、3階を暖かくしている。
蔵王の定番・山口餅屋でランチ。「餅は餅屋」なのだ。
2020年02月20日 13:03撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 13:03
蔵王の定番・山口餅屋でランチ。「餅は餅屋」なのだ。
雑煮+好きな餅を2種類選べる餅定食(1,250円)をいただく。
2020年02月20日 13:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 13:11
雑煮+好きな餅を2種類選べる餅定食(1,250円)をいただく。
蔵王と言えば共同浴場。上湯、下湯、川原湯があるが、ここは上湯。
2020年02月20日 13:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 13:32
蔵王と言えば共同浴場。上湯、下湯、川原湯があるが、ここは上湯。
料金は200円。無人なので料金箱に入れる。
2020年02月20日 13:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 13:32
料金は200円。無人なので料金箱に入れる。
洗い場は無く、ただ浸かるだけの素朴な温泉。今日はやや熱めだ。
2020年02月20日 13:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 13:39
洗い場は無く、ただ浸かるだけの素朴な温泉。今日はやや熱めだ。
2人だけなので夕食はレストランではなくロビーで。
2020年02月20日 18:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 18:27
2人だけなので夕食はレストランではなくロビーで。
tooCottonの魅力は美味しい食事。オプションでメインを山形牛180gサーロインステーキにしてもらった。柔らかくて最高!
2020年02月20日 18:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 18:29
tooCottonの魅力は美味しい食事。オプションでメインを山形牛180gサーロインステーキにしてもらった。柔らかくて最高!
食前酒のワインで乾杯!
2020年02月20日 18:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 18:30
食前酒のワインで乾杯!
チョコレートケーキと葡萄のデザート。
2020年02月20日 19:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 19:01
チョコレートケーキと葡萄のデザート。
ストーブ
2020年02月20日 19:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/20 19:34
ストーブ
出発時には素晴らしいピーカンになった。
2020年02月21日 07:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/21 7:56
出発時には素晴らしいピーカンになった。
宿に頼んで呼んで貰ったタクシーで蔵王ロープウェイまで移動。珍しい日産NOTEのタクシー。
2020年02月21日 07:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/21 7:58
宿に頼んで呼んで貰ったタクシーで蔵王ロープウェイまで移動。珍しい日産NOTEのタクシー。
ロープウェイ2基を乗り継いで標高855mの山麓駅から1661mの地蔵山頂駅まで標高差806mを乗換込みで約20分で結ぶ。
2020年02月21日 08:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/21 8:25
ロープウェイ2基を乗り継いで標高855mの山麓駅から1661mの地蔵山頂駅まで標高差806mを乗換込みで約20分で結ぶ。
左は三宝荒神山(1703m)、右が地蔵山(1736m)、鞍部が地蔵山頂駅。山頂部にガスが懸かりだした。
2020年02月21日 08:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/21 8:40
左は三宝荒神山(1703m)、右が地蔵山(1736m)、鞍部が地蔵山頂駅。山頂部にガスが懸かりだした。
山麓線のゴンドラは53人乗り。
2020年02月21日 08:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/21 8:45
山麓線のゴンドラは53人乗り。
山頂線は2本のロープ幅がゴンドラよりも広い「フニテル式」で、強風でも揺れが少ないのが特徴。日本では箱根、谷川岳、蔵王などにしかない。
2020年02月21日 08:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/21 8:58
山頂線は2本のロープ幅がゴンドラよりも広い「フニテル式」で、強風でも揺れが少ないのが特徴。日本では箱根、谷川岳、蔵王などにしかない。
ピーカンと思いきや、ガスガスの地蔵山頂駅周辺。積雪は1m程度。気温-10℃。
2020年02月21日 09:17撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 9:17
ピーカンと思いきや、ガスガスの地蔵山頂駅周辺。積雪は1m程度。気温-10℃。
245年も前の1775年に設置された蔵王地蔵尊。賽銭箱がソリに乗っているのが面白い。
2020年02月21日 09:19撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 9:19
245年も前の1775年に設置された蔵王地蔵尊。賽銭箱がソリに乗っているのが面白い。
