記録ID: 3034053
全員に公開
ハイキング
北陸
2021年春の能登半島『猿山』パート(掘法狙祿篩陲硫屬聾飽きません〜
2021年04月01日(木) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 04:03
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 582m
- 下り
- 566m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:25
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 4:02
___【 今回のコース 】___
案内図では、通過ポイントは、A〜Jの記号で表記されています。深見からの往復コースは、往復7.5km(所要時間は3〜5時間)ほどになります。
(開始):J地点(深見)⇒白崎の谷(群生地)⇒I地点(群生地)⇒長崎の谷⇒休憩舎⇒F地点(欣求峠)⇒G地点⇒H地点(山頂)⇒群生地(A地点への下り坂)⇒A地点(娑婆捨峠)⇒逢瀬橋⇒B地点(猿山岬灯台)⇒C地点(群生地の入口)⇒D地点(群生地)⇒E地点(群生地の入口)⇒F地点(欣求峠)⇒< 復路 >⇒J地点(深見):(帰投)
※:「白崎の谷」と「長崎の谷」は、[J地点−F地点]間にある2つの谷間のことです。谷の名称は、私のオリジナルです(勝手につけた名前です)。
案内図では、通過ポイントは、A〜Jの記号で表記されています。深見からの往復コースは、往復7.5km(所要時間は3〜5時間)ほどになります。
(開始):J地点(深見)⇒白崎の谷(群生地)⇒I地点(群生地)⇒長崎の谷⇒休憩舎⇒F地点(欣求峠)⇒G地点⇒H地点(山頂)⇒群生地(A地点への下り坂)⇒A地点(娑婆捨峠)⇒逢瀬橋⇒B地点(猿山岬灯台)⇒C地点(群生地の入口)⇒D地点(群生地)⇒E地点(群生地の入口)⇒F地点(欣求峠)⇒< 復路 >⇒J地点(深見):(帰投)
※:「白崎の谷」と「長崎の谷」は、[J地点−F地点]間にある2つの谷間のことです。谷の名称は、私のオリジナルです(勝手につけた名前です)。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
2021年春の能登半島『猿山』パート(掘法狙祿篩陲硫屬聾飽きません〜 今春、雪割草レポートの第三弾です。 ↓↓ 2週前の記録も見て下さい! 猿山へのアクセスや登山ルートなどの情報を載せてあります。 ↓↓ ● 2021年春の能登半島『猿山』パート(供法狙祿篩陲硫屬真っ盛り〜 https://yamare.co/2989930 ↓↓ 4週前の記録も見て下さい! 猿山へのアクセスや登山ルートなどの情報を載せてあります。 ↓↓ ● 2021年春の能登半島『猿山』パート(機法狙祿篩陲硫屬魑瓩瓩董 https://yamare.co/2952509 |
写真
< 猿山のルートマップ >
〜を作ってみました。3年ほど前から新ルートが拓かれていますが、通行止めのままにされています。現ルート(猿山自然歩道)の所々にある[桟道の橋]が壊れて通行できなくなった時の[バックアップルート]のようです。
〜を作ってみました。3年ほど前から新ルートが拓かれていますが、通行止めのままにされています。現ルート(猿山自然歩道)の所々にある[桟道の橋]が壊れて通行できなくなった時の[バックアップルート]のようです。
< 地面から葉っぱ >
〜が生えています。いわゆる「根出葉」で、葉柄は根の近くから伸びています。その「根出葉」が地面を這うように広がっているため、雉(キジ)が羽を休めるような筵(むしろ)〜というイメージから雉筵(きじむしろ)の名が付けられたと云います。
〜が生えています。いわゆる「根出葉」で、葉柄は根の近くから伸びています。その「根出葉」が地面を這うように広がっているため、雉(キジ)が羽を休めるような筵(むしろ)〜というイメージから雉筵(きじむしろ)の名が付けられたと云います。
< クサイチゴ(草苺) >
バラ科キイチゴ属。田舎の道ばたや山野でよく見かける「キイチゴ属」です。この花は「草苺」と書きますが、れっきとした樹(落葉小低木)です。キイチゴ属の「キイチゴ」は、『木苺』と書きます。キイチゴでも『黄苺』と表されている物は、同じくキイチゴ属の「モミジイチゴ(紅葉苺)」の異名になります。
