満天の星空の下,ヘッデンの光を頼りに外周道路にスキーを進める。外周道路にはまだたっぷり雪があり,ところどころ側壁から落ちた雪が溜まって片斜面になっている。
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満天の星空の下,ヘッデンの光を頼りに外周道路にスキーを進める。外周道路にはまだたっぷり雪があり,ところどころ側壁から落ちた雪が溜まって片斜面になっている。
まだ雪に埋もれている二ツ屋導水施設に到着。
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まだ雪に埋もれている二ツ屋導水施設に到着。
と,二ツ屋導水施設から林道を少し進むと,懸念していた通り,本日最大の核心部が出現。側壁から落ちた大量の雪が林道上に最大斜度60°はありそうな死の滑り台を作り出している。左手は日野川の谷底で,かなり高さがあり,落ちたら無事では済まない。こんな見事な片斜面は,富山の初雪山ぶりだな…。
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と,二ツ屋導水施設から林道を少し進むと,懸念していた通り,本日最大の核心部が出現。側壁から落ちた大量の雪が林道上に最大斜度60°はありそうな死の滑り台を作り出している。左手は日野川の谷底で,かなり高さがあり,落ちたら無事では済まない。こんな見事な片斜面は,富山の初雪山ぶりだな…。
まだ日が差さないため雪は硬く,ここはさすがにスキーをかついでアイゼンを蹴り込みながら通過。結局,このような斜面が50mほど続いた。昨年の夏に車で何度も通った林道を,冷や汗かきながらアイゼン蹴りこんで空中移動していることの不思議さ。
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まだ日が差さないため雪は硬く,ここはさすがにスキーをかついでアイゼンを蹴り込みながら通過。結局,このような斜面が50mほど続いた。昨年の夏に車で何度も通った林道を,冷や汗かきながらアイゼン蹴りこんで空中移動していることの不思議さ。
やっと難所を通過し,遅れを取り戻すようにスキーで飛ばす。
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やっと難所を通過し,遅れを取り戻すようにスキーで飛ばす。
深々と雪に埋もれたカーブミラー。ひと冬の間,吹雪の光景をえんえんと映してきたその鏡面に,久々に人の姿が映り込んだのではないだろうか。
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深々と雪に埋もれたカーブミラー。ひと冬の間,吹雪の光景をえんえんと映してきたその鏡面に,久々に人の姿が映り込んだのではないだろうか。
と,また死の滑り台! 春先の登山では見慣れた光景とはいえ,この林道ってこんなに険しかったっけ? やっぱりこの冬は雪が多かったんだな…。
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と,また死の滑り台! 春先の登山では見慣れた光景とはいえ,この林道ってこんなに険しかったっけ? やっぱりこの冬は雪が多かったんだな…。
さらに,倒木が道をふさいでいる。この倒木,枝が多くツタも絡まっていて,通過にノコギリが欲しくなるくらいだった。
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さらに,倒木が道をふさいでいる。この倒木,枝が多くツタも絡まっていて,通過にノコギリが欲しくなるくらいだった。
橋の欄干のはるか上に雪面がある。積雪は1m50cmくらいか。
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橋の欄干のはるか上に雪面がある。積雪は1m50cmくらいか。
大河内集落跡の入り口にある,日露戦争記念碑。(2万5千図に石碑の記号あり)
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大河内集落跡の入り口にある,日露戦争記念碑。(2万5千図に石碑の記号あり)
雪の大河内集落跡。(2万5千図でいうと,大河内川と古草谷の出合の標高点413mのあたりです。)
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雪の大河内集落跡。(2万5千図でいうと,大河内川と古草谷の出合の標高点413mのあたりです。)
「ゴミステルナ」の看板が雪に埋もれていて,自分の足の裏より下にある…。
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「ゴミステルナ」の看板が雪に埋もれていて,自分の足の裏より下にある…。
ああ,雪で小屋がつぶれている…。
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ああ,雪で小屋がつぶれている…。
広い雪の谷間を黒々と流れる大河内川に沿ってさらに奥へ。
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広い雪の谷間を黒々と流れる大河内川に沿ってさらに奥へ。
イノシシが川の中を逃げていった。脅かしてごめん…。