先週の高温と雨で樹氷は崩れてしまい、やっと少し戻ったところ。
2020年02月21日 09:28撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 9:28
先週の高温と雨で樹氷は崩れてしまい、やっと少し戻ったところ。
ほぼホワイトアウトだが、先行者のトレースを辿って地蔵山(1736m)に到着。雪は締っているのでツボ足でOK。
2020年02月21日 09:36撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 9:36
ほぼホワイトアウトだが、先行者のトレースを辿って地蔵山(1736m)に到着。雪は締っているのでツボ足でOK。
地蔵山からの稜線上にはルートを示す木の杭があるのでそれを辿る。杭にはエビノシッポがビッシリと着いて厳しい気象条件を物語る。
2020年02月21日 09:47撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 9:47
地蔵山からの稜線上にはルートを示す木の杭があるのでそれを辿る。杭にはエビノシッポがビッシリと着いて厳しい気象条件を物語る。
時々太陽を感じるがガスは切れず、杭だけが頼りの歩行が続く。
2020年02月21日 10:05撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 10:05
時々太陽を感じるがガスは切れず、杭だけが頼りの歩行が続く。
大きな雪の塊が出現。避難小屋でした。気温-10℃。
2020年02月21日 10:20撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 10:20
大きな雪の塊が出現。避難小屋でした。気温-10℃。
通常の出入り口は雪に埋まっているので、冬用の出入口から入る。
2020年02月21日 10:21撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 10:21
通常の出入り口は雪に埋まっているので、冬用の出入口から入る。
ガスで何も見えないが、熊野岳山頂(1840m)に到達。下山に備えて避難小屋からはチェーンスパイクを装着。
2020年02月21日 10:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 10:58
ガスで何も見えないが、熊野岳山頂(1840m)に到達。下山に備えて避難小屋からはチェーンスパイクを装着。
稜線の地形と杭を頼りに避難小屋まで戻る。
2020年02月21日 11:09撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 11:09
稜線の地形と杭を頼りに避難小屋まで戻る。
御釜の縁「馬の背」。杭を頼りに下山する。
2020年02月21日 11:19撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 11:19
御釜の縁「馬の背」。杭を頼りに下山する。
この頃になってようやく青空が見えて来た。御釜を見る事が出来て良かった。
2020年02月21日 11:50撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 11:50
この頃になってようやく青空が見えて来た。御釜を見る事が出来て良かった。
なだらかな樹氷原を下る。このあたりから雪が柔らかくなってきた。
2020年02月21日 12:15撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 12:15
なだらかな樹氷原を下る。このあたりから雪が柔らかくなってきた。
お田神避難小屋で休憩とランチ。
2020年02月21日 12:26撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 12:26
お田神避難小屋で休憩とランチ。
こちらも通常の出入口は埋まっているので窓から侵入する。
2020年02月21日 12:27撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 12:27
こちらも通常の出入口は埋まっているので窓から侵入する。
内部は-3℃だが、風が無いので暖かく感じる。保存水が備蓄されている。
2020年02月21日 12:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/21 12:37
内部は-3℃だが、風が無いので暖かく感じる。保存水が備蓄されている。
50分ほど滞在したが、誰もやって来なかった。
2020年02月21日 12:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/21 12:38
50分ほど滞在したが、誰もやって来なかった。
「カップヌードル・味噌」とコーヒーでランチ。
2020年02月21日 12:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/21 12:45
「カップヌードル・味噌」とコーヒーでランチ。
避難小屋の前から夏山リフトが良く見える。だいぶ視界が良くなった。
2020年02月21日 13:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 13:13
避難小屋の前から夏山リフトが良く見える。だいぶ視界が良くなった。
雪が柔らかくなったのでスノーシューを装着して下る。
2020年02月21日 13:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 13:14
雪が柔らかくなったのでスノーシューを装着して下る。
