高島トレイル駒ヶ岳〜ブナの森を歩く〜
- GPS
- 06:00
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 509m
- 下り
- 499m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車は1,2台可能 広場は地元が管理されています。 今回は、青木館長さんが区長様に許可を得られ、参加者は駐車させてもらいました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
焼尾谷では、丸太が渡してある渡渉が、何度かあります。 県境尾根稜線(高島トレイル)は、なだらかで歩きやすいですが、 県境尾根にいたるまでは、急登もあります。 道標は整備されていました。 高島トレイルの黄色いリボンは以外に少なかったです。 ログは手入力です。 |
写真
感想
朽木いきものふれあいの里
あおきしげるのネイチャーガイド教室
〜高島トレイル ブナの森を歩く(駒ヶ岳)〜 に参加してきました。
「朽木の山を歩く 山歩きマップ」を道の駅本陣で手に入れて、ながめていると、
駒ヶ岳では、ブナの純林が続くと紹介されていて、歩いてみたいと思っていました。
2013年のふれあいの里イベント計画でこのプランを見て、すぐに予約を入れました。
横山岳のブナ林をちょうど1年前に歩き、その美しさ、すがすがしさにメッチャ感動したのを覚えています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-196007.html
横山岳は、上も下も新緑で、木漏れ日とブナの白い肌が印象に残ってます。
鹿の食害も少なく、木が若いのかもしれません。
駒ヶ岳では、西尾根、南尾根とも、樹間が広く感じました。
大木が多くて、下草が無かったからかな。
植生はいただいた資料を読むと、おそらく同じで、ブナーオオバクロモジ群集とあります。
かえでも多かったので、紅葉、黄葉が美しそうですね。
ほかに紹介されているブナ林では、管山寺も歩いているのですが、あの時は膝痛で悩んでいました。
そのためブナには気が向いていませんでしたが、イヌブナはあったようにも記憶しています。
ケヤキは、立派でした。
館長さんのオススメは、白山チブリ尾根のブナ原生林だそうです。
これは、歩かなくてはいけませんね。
妄想計画のコースに取り上げてもらおうかな^^
駒ヶ岳のブナ林は2次林で、大木のサイズが大体そろっているのが特徴だそうです。
パルプを輸入せず国内で伐採していたため、皆伐されて、そのあと出てきたものになるそうです。
前回、芦生で野鳥のミゾサザイを確かめられました。
駒ヶ岳では、鳴声を教えてもらい鑑賞できました。
もどってから、お勉強もしましたよ。
アカショウビン 渡り鳥 火の鳥といわれるくらい真っ赤
ツツドリ 渡り鳥 うぐいすに卵の世話をまかせちゃいます。
ヤマガラ スィー、スィーとシジュウカラよりかすれた声やビービーと鼻にかかった声を出す。
イカル 鳴声 「イカルコキー」
クロツグミ 鳴声、「明るくほがらかな大声でキョロッキョロッなどの2、3回の短い前奏に続いて、キヨコキヨコなどと複雑に繰り返す」と紹介されていた。
オオルリ 「 鳴声『ピーリーリー…』などゆっくり鳴きます。」なるほど!