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イノシシが川の中を逃げていった。脅かしてごめん…。
ロボット尾根取りつきの木橋のたもとにある,見慣れた看板。(大河内集落跡から1.2kmほど林道を進んだ道端にあります。)
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ロボット尾根取りつきの木橋のたもとにある,見慣れた看板。(大河内集落跡から1.2kmほど林道を進んだ道端にあります。)
そして見慣れた木橋…のはずが,見慣れない光景。木橋の両岸が2mほどの雪壁になっており,橋に降りる→橋から上がるという動作が非常に困難そう。何といっても,橋の幅は角材2本分しかないのである。
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そして見慣れた木橋…のはずが,見慣れない光景。木橋の両岸が2mほどの雪壁になっており,橋に降りる→橋から上がるという動作が非常に困難そう。何といっても,橋の幅は角材2本分しかないのである。
そろりそろりと橋の上に降り,橋上にこんもり積もった雪を除雪しながら渡った後,対岸の雪壁登りにとりかかる。雪壁に何かが2本刺さってますが,別にウサギさんの耳に見えるでしょ?とかやりたいわけではなく,スキーを刺して手掛かりにしようとした図です。
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そろりそろりと橋の上に降り,橋上にこんもり積もった雪を除雪しながら渡った後,対岸の雪壁登りにとりかかる。雪壁に何かが2本刺さってますが,別にウサギさんの耳に見えるでしょ?とかやりたいわけではなく,スキーを刺して手掛かりにしようとした図です。
墜落 即 川ポチャなので,失敗は許されない。一人で雄たけびを上げつつ,無事登り切った。というか,まだ尾根に取りついてさえいないのに,何だこのやりきった感は…。
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墜落 即 川ポチャなので,失敗は許されない。一人で雄たけびを上げつつ,無事登り切った。というか,まだ尾根に取りついてさえいないのに,何だこのやりきった感は…。
ロボット尾根に取りつくには,先ほどの橋を対岸に渡った後に,少し上流側に歩き,枝沢をまたぐためにもう一つ別の小橋を渡ることになるが…って,お前もか!(こちらも両岸が雪壁に…ただ,さっきの橋ほどの困難はなく通過)
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ロボット尾根に取りつくには,先ほどの橋を対岸に渡った後に,少し上流側に歩き,枝沢をまたぐためにもう一つ別の小橋を渡ることになるが…って,お前もか!(こちらも両岸が雪壁に…ただ,さっきの橋ほどの困難はなく通過)
やっとロボット尾根に取りつく。ロボット尾根は取りつきから十分な積雪に覆われている。夏道は少し尾根を巻くようにしてから尾根上に上がるが,雪がたっぷり付いているので,最初から尾根通しに登っていく。
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やっとロボット尾根に取りつく。ロボット尾根は取りつきから十分な積雪に覆われている。夏道は少し尾根を巻くようにしてから尾根上に上がるが,雪がたっぷり付いているので,最初から尾根通しに登っていく。
植林帯の急登を抜けると,気持ちの良い雪尾根に。
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植林帯の急登を抜けると,気持ちの良い雪尾根に。
左手には笹ヶ峰の堂々とした姿も。期待が高まる。
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左手には笹ヶ峰の堂々とした姿も。期待が高まる。
1050mの台地に登りついた。
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1050mの台地に登りついた。
途端に穏やかな雪原が広がる。
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途端に穏やかな雪原が広がる。
朝日にまばゆいばかりに光り輝く雪原を進む。
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朝日にまばゆいばかりに光り輝く雪原を進む。
前方に,越美国境稜線の白銀のパノラマが大きく展開する。ロボット尾根は,その稜線へと続く白亜の階段のようだ。
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前方に,越美国境稜線の白銀のパノラマが大きく展開する。ロボット尾根は,その稜線へと続く白亜の階段のようだ。
左手には笹ヶ峰。
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左手には笹ヶ峰。
右手は大河内山から美濃俣丸。
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右手は大河内山から美濃俣丸。
さらに右手に遠く見える白い峰は,上谷山かな?
