雲取山〜七ツ石山 小袖ピストン

2013年05月14日(火) [日帰り]

• GPS: 08:21
• 距離: 19.9km
• 登り: 1,685m
• 下り: 1,627m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:04
• 休憩: 1:10
• 合計: 8:14

距離 19.9km 登り 1,685m 下り 1,627m

6:42 丹波山村村営駐車場
8:09 8:10 堂所
9:14 9:15 ブナ坂
9:44 9:45 奥多摩小屋
9:53 9:54 ヨモギノ頭
10:17 10:18 小雲取山
10:35 11:19 雲取山避難小屋
11:23 11:34 雲取山
11:37 雲取山避難小屋
11:47 11:48 小雲取山
12:02 ヨモギノ頭
12:07 奥多摩小屋
12:28 ブナ坂
12:49 12:56 七ツ石山
13:13 13:15 七ツ石小屋
13:48 堂所
14:52 丹波山村村営駐車場
14:56 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場への道の入口が少し分かりにくいです。
駐車場は数十台が停められます。

コース状況／危険箇所等

危険箇所はありません。

写真

5/14 6:41

迷った末になんとか駐車場到着。さあ行きます(*^_^*)

5/14 6:42

お、こんなところに携帯アンテナ。

5/14 6:43

なんと！やわらか銀行だ！

5/14 6:44

登山道入口。何だか快適そうですね。

5/14 6:58

これが噂の廃墟？

5/14 7:02

鹿防止ネットに囲まれた一帯。植生回復か、それとも栽培？

5/14 7:03

古い祠がありました。

5/14 7:04

大山？神とありますね。

5/14 7:16

植林と自然林が交互に現れる、かなりなだらかな道です。

5/14 7:17

あちこちに石積みがありました。昔は色々あったのでしょうか。

5/14 7:21

この辺りでキツツキ？のドラミングが聞こえました。

5/14 7:24

標高1000mを超えました。景色の変化が全くないので、こうした情報だけが心の支えです。

5/14 7:34

稜線はまだ上です。段々と日差しが強くなり、汗が噴出してきました。

5/14 7:34

道が一部弱いところもありましたが、基本的には全く問題なしの快適登山道です。

5/14 7:36

力水。貴重な水場です。

5/14 7:37

有り難い看板。何せ、景色が変わらず自分の居場所さえ不安になります。

5/14 7:44

この辺りで、今年初めてのエゾハルゼミの声を聞きました。やっぱりブナの森にはエゾハルゼミですね〜

5/14 8:20

ブレてしまいましたが、この登り返しから富士山が見えると教えてくれました。写真には撮れませんでしたが。

5/14 8:38

七ツ石小屋への分岐。目的地は雲取山頂なので、ここは巻きます。

5/14 8:39

何だかスリリングな木の橋です。

5/14 8:40

おーこわこわ(笑)

5/14 8:42

木々の切れ間から遠くの山が。まだ同定は覚束ないですね。

5/14 8:44

標高1600mくらい、やっとこの辺の若葉も芽吹きだしましたね。

5/14 8:49

南面で日当たり最強。はっきり言って暑すぎ！

5/14 8:58

シラカンバ？段々と高山の植生になってきました。

5/14 9:00

七ツ石小屋へのトラバースは結構沢山ありますね。

5/14 9:01

あーあれが雲取？やっと視界に入りました。本当に奥深いですねー

5/14 9:11

やっとこさ石尾根に到着。いやはや、もう気温は夏ですよ。長袖シャツで大失敗。

5/14 9:11

カラマツが増えてきました。明るくていい感じ。

5/14 9:11

おお、石尾根名物の防火帯？これがまた、いい眺めなんですよね。

5/14 9:16

素晴らしいです、と言いたいところですがとりあえず暑い！

5/14 9:18

なるべく木陰に近寄って登ります。涼しい〜(*^_^*)