バラ科キイチゴ属。田舎の道ばたや山野でよく見かける「キイチゴ属」です。この花は「草苺」と書きますが、れっきとした樹(落葉小低木)です。キイチゴ属の「キイチゴ」は、『木苺』と書きます。キイチゴでも『黄苺』と表されている物は、同じくキイチゴ属の「モミジイチゴ(紅葉苺)」の異名になります。
< シシウド属の若葉 >
おそらく、シシウド(猪独活)セリ科シシウド属の幼株(若葉)だと思います(同属の他種の可能性あり)。4週前は、「新芽」の状態でした。
※:私は、ここ猿山には、3月4日と3月18日にも訪れています。
おそらく、シシウド(猪独活)セリ科シシウド属の幼株(若葉)だと思います(同属の他種の可能性あり)。4週前は、「新芽」の状態でした。
※:私は、ここ猿山には、3月4日と3月18日にも訪れています。
< 白い花たち >
〜が、散策路(猿山自然歩道)の脇の斜面に生育しています。今、雪割草の群生地の一つである[I地点]に向かっているところですが、途中の道々にも、それなりに、「雪割草の花」が群れていました。
〜が、散策路(猿山自然歩道)の脇の斜面に生育しています。今、雪割草の群生地の一つである[I地点]に向かっているところですが、途中の道々にも、それなりに、「雪割草の花」が群れていました。
< 白の菊咲一華 >
キクザキイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)。[I地点]側の「キクザキイチゲの花」は、だいぶ終盤を迎えていましたが、山頂(H地点)の北側に群生していた「キクザキイチゲの花」は最盛期のようでした(後出)。
キクザキイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)。[I地点]側の「キクザキイチゲの花」は、だいぶ終盤を迎えていましたが、山頂(H地点)の北側に群生していた「キクザキイチゲの花」は最盛期のようでした(後出)。
< 大小の花 >
〜が咲き並んでいます。雪割草の花は、小さな花ほど、花の色が濃くなる傾向にあります〜というよりは、花が大きく成長するに従い、色素の濃度が薄まり、「濃い紅から薄いピンク色」に変わるのだと思います(私見)。
〜が咲き並んでいます。雪割草の花は、小さな花ほど、花の色が濃くなる傾向にあります〜というよりは、花が大きく成長するに従い、色素の濃度が薄まり、「濃い紅から薄いピンク色」に変わるのだと思います(私見)。
< 下から見上げて >
〜見ました。雪割草の花は、上から見下ろすことが常なので、「萼片」を意識することは殆どありません。
※:ローアングルファインダーを使用しましたので、わりと上手く写せました。
〜見ました。雪割草の花は、上から見下ろすことが常なので、「萼片」を意識することは殆どありません。
※:ローアングルファインダーを使用しましたので、わりと上手く写せました。
< ミヤマカタバミ(深山片喰) >
カタバミ科カタバミ属。ミヤマカタバミの花は白です。日中はすぼんだままで、午後に遅くなってから開花することが多いと思います(私見)。
※:道ばたで見かける事の多い同属の「カタバミ」の花は黄色です。また、葉っぱは、ミヤマカタバミの葉ほどは大きくありません。
カタバミ科カタバミ属。ミヤマカタバミの花は白です。日中はすぼんだままで、午後に遅くなってから開花することが多いと思います(私見)。
※:道ばたで見かける事の多い同属の「カタバミ」の花は黄色です。また、葉っぱは、ミヤマカタバミの葉ほどは大きくありません。
< I地点に到着 >
〜しました。この時、私はここの群生を独り占め出来ました。今回、案内図にある群生地のエリアの[雪割草の花]は、終盤を迎えつつありました。しかし、エリア間の道々には、まだまだ、元気な花が多く咲いていました。
〜しました。この時、私はここの群生を独り占め出来ました。今回、案内図にある群生地のエリアの[雪割草の花]は、終盤を迎えつつありました。しかし、エリア間の道々には、まだまだ、元気な花が多く咲いていました。
< キクバオウレンの実 >
〜です。2週前、ここを訪問した時は、「キクバオウレン(菊葉黄蓮)キンポウゲ科オウレン属」の花が咲いていました。今は、[両性花]の雌しべの子房が実のり、車輪状に開いています。
〜です。2週前、ここを訪問した時は、「キクバオウレン(菊葉黄蓮)キンポウゲ科オウレン属」の花が咲いていました。今は、[両性花]の雌しべの子房が実のり、車輪状に開いています。
< エンレイソウ(延齢草) >
シュロソウ科エンレイソウ属。エンレイソウは、有毒植物です。実は、夏になると、熟した実は、食べることが出来ます。「ヤマソバ」と呼んで食している地域もあるとか。