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さらに右手に遠く見える白い峰は,上谷山かな?
背後に遠く日本海を感じながら,広い雪の台地にスキーを進める。(足跡のように見えるのは,カモシカの歩いた跡です。)
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背後に遠く日本海を感じながら,広い雪の台地にスキーを進める。(足跡のように見えるのは,カモシカの歩いた跡です。)
左手の長トコ谷(シンノ谷)の源頭部の,穏やかで美しい大斜面。
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左手の長トコ谷(シンノ谷)の源頭部の,穏やかで美しい大斜面。
ロボットピークへの最後の急登に差し掛かった。ここは結構急で,まだ朝日が差したばかりで雪が硬い箇所があり,スキーではちょっと緊張した。
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ロボットピークへの最後の急登に差し掛かった。ここは結構急で,まだ朝日が差したばかりで雪が硬い箇所があり,スキーではちょっと緊張した。
大きくジグを切りながら登高する。
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大きくジグを切りながら登高する。
左手の笹ヶ峰の稜線が,目線と同じ高さになってきた。
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左手の笹ヶ峰の稜線が,目線と同じ高さになってきた。
目の眩むようなぎらつく急斜面に,慎重にシールを効かせながら登っていく。
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目の眩むようなぎらつく急斜面に,慎重にシールを効かせながら登っていく。
ロボットピークに到着。この夏,藪を漕いで何度か辿った稜線は,同じ場所に見えないほど,美しい雪の別天地と化していた。
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ロボットピークに到着。この夏,藪を漕いで何度か辿った稜線は,同じ場所に見えないほど,美しい雪の別天地と化していた。
北は,笹ヶ峰への穏やかな雪の稜線。
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北は,笹ヶ峰への穏やかな雪の稜線。
南は,大河内山に続く雪庇が美しい稜線。
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南は,大河内山に続く雪庇が美しい稜線。
さらに南。手前から3つ目のピークが美濃俣丸。一番奥が三周ヶ岳。
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さらに南。手前から3つ目のピークが美濃俣丸。一番奥が三周ヶ岳。
少し左手に高丸。
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少し左手に高丸。
不動山と千回沢山の姿も。
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不動山と千回沢山の姿も。
遠く,若丸山と能郷白山。
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遠く,若丸山と能郷白山。
ロボットピークにザックをデポし,まずは笹ヶ峰へ。夏小屋丸(P1294m)手前のコルへとシールを付けたまま直滑降。
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ロボットピークにザックをデポし,まずは笹ヶ峰へ。夏小屋丸(P1294m)手前のコルへとシールを付けたまま直滑降。
風当たりが強い西側は積雪が薄いらしく,笹の頭が出ているところもあるが,概ね快適な雪尾根。これが,この夏に藪を漕いで通った稜線とは…しみじみ歩く。
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風当たりが強い西側は積雪が薄いらしく,笹の頭が出ているところもあるが,概ね快適な雪尾根。これが,この夏に藪を漕いで通った稜線とは…しみじみ歩く。
夏小屋丸の手前で,雪が解けたら池になりそうな窪地を見つけた。(確かに,昨年6月に歩いた際,藪の中に小さな湿地のような池があった記憶がある。)
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夏小屋丸の手前で,雪が解けたら池になりそうな窪地を見つけた。(確かに,昨年6月に歩いた際,藪の中に小さな湿地のような池があった記憶がある。)
雪面はザラメの一歩手前の雪質で,スキーがするすると進んで気持ちがいい。
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雪面はザラメの一歩手前の雪質で,スキーがするすると進んで気持ちがいい。
夏小屋丸(P1294m)のピークから,不動山に続く稜線を眺める。
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夏小屋丸(P1294m)のピークから,不動山に続く稜線を眺める。
ロボットピーク方面を振り返る
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ロボットピーク方面を振り返る
笹ヶ峰に向けてさらに進むと…おっと,かなり大きな雪庇が。
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笹ヶ峰に向けてさらに進むと…おっと,かなり大きな雪庇が。
これはでかい。
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これはでかい。
あんな超巨大雪庇を見せつけられては稜線上に近づく気になれず,斜面を大きく巻いて進む。
