鋸岳、甲斐駒ヶ岳



- GPS
- 00:27
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 2,499m
- 下り
- 1,786m
コースタイム
8:05仙流荘バス停−8:15戸台大橋バス停−10:40角兵衛沢出合−13:40大岩下の岩小屋(キャンプ泊)
5月2日
5:45大岩下の岩小屋−8:50角兵衛沢のコル−10:05鋸岳第一高点−10:45小ギャップ−13:14鹿窓−13:45大ギャップ−15:50鋸岳第二高点−17:19中の川乗越−17:35ビバーク地
5月3日
6:30ビバーク地−9:30六合石室−12:55甲斐駒ヶ岳頂上−15:20駒津峰−16:00仙水峠−17:45北沢長衛小屋
5月4日
7:30北沢長衛小屋−9:15歌宿(バス待ち)10:15歌宿発−10:55仙流荘バス停
天候 | 5月1日〜5月4日 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
南アルプス林道バス 無料駐車場(約350台) |
コース状況/ 危険箇所等 |
戸台大橋〜角兵衛沢出会 白石堰堤と第二堰堤までは、基本、右岸を歩きます(進行方向から見ると左)第一号堰堤手前で左岸(進行方向 右)に渡り堰堤を高巻きます。そのまま左岸を進み「鋸岳 角兵衛沢」と書かれた標識(結構、立派なので見逃すことは無いでしょう)の所で、右岸に徒歩しますが、けつこう流れが強いので気を付けてください 右岸に渡った所に人の背丈位のケルンがあります。 角兵衛沢出会〜大岩下の岩小屋 ケルンのある所から山側に進むとピンクのリボンのマーカーが、うるさいくらいに有り、道もよく踏まれているので道は、明瞭です ピンクのリボンに導かれながら樹林帯を貫けると大岩が目の前に現れます。 左に斜上して、大岩の角から大岩沿いに右に、踏み跡をたどって15m位下って行くと岩小屋です。 水場は、岩小屋の中に有ります。(注 大切なキャンプサイトです天候が悪くとも岩小屋から離れてトイレして下さい) 大岩下の岩小屋〜角兵衛沢のコル ここから先は、危険な所ばかりです。少し登って無理だと感じたら引き返した方が賢明かもしれません 雪解けの季節のため大岩から石がひつきり無しに落ちてくるので沢の前半はルートを左側に取りました。 中盤以降はルートを右側に取りました マーカーは、たまーーーーに有る位(ほぼ無い) 踏み跡もたまーーーーーに有る位(これまた無いに等しい) 自分でルートファインデング出来る人以外は、無理です。 ルートの状態ですが、全部浮石です50cm位ある石がふつーに動きます 微妙なバランスで積み重なっているので手前の石落としたら上の石(人の頭位有る)が自分の所に落ちてくる始末です(雪解けの為、余計浮いているかも?) 傾斜が結構強いので(35度以上)石を落としたら中々止まりません 上に他のパーティが居る場合は100m以上空けた方が賢明です(落とすなと言っても絶対無理、剣岳の池の谷が普通の道に思えるほど角兵衛沢は酷い) 角兵衛沢のコル〜中ノ川乗越 コルから小ギャップまでは、特に問題に成る所は有りません(マーカーは、当てに成りませんが踏み跡は確りしています) 小ギャップは、鎖が付けられていますが岩が逆層になっているので自分のロープを出して懸垂下降をした方がいいと思います「ドーしても 俺(私)は、クラミングダウンするんだ!」と、言う人は、止めませんが、あまりいい結果には為らないと思います。 小ギャップの底からの上り返しにも、長い鎖(15m位)が付けられていますが、これまた逆層気味なのでアイゼンでのクライミングでは、注意が必要です。登りきつた所がナイフリッジ状に成っていてそのまま反対側え2m位クライミングダウン後、信州側に10m位トラバース(40cm位の幅の道)そこから雪壁(60度位)を下り気味に10m程トラバースした先が鹿窓ですがここも落ちたら終わりなのでロープを出した方がいいと思います 鹿窓は、夏道だと穴を潜って反対側のルンゼを下降してからトラバースするのですが、私たちは第3高点を越えていくルートを選んだので夏道ルートの状況は分かりません 大ギャップの下降ですが私たちは、懸垂下降用の残置ロープの架かった老木を使わず(触って診たらパキパキいっていたので、そろそろ使わない方がいいと思う) 少し上に在る若い木を使いました(50mロープで底までピッタリ 25m懸垂) 大ギャップの底から信州側のルンゼを100m位下降しますが、ここも酷いザレ場 なので、注意が必要です(一度人の頭位ある石を落としたら凄いスピードで落ちて行き200m位下の雪渓で、やっと止まった) 第二高点から中ノ川乗越までは特に問題になる所はありません 中ノ川乗越〜甲斐駒ヶ岳頂上 特に問題になる所は、ありません 夏道は半分以上でています(主に信州側)が甲府側には雪がベッタリ付いています 甲斐駒ヶ岳〜北沢長衛小屋 特に問題になる所はありません |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
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写真
感想
実の所最初の計画では、ゴールデンウィークは北アルプスの剱岳を剣沢をベースに別山尾根から、登る計画だったのだが4月26,27日の積雪そして30日にも積雪があるとう事で雪崩を警戒して急遽、積雪の少ない南アルプス鋸岳プランを変えた
(富山県自然保護課の職員の方せっかく登山届済書を出してもらったのに、申し訳ありませんでした)
南アルプスを選んだのは、正解だつた(4日間文句ない晴天)が、急遽プランを変えた歪も出てしまった。
元のプランが剣沢ベースのアタック方式だったので、まったくボッカ訓練をしていなかったので、重い荷物(ザックの総重量 私27kg 相棒12kg)での縦走は、ペースが上がらない
しかも、しばらく誰も鋸岳に入って居ないらしくトレースがない
重い荷物を背負って急な雪壁を登ると10m置き位に息を整えなければならなかった
縦走3日目になると、相棒の疲れが顕著になってきた
辛そうに登る相棒に、私も余り余裕が無いので荷物をとってやれず「がんばろう」としか言えなかった。
そうして、やっと甲斐駒ヶ岳の頂上に立ったとき相棒は感極まって泣いていた
頂上で30分位景色を堪能して、下山開始、だが下るにも体力はいる
少しあるいては、息を整え、少し歩いては息を整えの繰り返しで中々進まない
私達がいつもなら掛かるであろう時間の倍をかけてやっとの思いで北沢長衛小屋に着いた
相棒が今日は疲れているので小屋泊まりにしたいと言うので私も承諾した(素泊まり5000円)
小屋は私達をふくめて4人しか泊まっておらず、殆ど貸切状態しかも布団は新品のフカフカである
御飯は、この時期この小屋では、素泊まりのみで夕食の提供はないらしい
まだ持参したアルファ米がのこっていたが、3日目になると不味いのでたべたくない
その代わり、おでんの販売は有る(7種8個入り鍋持込&温めなし400円)、という事なので二人前注文し自前のコフェルで温めてる間に、「鋸岳、甲斐駒ヶ岳」に乾杯した。
今回の山行は、厳しい所もあったが、充実した(反省点も沢山) 登山だった。
そして、こんな 下手な文章に最後まで付き合ってくれた 貴方に感謝します。
コメント
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日、月で同じコースを甲斐駒ヶ岳まで縦走してきました。
鎖場の通過とビバークポイントは、このレコを読んでいたので迷わずに行けました。
ありがとうございました。
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