鳥のさえずりにも扉が開きました。
もう一つの教室・・・
朽木東小学校 ロクロ分校についてです。
優れた版画作品がうみだされ、
「ろくろっ子 版画の里版画集」清川 貞治 1977
「ろくろっ子 」 草山 万兎 著 小学館 1981
を ぜひ読んでみてほしいと青木館長から薦めていただきました。
この2冊、図書館に蔵書としてありました。
次の日の午後、図書館で2冊とも借りてきました。
素朴な版画なのですが、自分の生活の場面を見つめ、ほんとに子どもが納得して表現しているとまず感じました。
朽木東小学校のホームページより
ロクロ分校沿革を抜粋
明治24年 ろくろ分教場が設立
昭和38年 地域性を生かした版画教育に取り組む
昭和39年 全国小中学校版画コンクール学校賞受賞
昭和40年 NHK全国図画コンクール学校奨励賞
昭和41年 日本教育版画コンクール準学校賞受賞
昭和49年 全国教育美術展版画特別賞受賞
昭和50年 ろくろ分校休校
昭和52年 全国教育美術展優秀賞受賞
昭和53年 ろくろ分校廃校
青木館長が初任の頃、清川貞治先生がロクロ分校に赴任され、おそらくchuraは1歳かな。
ロクロ分校の版画教育最盛期を迎えます。
生活綴り方運動や、「山びこ学校」無着成恭(むちゃくせいきょう)の取り組みは、日本の優れた教育運動のひとつです。
版画集を読んでいると、ロクロ分校での取り組みも、この流れと同じだと思われます。
村の生活文化をしっかりと見つめ、文章に、版画に残され、心に刻まれた清川先生とロクロ分校の子どもたちを尊敬します。
日帰りで、子どもたちの生活の舞台となった木地山、駒ヶ岳を歩いてきたのですが、今振り返ると、子どもたちの声や、村の人々の生活、冬の生活も目に浮かんでくるようになりました。
版画集に登場する子どもたちは、churaより少しだけ上の方になりそうです。
同じ時代に学んでいたのですね。
ロクロ分校廃校の時の清川先生のお歳と現在のchurahaはかわらず。
何か縁を感じました。
そして、過疎と過密。
間逆の関係ですが、向き合う心に通じるものを感じます。
版画集、久しぶりに一気に読むのがもったいなくなり、一度途中で置きました。
民話シリーズは、味あわせていただくことにします。
ロクロ分校の跡地・・・
検索すると 「自然と山岳を…♪」というブログに
http://blogs.yahoo.co.jp/yamakawatoo/36432883.html
記念碑が紹介されていました。
麻生川沿いに下り、ロクロ橋近くの「ギャラリーヤマグチ」にあるようです。
つぎは、記念碑を見てから、歩きはじめたいと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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何か、深くていい山行ですね〜
一度、参加してみたいが土曜日が多いんですよね
今、読んでいる「等伯」っていう本で高島トレイルらしきルートを通って京都に入った場面があるのですが、
信長の時代で、すでにその辺りを歩いていたのかと思うと感慨深いです。
それにしても、鳥の鳴き声、セルフビレイもどこまで山の楽しみをひろげるつもりですか 欲張りですね〜〜
こんばんは
今回は、ネイチャーガイド教室でブナのことをいろいろ学びましたが、
下山してからも、いろいろ勉強になりました。
ロープワークですが、
よいロープをお持ちですので、やってみますか?
churaも誰かに伝えた方が、自分の理解度がよく分かりますので
シュリンゲ(簡易ハーネス用)
安全環付カラビナ1枚
D型カラビナ2枚(同じもの)
ロープ
これだけで、
支点&セルフビレイ
ハーフマスト
インクノット
ガルダーヒッチ
クローブヒッチ
シートベント
ができます。
是非、ご指導お願いします!
八雲でまったりランチでもしながらやりましょう
churaさん。是非教えて下さい!
八雲でマッタリランチしながら・・。
素敵やないですか!
是非お誘い下さい!
こんばんは
指導なんて、恐れ多いです。
ロープの先に、他人様の安全&命がつながってますので、
怪しいところは、みんなで確かめていきましょうね。
念の為、教科書でも復習をしています。
沢登りの発想をいかした、一般道での補助を目的としています。
自分がほんとに、理解できているのか、人に伝えるとよく分かりますから
ryuji1700さん、研修も経験もバッチりですので、
こちらこそよろしくお願いします。
churaさん、こんばんは
こんなに内容をレポして下さって毎度のごとく感動です!!
五感で感じていただきたいところなどポイントを押さえて覚えて下さっていて本当に嬉しいです^^
今回は、館長の腰の容体が怪しくてすみませんでした でもそのおかげで?トチノキにはしらずにすんだのかもしれません(笑)
ネイチャーガイド教室は、残すところあと2回になりました。またよろしくお願いします
駒ヶ岳へは2011年2月に一度行ったのみで若葉がきれいな頃は訪れていません。
県境尾根〜駒ヶ岳と与助谷山周辺はブナがきれいだったのでまた行きたいと思ってます。
おはようございます。
館長さん、具合はよくなられましたか?
「We Love 山歩き」の方が キャンセル待ちが3つになってますね。盛り上がってきました
おはようございます。
2月
雪がたっぷりあるじゃないですか?
きっと、すばらしいブナ林なんでしょうね?
ぜひ、新緑の頃も歩かれてください。
風が抜けると、とっても気持ちよいですよ。
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