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Yamareco

記録ID: 2928621
全員に公開
雪山ハイキング
富士・御坂

富士山吉田ルート、厳冬期改め残雪期

2021年02月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
10:41
距離
17.8km
登り
2,405m
下り
2,389m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:24
休憩
1:11
合計
10:35
距離 17.8km 登り 2,405m 下り 2,409m
3:53
24
4:17
4:18
14
4:32
16
5:14
5:16
13
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5:30
3
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5:36
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6:44
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6:51
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7:03
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0
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7:46
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18
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8:45
12
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14:03
11
14:14
6
14:20
ゴール地点
前回の厳冬期富士は御殿場ルートで、初富士で厳冬期を達成出来た。なぜなら天気を十分に吟味した結果、常連から聞くと1/200という程の好条件だったからだ。今回はもう1本のメジャールートである吉田ルートを選択。前回の反省から、一昨年の秋にルートを偵察した。やはり天気を吟味し、なんと日曜に重なっての快晴、弱風、少ない積雪、高気温というメチャ低確率の高条件となった。山屋なら厳冬期富士という勲章を持ちたいだろうが、今回の土日程達成しやすいチャンスは滅多に巡らないだろう。
前夜は馬返で車中泊していたが、一度軽い揺れがあり、地震かと思ったが、二回目は富士山噴火?と思う程かなり揺れた。更に揺れれば落石が懸念されるので中止しなければならなかっただろう。
全体にトレースがはっきりしているが、中腹以上ではルートガイドに従った方が無難。8合目くらいになると、あくびが出て酸素が薄い事が分かる。でもっての雪面を判断しながらの急登なので、さすが冬の富士山は楽には上らせてくれない。9合目以上の稜線直下に広く半アイスが残っており、登りはチェーンシパイクで足掛かりを見つけて何とか登れるが、下りは参った。くたくたになった足で、この半アイスを正確慎重に踏まなくてはならない。面倒だったので、アイゼンは付けず、チェーンで押し通した。そんな油断で一歩目はアイスと砂礫を踏んでしまい、プチ滑落。ただ、前もって止められる場所を常に意識しているので、恐怖感は薄かった。無論、二歩目からは超慎重に。
この日、絶頂の好日であるのに、どうやら同時間帯で登頂したのは私と若い男性パーティのみらしい。他にも外国人パーティなど数名上がってきていたが、時間や見た目の疲労の様子から断念しただろう。
これで富士山は厳冬期2回、秋に1回上がったので登頂は終了。あと、佐藤小屋までで動植物を観察したい。
https://www.instagram.com/p/CLTDM6oBTP8/?igshid=q1sqimrww01
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
林道はアイス。2駆ならチェーン、4駆でもスタッドレス必要。駐車場は一面ほぼアイス。
簡易トイレは撤収されていた。
コース状況/
危険箇所等
岩場では夏靴でもいい程残雪は少ないが、常時チェーンスパイクはあった方が良い。
頂上稜線直下は広い半アイスで特に下りは危険。慣れてなければアイゼンとピッケル必要。佐藤小屋周辺は新雪で締まっておらず、ごぼりまくり。
その他周辺情報 富士吉田と御殿場は安い風呂屋は無い?
予約できる山小屋
里見平★星観荘
御殿場市内にて前日土曜の富士山。この土日は、今シーズン1の好条件であろう。
2021年02月13日 15:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 15:41
御殿場市内にて前日土曜の富士山。この土日は、今シーズン1の好条件であろう。
馬返の駐車場。一面ほぼアイス。ほとんどの車は中の茶屋に駐車していた。
2021年02月13日 16:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/13 16:49
馬返の駐車場。一面ほぼアイス。ほとんどの車は中の茶屋に駐車していた。
直ぐ脇の吉田登山口。
2021年02月13日 16:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/13 16:48
直ぐ脇の吉田登山口。
思った程の低温ではなく、御殿場の登山口より人(登山者)の気配が全くない。
2021年02月14日 03:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 3:43
思った程の低温ではなく、御殿場の登山口より人(登山者)の気配が全くない。
林道終点に到着。はじめてだと、ちょっと迷う箇所が幾つかあり、やはり下見が必要だ。無論、当日も下る際のチェックは怠らないように。
2021年02月14日 04:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 4:24
林道終点に到着。はじめてだと、ちょっと迷う箇所が幾つかあり、やはり下見が必要だ。無論、当日も下る際のチェックは怠らないように。
ヤマレコ情報で見たモミの倒木。意外と名所になるかも。このまま残して欲しい。
2021年02月14日 04:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 4:44
ヤマレコ情報で見たモミの倒木。意外と名所になるかも。このまま残して欲しい。
トレースははっきりしており、迷う事はない。
2021年02月14日 04:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/14 4:55
トレースははっきりしており、迷う事はない。
たまに下界の夜景が覗く。
2021年02月14日 04:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 4:59
たまに下界の夜景が覗く。
佐藤小屋に到着。この周辺で数張りテン泊があり、ようやく人の気配が出てくる。
2021年02月14日 05:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 5:29
佐藤小屋に到着。この周辺で数張りテン泊があり、ようやく人の気配が出てくる。
からの御殿場の夜景。
2021年02月14日 05:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 5:29
からの御殿場の夜景。
林から抜けた頃に明るくなって来た。予定通り、良かった。
2021年02月14日 05:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 5:59
林から抜けた頃に明るくなって来た。予定通り、良かった。
上方も見えてきた。
