西穂独標 西穂高岳 焼岳 <初夏の北アルプス、絶景とプチ遭難>
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- GPS
- 31:10
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,436m
- 下り
- 2,525m
コースタイム
8:30新穂高ロープウェイ(始発)-9:00西穂高口-10:00西穂山荘(テント幕営)11:00-11:15丸山-11:50西穂独標(絶景タイム)12:15-12:30ピラミッドピーク-
13:30西穂高岳山頂(超絶景タイム)13:50-15:00西穂独標-16:00西穂山荘
(丸山手前で黄昏横丁)
2日目 (3時起床後、丸山手前でご来光拝見)
7:20西穂山荘-10:00割谷山-11:05焼岳小屋-11:55中尾峠-13:00焼岳(北峰)山頂-
14:15中尾峠-14:35雨水観測棟-15:55中尾キャンプ場-(バス乗車) -16:30駐車場
天候 | 24日 文句なしの快晴 25日 晴れ 午後から時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂高口〜西穂山荘 人気ルートなので問題なし アイゼンもいらないでしょう 西穂山荘〜独標 独標手前の岩場さえ慎重に進めば問題なし 独標〜西穂高岳 場所によって三点支持確保を 残雪を三箇所ほど横切るので慎重に! 西穂〜焼岳小屋 この日はトレースも確認できず無雪期ルートとはかなり違う ルートを進むみたいなのでお勧めできません。 (実際自分もどこを通っていたのか解ってなかった) また雪質も腐っており、軽アイゼンでは効きませんでした。 焼岳小屋〜中尾峠 雪が多いので軽アイゼン装着をお勧めします。 中尾峠〜焼岳山頂 印が少なくルートがわかりづらいです。 また落石、2,3度現れる雪道にも注意してください。 |
写真
1階部分が完全に埋まっています
ご夫婦の方と少しお話をしてだいぶ平常心を取り戻しました ありがとうございました!
感想
まだ雪のあるうちにテントを張ってみたい!!というよくわからん理由で西穂、焼岳に行ってきました。
新穂高ロープウェイで一気に高度を上げ、目の前に広がる北アルプスの名峰を目の前にし、すばらしい二日間になることを確信しました!
風もほぼなし、天気も言うことなしの西穂高岳への稜線はまるで天国への一本道。
夕日や夢の雪上テント泊で大満足の一日目が終わりました。
二日目も3時に起き、朝焼けに染まる山々に胸を焦がしすばらしい一日の始まりを迎えることができました。
が、そう上手くいったのはここまで。
出発時、焼岳へのルートを西穂山荘のスタッフ様に聞いたところ、
「無雪期に焼岳へのルート通ったことありますか?」
ないと答えると、
「... 残雪期は無雪期ルートとはかなりずれていて、ガスれば遭難の可能性もあります。ま、今日は天気がいいので焼岳をしっかり見ていれば大きくずれることは無いと思いますが。」 ということでした。
時間もまだ七時過ぎ。行けるとこまで行こうと決断しました。
歩き出してまもなく道しるべを見失い、はっきりしたトレースもなかったのですが
幸いしっかりと焼岳の方向は確認できていたので迷わず進みました。
途中何度も腐った雪道に足をとられ転びまくり、何か人間のいる場所ではない(いてはいけない)樹林帯をもがきながら進んでいると、徐々に不安になってきている自分がいました。
これって完全に道迷い?
地図がくしゃくしゃになるほど広げては畳んでの連続。
熊笹をかぎ分けたり、急斜面の雪道をトラバースしたり残雪期の山の怖さを思い知らされました。
割谷山付近から焼岳小屋の屋根が確認できたので必死にそっち方面に進むと、
念願の焼岳小屋に到着。
精神的、体力的にもかなりきていたので中尾峠にザックをデポし、ヘロヘロで焼岳に登頂。
予定時間もかなりおしていたのでさっさと中尾峠に下り、ザックを拾い、
中尾高原口に下山しました。
今回は、大げさではなくたまたま無事だったと思っています。
だからこそいい経験ができたと言えますが、最中はかなりパニくりました。
残雪期の恐ろしさ、山の広大さ、自分の力の無さを思い知らされた山行でした。
でもやっぱりまた行ってみたいと思っちゃう自分もいます。
もっと勉強してもっと強い自分になりたいと思いました!!
今山行の教訓
1.行けるとこまで行ってみようは危険の始まり
2.あれ?俺って迷ってると思ったその時点で遭難
3.残雪期にそのルートを通りたいのであれば、無雪期に通ったことのある道を!
こんにちわ
私も西穂山荘から焼岳を目指そうと思っていたんですが、山荘の方のお話を聞いて止めました。
14micsさんのレコを読んで、行かないで良かった〜としみじみ思っています。
まさに行けるとこまで行ってみようかな・・とも思ったりもしたので
私も教訓を肝に銘じたいと思います。
anthemさん、はじめましてこんばんは
それから西穂登頂おつかれさまでした!
あの日は無事に帰って来れたんで言えることなんですが
ホントに残雪期の怖さを思い知らされました。
自分もanthemさんのように西穂山荘の方に助言を頂いたのですが、実際トレースも無く踏み抜きも多く苦労しました
焼岳という百名山登頂のこだわりもあったので進んでしまいましたが、完全に判断ミスだと思っています。
このミスをこれからの山行の勉強材料として肝に銘じ、
お互い安全登山で楽しみましょう
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