シュロソウ科エンレイソウ属。エンレイソウは、有毒植物です。実は、夏になると、熟した実は、食べることが出来ます。「ヤマソバ」と呼んで食している地域もあるとか。
< エンレイソウの花 >
〜をズームしました。花びらのように見える3枚は、[外花被片]というものです。中央には、先端が雌しべになった[子房]があり、その回りを6本の雄しべが取り囲んでいます。
〜をズームしました。花びらのように見える3枚は、[外花被片]というものです。中央には、先端が雌しべになった[子房]があり、その回りを6本の雄しべが取り囲んでいます。
< エゾタンポポ(蝦夷蒲公英) >
キク科タンポポ属。普段、道ばたで見かける「西洋タンポポ」とは、似て非なるものです。花頭の花びらの数が、セイヨウタンポポよりやや疎ら(少ない)になっていて、清楚な感じがします。また、花茎には白い生毛が生えています。
キク科タンポポ属。普段、道ばたで見かける「西洋タンポポ」とは、似て非なるものです。花頭の花びらの数が、セイヨウタンポポよりやや疎ら(少ない)になっていて、清楚な感じがします。また、花茎には白い生毛が生えています。
< 外総苞片 >
〜が、鱗(うろこ)のよう付いています。「エゾタンポポ」の典型的な特徴です。在来種のタンポポ(総称して日本タンポポ)には、「エゾタンポポ」の他、「カンサイタンポポ」、「カントウタンポポ」、「シロバナタンポポ」〜などがあります。私の経験では、能登地方では、この「エゾタンポポ」と「シロバナタンポポ」しか見たことはありません。
〜が、鱗(うろこ)のよう付いています。「エゾタンポポ」の典型的な特徴です。在来種のタンポポ(総称して日本タンポポ)には、「エゾタンポポ」の他、「カンサイタンポポ」、「カントウタンポポ」、「シロバナタンポポ」〜などがあります。私の経験では、能登地方では、この「エゾタンポポ」と「シロバナタンポポ」しか見たことはありません。
< 特徴のある花 >
〜です。唇状の花びら(花弁)と袋状の筒(距)からなる奇妙な形をしています。また、ケシ科なので、塊茎部分に有毒成分があります。ちなみに、同属の「チョウセンエンゴサク」の塊茎から『延胡索』という(鎮痛・鎮痙作用のある)生薬が作られています。
〜です。唇状の花びら(花弁)と袋状の筒(距)からなる奇妙な形をしています。また、ケシ科なので、塊茎部分に有毒成分があります。ちなみに、同属の「チョウセンエンゴサク」の塊茎から『延胡索』という(鎮痛・鎮痙作用のある)生薬が作られています。
< 薄紫のキクザキイチゲ >
〜が山頂の北側で群生していました。キクザキイチゲの花の基本色は白ですが、[I地点]の南側とここ[H地点](山頂)の北側に薄紫色の花が分布しています。こちら側のキクザキイチゲの花は、[I地点]側のものよりも、遅く咲くみたいです(私見)。
〜が山頂の北側で群生していました。キクザキイチゲの花の基本色は白ですが、[I地点]の南側とここ[H地点](山頂)の北側に薄紫色の花が分布しています。こちら側のキクザキイチゲの花は、[I地点]側のものよりも、遅く咲くみたいです(私見)。
< そばかすのような >
〜斑点状の色あせが、でていました。でも、まだ現役です。花の終わりには、雄しべ先端の葯(やく)が開裂してしまいますが、この花たちの葯はまだ割れていませんでした。
〜斑点状の色あせが、でていました。でも、まだ現役です。花の終わりには、雄しべ先端の葯(やく)が開裂してしまいますが、この花たちの葯はまだ割れていませんでした。
< 蕗(ふき)の花 >
フキ(蕗)フキ科フキ属〜の[雌株]の花頭です。[雌株]の花頭は、雌花と両性花で構成されています。
※:娑婆捨峠(A地点)の付近には、フキ(蕗)が群生しています。
フキ(蕗)フキ科フキ属〜の[雌株]の花頭です。[雌株]の花頭は、雌花と両性花で構成されています。
※:娑婆捨峠(A地点)の付近には、フキ(蕗)が群生しています。
< 歩道から見下ろし >
〜ました。急な斜面(崖)にたくさんのスイセンが植えられています。
※:山頂(H地点)から、娑婆捨峠(A地点)に下り、猿山岬灯台(B地点)に進んでいるところです。
〜ました。急な斜面(崖)にたくさんのスイセンが植えられています。
※:山頂(H地点)から、娑婆捨峠(A地点)に下り、猿山岬灯台(B地点)に進んでいるところです。
< ラッパスイセン(喇叭水仙) >
ヒガンバナ科スイセン属〜です。「西洋スイセン」の範疇に入ります。実は、猿山岬灯台のそばには、「日本スイセン」が植えられていますが、ほぼ、花の時期が終わっていました。