樹氷原に建つ「ぽつんと一軒家」。
2020年02月21日 13:15撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 13:15
樹氷原に建つ「ぽつんと一軒家」。
避難小屋から10分ほど下ったところが最大の急斜面。
2020年02月21日 13:25撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 13:25
避難小屋から10分ほど下ったところが最大の急斜面。
このあたりの樹氷はそこそこモンスターみたいだ。
2020年02月21日 13:29撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 13:29
このあたりの樹氷はそこそこモンスターみたいだ。
下りのリフトには乗れないのでゲレンデを下る。スキーヤーに轢かれないように注意して下る。
2020年02月21日 13:36撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 13:36
下りのリフトには乗れないのでゲレンデを下る。スキーヤーに轢かれないように注意して下る。
買物に出かける奥様を駐車場まで送るオーナー。
2020年02月21日 13:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2/21 13:58
買物に出かける奥様を駐車場まで送るオーナー。
駐車場とtooCotton。また来ます。
2020年02月21日 14:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/21 14:16
駐車場とtooCotton。また来ます。
蔵王温泉・新左衛門の湯。昨日は共同浴場だったが、今日はこちらで汗を流す。
2020年02月21日 14:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/21 14:45
蔵王温泉・新左衛門の湯。昨日は共同浴場だったが、今日はこちらで汗を流す。
東北中央道・山形上山インター付近からの蔵王連峰。
2020年02月21日 16:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2/21 16:15
東北中央道・山形上山インター付近からの蔵王連峰。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 バラクラバ 毛帽子 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル ストック スノーシュー 昼ご飯 行動食 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ

感想

6時起床。予報通りの晴れだ。上高地でスノーシューが壊れた為に宿で1つレンタルした。
 豪華な朝食の後、8:00に予約したタクシーで蔵王温泉に移動。タクシーは日産のe-power NOTEだった。運賃はかなり手前でメーターを倒してくれ、定額で4,100円だった。
 蔵王ロープウェイ山麓線の始発は8:30だったが、既に発車しており次発は10分後だった。ゴンドラからは素晴らしい青空と地蔵山頂が見えるが、山頂にはガスが懸かり始めていた。
 樹氷高原駅で山頂線に乗り換え。山頂線はフニテル式という日本では珍しいゴンドラで、2本の支索の幅がゴンドラより広く、強風でも揺れが少ないのだ。
 地蔵山頂駅に着いた時はすっかりガスに包まれて殆ど何も見えなくなっていた。雪は良く締まっていて傾斜も緩いのでスノーシューもアイゼンも不要でツボ足で出発。
 スキー客と観光客が行ける範囲はロープで囲われており、地蔵山へのルートはロープを跨いで行く。不用意に観光客が行かないようにとの配慮か登山道を示す標識が一切無い。地図と方角と先行者のトレースを頼りに地蔵山を目指す。
 やや急な所もあったが、キックステップで登り切った。15分で地蔵山に到着したが、ほぼホワイトアウトで何も見えない。気温は-10℃だが、稜線は風が強いので結構寒い。
 稜線に出るとトレースが薄くなったが、代わりに登山道沿いに立てられた木の杭を目印に進む。杭には巨大なエビノシッポが成長している。
 熊野岳を目指していたが、GPSで現在地を確認するとガスで分岐を見逃して巻き道を来てしまい、避難小屋の手前だった。避難小屋はエビノシッポの塊のような状態で冬季用の入口から入る事が出来た。
 中は意外に明るく、風が無いので暖かく感じる。しばらく休憩した後、チェーンスパイクを付けて熊野岳山頂に出発。約10分で熊野岳に到着。やはりガスで何も見えないが、記念写真を撮って下山開始。
 下山は視界が悪いので避難小屋まで戻り、馬の背の杭に沿って下る。レストハウスの近くまで来た頃にガスが切れて青空が見え始めた。御釜の縁に行ってみると、御釜がほぼ見えた。予想外の悪天候だったが、御釜が見えて良かった。
 レストハウス手前からの下山コースは判りにくかったが、目をこらすと赤い鉄パイプの目印が見えた。樹氷原の中を下っていくと避難小屋が見え、小屋に着いた頃にはすっかり良い天気になった。
 避難小屋の入口は雪に埋まっているので窓から侵入。中は-3℃だが、風が無いので暖かくさえ感じる。お湯を沸かしてカップ麺とコーヒーを作り、ランチ休憩。
 避難小屋の手前から雪が柔らかくなり、足が潜るようになったので避難小屋からはスノーシューを履いて下山。
 すっかり天候が回復して悔しい思いもしながらゲレンデを歩いてtooCottonに到着。丁度買物に出かける奥さんをご主人が駐車場までスノーモービルで送るところだった。
 スノーシューを返却して出発。蔵王温泉・新左衛門の湯で汗を流して帰路に着く。天気はやや残念だったが、それなりに楽しめた山行だった。

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