釈迦ヶ岳 (庵座谷ルートを登り,県境尾根を根ノ平峠まで)


- GPS
- 05:38
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,014m
- 下り
- 1,016m
コースタイム
天候 | 下界は晴れていたが,山の上はみぞれ。でも,だんだんと晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(168K) |
写真
感想
前日,山靴を新調しました。
いろいろ履いて迷った末に,スカルパ・シャルモGTXを購入。
買ったらすぐに試してみたくなりますよね。
そこで,鈴鹿の釈迦ヶ岳をめざしました。
釈迦ヶ岳には遠い昔,高校2年生のときに
夏山合宿のトレーニング山行で,7月中ごろに来たことがあります。
土曜の午後に,朝明渓谷まで来てテント泊をし,
翌日,小雨の中,庵座谷を登りましたが,
雨がひどくなり,道も不明瞭で,途中で引き返したのでした。
それ以来です。そこで,庵座谷から登ることにしました。
下界は晴れているのに,山の上は雲の中です。
朝明渓谷で駐車場のおじさんが
「ここで6℃だから,温かくして行きなさいよ」と言ってくれました。
山頂付近では氷点下前後の可能性があります。
レインウェアを防寒着代わりにはおって歩き始めました。
庵座谷に沿って林道を登っていくと,まもなく沢を渡って,
谷の左岸を歩く登山道になります。
雨がパラつきだしました。レインウェアをはおっていてちょうどよかった。
さらに左岸を巻くように急登となって,登り切ると目の前に庵座大滝。
大滝も左岸を高巻きして越えて,2度3度沢を渡って,
谷が右手に曲がった先に三段ノ滝がありました。
登り口からちょうど1時間。三段ノ滝は右岸を登って越えました。
まわりはすっかり曇って,風も強く,みぞれが降り出しました。
途中暑くて脱いだレインウェアをまたはおります。
ネックウォーマーを帽子のようにかぶりました。
開けた沢のゴロゴロ石のあいだを登っていくと,右手には大蔭のガレ場。
その左端にあたる低灌木の中の急登です。
ところどころにフィックスロープが張ってあります。
枝についた霧氷が,風でバラバラと落ちてきます。
登り切ったところが釈迦ヶ岳の最高点(1097m)。ガスっていてまったく展望なし。
ここで風をよけてしばらく休憩しました。
まさかゴールデンウィークでこんな天候になるとは‥‥。
5分ほど休んで,山頂めざして出発。
レインウェアをはおっていれば寒くないし,
ネックウォーマーも軍手もあって,寒さ対策は万全。
6分歩いて山頂に着きました。
写真だけ撮ってすぐにしばらく戻り,今度は県境稜線を西へ向かいます。
低灌木の間をゆるく下って,また登り返すと,20分ほどで猫岳山頂に到着。
晴れていれば,ここから大蔭のガレ場が目の前に見えるはずですが,
ガスっていて何も見えません。
猫岳は通過しかけて,ちょっと立ち止まり,ここで靴ひもを締めなおしました。
スカルパ・シャルモの履き心地は‥‥まぁまぁなんじゃないかな?
さらに県境稜線を徐々に下っていきます。あいかわらず西風が強く吹いています。
途中,目の前を3頭のシカが走りすぎていきました。
9時30分に白滝谷道の分岐。
ここから登山道は,稜線から左側の山腹の樹林の中をトラバース気味になって,
樹林が切れたところにあった岩峰がハト峰でした。
ここで,風をよけて東側の岩陰に座って,おにぎりなど昼食としました。
ハト峰を9時55分に出発。白ザレの斜面を少し下りると,そこがハト峰峠。
さらに白ザレの斜面を登っていくと金山。下っていくと中峠。
中峠から雨でえぐれて溝状になった登山道を登っていって,
縦走路から5分ほど道を入ると,アンテナの立つ水晶岳の山頂につきました。
中峠から20分。
水晶岳から下っていくと根ノ平峠。
ここには高校1年生の秋,愛知川からタケ谷を上ってやってきたことがあったはずです。
でも,まわりを見渡しても,そのころのことは何も思い出せませんでした。
根ノ平峠からは朝明渓谷へ下っていきます。駐車場には12時過ぎに到着しました。
新しい山靴 スカルパ・シャルモの履き心地はまずまずでした。
とくに痛くなるところもありませんでした。
そして,高校2年生の山行のリベンジを果たすべく,
釈迦ヶ岳を歩くことができてうれしかった。
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