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あんな超巨大雪庇を見せつけられては稜線上に近づく気になれず,斜面を大きく巻いて進む。
見た目上の稜線の頂点からかなり離れたところにクラックが走っていた。雪庇が落ちるときは,ここからごっそり崩れるんだろうな…。
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見た目上の稜線の頂点からかなり離れたところにクラックが走っていた。雪庇が落ちるときは,ここからごっそり崩れるんだろうな…。
笹ヶ峰が近づく。
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笹ヶ峰が近づく。
アップダウンがあるのでシールは剥がさないが,ところどころの直滑降が楽しい。
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アップダウンがあるのでシールは剥がさないが,ところどころの直滑降が楽しい。
最後の急登。
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最後の急登。
登り切れば目の前に笹ヶ峰の丸い山頂。
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登り切れば目の前に笹ヶ峰の丸い山頂。
笹ヶ峰山頂に到着。
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笹ヶ峰山頂に到着。
背景は手前から釈迦嶺,金草岳,一番奥が部子山と銀杏峰。
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背景は手前から釈迦嶺,金草岳,一番奥が部子山と銀杏峰。
霞んでしまっているが,白山も遠く望むことができた。
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霞んでしまっているが,白山も遠く望むことができた。
能郷白山と若丸山。
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能郷白山と若丸山。
高倉峠に向かう稜線。大きな雪庇が連なっている。
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高倉峠に向かう稜線。大きな雪庇が連なっている。
さて,戻りましょうか。笹ヶ峰よ,また。
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さて,戻りましょうか。笹ヶ峰よ,また。
ロボットピークに戻ってきた。ザックはちゃんと留守番してくれていた(当たり前だが…)。
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ロボットピークに戻ってきた。ザックはちゃんと留守番してくれていた(当たり前だが…)。
では,まずは大河内山(P1288m)へ。
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では,まずは大河内山(P1288m)へ。
言葉の要らない美しい雪尾根を進む。
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言葉の要らない美しい雪尾根を進む。
ロボットピークを振り返って。
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ロボットピークを振り返って。
ロボットピークと笹ヶ峰にかけての稜線。
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ロボットピークと笹ヶ峰にかけての稜線。
ほどなく大河内山(P1288m)山頂。
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ほどなく大河内山(P1288m)山頂。
美濃俣丸への穏やかな稜線を望む。
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美濃俣丸への穏やかな稜線を望む。
さて,大河内山からの下りは,今回の稜線上のルートでは唯一長い下りとなるため,せっかくなのでシールを剥がして滑ってみた。雪質はザラメ一歩手前のグラニュー糖といった感じで,するするターンできて気持ちがいい。
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さて,大河内山からの下りは,今回の稜線上のルートでは唯一長い下りとなるため,せっかくなのでシールを剥がして滑ってみた。雪質はザラメ一歩手前のグラニュー糖といった感じで,するするターンできて気持ちがいい。
越美国境稜線の大斜面に,思いっきり大きなターンを描く。至福の時間。
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越美国境稜線の大斜面に,思いっきり大きなターンを描く。至福の時間。
さて,滑降後は,再びシールを張りなおして美濃俣丸へ。
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さて,滑降後は,再びシールを張りなおして美濃俣丸へ。
美濃俣丸への稜線。
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美濃俣丸への稜線。
大河内山を振り返る。
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大河内山を振り返る。
白亜の天上回廊が続く。
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白亜の天上回廊が続く。
小さなブナのピークを滑り降りる。このあたり,昨夏に藪が濃くて苦労したあたりだ。この雪の下にあの激藪が眠っていると思うと,不思議な感覚に襲われる。
