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Yamareco

記録ID: 289670
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積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

夜叉神から鳳凰三山往復

2013年04月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
12:48
距離
25.4km
登り
2,352m
下り
2,337m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

4:10 夜叉神峠登山口→4:58 夜叉神峠→6:04 杖立峠→6:43-6:59 2315m地点→7:31 苺平→7:51-8:00 南御室小屋→9:14 薬師岳→9:45-9:50 観音岳→9:59-10:11 鳳凰小屋分岐→10:50 賽ノ河原→11:20-11:25 地蔵岳(オベリスク)→11:41 賽ノ河原→13:12 薬師岳→13:59-14:07 南御室小屋→14:35 苺平→15:27 杖立峠→16:10-16:20 夜叉神小屋→16:55 夜叉神峠登山口
天候 快晴(-3℃〜5℃)
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
夜叉神峠登山口駐車場を利用。GWともあり到着時には9割方満車の状態。公衆便所も使用可能。
コース状況/
危険箇所等
◆登山ポスト
夜叉神登山口にあり。
◆登山道の状況
2000m辺りから積雪あり。杖立峠から樹林帯を抜けるまで早朝は凍結しており少々神経を使った。
それ以上の所では雪の状態は非常に良く歩きやすかった。
今回はアイゼンは使用しなかったが、まだまだ携帯は必須だろう。
◆温泉
下山後、芦安温泉郷岩園館で日帰り入浴(1000円)。夜叉神峠登山口にも鉱泉夜叉神の森あり。
夜明け前の夜叉神峠登山口。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 7:58
夜明け前の夜叉神峠登山口。
山小屋情報等丁寧に記述されている。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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山小屋情報等丁寧に記述されている。
4:45 暁光の頃。ヘッドランプも不要になった。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 7:58
4:45 暁光の頃。ヘッドランプも不要になった。
もう夜は明けた。急坂の登りでシャツ、ヤッケも脱いで登る。
2013年04月29日 08:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 8:06
もう夜は明けた。急坂の登りでシャツ、ヤッケも脱いで登る。
夜叉神峠に到着。
2013年04月29日 08:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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夜叉神峠に到着。
夜叉神峠小屋が見えてきた。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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夜叉神峠小屋が見えてきた。
夜叉神峠小屋。ランプの灯りが暖かい。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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夜叉神峠小屋。ランプの灯りが暖かい。
夜叉神峠小屋に出ると白嶺三山の絶景が飛び込んで来た。モルゲンロートの北岳と間ノ岳だが、目で見た印象より数段落ちる写真の腕が残念。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 7:58
夜叉神峠小屋に出ると白嶺三山の絶景が飛び込んで来た。モルゲンロートの北岳と間ノ岳だが、目で見た印象より数段落ちる写真の腕が残念。
農鳥と月。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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農鳥と月。
朝日のさす樹林を行く。
2013年04月29日 08:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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朝日のさす樹林を行く。
南御室小屋と薬師小屋の洒落た案内。登山道沿いに幾つか見られた。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 7:58
南御室小屋と薬師小屋の洒落た案内。登山道沿いに幾つか見られた。
野呂川に沿って西風が吹き込んで寒いので着込む。2000mを超えて積雪も見えるようになった。
2013年04月29日 08:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 8:06
野呂川に沿って西風が吹き込んで寒いので着込む。2000mを超えて積雪も見えるようになった。
杖立峠道標に到着。本来の峠はこれより500m北にあるようでここから下りになる。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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杖立峠道標に到着。本来の峠はこれより500m北にあるようでここから下りになる。
杖立峠道標から凍った登山道が続く。
2013年04月29日 08:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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杖立峠道標から凍った登山道が続く。
樹間から白嶺三山が望まれる。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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樹間から白嶺三山が望まれる。
2315m地点。樹林から抜けて白嶺三山の雄大な展望が楽しめる。苺平は展望がきかないようなのでここで景色を楽しみながら休憩。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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2315m地点。樹林から抜けて白嶺三山の雄大な展望が楽しめる。苺平は展望がきかないようなのでここで景色を楽しみながら休憩。
南御室小屋まで1時間ポイントにある案内。リボンがアイコンになってて目立つ。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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南御室小屋まで1時間ポイントにある案内。リボンがアイコンになってて目立つ。
苺平へ登りが続くが樹林が濃く展望は無い。積雪も増えた。
2013年04月29日 08:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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苺平へ登りが続くが樹林が濃く展望は無い。積雪も増えた。
苺平に到着。随分と雪深いようだ。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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苺平に到着。随分と雪深いようだ。
こんな所で携帯が使える?ホント!小屋まで数分の所。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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こんな所で携帯が使える?ホント!小屋まで数分の所。
南御室小屋に到着。ここは携帯が通じない。でも少し外れると通じるようだ。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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南御室小屋に到着。ここは携帯が通じない。でも少し外れると通じるようだ。
南御室小屋テント村。
2013年04月28日 07:45撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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南御室小屋テント村。
