南南ア・光岳&光石(易老渡から日帰りピストン)
- GPS
- 11:42
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 2,272m
- 下り
- 2,264m
コースタイム
05:18 面平
07:01 2254P
07:23 易老岳(茶臼岳・光岳分岐)
08:10 2228P(GPS-LOGより)
08:26 三吉平(GPS-LOGより)
09:40 光岳小屋 08:54
10:10 光岳
10:20 光石 10:25
10:37 光岳
10:47 光岳小屋(昼食) 11:00
11:21 イザルヶ岳
11:46 三吉平(GPS-LOGより)
12:23 三吉ガレ
12:57 易老岳 13:05
13:20 2254P
14:36 面平
16:40 易老渡駐車場
天候 | 快晴、多少春霞。 昼頃から雲が出てきた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路:易老渡(16:00)−下栗の里−国道152−県道251−国道153−松川IC−中央高速−双葉SA−境川PA(渋滞休憩)−大渋滞(工事渋滞)−都内(23:40) 下栗の里の先、明石大橋の先で山肌崩落の危険があるため夜間通行止めになっています。 時間はPM5:00〜AM8:30まで、通行止めの柵は移動できますが個人の判断で。 日中は監視員がいるようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※易老渡−易老岳 橋を渡って造林された杉林を九十九折りに登って行きます。 朝暗い中で気がつきませんでしたが、一箇所登山道が崩れ落ちています。 尾根筋に出るとブナ林に変わります。 面平からは白檜曾が主体になり、易老岳の分岐まで続きます。 2200m付近から登山道に雪が出ますが、本格的な雪道になるのは易老岳の少し手前からです。 頻繁にあった目印が雪の中にあるのか、見あたらない場所がありました。 ※易老岳−光岳 易老岳から少し歩くと、登山道の上に残雪があり、ルートをロストしました。 尾根筋を辿りましたが、あまり危険はないように思いました。 帰路、尾根筋にはロープが張られ、入れないようになっていました。 登山道は山腹を巻いているようです。 2228ピークの登り下りとも踏み抜きが多々あります。 三吉平の先から静高平への谷筋は完全に雪で埋まっています。 この時期、南南アにこれほどの雪渓があるとは思いませんでした。 最後の登りは、アイゼンとピッケルがあったようがよいと思います。 光岳小屋まで雪原は繋がっています。 三吉平から光岳までは大きな踏み抜きはありません。 光岳小屋にアイゼン、ピッケルなどすべてデポしましたが、光岳への急登はアイゼンとピッケルはあったほうが安心です。 光石への往復は踏み抜きがあります。 イザルヶ岳への分岐や目印は判りませんので、適当に山頂に向かって登ります。 イザルヶ岳には雪はありませんが、ハイマツが群生している所までは残雪があり、目印のテープで夏道を探さないとでハイマツを越えられません。 |
写真
感想
本当はGWに光岳に行く予定でいた。
昨年のGWに聖岳と光岳の2峰ピストンを企てたが、聖岳だけで目一杯で光岳に行く余裕はなかった。
今年のGWは光岳1本に絞って、易老渡に入れない場合は池口岳登山口からジャンクション、加加森山経由の光岳も検討していた。
ただ、このルートは雪の状態が判らないので、日帰りが厳しいだろうと思っていた。
取り敢えず池口岳登山口と易老渡からの2本のルート図を作成してGPSに転送した。
時々チェックをしていた飯田市のHPで、5月1日から便ヶ島まで入れることが判った。
開通はGW初日だろうと予測していたのが何気にGW中日、予定が狂った。
そして気が変わって登ったのは富士山。
震災以降、富士山への興味は薄らいでいたが、一度火が付くと連荘で、、、