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小さなブナのピークを滑り降りる。このあたり,昨夏に藪が濃くて苦労したあたりだ。この雪の下にあの激藪が眠っていると思うと,不思議な感覚に襲われる。
目の前に美濃俣丸。右後方の形の良い山は三周ヶ岳。
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目の前に美濃俣丸。右後方の形の良い山は三周ヶ岳。
美濃俣丸への最後の急登。ここはかなり急で,日陰になっていて雪が硬い箇所はシールのグリップが甘くなり,ちょっとヒヤッとした。
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美濃俣丸への最後の急登。ここはかなり急で,日陰になっていて雪が硬い箇所はシールのグリップが甘くなり,ちょっとヒヤッとした。
美濃俣丸山頂に到着。背景は左の山が高丸,右の山が三周ヶ岳。
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美濃俣丸山頂に到着。背景は左の山が高丸,右の山が三周ヶ岳。
歩いてきた稜線を振り返る。
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歩いてきた稜線を振り返る。
美濃俣丸からさらに南,街道の頭と,三周ヶ岳に続く稜線。
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美濃俣丸からさらに南,街道の頭と,三周ヶ岳に続く稜線。
美濃俣丸の山頂から越美国境の山々との別れを惜しんだのち,下山にかかる。
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美濃俣丸の山頂から越美国境の山々との別れを惜しんだのち,下山にかかる。
これから下山する美濃俣丸の北西尾根は,上部は尾根が細くアップダウンもあり,どう見てもスキー向きではないが,せっかくなのでスキーで滑って下ることに。
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これから下山する美濃俣丸の北西尾根は,上部は尾根が細くアップダウンもあり,どう見てもスキー向きではないが,せっかくなのでスキーで滑って下ることに。
シールを剥がして滑降開始。
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シールを剥がして滑降開始。
雪庇の痩せ尾根や急な箇所は左手の斜面を適宜巻いて滑っていく。
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雪庇の痩せ尾根や急な箇所は左手の斜面を適宜巻いて滑っていく。
美濃俣丸を振り返る。
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美濃俣丸を振り返る。
ところどころ広くて楽しい斜面もあるが…
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ところどころ広くて楽しい斜面もあるが…
大抵は尾根は細く樹木が密なため,木々を縫うようにゆっくり滑っていく。
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大抵は尾根は細く樹木が密なため,木々を縫うようにゆっくり滑っていく。
下部まで下ってくると,尾根が広がって美しいブナの森となり,楽しく滑れる箇所。しかし,この尾根は分岐が多く,林道にぴったり出るには慎重な読図が必要で,スキーを楽しんでばかりいられない。
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下部まで下ってくると,尾根が広がって美しいブナの森となり,楽しく滑れる箇所。しかし,この尾根は分岐が多く,林道にぴったり出るには慎重な読図が必要で,スキーを楽しんでばかりいられない。
ちょっと勢い余って下まで滑りすぎてしまったが,少し登り返すとすぐ赤布が見つかり,南側に斜面を下りると林道のヘアピン部分にぴったり降りることができた。
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ちょっと勢い余って下まで滑りすぎてしまったが,少し登り返すとすぐ赤布が見つかり,南側に斜面を下りると林道のヘアピン部分にぴったり降りることができた。
林道滑りが地味に楽しい。
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林道滑りが地味に楽しい。
こんな片斜面や…
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こんな片斜面や…
こんな細い堰堤状の箇所もあるが,無事スキーを脱ぐことなく通過。
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こんな細い堰堤状の箇所もあるが,無事スキーを脱ぐことなく通過。
鈴谷川出合の二ツ屋導水施設まで戻ってきた。
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鈴谷川出合の二ツ屋導水施設まで戻ってきた。
道路が平坦になった後も頑張って滑走を続け,雪が途切れるギリギリまで滑って山行終了。
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道路が平坦になった後も頑張って滑走を続け,雪が途切れるギリギリまで滑って山行終了。
本日歩いた稜線が,ほんのり夕日に染まって,広野ダムの奥に並んでいる。今日一日の思い出を宿した山々に大きく手を振ってから,車へと歩いて行った。
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本日歩いた稜線が,ほんのり夕日に染まって,広野ダムの奥に並んでいる。今日一日の思い出を宿した山々に大きく手を振ってから,車へと歩いて行った。
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