鳳凰三山は韮崎市なんですね。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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鳳凰三山は韮崎市なんですね。
ガマ岩で少し展望が開けている。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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ガマ岩で少し展望が開けている。
こちらがガマ岩。
2013年04月29日 08:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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こちらがガマ岩。
そろそろ森林限界を超える。空が碧い。
2013年04月29日 08:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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そろそろ森林限界を超える。空が碧い。
後を振り返ると富士山。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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後を振り返ると富士山。
砂払岳への最後の登高。
2013年04月29日 08:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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砂払岳への最後の登高。
砂払岳の一角から漸く観音岳が望める。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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砂払岳の一角から漸く観音岳が望める。
ボルダーに興ずる人。
2013年04月29日 08:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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ボルダーに興ずる人。
砂払岳からの白嶺三山の眺め。絶景。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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砂払岳からの白嶺三山の眺め。絶景。
この方向からの富士山は実に均斉が取れて美しい裾野を引いている。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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この方向からの富士山は実に均斉が取れて美しい裾野を引いている。
薬師岳が初めて見えて来た。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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薬師岳が初めて見えて来た。
半分雪に埋もれている薬師岳小屋が見えてきた。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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半分雪に埋もれている薬師岳小屋が見えてきた。
薬師岳への登り。
2013年04月29日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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薬師岳への登り。
振り返ると砂払岳の全貌が。こう見ると一山の風格がある。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 7:59
振り返ると砂払岳の全貌が。こう見ると一山の風格がある。
薬師岳山頂。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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薬師岳山頂。
薬師岳山頂標識。北岳をバックに。
2013年04月29日 08:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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薬師岳山頂標識。北岳をバックに。
あそこの岩の上が薬師岳最高地点だろうか?余力があったら帰りに行こうと言っていたがやっぱりそんな余力は無かった。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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4/29 7:59
あそこの岩の上が薬師岳最高地点だろうか?余力があったら帰りに行こうと言っていたがやっぱりそんな余力は無かった。
鳳凰最高峰の観音岳を目指す。右手には八ヶ岳が見えるが随分と雪も少なくなったようだ。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 7:59
鳳凰最高峰の観音岳を目指す。右手には八ヶ岳が見えるが随分と雪も少なくなったようだ。
松の木と北岳。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 7:59
松の木と北岳。
四尾根も顕著なバットレス。雪稜が眩しい。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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4/29 7:59
四尾根も顕著なバットレス。雪稜が眩しい。
振り返って薬師岳と富士山。北西から見ると薬師岳は双耳峰に見えるが北側の岩山の方が高いか?
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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振り返って薬師岳と富士山。北西から見ると薬師岳は双耳峰に見えるが北側の岩山の方が高いか?
ゴツゴツとした岩が現れて来て山頂も近いと感じさせる。
2013年04月29日 08:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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ゴツゴツとした岩が現れて来て山頂も近いと感じさせる。
イワヒバリが飛んで来て岩に停まった。余り人の動きに驚かないようだ。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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イワヒバリが飛んで来て岩に停まった。余り人の動きに驚かないようだ。
観音岳山頂に到着。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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観音岳山頂に到着。
観音岳山頂から次の地蔵岳を望むが、甲斐駒の方がやっぱり存在感がある。奥には北アルプスの峰々も。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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観音岳山頂から次の地蔵岳を望むが、甲斐駒の方がやっぱり存在感がある。奥には北アルプスの峰々も。
同じく観音岳山頂から薬師岳と富士。
2013年04月29日 08:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 8:07
同じく観音岳山頂から薬師岳と富士。
観音岳からは雪の斜面を想像以上に下り、見る見る地蔵岳が高くなっていく。
2013年04月29日 08:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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観音岳からは雪の斜面を想像以上に下り、見る見る地蔵岳が高くなっていく。
鳳凰小屋分岐から望むアカヌケ沢ノ頭と地蔵岳。随分と高く見える。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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鳳凰小屋分岐から望むアカヌケ沢ノ頭と地蔵岳。随分と高く見える。
