花の山、稜線周回で素晴らしい一日でした! 〜金糞岳〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,247m
- 下り
- 1,245m
コースタイム
天候 | 朝は青空も覗く天気で時々陽も差していたのですが、下山途中から雨が降り出し間もなく本降りになりました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
場内駐車場に停めました。 朝は受付不在のため下山時に声をかけて300円を支払いました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根道の続く周回ルートは迷う心配はありません。 金糞岳から白倉岳への稜線は熊笹が密生していますが、ポランティアの手で伐採されて登山道は確保されています。 (そのポランティアの一団に今日お会いできました) |
写真
感想
滋賀県では2番目の高峰でありながら、なぜか普段耳にすることの少ない山、金糞岳。
レコで見ると山頂近くの連状口まで林道を走り、短いルートのピストンで終わっていることが多いようです。
先々週のリハビリ山行がうまくいって調子に乗り、翌日のランニングでまた膝を痛めた私は先週末を休養してしまい、ようやくまともに歩けるようになりました。
用心しながらもこの週末は山を歩いて足の調子を確かめようと候補地を物色していたんです。
金糞岳の周回ルートはibuki89さんのレコで知りました。
一周16km強と少々長めではありますが、一応麓から尾根を周回できるのが気に入って歩いてみることにしたのです。
花の種類や数も多く見られるとのことで、膝の状態を見つつ楽しんで歩けそうな予感がします♪
できるだけ早くスタートしようと5時半に現地(高山キャンプ場)に到着しました。
まだ新しい施設のようで、案内看板や管理等、ロッジなどもきれいです。
誰も居ない駐車場で勝手がわからないままに車を置かせてもらい、登山カードの記入を済ませて歩き出しました。
川沿いの地道を歩き出して数100mで道が消え、戻ってやり直しは毎度のことですが、最初の1時間ほどはアスファルトの林道歩きです。
驚いたのはスタート直後からの沿道の花の多さでした。
標高が上がってないので山の花といえるかどうかわかりませんが、この先の期待度がグングン上がっていきます!
林道から分かれて登山道に入り、尾根を進んでいきますが、勾配の変化はありながら花や新緑の景色に気を取られて距離を感じる暇もなかったのが実感です。
沿道の花も次々と入れ替わり、気がついたら1000m近くまで上がっていました。
連状口という林道との出合ですが、ここまでマイカーで来て山頂までピストンのパターンがほとんどだったようです。
駐車スペースもあって見晴らしも良く(ここまでの登山道は視界はほとんどありません)、山頂まで往復しても半日でおつりがきます。
ただ・・・もったいない!!
ここまでの(林道も含めて)沿道の花の見事さは素晴らしいです!
まだ花の知識がほとんどない私でもワクワクしながら歩けた道です。
花の好きな方はぜひ歩いてみてくださいな!
連状口を過ぎると山頂に向けての稜線歩きになります。
来る道沿いではもう花が終わっていたカタクリやイワウチワがこの標高ではまだ残っていました。
チゴユリの可憐な花が飾り鈴のように並んでいます。
その場では名前も知らない初めて見る花も多く、そんなのも含めて種類の多さに圧倒されました。
金糞岳山頂ではいったん座りましたがまだ昼食の時間ではなく、アルファ米にお湯を入れてまたザックに戻して歩き始めます。
次の白倉岳辺りでちょうどいい蒸れ具合になっているので待たなくていい時短食です。
山頂で昼寝でもしながらまったり・・・なんてのをしてみたいのはやまやまですが、翌日の出勤時間を考えると時間を取ってはいられない・・・
一日使えないのは辛いところです(汗)
この山頂部からの東西の稜線はなかなかのスケールで、視界が広がるたびに立ち止まってため息ものでした!
近畿ではかなりの絶景に入るんじゃないかと思うのですが・・・?
復路(?)は白倉岳から南に伸びる尾根を辿りますが、高さ2mほどに伸びたクマザサの中を歩きます。
入り組んだクマザサを掻き分けてヤブコギして・・・だとまったく進む気がしませんが、ありがたいことに最近きれいに伐採して登山道が伸びています。
刈られて落ちた笹を見ても、まだ伐採されて間がないことは確かです。
歩いていて聞こえてきたのは微かなエンジン音。
しばらくして出逢ったのは、草刈機を担いだ2人の男性でした。
倒木を切って道を通したり、ササを刈ったりといった登山道の維持作業に出くわしたのです。
もちろんお礼の言葉は忘れずに伝えましたよ。
おかげで楽に歩くことができます。 ありがとうございます。
挨拶を交わして通らせてもらい、尾根道をしばらく歩くと奥山山頂です。
そこには10人ほどの人たちが座って談笑されていましたが、私と前後してさっきのお二人も到着されたかと思うとその人たちと合流されたのです。
驚いたことにみなさんは伐採作業のボランティアの一団でした!