5/14 9:19

カラマツ林の向こうに稜線！あれは行ったことないです。飛龍山方向？

5/14 9:21

うっすら富士山！見えます？私には見えます！

5/14 9:22

何の花でしょう？

5/14 9:27

おお、あれは間違いなく小金沢連嶺！

5/14 9:27

とりあえず快適な石尾根。この後急坂だとは地形図に書いてあります。体力温存超スローペース。

5/14 9:31

咲き残りのヤマザクラ。でももう暑いんですけど。

5/14 9:34

木陰を選んで、少しずつ休みながら進みます。

5/14 9:39

日差しが強いです。日焼けしそう(T_T)

5/14 9:40

ヘリポートの看板が横臥しています。

5/14 9:45

奥多摩小屋。休むと気が切れそうなので休まず進みます。

5/14 9:46

日焼けするー暑いー、と心で言いながら坂を上っていきます。

5/14 9:53

振り返れば雄大な稜線。こういう景色はいいですね〜

5/14 9:54

富士山もあと少しで見納め。でも見られてよかったぁ

5/14 9:59

これが仙人が切り開いたという新道？ここも通ってみたいですね。

5/14 10:04

うおおー坂がどんどん急になるー(T_T)暑いー日焼けするー

5/14 10:17

小雲取到着。うあー素晴らしい〜さすが奥多摩の盟主。

5/14 10:18

まだ登りは続きます。でも後ちょっと！

5/14 10:19

同定はまるでダメですが、雄大な山ですねー

5/14 10:29

雲取の非難小屋が見えてきました。がんばるぞー

5/14 10:32

ついに最後の登り〜ぜえぜえはあはあ

5/14 10:36

ついた〜ヽ(^。^)ノ

5/14 10:37

山梨百名山。日本百名山はどこだ？ってここ山頂じゃないのか。

5/14 10:38

でも景色は最高。苦しかった尾根道が何ともたおやかです。

5/14 10:41

セルフタイマーで記念撮影。よく見たら目を瞑ってる…まいっか。

5/14 10:57

お昼は恒例カップめんとひるげとおにぎり。暑くておにぎりは残しました。

5/14 11:10

この雄大な稜線、鷹ノ巣山や大菩薩でも似たような光景でしたが、雄大さではここには及びませんね。

5/14 11:10

小屋の日陰で休憩。

5/14 11:20

さて山頂にも行っておきます。

5/14 11:21

いわゆる証拠写真。

5/14 11:25

あれは国師ヶ岳のようです。その向こうに金峰山があるのでしょうね。

5/14 11:26

あれは大菩薩。丁度同じくらいの標高ですね。

5/14 11:36

さて下山です。下山も暑い！けど快速で降れます。

5/14 11:52

登りと降りとでは、速度が段違いですね。あっという間に小雲取を降ってしまいました。

5/14 12:26

七ツ石が見えてきました。暑いけど余力たっぷり。はい、登ってみます(笑)

5/14 12:31

さあここから登り返し。きついけどがんばるぞー

5/14 12:36

うう……心が折れそう。

5/14 12:47

苦しみながらも山頂到着。うーん、やっぱり雲取には敵わないか(笑)

5/14 12:48

最早三角点だけが山頂を主張しています。

5/14 12:48

ここから眺める雲取山も、なかなか趣ありますね。

5/14 12:55

あれは鷹ノ巣山かしら。休みもそこそこに降ります。

5/14 12:57

これが七ツ石？小さいのを入れると、七つあるような。

5/14 12:58

祠があります。七ツ石がご神体？

5/14 13:01

これまた古そうな。花崗岩ですよね？火山弾？

5/14 13:01

碑文があるのですが、どうにも読めません。かなり古そうです。

5/14 13:03

さあ分岐に来ました。これで石尾根ハイウェイともさようならです。

5/14 13:09

崩落の脇を降ります。結構急な斜面で、雲取よりこっちの方がきついような。

5/14 13:11

七ツ石小屋到着。何だか賑やかですね。でも休まず降ります。

5/14 13:19

今朝の分岐まで来ました。ちょっと安心。

5/14 13:37

でも長い！日が傾いて日陰は多いですが、何せこの道、風が全然ありません。暑い暑い！

5/14 13:46

堂所。本当に変化に乏しい道なので、それもまた苦痛ですね。

5/14 14:13

ヒトリシズカ発見(*^_^*) 見つけられないかと思ってましたが、見つかってよかったぁ

5/14 14:13

意外と沢山ありました(笑)

