栂池から【白馬岳往復】&小蓮華の鞍部からスキー滑降
- GPS
- 77:35
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,657m
- 下り
- 1,661m
コースタイム
新宿駅23:54〜(ムーンライト信州)〜5:40白馬駅
【5月3日(金)天候:快晴、小蓮華山方面はガスの中】
白馬駅6:56〜(大糸線普通)〜7:15南小谷駅7:35〜(栂池高原行路線バス)〜7:55
栂池高原8:15〜9:05ロープウエイ山頂駅(栂池自然園)
栂池自然園9:10〜(スキー登行)〜12:00幕営地(2,300m)
【5月4日(土)前夜から強風、快晴、強風】
(強風のため白馬岳往復は取りやめ停滞とするが船越ノ頭往復)
2,300m幕営地9:10〜10:27船越ノ頭11:50〜滑降(標高差約300m)〜11:23幕営地
【5月5日(日)天候:快晴、白馬岳山頂は無風)】
幕営地6:14〜船越ノ頭6:50〜小蓮華山7:58〜9:50白馬岳10:10〜小蓮華山11:39〜
大斜面滑降(標高差約400m)〜12:30幕営地
幕営地13:30〜(スキー滑降:標高差約500m)〜ロープウエイ山頂駅14:30〜15:05栂池高原(温泉入浴)17:00〜
17:13白馬駅18:07〜18:46信濃大町19:00〜19:52松本駅20:00〜(スパーあずさ36 号)〜22:37新宿
天候 | 【5月3日(金)天候:晴れ】 【5月4日(土)天候:晴れ(小蓮華山はガス)】 【5月5日(日)天候:快晴、白馬岳山頂は無風)】 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新宿駅23:54〜(ムーンライト信州)〜5:40白馬駅 【5月3日(金)】 白馬駅6:56〜(大糸線普通)〜7:15南小谷駅7:35〜(栂池高原行路線バス)〜7:55 栂池高原8:15〜9:05ロープウエイ山頂駅 【5月5日(日)】 ロープウエイ山頂駅14:30〜15:05栂池高原(温泉入浴)17:00〜17:13白馬駅18:07〜 18:46信濃大町19:00〜19:52松本駅20:00〜(スパーあずさ36号)〜22:37新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
写真コメントを参照。 |
写真
感想
【5月2日(木)】
23時40分新宿駅9番線ホームに今回の山行メンバー9名が揃う。23時54分発ムーンライト信州は全車指定席で本日は全て満席との事であった。一ヶ月前に松平さんが購入して頂き感謝である。
皆さん、座席の上や床で上手に仮眠を取りながら一路白馬駅へ。(仮眠の取り方が山屋だべー)
【5月3日(金)天候:晴れ】
5時過ぎ、車窓から北アルプスの稜線は雲に覆われ風が強そうである。5時40分定刻に白馬駅到着。松本駅や穂高駅で大方の登山客が降りたのか白馬駅ではそれほど多くの登山者は下車しなかった。大雪渓の遭難事故が影響しているのか。?この日の大雪渓は登山禁止になっていたらしい。
白馬駅から大糸線ローカルに乗換え南小谷駅下車。バスの待ち時間を利用し駅前の雑貨屋でBeerを購入、7時35分発の栂池高原行き路線バスに乗り込む。ゴンドラ〜ロープウエィ(チケット売り場では登山届を提出しなければ購入できない)と乗り継ぎ標高1,800mの栂森へ。身支度し9時10分過ぎに歩き出す。横山はシールレスのスキーを履き気持ちよく歩き出す。
GWの初日、風が冷たいが稜線以外は晴れ間が広がり春山日和である。自然園を横切り尾根状を快適に登行する。12時頃、2,300m付近の比較的平らな場所に到着。テント設営後、本来であれば雪でテーブルを作り春の日差しの下で入山祝いとなるが冬型の気圧配置のため風が冷たく寒くなってきたのでテントの中で入山祝いである。テントサイトからは小蓮華山、白馬岳・杓子岳と遠く唐松岳や鹿島槍ヶ岳を望めたが直ぐに雲に覆われた。稜線は非常に風が強そうである。16時の気象通報も地平の天候はある程度読み取れるが山岳では現地での状況判断(観天望気等)となる。夕食後、夜行入山で疲れたのか早々にシュラフに潜り込むが19時過ぎ頃から風が出始め、結局翌朝まで風の音(郷ひろみ!??)に悩ませられながら熟睡できずウトウトであつた。
【5月4日(土)天候:2,300地点で稜線以外は快晴】
4時頃目が覚め外を見ると晴れ模様。白馬岳の山並みが姿を見せているが、ただ風は相変わらず強く稜線を雲が流れている。シュラフの横に置いていたペットボトルもシャーベット状になっていた。新見リーダーと相談の結果本日の本邦アタックを中止し停滞とする。朝食は7時と決め再度シュラフに潜り込む。
朝食後、9時に船越ノ頭までウオーミングアップ。テントサイトから標高差約300m中々の急斜面でジグザグに登行する。小蓮華山や白馬岳方面は雲の中で多少風があるものの快適に船越ノ頭船越ノ頭まで登る。白馬大池や頸城の山々の展望を楽しみ昼前にはテントサイトに帰着。横山は船越ノ頭から快適にスキーで下降。この時期、小蓮華山や船越ノ頭からスキーやボードで金山沢へ滑り降りるバックカントリーが流行っており沢山の登山客が入山していた。
午後からは寒気の影響で雲が増え、雪がちらつく天気となり16時の気象通報を確認すると、天候は西高東低の気圧配置、北海道東方に低気圧が居座り北アルプス周辺は弱い気圧の谷が通過している事が予想された。辺りは一面ガスの中で昨日テントが吹きっさらしとなり風に悩まされたのでブロックを積み上げ風対策を行う。夕食は今旬のアマノフーズ!高価なフリードライ、チキンカレーは非常に美味しかった。明日のアタック後、もしかしてもうここで一泊。?アルコールの残量も気になる。?(空き缶等を認するとロングカン20本以上持ち上げていてあと数本「’jjj’」ジェジェジェ!‘)内燃機を燃やすのも早々に終了しシュラフ潜り込む。外は冬山並みの環境であった。
【5月5日(日)天候:白馬岳山頂は大快晴・無風状態】
4時起床。雲一つ無い!頸城山群の辺りからの夜明け。東の空には三日月。素晴らしい自然の息吹、モルゲンロートバンザイ!。本日の白馬岳アタックにわくわくする。
食後、6時10分過ぎに出発。船越ノ頭6時50分到着とハイピッチ。(昨日約1時間10分:休憩含む)小蓮華山から白馬岳まで多少のアップダウンを繰り返し、9時50分予定を大幅に短縮し白馬岳の山頂に立つ。大快晴・無風、槍・剱と360度の大展望を満喫し10時10分下山開始。下山途中の小蓮華山手前では冬毛から夏毛に変わるライチョウと出合う。(撮影タイム)12時頃、小蓮華山と船越ノ頭の鞍部に到着。船越ノ頭までは多少のピークを超えて朝と同じ下山コースとなるが、そこは春山!どこでもルート。テントサイトまでショートカット、コルから多少トラバースし小蓮華山の大斜面を直に下降する。雪質はフィルムクラスト多少ザラメ雪、非常に歩き易い。横山はコル手前からスキー滑降。大斜面に豪快なシュプールを描いていた。(フィルムクラストは自分が滑るとパリパリ剥がれたのが後から追いかけてくる感覚が面白い)12時30分頃テントサイト帰着、数本のBeerで登頂祝い。出発前はここでもう一泊等と議論していたが一気に帰京する事に小一時間で撤収し15時30分のロープウエィの最終を目指す。テントサイトから栂森ロープウエィ駅まで標高差約500mを1時間程度で下山。栂池高原の「栂の湯」で汗を流し、白馬駅から松本駅までローカル列車を乗り継ぎ新宿行き「あずさ号」の最終に乗り込み春山を満喫した満ち足りた気持ちで帰京する。
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