大山〜札掛〜三ノ塔 ヤビツ峠起点で周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,639m
- 下り
- 1,648m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:45
また休憩タイムは記載していませんが、適宜とっています。
天候 | くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ヤビツ峠から蓑毛へと下る柏木林道の途中から、大山イタツミ尾根合流までの区間はVRです。整備された登山道以外を含みます。RF・急登・渡渉あります。地図、コンパス等必要。自己責任でお願いします。 大山及び三の塔の北尾根はぬかるみあり。よく滑る。 地図は手動です。正確さにかける可能性あります。要注意。 |
その他周辺情報 | ヤビツ峠にレストハウス建設中。 |
写真
感想
前回、髭僧の滝まで赤線を引っ張ってきたので三ノ塔と結ぶコースで今回のルートを選択。地図を見ると髭僧の滝の上、春岳沢右岸尾根から大山へ登れそうなのでこれをこの日のメインに。
ヤビツ峠から柏木林道で蓑毛方面に下り標高600mくらいのヘアピンカーブのところから滝まで標高を落とさずに行けそうなので覗いてみる。結果としては普通にルート通りに行った方が時間的には早かった。東丹沢詳細図によるとモミジ谷と言うらしいが、気づいたらそちらのほうへと入り込んでいる模様。ここまで来てしまうと髭僧の滝は今回はおあずけ。戻り気味に谷へ降りて渡渉してから春岳沢右岸尾根に取りついてみると、急登ながらすぐに上へと続く踏み跡あり。
尾根は急登ではあるが、林業関係の手がよく入っており思った以上に快適に登れます。VRなので注意が必要ではあります。尾根に乗ってからはヤブ漕ぎの類はほぼなし。ひたすら上を目指します。岩場とかはなく、土の上をたまに4つ足状態になりながら登りますが見ている人もなし。ゴム手袋を持参していたのでゴリラの手つきで地面に(やさしく)グーパンチをしながら登った方が楽な場面もあり。石もないので指も痛くなることなし。ただしシカの糞が多数あるのでそれはよけながら。
急登が続いているうちにアキレス腱の近くが靴にあたって痛い。この日ソルボクッションパッドなるものを張り付けてきたのだが、それでもなお痛し。アキレス腱滑液包炎ってやつかしらん。これ以上ひどくなったら嫌だなとか思いながらイタツミ尾根に合流。木道を歩くと痛くないから不思議ではあるが、痛くないのに越したことなし。大山山頂到着。チョロっとだけ富士山は顔を出してくれた、ような気がする。
トイレ裏を通り電波塔裏から北尾根へ。なぜか脚立を越えている人間の前に鹿2匹。電波塔の横をうろうろ食事中。中に来てしまって出られなくなったのかもしれない。
北尾根ははじめこそぬかるみありで難儀したが、すぐに気持ちいい山歩きとなる。大きめの大山三峰ならびに丹沢三峰を眺められる。すれ違う人数人。鉄塔の下をくぐり松林を抜けて、地獄沢あたりでは開花だいぶ前のミツマタの木々。舗装路に出て札掛に抜けてから吊り橋を渡ったらすぐ下を徒渉してヨモギ平経由で三ノ塔へ。
取りつく前に札掛の河原でずれたパッドを貼りなおす。が、ヨモギ尾根に登り始めてすぐ、再び足が痛む状態に。これはしばらく山に来れないかなという思いもよぎる。ヨモギだけに。
えっちらおっちら登っていくがすれ違う人なし。昼飯はヨモギ平で、と思うがそろそろ空腹も限界。
まだかまだかと植林地帯を登っていると、ふと左側に違和感。うん?と二度見する。なんだろ?と足を向けると杉か檜の木々に囲まれて一本のブナの樹あり。特別太いとかそういうわけではないのだが、何とも神秘的な雰囲気あり。吸い寄せられるように斜面を降りて近づきたくなり、空腹を忘れて寄り道する。触れてみると普通のブナな気もするが、ある程度離れてみるとゾクゾクとする雰囲気あり。こういうのを見ると、林業の人たちもこの木は伐採しなかったんだなとかそんなことを考えてしまう。
しばらくたたずみ、たまに花粉の影響でくしゃみをする。もうこんな時期。
来た道を戻り、少し進むとちょうどいい切り株があったので、腰を掛けて昼食に。
tantanmameさんの日記を拝見しましたところ、温かいチャーハンが美味しそうだったので自分も挑戦。
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お湯を沸かしている間におにぎりひとつお通し代わりに食して、お湯が沸いたらカップラーメンに注ぐ。3分待っている間に空いたメスティンに(コンビニの)チャーハンおにぎりを入れてほぐしながら軽く炒める。チャーシューのいい匂いが漂って湯気が出てきたらだいたい3分前後で出来上がり。温かいもんを交互に食べわける幸せ。
以前に山頂付近、氷点下近くの中チャーハンおにぎりを冷たいままに食べたら、美味しさまったくのゼロという感じだったのだが、温めるとこうも違うものかと実感。うまし。
火力が強いと底にお焦げができるのでチャーハンを先に平らげたら残っているカップラーメンをメスティンに入れて再び火にかける。箸でお焦げを落としながらスープを胃袋へ流し込んで男飯、完食。そして復活。
これで帰ってから焦げ落としをする手間もなく、最後にティッシュで拭き取れば完了。以上備忘録。
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この後ヨモギ平に到着。見晴らしのいいところにブナの樹多し。もうちょっと晴れていたらなお良かった。なお、満腹なのと途中で観たブナの樹に満足して、大ブナを見落とす。まあこれは次回へのモチベーションということに。
三ノ塔北面はぬかるんでとにかく滑るので注意。上がり切ればお地蔵さんの脇にでて三ノ塔到着。
ここからは下りオンリー。下りでは足に痛みがでないのが救い。富士見橋まで降りてくると舗装路の端に残雪少々あり。雪を使って靴やゲイターについた泥を落とす。触れば冷たい雪が気持ちいい。それからはあと少し、ヤビツ峠まで歩いて無事到着となりました。
今日も無事戻れて山の神様仏さまに感謝です。
松とブナの特徴的な樹を見ることができて楽しい山行でした。が、しばらくは足と相談してのルート選びになりそうです。
カモシカに 春を知らせる 迄もなく
春浅し ブナの木肌に 棲まう精
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