一年ぶりに開通した便ヶ島は多くの登山者が待ち焦がれていたはずなので、混むのではないかとの思いが強かった。
GWの翌週から週末の調整が始まった。
天気と仕事の空白、対象は光岳と飯豊山。
19日はせっかく準備をしたのに仕事でドタキャン。
満を持しての26日はまずまずの天気が期待できる光岳とした。
午前中に食料調達をして、交通情報で中央道下りの渋滞が解消したのを確認して都内を12時に出発した。
1年ぶりの下栗の里、途中のビューポイントで写真を撮りながらちんたら走っていると、赤石大橋の手前で車止めの柵を設置していた。
時間は17時2分、聞いてみるとこの先で山肌崩落の危険があるので夜間は通行止めにするとか、、、
ギリギリで通して貰えたが、約1.5kmの間が通行止めになっていた。
易老渡の駐車場には2台の先行車があった。
翌日、光岳の登りですれ違った2組の登山者(4人パーティとご夫婦)は、光岳小屋に宿泊していた。
翌朝は4時に駐車場を出発。
案内板では易老岳まで4.8km、6時間の登りとある。
結構タフなコース設定ではあるが、実際には3時間半弱で易老岳の分岐に立った。
最初は造林された杉林の九十九折りを登り、尾根筋に出るとブナ林に変わる。
面平からは白檜曾の登山道となり、2200m付近から雪が出始めた。
易老岳の分岐からは一旦下り始めるが、登山道に残雪が多く、トレースは不鮮明。
完全にルートをロストしたため、GPSで確認して尾根筋をトレースする。
実際の登山道は山肌を巻いているようだ。
尾根筋を下りきったところで登山道に合流した。
尾根筋は進入禁止になっているが、とくに危険は感じなかった。
2228Pへの登り下りは踏み抜きが多く閉口した。
この辺りで光岳小屋に宿泊していたご夫婦と4人パーティの2組に会った。
やはり光岳は1泊2日で行くのが正しいようだ。
このあと登山者に会うことはなかった。
三吉平を過ぎてから静高平まで谷筋の登りとなる。
谷筋には豊富な残雪が残っていて、南南アとは思えない立派な雪渓に驚いた。
雪の表面は柔らかいのでアイゼンは不要、雪は締まっているので踏み抜きはなく、快適な雪渓の登りを楽しんだ。
静高平への最後の登りは急登なのでピッケルを出した。
静高平で振り返ると、聖岳と兎岳がド〜ンっと姿を現した。
正面には光岳と光岳小屋が見える。
光岳小屋までは雪原が続いている。
光岳小屋でドライを雪に埋めて、荷物をデポして光岳に向かう。
光岳の登りは夏道が判らないので斜面を直登する。
ここは早い時間帯の雪が腐る前にはアイゼンとピッケルがあったほうが安心だ。
光岳の山頂には立派な山頂標があった。
この山頂は森林限界を超えていない。あまり展望は良くない。
山頂に光石まで7分との記述があったが、踏み抜きが多く思った以上に下る。
光石は予想よりも大きかった。
光石に登ってみると、西側の展望が開け、当初予定していた池口岳から加加森山の尾根筋がきれいに見えた。
いつかこちらのコースも歩いて見たい。
光岳小屋に戻ってギンギンに冷えたドライと質素な昼食。
温度計を見ると18℃、風も少なく温かい。
昼食後イザルヶ岳に向かう。
イザルヶ岳の山頂には樹木はない。
周りはハイマツだけ、こちらは森林限界か?光岳より50m程低い。
帰りは雪渓を快適に駆け下りてきたが、最後の造林の杉林、九十九折りの下り坂はザレていて思いの外体力を消耗した。
光岳、予想以上にタフな山だった。
易老度への道路は、昨年アウトでしたから。
「南南ア」って表現に賛同です。
「南ア深南部」って表現をする方がいるけど、それは光から向うを言うのが正しいかと。
南南ア、今年も攻めます。
北又渡の先の護岸修復が終わり便ヶ島まで開通したと思ったら、北又渡手前の山肌が崩れる危険があるようです。
足場を組んでいる箇所がありましたが、もし崩壊すると護岸工事より大変でしょう。
行くなら、今でしょ!..なんてネ
こんばんは、ricalojpさん!