ヒガンバナ科スイセン属〜です。「西洋スイセン」の範疇に入ります。実は、猿山岬灯台のそばには、「日本スイセン」が植えられていますが、ほぼ、花の時期が終わっていました。
< 筒状(カップ状) >
〜の「副花冠」が、ラッパみたいに長くなっているので、ラッパスイセン(喇叭水仙)と呼ばれています。
※:「西洋スイセン」には、花の形状によって〜ラッパ水仙、大杯水仙、房咲き水仙〜というように呼び分けられています。厳密には、呼び方のそれぞれは、分類の為の名称であって、種の名前ではありません。
〜の「副花冠」が、ラッパみたいに長くなっているので、ラッパスイセン(喇叭水仙)と呼ばれています。
※:「西洋スイセン」には、花の形状によって〜ラッパ水仙、大杯水仙、房咲き水仙〜というように呼び分けられています。厳密には、呼び方のそれぞれは、分類の為の名称であって、種の名前ではありません。
< 大杯水仙(タイハイスイセン) >
薄黄色の「副花冠」が、大きな杯の様に広がっているので、大杯スイセンになりました。ちなみに、「副花冠」が小さな杯のように見える物を「小杯スイセン」と呼ばれています。
薄黄色の「副花冠」が、大きな杯の様に広がっているので、大杯スイセンになりました。ちなみに、「副花冠」が小さな杯のように見える物を「小杯スイセン」と呼ばれています。
< 深見漁港に帰投 >
〜しました。1本の飛行機雲が、私のオペレーションクリアー(お花見登山を完遂)〜を祝福しているかのようでした。
※:小松基地からスクランブル発進した「F15」が残した航跡雲だと思います(推測です)。
〜しました。1本の飛行機雲が、私のオペレーションクリアー(お花見登山を完遂)〜を祝福しているかのようでした。
※:小松基地からスクランブル発進した「F15」が残した航跡雲だと思います(推測です)。
< 猿山岬と猿山崎 >
〜を振り返りました。深見漁港を出て、1.3km程の所で路駐(鹿磯漁港の手前付近)して撮影しました。
〜これにておしまい〜ですが、付録の写真を以下に付けたしました。
〜を振り返りました。深見漁港を出て、1.3km程の所で路駐(鹿磯漁港の手前付近)して撮影しました。
〜これにておしまい〜ですが、付録の写真を以下に付けたしました。
< 兼六園の桂坂口 >
この時、朝6時ちょうどでした。早朝の無料開放は、朝:5時から6時45分まで(時期により時間帯が違います)となっています。また、「観桜期における兼六園の無料開園」が設けられています。2021年の場合は、3月27日(土)から4月2日(金)までの7日間です。
この時、朝6時ちょうどでした。早朝の無料開放は、朝:5時から6時45分まで(時期により時間帯が違います)となっています。また、「観桜期における兼六園の無料開園」が設けられています。2021年の場合は、3月27日(土)から4月2日(金)までの7日間です。
装備
個人装備 |
小型ザック
キャップ
軍手
膝当て(ニーパット)
一眼レフ(レンズは100mmのマクロ)
ローアングルファインダー
コンデジ
ビデオライト
スマートホン
GPS機能付きウォッチ
予備電池 タオル2本
サンドイッチとおにぎり
水0.5L
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感想
___【 良かったこと 】___
● 最盛期の雪割草の花を堪能できた。
● よい写真が撮れた。
___【 悪かったこと 】___
● 部分的に、花の時期が過ぎていた雪割草もあった。
___【 最後に 】___
今期の私は、何度も猿山を訪れることが出来ました。雪割草を堪能し尽くした感があり満足です。雪割草の花の時期は終盤を迎えつつありますが、予定通り、今年(2021年)の「雪割草まつり」は、4月3日(土)と4日(日)に開催されます。昨年は、「雪割草まつり」が中止になっただけに、コロナ禍からの回復基調が感じられてよかったです。
___【 6月の花の記録のリンク 】___
今から2ヶ月先になりますが、6月になると、別の「花々追い求める旅」を予定しています。昨年は「水無月の花々」をたっぷり楽しみました。
● 加賀金沢『水無月の花々』を愛でる〜花の名所を歩いて回る/梅雨の花々「紫陽花・花菖蒲・薔薇」〜
2020年6月21日
https://yamare.co/2394969
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