サルオガセをまとったハイマツの老木。まるで盆栽のようだ。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 7:59
サルオガセをまとったハイマツの老木。まるで盆栽のようだ。
アカヌケ沢ノ頭をパスしてトラバースして賽ノ河原を目指す。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 7:59
アカヌケ沢ノ頭をパスしてトラバースして賽ノ河原を目指す。
地蔵岳の長く繋がる岩峰は恐竜の背びれのようにも見える。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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地蔵岳の長く繋がる岩峰は恐竜の背びれのようにも見える。
賽ノ河原に到着。オベリスク(地蔵仏)には大岩と破砕した岩の塊のように見える所の間のガリーを登り取り付いた。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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賽ノ河原に到着。オベリスク(地蔵仏)には大岩と破砕した岩の塊のように見える所の間のガリーを登り取り付いた。
紺碧の空に突き上げるオベリスク。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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紺碧の空に突き上げるオベリスク。
このガリーから取り付く。が、他からもアプローチも難しくはない。
2013年04月29日 08:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 8:08
このガリーから取り付く。が、他からもアプローチも難しくはない。
この岩に乗るとオベリスクのクラックに辿り着く。オベリスクの南面のクラックは外に開いていて1cm程度のスタンスはそこそこあるものフリーでの登攀は厳しい。残置ロープにダブルのスリングを結びごぼうで登った。
2013年04月29日 08:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 8:08
この岩に乗るとオベリスクのクラックに辿り着く。オベリスクの南面のクラックは外に開いていて1cm程度のスタンスはそこそこあるものフリーでの登攀は厳しい。残置ロープにダブルのスリングを結びごぼうで登った。
オベリスクの北側山頂に到着。ピンとスリングは残置のもの。
2013年04月29日 08:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 8:08
オベリスクの北側山頂に到着。ピンとスリングは残置のもの。
賽ノ河原を見下ろす。写真以上に高度感はあった。また最後はクラックから身体をフェース側に大きく露出させて登らなくてはならないので緊張する。
2013年04月29日 08:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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賽ノ河原を見下ろす。写真以上に高度感はあった。また最後はクラックから身体をフェース側に大きく露出させて登らなくてはならないので緊張する。
お互いにパチリ。バックは観音岳。
2013年04月29日 08:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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お互いにパチリ。バックは観音岳。
オベリスク山頂からの甲斐駒の眺望。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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オベリスク山頂からの甲斐駒の眺望。
目を南に転ずると北岳。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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目を南に転ずると北岳。
降りる時には身体を乗り出す瞬間が一番緊張する。
2013年04月29日 08:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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降りる時には身体を乗り出す瞬間が一番緊張する。
クラックを底まで降りると細いトンネルがあり、出ると「ホーオ三山 FUJI T.C.Y」の銘板が。
2013年04月29日 08:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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クラックを底まで降りると細いトンネルがあり、出ると「ホーオ三山 FUJI T.C.Y」の銘板が。
賽ノ河原の地蔵達。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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賽ノ河原の地蔵達。
地蔵仏と飛行機雲。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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地蔵仏と飛行機雲。
2013年04月28日 11:43撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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再度トラバースして観音岳を目指す。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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再度トラバースして観音岳を目指す。
アカヌケ沢ノ頭を振り返る。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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アカヌケ沢ノ頭を振り返る。
観音岳を少し下った所からの薬師岳と富士山。富士に少し雲が纏い付いて来た。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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観音岳を少し下った所からの薬師岳と富士山。富士に少し雲が纏い付いて来た。
気持ちの良い稜線だが意外と積雪があり、踏み抜くと股まで埋まってしまう。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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気持ちの良い稜線だが意外と積雪があり、踏み抜くと股まで埋まってしまう。
薬師岳に戻って来た。でも最高峰を目指す気力は無い。小休止して帰りを急ぐ。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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薬師岳に戻って来た。でも最高峰を目指す気力は無い。小休止して帰りを急ぐ。
薬師岳と富士。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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薬師岳と富士。
薬師岳小屋はまだ半ば雪に埋もれている。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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薬師岳小屋はまだ半ば雪に埋もれている。
砂払岳の標識はこんな所にあった。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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砂払岳の標識はこんな所にあった。
杖立峠からヘロヘロになりながら夜叉神峠小屋まで戻って来た。気温も上がりすっかり春山の気分だ。
2013年04月29日 07:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/29 7:59
杖立峠からヘロヘロになりながら夜叉神峠小屋まで戻って来た。気温も上がりすっかり春山の気分だ。
夜叉神峠登山口に到着。7割程度空車の状態。疲れた〜。
2013年04月28日 16:55撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4/28 16:55
夜叉神峠登山口に到着。7割程度空車の状態。疲れた〜。

感想

ゴールデンウィーク前半にどこか日帰りで行こうとの誘いでかねてから一度行きたいと思っていた鳳凰三山を提案したら軽くA木CLに受理されて、日帰りで行くことになった。しかもオベリスクへの登頂も目指そうと。地図で見ると夜叉神峠登山口から往復24km+αと言う感じで、合計獲得高度は2000mを超えるだろうけど何とかなるかと。
快晴の天気にも恵まれ当初の目的は果たしたものの駐車場に帰り着いた時のヘロヘロ感は相当だった。帰路はやっぱり高速が渋滞し、渋滞回避のために箱根の山まで駆け巡って運転を続けてくれたI坂さんの傍らで船を漕いでた。スミマセン。

夜叉神峠登山口の駐車場に着いたのは3:40、駐車場は広大だが9割方は埋まっている状態だった。予定よりも早いが準備が出来次第出発することにする。暦では満月を過ぎているが明るい月が照らしているし、狭い夜空だが月の近くに幾つかの星座も見える。今日一日の晴天を約束してくれるかのようだ。

ヘッドランプの灯りを点けて登山口から登りだす。駐車場では3℃だったが運動量が上がるとともに暑くなり、それぞれ上着を脱ぐ。そうこうする間に夜明けも近くなり、ヘッドランプも不要になる。白んだ空の下、単調な登りをこなして行き、夜叉神峠に着く。突然に展望が開けて野呂川越しに池山吊尾根からの雪の山々が目に飛び込んで来る。数分で夜叉神峠小屋に達すると更に白嶺三山の大展望、一番好い時間はもう過ぎてしまったようだが淡い桃色のモルゲンロートに染まった北岳、間ノ岳、農鳥岳に息を呑む。

夜叉神峠から苺平までのセクションは一番高度を稼ぐところだし、且つ長い。尾根が北北西寄りから北北東寄りに向きを変える所で急に渓からの風が強く吹いて来て、しばらくはその風が続いた。しばらくは雪の気配も無いが、杖立峠に近づくと積雪が見えてきだした。気温は-3℃になっていて、杖立峠の道標を超えて下りになる所で凍結路になったが、まあこの程度であればと3人ともアイゼンを出さずにそのまま進んだ。杖立峠がどこかは判然としなかったが、やがて樹林の登山道は登りに変わる。急登から樹林を抜けると展望の好い所に出た。苺平では無いようだが、苺平は展望に恵まれていないようなのでここで大休止とした。ここから苺平へは樹林が濃く展望は無い、また積雪も多くなっていった。苺平は道標以外特別なものは無く通過点として南御室小屋に歩みを進めた。尾根の東斜面に道が付けられており、たまに奥秩父方面が望まれる。苺平から20分でいかにも山小屋と言う風情の南御室小屋に到着する。

南御室小屋の裏手に薬師岳へ続く登山道が付けられているが、出だしは急登で一気に60m程の標高を稼ぐ。その後は樹林帯の緩やかな径が続き、少し登りがきつくなった所でガマ岩に飛び出す。ここは展望が好く、この上から樹々の密度が低くなり森林限界を超えていき、やがて砂払岳の山頂域に達する。ここで漸く観音岳が見えてきた。

