記録ID: 3073255
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
六百山〜霞沢岳縦走 随一の穂高展望台
2021年04月10日(土) [日帰り]
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体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:11
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 1,353m
- 下り
- 1,337m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■中畠沢〜 五千尺ホテルと河童橋公衆トイレの間から藪に突入。 中畠沢堰堤付近までは踏み跡明瞭も、やがて薄くなります。 堰堤を右岸側から巻いて沢に降り立つと、あとは雪渓をひたすら詰めていきます。 雪が程よく締まりアイゼンの歯の食い付きが良好。 上部で二股となり、傾斜の緩い右俣へ。この辺の選択はお好みで。 稜線へ乗っ越してからは急なハイ松とシャクナゲの草付尾根を登ります。 肩からは岩稜帯へ。ここから斜度が一気に強くなり、灌木・岩を掴みながらの 登高となります。高度感・露出感も出てくるため、不用意な動作は危険です。 こうした場所では浮石、根のすっぽ抜け等に十分注意を払い、テストしながら進むと些細なミスからの事故を未然に防げます。 山頂直下の核心部手前の岩稜部では左右に明瞭な踏み跡がありますが、右の巻道の先にはアルパインの世界が待っていますので誘われないようにしてください。正しくは左を巻きます。 垂壁を左の巻道を辿り回り込むと5mほどの被った垂直の草付きが行く手を阻みます。 上部の灌木からは懸垂用と思しき細引きのような捨て縄が垂れてますが、 こうした残置物に頼り、思わぬ事故に繋がる恐れもありますので、不用意に触れず、 己の手足を駆使して頑張って登ってください。 これを超えると山頂へ繋がる緩斜面のハイ松帯のビクトリーロードです。 ■六百山から霞沢岳 雪稜と融雪で露出するハイ松の激藪との飴と鞭の繰り返しです。 また連続する小ピークのアップダウンがあり、距離に対し時間が取られます。 稜線上では雪庇に注意です。 また東面の切れ落ちた箇所ではハイ松に足を取られやすく、ここでのワンミスは即アウトになるので眺望を楽しむ一方で、油断は厳禁です。 K1ピーク下降まで稜線上では数ヶ所急激な下降を要するポイントがありますが、ロープを出すような箇所は見当たりませんでした。が、諸条件により難易度は変わりますので、保険的にロープの携行をお勧めします。 下山路に選択される八右衛門沢ですが、この日の雪質は安定しているようでしたが、雪崩のリスクが高い場合は無理せず他のエスケープルートを選択しましょう。 ■霞沢岳西尾根 人気の一般道化した冬ルートにつき詳細は割愛します。 山頂付近から顕著な寡雪で、尾根上はもう夏道と化してましたので 雪山としての霞沢岳は残念ながらもうシーズンオフです。 |
その他周辺情報 | 坂巻温泉 |
写真
装備
個人装備 |
30mロープ※使用せず
アックス・バイル
|
---|
感想
5、6年ほど前から気になっていた「六百山」へようやく行ってきました。
霞沢岳山頂まではノートレースで貸し切りの中、至極快適な雪稜漫歩を満喫できました。
想定を裏切り、岩稜・雪稜・ナイフリッジ・藪漕ぎ等、あらゆる要素が凝縮した素晴らしいルートで、またこの時期再訪したくなりました。
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