5/14 14:50

やっと林道まで戻りました。疲れたあ(>_<)

5/14 14:56

駐車場到着。今日もお疲れ様でした♪

撮影機器：

SBM005SH SHARP

感想

あおい

東京都の最深部の山としては、酉谷山が大好きでした。
ところが震災の影響で、今は中々気軽には登れなくなりました。
同じ東京の最深部としては、やっぱり雲取山でしょうね。
ここは以前、日帰りでも登れると教えられ、
ぜひ日帰りに挑戦しようと、心に決めていた山でした。

しかし、あらゆるガイドブックで紹介されているルートは、
全て1泊ルートでした。
え？そんなに大変なの？
標高差や距離からしても、その過酷さは感じ取れますが、
富士山と北岳を日帰りした私としては、
多分日帰りできるという核心はありました。
でもなかなか、勇気がないというか(笑)

心が折れて、途中で引き返したことはありませんが、
北岳や本社ヶ丸〜三つ峠など、折れそうになったことは度々あります。
多分、折れそうになるだろう。
超スローペースでもいい、引き返してもいいから、と、
日が長くなりまだ暑くない、今を選びました。

噂通り、冗長な登り、変わらぬ景色、何も無い登山道。
退屈でした。そのつらさは、他で味わったことのないものですね。
しかも、堂所辺りでスマホのGPSがエラーでダウン。
再起動をして再ロギングなどとやってたら20分近くロス。
そうなると、精神的にダメですね。
気が逸ってしまい、どんどんハイペースに。
暑さも手伝って、汗だく。疲労は溜まるばかり。
僚船に近づき、日差しが強くなり始めると、
手の甲や首周りにヒリヒリ感が出てきました。

日焼け…。しまったぁ〜〜〜！！
日焼け止めスプレーも、手袋も忘れていました。
ついでにアブも顔の周りを飛び回ります。
虫除けもサンシェードも忘れました。

そして、この暑さが体力をさらに奪います。
嗚呼、長袖だよ私。標高2000mを想定して、
多少涼しいかな？のイメージだったんですが、見事に大ハズレ。
山頂でも気温が18℃を超えていました。もう初夏です。
しかも長袖シャツは、速乾の癖に汗吸いが悪いです。
やっぱりColumbiaかMont-bellじゃないとダメね。
去年の今頃は、とっくに半袖にアームカバーだったのに。

心が折れたのは、装備の不備というお粗末振り。
手がどんどん赤くなります。
でも、それを支えてくれたのが、雄大な景色でした。
時折足を止め、我を忘れて写真を撮りました。

何だかんだ言っても、やっぱり来てよかったです。

深田久弥氏の百名山、その理由が何となく分かりました。
むしろ理由は、景色だけではないでしょう。
この山の懐の深さというか、雄大さというか。
尾根に出てからの景色の変化は、素晴らしいの一言です。
大菩薩とも似てますが、しかし全く違う大パノラマ。

雲取山は、「憧れの山」でした。
それは、散々奥多摩の山々に登り、その度に眺めてきたから。
雲を被っていたり、誇らしげに聳えていたり、
稜線の先に続いていたり。
いつかは行ってみたい山の、代表でした。

時間が読めたので、今度はもっと気軽に登れそうです。
もちろん装備も万全で(笑)
その時はきっと、今回よりも楽しいはず。
また違った景色を見せてくれるでしょう。
秋や冬は日没が怖いですが、
その時でなければ楽しめない、絶景があるのでしょうね。

この奥深さは、憧れに相応しい高みです。

平日にも拘らず、沢山のハイカーが居ました。
もちろん皆さん、負けず劣らず健脚です。
憧れの山は、山好きを更なる高みへと、誘っているように思えました。
素晴らしい山です。

またいつか、行きます(*^_^*)