ボルダリング向けの巨岩がゴロゴロしている砂払岳から一降りすると半ば雪に埋もれた薬師岳小屋があり、そこから雪の斜面を登って行くと薬師岳に至る。山頂からは360°の眺め。薬師岳山頂標識がある所よりも富士山側と北側に顕著な岩峰があり、どっちかが本当の山頂では?と話をしたが、帰りに余力があったら登ろうと言うことにした。案の定、そんな余力は無かったのだが。

薬師岳から観音岳には好展望で最高に気持ちの好い尾根が続いている。30分で鳳凰三山の最高峰、観音岳に着いた。地蔵岳は随分眼下に見え、それよりも降りてまた登ることになる。観音岳からの下りは結構急で帰路のことを考え少し憂鬱になった。鳳凰小屋への分岐点まで約150m下る。小休止を摂り再度登りに掛かるが賽ノ河原と同じ高さに来た所でアカヌケ沢ノ頭へ向かうのを止め、トラバースを選択することにした。トレースは無くそれなりの積雪であったが、安定して賽ノ河原に出た。

賽ノ河原から仰ぎ見るオベリスク(地蔵仏)の存在感は凄い。二つの塔が合わさった形は正に合掌のようであり、賽ノ河原の地蔵達に祈りを捧げているようにも見える。その掌の下にはガリーを通って容易に辿り着ける。そこにザックをデポして一段登ると基部になる。残置のロープが下がっており、ダブルサイズのスリングを絡めて先ずI坂がごぼうで登る。I坂が降りてからA木CLと僕が続いた。基部からの高さは5m強と言う所、二つの岩の合わさった所は奥にハンドサイズの隙間が走っていて概ねは外側に開いたディエドール状のチムニーになっている。最初のスタンスに立ち込んでロープに出掛かりを取って南側の岩にスタンスを取りながら登る。スタンスは1cm程度のものがそこここにあり、そこを頼りにして上に伸びていく。背中を北側に付けると言うよりは左肩を擦りながら攀って行くが、最後には行く手は合掌した指先に阻まれるので南側のフェースに思い切って出て行かないといけなくなる。この時点では完全にロープに手掛かりを託している状態だから結構な緊張感を持ってフェースに出るがソールのフリクションは充分に効いてくれた。到達したオベリスクの絶頂は素晴らしい展望が約束されている。北アルプスから乗鞍、南アルプス、八ヶ岳と峰々を数えながら全周を見て廻すがここでもやっぱり甲斐駒ケ岳の存在感が群を抜いた感じだ。北側の塔が南側よりも1m程高いが、そこには打ち込まれたピンとスリングが残置されていた。足下の賽ノ河原を見下ろすと凄い高度感がある。A木CLと360°の大展望を一通り楽しんで降りることにするが、降りだしの一手が一番緊張させられる。降りた後は登路と異なるトンネルの通り道を見つけて這い出したが、出てみると「ホーオ三山 FUJI T.C.Y」の銘板があった。オベリスクにより良いスタイルで登るとするとそれなりの登攀の準備が必要だろう。チョックが数個あれば安心して登れるとも思える。

これで今日の山行の目的は達したことになるが、山行は帰るまでである。賽ノ河原で小休止してできるだけ省エネ作戦で帰路を進む。とは言えそうスピードが上がる訳では無い。観音岳への登りが厳しかったが、その後も度々ある登り毎に「こんな径だったっけ?」と訝いながら黙々と歩き続けた。それでも雪のある内は下りも楽だったが、雪も無くなった杖立峠から夜叉神峠への下りは先の長さを感じさせられた。夜叉神峠から登山口までの下りも同様で長い。ほぼ計画通りの時間に駐車場に帰着できた。流石A木CLの計画だ。今回もハードながら楽しませて貰いました。

GPSの履歴を見ると距離は25.4km、合計獲得高度は2316mとなっていた。翌日も疲労は残るものの心地好い疲れだ。鳳凰三山のルートは子連れでも楽しめるし、次回は子どもと一緒に行っても良いと思う。でもその時は日帰りではなく、泊り行程で行こう。

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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲信越 [2日]
鳳凰三山 薬師岳・観音岳(夜叉神の森スタート)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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