2021年02月14日 06:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/14 6:25
上方も見えてきた。
でもって、朝日登場。
2021年02月14日 06:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 6:29
でもって、朝日登場。
朝の静かに広がる2段の雲海。
2021年02月14日 07:04撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 7:04
朝の静かに広がる2段の雲海。
7合目で最初の鳥居を潜る。
2021年02月14日 07:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 7:10
7合目で最初の鳥居を潜る。
7合目からの岩場はほとんど雪が残っておらず、チェーンスパイクを外し、夏靴で上がる。冬山とは思えん。
2021年02月14日 07:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/14 7:19
7合目からの岩場はほとんど雪が残っておらず、チェーンスパイクを外し、夏靴で上がる。冬山とは思えん。
白雲荘と上部を仰ぐ。
2021年02月14日 08:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/14 8:07
白雲荘と上部を仰ぐ。
八ヶ岳だろうか?
2021年02月14日 08:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 8:14
八ヶ岳だろうか?
9合目手前まで来たが、まだまだ高い。空気が薄く、一方で急登で体力を駆使し、且つ、雪面に意識を集中せねばならないという、冬富士ならではの歓迎を迎える。
2021年02月14日 09:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 9:09
9合目手前まで来たが、まだまだ高い。空気が薄く、一方で急登で体力を駆使し、且つ、雪面に意識を集中せねばならないという、冬富士ならではの歓迎を迎える。
たまらず9合目でもぐもぐタイム1回目。この絶景での一服は、冬富士の別の歓迎だろう。風は吹いたり止んだり。吹いても涼しい程度。
2021年02月14日 09:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 9:46
たまらず9合目でもぐもぐタイム1回目。この絶景での一服は、冬富士の別の歓迎だろう。風は吹いたり止んだり。吹いても涼しい程度。
パンパンパン。
2021年02月14日 09:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 9:47
パンパンパン。
稜線に上がる直前の斜面。半アイスになっており、上りではチェーンで何とかなったが、下りはマジやばかった。ちゃんとアイゼンを装着しよう。
2021年02月14日 10:05撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 10:05
稜線に上がる直前の斜面。半アイスになっており、上りではチェーンで何とかなったが、下りはマジやばかった。ちゃんとアイゼンを装着しよう。
ようやく狛犬様の歓迎を迎える。ナイトハイクからの達成感で力が抜けた。
2021年02月14日 10:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 10:12
ようやく狛犬様の歓迎を迎える。ナイトハイクからの達成感で力が抜けた。
稜線からの御殿場ルート方面。思ったより雪が覆っている。
2021年02月14日 10:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 10:33
稜線からの御殿場ルート方面。思ったより雪が覆っている。
ふぅ、ついに火口を見た。
2021年02月14日 10:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 10:38
ふぅ、ついに火口を見た。
2021年02月14日 10:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 10:38
今日は有難うございました。
祈願
多くの登山者の山行の安全を御守下さい。
特に大切な相方の山行の安全を御守下さい。
2021年02月14日 10:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 10:43
今日は有難うございました。
祈願
多くの登山者の山行の安全を御守下さい。
特に大切な相方の山行の安全を御守下さい。
では、最後の締めに向かいますか。因みにほぼ無風。
2021年02月14日 10:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 10:44
では、最後の締めに向かいますか。因みにほぼ無風。
この上りが地味に辛い。チョットした距離だが、何度足が止まった事か。ここのみ常に風が通っているが、寒さはない。
2021年02月14日 10:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 10:50
この上りが地味に辛い。チョットした距離だが、何度足が止まった事か。ここのみ常に風が通っているが、寒さはない。
来ちまった。
2021年02月14日 10:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 10:59
来ちまった。
日本一高いもぐもぐタイム2。
2021年02月14日 11:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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日本一高いもぐもぐタイム2。
お鉢巡りをして、反対側の鳥居からの頂上を覗く。もう一度、祈願する。
2021年02月14日 11:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 11:36
お鉢巡りをして、反対側の鳥居からの頂上を覗く。もう一度、祈願する。
ヤバイ斜面を下りた。
2021年02月14日 11:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 11:52
ヤバイ斜面を下りた。
佐藤小屋まで下りると、幻日に包まれた。
2021年02月14日 13:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2/14 13:12
佐藤小屋まで下りると、幻日に包まれた。
ダケカンバの林が柔らかい。
2021年02月14日 13:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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ダケカンバの林が柔らかい。
帰還。
2021年02月14日 14:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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2/14 14:18
帰還。
撮影機器:

感想

かつて2月は厳冬期富士と言われてきたが、アイゼンやピッケルを温存して上がれるようになった昨今、2月後半は厳冬期とまで言えなくなったかも知れない。天気さえ吟味すれば残雪期と言えるようになってしまった。
とはいえ、5合目以上は常に緊張の連続に強いられ、且つ体力も酷使しなければならず、そこは他の冬山より厳しい。私のような還暦過ぎが克服するには、天候を吟味して好条件を味方に付けるしかあるまい。

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