ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 290396
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

横尾尾根〜槍ヶ岳〜大喰岳西尾根

2013年04月27日(土) ~ 2013年04月29日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
30.9km
登り
2,015m
下り
2,490m

コースタイム

4/27 6:20上高地ー8:00徳沢8:30ー9:15横尾9:45−11:00二のガリー下ー13:30二のガリー上ー14:45三のガリー上C1
4/28 4:40C1ー5:25P4ー6:15P5ー8:00横尾ノ歯(ロープ2P)9:30ー10:30天狗ノコルー12:00南岳稜線ー13:15中岳ー14:00大喰岳ー14:45槍ヶ岳山荘C2(⇔槍ヶ岳)
4/29 7:00C2ー7:45大喰岳西尾根中腹で雪訓8:30ー10:00槍平ー11:00滝谷出合ー12:30白出沢出合ー13:30穂高平避難小屋ー14:30新穂高温泉
天候 4/27 雪
4/28 晴
4/29 曇のち晴
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
4/26-27の降雪で、4/27朝の時点で本谷橋から先は雪崩の危険がある為、入山規制。
予約できる山小屋
槍平小屋
大雪のGW初日
2013年04月30日 02:11撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
2
4/30 2:11
大雪のGW初日
横尾から先は入山規制
2013年04月30日 02:11撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:11
横尾から先は入山規制
二日目早朝
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
2
4/30 2:12
二日目早朝
満月と穂高連峰
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
2
4/30 2:12
満月と穂高連峰
P4まで急登が続く
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
2
4/30 2:12
P4まで急登が続く
モルゲンロートに染まる峰
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3
4/30 2:12
モルゲンロートに染まる峰
P4までロープは懸垂一回
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:12
P4までロープは懸垂一回
黄金色に輝く穂高連峰
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:12
黄金色に輝く穂高連峰
反対方向には赤沢山
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:12
反対方向には赤沢山
常念からの御来光!
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:12
常念からの御来光!
P4から先は歩きやすい稜線
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:12
P4から先は歩きやすい稜線
青空と穂高連峰
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:12
青空と穂高連峰
大キレット
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:12
大キレット
存在感のある屏風岩
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
2
4/30 2:12
存在感のある屏風岩
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
2
4/30 2:12
2013年04月30日 02:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:12
圧倒的迫力の北穂高岳
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5
4/30 2:13
圧倒的迫力の北穂高岳
屏風岩と前穂北尾根
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
2
4/30 2:13
屏風岩と前穂北尾根
横尾ノ歯の岩稜帯
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:13
横尾ノ歯の岩稜帯
しばし細尾根の登り降り
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:13
しばし細尾根の登り降り
天狗のコル
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
2
4/30 2:13
天狗のコル
稜線前の最後の急登
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:13
稜線前の最後の急登
稜線直下は風強し
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:13
稜線直下は風強し
遂に主稜線に到着!
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:13
遂に主稜線に到着!
槍までは三時間の稜線歩き
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:13
槍までは三時間の稜線歩き
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:13
稜線から横尾尾根を俯瞰
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:13
稜線から横尾尾根を俯瞰
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:13
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:13
2013年04月30日 02:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:13
中岳山頂
2013年04月30日 02:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:14
中岳山頂
槍までもう少し
2013年04月30日 02:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:14
槍までもう少し
大喰岳手前の斜面を登る
2013年04月30日 02:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:14
大喰岳手前の斜面を登る
槍の穂先が眼前に!
2013年04月30日 02:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
3
4/30 2:14
槍の穂先が眼前に!
大喰岳山頂
2013年04月30日 02:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5
4/30 2:14
大喰岳山頂
2013年04月30日 02:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:14
槍ヶ岳山頂!
2013年04月30日 02:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4
4/30 2:14
槍ヶ岳山頂!
絶景を心行くまで満喫
2013年04月30日 02:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5
4/30 2:14
絶景を心行くまで満喫
三日目、大喰岳西尾根下降
2013年04月30日 02:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:14
三日目、大喰岳西尾根下降
雪上訓練中
2013年04月30日 02:14撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:14
雪上訓練中
バックは飛騨沢
2013年04月30日 02:15撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:15
バックは飛騨沢
ルーファイ練習中
2013年04月30日 02:15撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:15
ルーファイ練習中
滝谷と涸沢岳西尾根
2013年04月30日 02:15撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:15
滝谷と涸沢岳西尾根
滝谷出合
2013年04月30日 02:15撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
2
4/30 2:15
滝谷出合
2013年04月30日 02:15撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
1
4/30 2:15
槍平で他Pと合流して行動
2013年04月30日 02:15撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:15
槍平で他Pと合流して行動
2013年04月30日 02:15撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:15
穂高平避難小屋
2013年04月30日 02:15撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
4/30 2:15
穂高平避難小屋

感想

4/27 6:20上高地ー8:00徳沢8:30ー9:15横尾9:45−10:30二のガリー下ー13:30二のガリー上ー14:45三のガリー上C1

前夜に沢渡まで入り就寝。朝起きるといきなり吹雪で、周囲は雪化粧。夜は軽く降るだけかと思っていたが、想像した以上に強烈な降雪の様子。すぐにタクシーで上高地へ向かい、6:20に行動開始。雪道の中を、横尾まで向かって歩く。

8:00徳沢を通る際に、涸沢と槍沢は降雪の為、雪崩リスクがあるので入山規制中という通達を受ける。GW前半で多くの登山者がいたが、みな寝耳に水の状態。我々のルートは横尾尾根ということで規制の対象にはなっていないので、とりあえず横尾まで進む事とする。