少しの時間、皆さんからこの山の情報など教えていただいたりと楽しい時間をお借りしました。
「四季それぞれにこんないいものがあるからその時にもいらっしゃい」
みなさんが私にアピールをしてくれて、私は季節を変えてまた来ることを自分で決めていましたが、この方たちもこの山を愛していることを本当に感じることができました。
皆さんのパワーをいただいて元気に再スタートしたのですが、あとは延々の下りというところでとうとう雨が落ちてきました。
予報では降水確率は高かったので驚きもしませんでしたが、雨脚が強まったところでレインウェアに着替えて早足で下り始めます。
しばらく下ったところでふと気がついた右ひざの状態・・・
痛みが大きくなったわけではないけれど、調子に乗って膝にガクガク負担をかけると後が心配です。
レインウェアを着たのは急がなくてもいいようにしたことで、それを忘れちゃいけません。
そこからは時間が気になりながらもペースを保って何とか無事に下りることができました。
下りながらブナの森の緑の光を全身で浴びて、たとえ今日のルートで花が咲いていなくても、この緑の光を感じれば一日歩けると実感したことです。
翌日の足の状態が少し心配でしたが、丸一日経過して異常がないのは昨日の体の使い方が間違ってはいなかったようで、とりあえずホッと一息です。
金糞岳、いいですよ!
関西の皆さん、一度は訪れてみてくださいな。
伐採のご一行も、もっと大勢の人が知って訪れてもらえればとの期待を口にされていました。
アプローチが便利とは言いがたいかもしれませんが、素晴らしい一日を過ごせる山です!
monsieurさんこんばんは〜m(_ _)m
金糞岳・花房ルート周回 お疲れさまでした
まだ・花一杯で良かったですね・・
ただ、お天気がもうひとつで残念でしたね
私も金糞岳にいつか登ってみたい・・との思いで連休に
初めて登りました
登ってみて素晴らしい山だと思い直しました
しかし、滋賀県・第2位の山ですが、今いち皆さんに
知られていないようですね・・
また、秋の金糞岳にも登ってアップしたいなぁと・・
思っています
monsieurさんのレコを見て・皆さんに登っていただけたら
嬉しいですね
かってにレコをパクってしまい、大変失礼しました
こちらからご挨拶をと思っていながら先に動いてしまって面目ないです
コメをいただくなんて嬉しい限りです
周回ルートの丁寧な描写がとても魅力的に伝わってきたもので、ここは歩かなきゃ! と決めていました。
足の負傷の回復具合も確かめながらで出だしはそろそろ歩き出したのですが、次々登場する花たちに気を取られて足のことは意識の外でした
またこの山域を歩きますので出会えたらいいですね。
これはまた魅力的なお山の紹介ありがとうございました!
ぜひ行かせていただきます
こんばんは
ぐるっと周回コース、お花がいっぱいで、churaも歩きたくなりました。
山歩きをはじめたころ、「やましじみ」さんのHPを読んでいました。
「鈴鹿スペシャル」山行はいつか、歩いてみたいと思う?魅力的な山行記です。
金糞岳もHPで紹介されていて、ちょっと難しい山かなと思っていました。
尾根筋を回れば、大丈夫そうですね。
ibuki89さんのレコも、monsieurさんのレコもしっかりお気に入り登録させていただきました
senrakuyaさん、おはようございます!
金糞岳には初めての山行でしたが、いい山でしたよ
(期待はずれの山ってどんなのか、逆にわかりませんが )
日帰りのハイキングとしてはボリュームも適当でいいルートだと思います。
下山の時間を気にしなければ山頂でのんびり できるのに・・・
churaさん、おはようございます!
金糞岳の稜線周回ルートは特に難度を気にする必要はなさそうです。
体力や年齢等で距離の調整が難しいかと思いますが、時間に余裕を持って歩けば大丈夫ですよ
ヤマレコではないですが、谷筋から2度踏破を試みて2度撤退した記録がありました。
バリルートはまだ歩く自信がないのですが、山頂から北に伸びる尾根なんかはいくつか辿ってみたいですね
謹んでお受けいたします(^^)/
詳しいことは週末の山で話しましょう
それでは山の安全を祈念して………。
夏も冬も見た目的にインパクトのある山ですよね
名神走ってると一際特徴的な稜線が目に付きます
で、我が家はこの山、未踏・・・
何度か歩こうと思って計画したんですが、手前の伊吹に行っちゃってってパターン
奥伊吹の山々って緑豊かで歩いてみたい山が沢山あるんですよね〜
冬歩く為にも今から下見しておかなくては・・・
utaotoさん、こんにちは!
次々に現れる花たちはもちろんですが、ブナをはじめ新緑の木々が隙間なしに緑のカーテンを作って周りを囲っています
今週はyuconさんの案内で横山岳を歩いてきますが、広大なブナの森があるらしいので楽しみにしています
マイナスイオン欠乏症かも知れません
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