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Yamareco

記録ID: 288906
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ハイキング
丹沢

檜洞丸、蛭ヶ岳周回〜小岩桜を愛でに行き、鷹に逢う

2013年04月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
08:43
距離
17.9km
登り
2,183m
下り
2,165m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:41日陰沢橋-7:44犬越路7:51-9:46檜洞丸
9:50檜洞丸-11:02臼ヶ岳11:07-12:08蛭ヶ岳
12:27蛭ヶ岳-13:23姫次13:28-13:40袖平山-14:27風巻ノ頭14:31-15:25日陰沢橋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
神ノ川ヒュッテ下までスクータ
コース状況/
危険箇所等
危険箇所:特になし
トイレ:登山口にあり(男女別水洗)
快晴、気分上々
神ノ川ヒュッテ付近、新緑がまぶしい
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神ノ川ヒュッテ付近、新緑がまぶしい
犬越路直下は芽吹きの時期
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犬越路直下は芽吹きの時期
コケも活き活き
犬越路から南の展望
小笄からの尾根1125m付近は新緑が上昇中
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犬越路から南の展望
小笄からの尾根1125m付近は新緑が上昇中
陽を透かす枯葉が紅葉のよう
陽を透かす枯葉が紅葉のよう
富士が見え始める
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富士が見え始める
白んではいるが綺麗に見えてます
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白んではいるが綺麗に見えてます
足元でがさがさ
見るとタゴガエル(多分)がこんな尾根まで
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足元でがさがさ
見るとタゴガエル(多分)がこんな尾根まで
小笄の登りで!
待望のコイワザクラ発見!
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待望のコイワザクラ発見!
いいですね〜。
こんな感じの群落もあります。
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こんな感じの群落もあります。
尾根道にも芽吹き
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尾根道にも芽吹き
御正体の向こうに南アも見えるが、写真的にはちょっと
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御正体の向こうに南アも見えるが、写真的にはちょっと
やはり富士か
うるさい位囀っていた小鳥達が急に飛び立った!見ると大型の猛禽が!
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うるさい位囀っていた小鳥達が急に飛び立った!見ると大型の猛禽が!
道を外れてそっと近付いてみました。
クマタカの若鳥のよう。ちょっと感激です。
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道を外れてそっと近付いてみました。
クマタカの若鳥のよう。ちょっと感激です。
大笄手前付近のブナ
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大笄手前付近のブナ
良く見るアングル?
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良く見るアングル?
蛭が独立峰の様な姿を見せる
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蛭が独立峰の様な姿を見せる
檜洞丸への登り手前バイケイソウの道
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檜洞丸への登り手前バイケイソウの道
檜洞丸山頂
檜洞丸を後に
いっきまーす
シジュウカラですね
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シジュウカラですね
蛭が近付いてくる
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蛭が近付いてくる
こっちはヒガラ
コガラはいっぱいいる
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コガラはいっぱいいる
白ざれの向こうに袖平山
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白ざれの向こうに袖平山
臼ヶ岳からの蛭は高度感たっぷり
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臼ヶ岳からの蛭は高度感たっぷり
ミカゲ沢ノ頭付近の岩場にもコイワザクラ
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ミカゲ沢ノ頭付近の岩場にもコイワザクラ
最低鞍部付近から蛭(山頂はもっと奥)
最低鞍部付近から蛭(山頂はもっと奥)
コガラアップ
随分近くで囀ってくれた
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随分近くで囀ってくれた
富士と檜洞丸の背比べ
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富士と檜洞丸の背比べ
キクザキイチゲはわずか
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キクザキイチゲはわずか
蛭山頂近くから振り返る
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蛭山頂近くから振り返る
ヘロヘロで蛭に到着。ノンアルビールとシュークリームでエネルギーチャージ。
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ヘロヘロで蛭に到着。ノンアルビールとシュークリームでエネルギーチャージ。
内臓はみ出してました
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内臓はみ出してました
富士アップ
不動の峰の稜線、気持良さそう
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不動の峰の稜線、気持良さそう
同角山稜と遠く愛鷹山
同角山稜と遠く愛鷹山
主脈を姫次へ
?→ツルシロカネソウ(clioneさん、多謝)
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?→ツルシロカネソウ(clioneさん、多謝)
姫次からアセビの上の蛭
姫次からアセビの上の蛭
こちらからの蛭はでかいです。
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こちらからの蛭はでかいです。
袖平山からの蛭。ちょっと締まりがなくなる?
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袖平山からの蛭。ちょっと締まりがなくなる?
ツルシキミ?
ミツバツツジ
下り着くと渓谷沿いは新緑真っ盛り
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下り着くと渓谷沿いは新緑真っ盛り
谷沿いの樹に白い花。アオダモの様です。
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谷沿いの樹に白い花。アオダモの様です。

感想

 先週位からの丹沢のレコに早くもコイワザクラの開花情報がちらほら。これは行かねば。大笄、小笄と蛭周辺では見られるのでは。以前丹沢にはバス利用ばかりだったので、行ったことがない神ノ川側からの周回コース、渋滞の影響を受けにくいスクータで(笑)。
 快晴の朝、登山口にスクータを止めると、日陰沢橋からまず犬越路を目指す。車道から山道に入ると、所々崩壊で道が付け替えられているが、ロープや指導標もあり問題なし。野鳥の声と新緑を楽しみながらの登りだが、何故かのっけから左足に妙な違和感(痙攣の兆候?)が出たので、ペースを落とし、自分としては珍しくストックを出しての登高1時間余りで無人の犬越路に着く。
 左して檜洞丸を目指すが、登っていくと右手に富士が見え始める。小笄手前でコイワザクラに1年ぶりの再開を果たす。その先も岩場付近では周りに結構咲いていて、群落と呼べるような個所もある。野鳥のさえずりもひっきりなしで、気分良く大笄を登っていると、突然小鳥達が一斉に逃げ去って、黒い大きな姿が樹に止まった。鷹の仲間のようだが、良く見るトンビよりは一回り大きい。枝が邪魔なので登山道を外れそっと近づいてみたが、こちらに気づき悠々と飛び去って行った。よくわかりませんが、冠羽があるのでクマタカかミサゴでしょうか。いずれにしてもちょっと感激!
 この後、檜洞丸から下りてくる人にぽつぽつ行き交うようになる。熊笹の峰の先の岩場にもコイワザクラがあるが、高度が高いためかここのは蕾が多い。バイケイソウが出てくると、きつい階段登りのち檜洞丸山頂着。まだ時間が早いためか、人は数人のみ。
 檜洞丸の下りはせっかく稼いだ高度を遠慮なく返していく。あんなに低く見えた臼ヶ岳もどんどん高くなる。下り切っても細かなギャップが多いが、野鳥が多くそれを口実に行程もさらに捗らない。緩やかだが以外に長い登りをこなすと臼ヶ岳で、蛭が足元から見え、高いなあ(疲れてきてます)。ミカゲ沢ノ頭で再びコイワザクラの一群を見、蛭の登りも下半部はさらにいっぱい咲いていたが、良い株をさがしているうち(撮る余裕がない?)上半部ではほとんどなくなってしまった。
 昼過ぎにやっとこ辿り着いた、蛭の山頂は2週間振り。天気はいいが、やはり午後のせいか、遠望は今一だ。
 エネルギー補給後、主脈を北へ向かう。蛭北面の下りは、ちょっと登りには使いたくないほど延々と階段が続く。下り切ると高低差の少ない展望のない稜線が姫次まで続く。姫次からは、袖平山経由で神の川へ下る東海自然歩道を行く。姫次、袖平山間は丹沢主稜を北面から眺めるのが新鮮。袖平山は登山道からちょっと外れている地味な山頂だ。自然歩道だから、つまらない山頂は通っていないのか、と思いきや、ここから急降下の後、風巻ノ頭まで忠実に尾根を上下してゆく。風巻ノ頭から杉林の急坂の下りが続く。小1時間の下りの後神ノ川を渡る橋から上流を眺めるとむせかえるばかりの緑に渓は染め上げられていた。
 丹沢主稜の核心部のみ機動力利用で周回しました。前回と合わせて蛭を3方から改めて眺めましたが、どちらから見てもいい山ですね。また、目的だったコイワザクラはもちろんですが、写真には一部しか撮れてませんが、野鳥がほんとに多く愉しめました。中でも大笄で出会ったタカ!なんという種かわかりませんが、森の王者のような佇まいでした。鳥に詳しい方、判れば教えていただければ幸いです。

 後日、鳥に詳しい先輩に写真を見せると、「クマタカ、間違いないね。こんな近くまで寄れるとはラッキーだね」と言われ、思わずニンマリしました。

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コメント

odaxさん こんばんは♪
コイワザクラすごくかわいい色合いですね
群生もあるんですね
自分の中で檜洞丸といえばシロヤシオというのが固有になりつつあるので、
少し時季を外したこのようなかわいいお花の楽しみを忘れかけていました

45はツルシロカネソウでしょうか?
この感じのお花はいっぱいあるので迷ってしまいます

これからの時季はなお一層お花が楽しみです
2013/4/29 19:47
コイワザクラはお気に入り
 こんばんは、clioneさん。
 コイワザクラは、個人的に丹沢で最も好きな花なんです。言ってしまえばサクラソウの一種ですが、丹沢では険しい岩場などにしがみつく様に生えていますよね。沢登りに傾倒していた時分は、シーズンの始まる頃に沢詰めの岩場で遭遇したりと、高山植物的雰囲気を醸し出しているところが気に入ってます。
 45はツルシロカネソウですか。ありがとうございます。好きなのウンチクめいたことを言っても、実は浅学なのがばれてしまいましたね
 小生には今年、いまだ見ぬ南アの希少種タカネマンテマに遭いに行くという目標があります。体力の回復とともに、花の写真に?を連発してclioneさん達に失笑を買わぬよう、花知識にも多少精進せねばと思っています(笑)
2013/4/29 21:52
バイケイソウ
懐かしい名前です。丹沢ではイチバン挨拶した相手のような気が。野鳥もたくさんいて、ヒルにも会わなかったようで、試合巧者ですね。

こちらはすっかり春山に出遅れてしまい、リハビリが必要なようです(ヽ゜ω゜)ノ
2013/4/30 21:21
毒をもって毒を
 こんばんは、derakkumaさん。 
 バイケイソウは葉っぱきれいですが、より高山帯に咲くコバイケイソウと違って、花はちょっと残念な感じは否めません。でも、有毒で鹿も喰わない点は同じですね。それなら、丹沢名物同志(?)、バイケイソウでヒル退治できませんかね?
 今年もひらひら嫌なやつが、暖かさとともに山を登って来ると思うと、ふと子供が良く聴いているラップ・ユニットの名を思い出しました・・・・などというと、ファンに殺されかねませんね。
 ところでderakkumaさん、春眠ですか?忙しくて山に行けないのならまあいいのですが、今年の春はどこに行こうか〜♪、などちょっと踏ん切りがつかないでうだっとしているようなら・・・・、ここはひとつ、くまもん着ぐるみで人の多い蔵王や泉ヶ岳に登り、山ガールに「キャー 」と言わせるなどの、ワクチン登山ならぬ、カンフル登山をしてみるのも一興ですな。 
2013/4/30 23:33
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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