9:15横尾到着。涸沢への吊橋には、入山規制中と書かれたロープが貼られている。規制がかかっているのは本谷橋から先なので、そこより手前で横尾尾根に取り付くということなら問題ないと考えていたが、ここまでやられると気が引けるので関係者に確認。そもそも横尾尾根はバリエーションルートなので、自己判断でお願いしますという返事をもらえたので、遠慮なく先へ進む事とする。

三のガリーは雪崩リスクがあるので、横尾尾根の末端から取り付こうと思っていたが、実際に行ってみると笹薮が露出しており、かなり時間がかかりそうな様子。時間に余裕はあるので、もう少し先を偵察することにする。二のガリー下に行ってみると、それなりに安定していそうな感じだったので、検討した結果ここを登ることに。雪の溜まった沢筋をひたすらラッセルで登る。

雪崩が来ても逃げやすい様に沢筋の右側を進んで行くが、場所によっては雪が溜まっており、オーバーヘッドラッセル。直前までわかんを使うか迷って結局置いて来た事が悔やまれる。空身ラッセルを回しながら、何とか三時間で尾根に到達。ここから小一時間稜線を歩き、三のガリー上でテン泊。


4/28 4:40C1ー5:25P4ー6:15P5ー8:00横尾ノ歯(ロープ2P)9:30ー10:30天狗ノコルー12:00南岳稜線ー13:15中岳ー14:00大喰岳ー14:45槍ヶ岳山荘C2(⇔槍ヶ岳)

2:30起床。外に出ると屏風岩の上から満月の月光が降り注ぎ、非常に神秘的な雰囲気。反対側を振り返ると、こちらも立派な赤沢山南壁の姿。朝一でP4まで木登りを交えた急登。懸垂下降を一回した後は、しばらく歩きやすい斜面となる。

5:25常念岳の肩から御来光。入山規制の為、森閑とした涸沢と穂高の峰々が、黄金色に輝き始める。雪山気分も一気に盛り上がり、しばらく写真撮影にいそしむ。ここから先は横尾ノ歯まで2時間半ひたすらラッセル。槍沢方面を見ると、規制が解除されたらしく、登山者が続々と槍ヶ岳を目指して登って行くのが見える。

8:00核心の横尾ノ歯。ロープ2Pでナイフリッジを通過する。そこまで難しいポイントはないが、両側が切り立っており落ちたらアウトなので、結構な緊張感。四人での通過だったので、一時間半程かかった。そこから先は雪稜ならではのルーファイ力が求められる細尾根のアップダウンを繰り返し、10:30天狗ノコルに到着。

南岳主稜線までは登山道のルートでもあるが、上部は結構立っており、強風に煽られながら、緊張感のある登りが続く。雪庇の張り出した南岳稜線を横目に、12:00主稜線到着。
結構な疲労感で、ここで行動を打ち切っても良かったのだが、なんとしても槍ヶ岳に登りたいというメンバーの気合いを汲んで、稜線歩きを続ける。

稜線上は雪も締まっており比較的歩きやすいが、中岳への200mアップや、中岳から先のハシゴを交えた急な下降など、それなりに体力と緊張感を強いられる。ゆっくり目のペースで進み、15時前にはなんとか槍ヶ岳山荘到着。15時に他Pと定時交信をした所、中崎尾根Pがあと一時間で到着するとのこと。テントを設営して休養していると、16:30頃に中崎尾根が到着するが、疲労具合から本日の槍山頂ピストンは控えるとの事なので、横尾尾根Pだけで槍の穂先を目指す。

槍ヶ岳山頂は我々だけの貸し切り。今山行のクライマックスということで、心行くまで360°北アの絶景を楽しんだ。


4/29 7:00C2ー7:45大喰岳西尾根中腹で雪訓8:30ー10:00槍平ー11:00滝谷出合ー12:30白出沢出合ー13:30穂高平避難小屋ー14:30新穂高温泉

一晩中強風に苛まれ、4:00起床。小屋でゆっくりしながら、中崎尾根Pの穂先ピストンを待ち、集合写真を撮ってから、7:00下山開始。大喰岳西尾根は飛騨乗越からトラバースして取り付き、薄いガスの中、アイゼンを効かしながら下る。

時間に余裕もあるので、途中でザイルを出して、スタンディングアックスビレイの練習。その後はルーファイ練習などをしながら、尾根上を下降し、10:00槍平到着。ここで飛騨沢を下って来た中崎尾根Pと合流し、颯爽と滑り降りる山スキーヤーを横目にそのまま右俣谷沿いを下る。

自然の幸に目移りしながらスローペースで下り、14:30新穂高温泉に到着。季節外れの大雪に一時はどうなることかと思ったが、なんとか予定通りに行程を踏破でき、素晴らしいGW前半となった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:8689人

コメント

ゲスト
お見事!!
この時季の横尾尾根からの槍という素晴らしい記録ですが、コンパクトにまとめられているので読みやすく分かりやすいです。記録作成のお手本にもなると感じました。
それと最後の訓練もさすがですね。
2013/4/30 10:23
ありがとうございます。
murrenさん

コメントありがとうございます!
簡易速報的な記録にお褒めの言葉をいただき恐縮です。

今回の山行は新人訓練的な意味合いもありましたので、
適宜基本の確認なども行っておりました。

一番訓練できたのはラッセルですが(笑)
2013/4/30 14:47
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら