常念岳〜蝶ヶ岳縦走 雷鳥と白銀の世界 日帰り
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 2,008m
- 下り
- 2,010m
コースタイム
5:55 三股登山相談所
5:05 三股分岐
9:00 前常念岩室
9:05 前常念岳
9:50 常念岳山頂
11:30 2592mピーク
12:25 蝶槍
12:30 2664.3mピーク
13:00 蝶ヶ岳ヒュッテ
13:05 蝶ヶ岳山頂
14:05 まめうち平
14:45 力水
15:05 三股登山相談所
15:15 三股駐車場
天候 | 快晴 少し靄がかかっていた |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレは三股駐車場にある。三股登山相談所にもトイレがある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期は残雪または新雪があるので、アイゼン・ピッケルは必要である。 危険な個所は前常念から常念岳へ向かう稜線。切り立っているので高度感がある。 常念岳周辺の尾根は岩場が多く、寒いときは残雪が凍りついていると思うので注意が必要。今日は暖かく凍っていなかった。 常念岳から蝶ヶ岳への縦走路は特に危険な個所は無い。したがって人もい多く入っている。 ただ、天候が良いときはいいが悪くなるとこの時期は雪が降ったりホワイトアウトになるので注意する。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
今日は良い天気になりそうだ。
北アルプスへ行こうか南アルプスへ行こうか迷ったが、常念岳に行くことにした。
深夜1:30 自宅を出発
尾張パークウエーの小牧東インターから中央自動車道に入り長野自動車道の豊科インターで降りる。堀金方面へ向かいナビの誘導に従い林道を三股へ向かう。
4:40 三股駐車場から登山開始。もう明るくなっている。結構寒い。
三股登山相談所で登山届を提出。
すぐにある常念岳と蝶ヶ岳の分岐を常念岳へ向かう。今回は常念岳だけのピストンをするつもりだった。
登山開始後しばらくは全く雪は無かった。樹林の中を登っていく。標高約1800m付近から残雪があり始める。
固くなっているので早々にアイゼンを着用。トレースを注意深く探し登っていく。
上部の稜線に出るまではかなりの急登だ。
やっとの思いで稜線に出る。
上部稜線をしばらく登ると左方向に蝶槍が見えてくる。白銀で綺麗だ。
もう少し登ると目指す常念岳が見えてくる。といってもここから見えるのは前常念岳なのかもしれない。
かなり遠い。
樹林を乗越したところで本当ならば東の方向に南アルプスが見渡せるはずなのだが靄っていて見えなかった。残念。
前常念岳に向かって急登の連続。
やがて何故か雪がなくなり岩場と雪の混じり合った所になってくる。これは前常念岩室まで続く。
アイゼンを着けたり外したり非常に厄介だ。
今日は雪が凍って無かったので良かったが、この岩場の残雪が凍りつくと結構大変だと思った。
前常念岩室を過ぎると前常念岳まではすぐだ。
ここからは雪がある。まだ降ったばかりの新雪が残雪の上に少し積もっている。
前常念岳から見る常念岳は本当に綺麗だ。白銀と突き抜けるような青い空。感動!!
ここから常念岳までの間は一部ナイフリッジになった稜線の上を登っていく。
ちょっと緊張する。
とにかく凄い綺麗な常念岳!! 白銀の山!
このあたりからも北アルプス周辺の白銀の山が見える。メッチャ綺麗だ。
一ノ沢からのルートと合流し常念岳へ向かう。
ここから山頂まではあと一息だ。
やったぁ!!常念岳の山頂!!凄い景色!!
西側には槍ヶ岳から穂高岳が白銀に輝く。北方向には大天井岳から燕岳への稜線。この右方向に鹿島槍岳。左方向には立山から剱岳。
槍ヶ岳の北側に鷲羽岳から水晶岳。
蝶ヶ岳への稜線の左側に乗鞍岳。右側に御嶽山。
とても素晴らしい景色だ!
残念ながら西側は見えなかった。見晴しが良ければ南アルプスと後方に富士山が見える。
とても暖かい。パーカーを着なくても十分だった。
ここでまだ10時だったのでどうしようか考えた。
寒くも無く時間も早いので蝶ヶ岳へ縦走するとこにした。
ここからの急降下も雪があったりなかったりの岩場の連続。
今日は凍っていなかったので良かったが、凍っていたらやっかいだ。
アイゼンは着けたままで降りていく。
雪が少なくなってきたのでアイゼンを外す。
2512mピークを過ぎると何故か雪が多くなる。アイゼンを着ける。
アップダウンを繰り返し蝶槍に立つ。
このあたりは登山者が多い。
蝶槍から少し蝶ヶ岳に向かったところで雷鳥に遭遇!!!
確認できたのは一羽だった。白い羽根の所々に黒い羽根が生えていた。
雷鳥は、登山を始めてから大好きな鳥。
高山にもカラスなどの天敵が出現し絶滅が危惧される鳥。中央アルプスでは絶滅した。人なつこい鳥で、何もしなければ急に逃げ出すようなことはしない。
ここから蝶ヶ岳まではすぐだ。なだらかな丘陵を登っていくと蝶ヒュッテを過ぎ山頂に立つ。
常念岳は、はるか彼方に見える。
だいぶ雲が多くなってきた。
何枚か写真を撮り早々に下山開始。
ここからは雪の中を一気に急降下していく。快適だ。これを登るのは結構大変だろうなと思った。
急降下後は樹林の中のトラバースの連続。トレースはしっかりある。一部急降下もあるがトレースがしっかりあり大丈夫。
まめうち平を過ぎるとだんだん残雪がなくなってくる。アイゼンを外す。
15:15 無事三股に着き登山終了。
今回の登山は最近にはないほど暖かく上部稜線でも寒くなかった。快適に登山できた。
常念岳だけのピストンを考えていたのだか、好天気と時間を考え蝶ヶ岳までの縦走を決行した。
ただ、このようなことは好条件がそろわなければ実行することではない。
この時期に縦走するのであれば、やはりテン泊等の装備が必要だと思う。
常念岳からの見晴しはとても素晴しく、北アルプスはまだまだ雪がしっかりある。
雷鳥にも遭遇でき本当に良い山行だった。
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