お近くにお邪魔していました
東京からは遠くて大変ですが、まだ行きたい山がいくつかあります。
池口岳、鶏冠山、黒法師岳、、、加加森山からの光岳。
地元のガイドレコ、楽しみにしています
光石までの日帰り、お疲れ様でした。
光の冬季小屋、初訪は4、5年前の降雪直前でしたが、小屋内に兜の抜け殻みたいに
シュラフがおかれ、ザックやらコッヘルやらも、、、。
光石への路傍にも散乱した装備、、、。
同宿だった男性2名と、「これってなんですかねぇ、、、。」
結局遭難された方の荷物だったようですが、何ともいえない怖さが、、、。
池口、鶏冠、黒法師etc、私たちも気になっているのですが、日帰りが少ないため、
未だ行けず終いなんですが、偵察に行けるよう頑張りま〜す
おはようございます、ricalonさん!
そうですか、光岳小屋ではそんなことがあったのですか
私は夏も冬も山小屋に宿泊した記憶はほとんどありません。
山小屋は冷たい の販売所程度にしか思ったことがないなぁ
南南アは静かでよさげな山がたくさんあるので、レポート楽しみにしています
hottenさん、こんばんは。
ついに行かれましたか
雪を求めて遙か彼方まで。エスキモーの遠足ですね!
ちょうど過去レコでテカリをアップする準備をしている所でした。まだ先になりそう・・・
縦走とhottenさんのルートでの2回行っています。
森林限界を超えないので、この季節が良いかも知れませんね
私のソーラーエネルギーに対し、相変わらずのアルコール燃料
燃えれば水が生成されるだけのクリーンエネルギー!
嗜好品は一石二鳥でナイスです
こんばんわ===
きんきんに冷え冷えしたドライ 、ナイスショット(^^♪
さぞ、美味しかったでしょう
おはようございます、tailwindさん!
昨年のヒジリで痛感した、思ったほどもないポテンシャルに断念したテカリでしたが、頭から離れず、何とか雪のある内にと、辛うじてセーフでした
そうですか、 テカリは回も行かれていますか、、、
あのロングをこなすtailwindさんなら、2登も楽勝でしょう
のエネルギー効率は非常にいいのですが、原発と同じで、常に冷やさないといけないのが難点ですネ。
おはようございます、sajunさん!
コメントありがとうございます。
私にとって、おにぎり忘れてもドライは忘れられない程重要な嗜好品です
これからは、真夏の山にギンギンに冷えたドライをいかに担ぎ上げるかが問題ですが、静かな山で冷えたドライは至福の時間です
これからの花の季節、写真楽しみにしています
なんだか最近、息子がテカリたいようで・・・困ってます
”次どこ行く?””テカリ”
日帰りで累積標高差2000mは子供は未経験。これくらい日帰りできると夏休みも無茶なスケジュール組めるのですけれども(笑
子供の成長を待つしかありませんね。
お疲れさまでした!
すごいですネ 息子さん
こんにちは、1955さん!
易老岳までの登り4.8kmが大変ですネ
登山口には注意喚起も込めて6時間と書いてありますが、ひたすらの登りです。
日帰りはキツイでしょう。
でも光岳小屋があるので、小屋泊またはテン泊も視野に入れた日帰りなら可能かも、、、
しかし、末恐ろしいですネ
お久しぶりです。
ご無沙汰しています。
そちらのエリアは未踏なので勉強になります。
南南アって響きがカッコイイですね
ウチからだと登山口に着くまでも大変そうですが、いつかはチャレンジしたいと思います。
次回のレポも楽しみにしていますね〜
コメントありがとうございます。
登山口までのアプローチはほんとうに大変です。
でも、そのためか人は少なく静かでいい山域です。
南南アっていうと、南アルプスの奥く深くに入ったという感じで、実際に奥深いですが、気に入っています
是非訪れて見て下さい
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