【九州お山の旅】ミヤマキリシマ萌える九重山縦走(平治岳、久住山、中岳)【テント泊】
- GPS
- 30:26
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,456m
- 下り
- 1,436m
コースタイム
0700長者原-0750雨ヶ池越-0830坊ガツル(テント設営)0920-1110平治岳1120-(昼食)-1300坊ガツル-法華院温泉で風呂
【2日目】
0830坊ガツル発-1010久住山1015-1105中岳1110-1210諏蛾守越避難小屋1220-1310長者原
下山後は筋湯温泉(うたせ大浴場:大分県玖珠郡九重町湯坪筋湯:0973-79-2381)。
天候 | 1日目:晴れ〜薄曇り 2日目:雨、濃霧、暴風 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【長者原〜雨ヶ池越〜坊ガツル】 よく整備されている山道で、何よりも植物に関する標識がいっぱい。危険箇所は特になし。木の名前に詳しくなれます。坊ガツル付近は木道も。雰囲気は尾瀬に似ています。 【坊ガツル〜平治山】 山道がとにかく浸食されているため、「一人一石」運動が展開されていますが、焼け石に水状態・・・火山灰が積もったローム層の土は濡れるとよく滑ります。また、この日は天気も良い土曜日。ミヤマキリシマは満開で大勢の登山客がおり、山道はすれ違う人で大渋滞でした。平治山の取りつきからは登り専用路と下山専用路に別れていますが、それでも標準コースタイム通り歩くのは難しいほどの混み具合でした。 【坊ガツル〜法華院温泉〜久住分かれ〜久住山】 法華院温泉を過ぎるとしばらく急登が続きます。20分ほど上ると急になだらかになり、砂礫帯の北千里浜。ここは視界がかなり開けていているので、天候悪化時は要注意です。所々にスプレーで印が付いているので通常は迷うことがありませんが、視界が10mを切るような状況下では無理しないほうが良いと思います。この日も酷い霧でしたが、かろうじてマークは見えました。北千里から久住まではしばらくザレ場が続きます。ここもマークを目印に行けば問題ありません。 【久住山〜中岳】 久住山山頂を東に下る登山道は、浸食が激しく、雨と相まってさんざんな状況でした。床に油を塗ったように滑る坂道。いくら踏ん張っても踏ん張れません。3度転んで泥だらけになりました。中岳手前には岩で作られた頑丈な避難小屋が建っています。ここから10分弱で山頂です。 【中岳〜諏蛾守越〜長者原】 中岳からは御池をぐるりと回って、久住別れへの下山路に合流。そのまま下ります。諏蛾守越は濃霧多発地域。この日は山頂も山麓も霧でしたが、この諏蛾守越は風の通り道なのか暴風、濃霧、大雨。「避難小屋」と称する建物は実際の所、岩作りの「東屋」。四方に壁はなく、これで一体どう避難できるのやら・・・まったく謎の建造物でした。諏蛾守越からは一旦林道を歩き、再度トレイルへ。なだらかですが、ここも浸食が激しく・・・とにかく雨が多いこの時期は最悪のコンディションです。長者原にはホースで靴や道具を洗える場所があるので活用して下さい。 【風呂】 坊ガツルでは法華院温泉へ。入浴料500円で、硫黄泉の掛け流し。なかなか熱めのお湯で最高でした。洗い場は水のみ。石鹸使用不可。 下山後の入浴は長者原から車で15分程度の筋湯温泉へ。公共浴場の「うたせ湯」は入浴料なんと300円!(ただし、ロッカーが100円)。約10×4mの大浴場の長編側の壁には、高さ3mの位置にパイプが計16本突き出ていて源泉が流れ落ちています。2本一組で、肩幅ぴったし。最高に気持ちの良い打たせ湯が楽しめます。オススメです。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
読書用の本
サングラス
コンパス
コンタクトレンズ
筆記具
メガネ
ナイフ
枕
飲料
ティッシュ
グレープフルーツ
焼肉材料
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
赤ワイン
おつまみ各種
ストック
ビニール袋
替え衣類
入浴道具
シュラフ
シュラフカバー
ザックカバー
サンダル
食器
ハイドレーション
時計
日焼け止め
非常食
虫除けスプレー
|
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共同装備 |
テント
テントマット
GPS
地図
コンロ
ガスカートリッジ
フライパン
コッヘル(鍋)
シェラカップ
ファーストエイドキット
医薬品
ラジオ
ライター
カメラ
|
感想
二十ウン年ぶりに九州本土に上陸しました。初めて関門橋を渡り、「こんな狭いのか!」と驚いたり。音頭の瀬戸ほどではありませんが・・・
行き先は九重山群。九重なのか久住なのかはっきりせい!と思っていたら、「山と高原地図」によると山域は「九重」。その中の主峰は「久住」だそうです(ちなみに最高峰は中岳)。
広島から車を走らせること4時間半。長者原に午前4時半に着くも、すでに満車状態。たまたま1台運良く出て行ったので停められましたが、多くの方が引き返して別の場所を探しに行ってました。
この時点で予想は出来ましたが、初日(8日)はすごい登山客の数!平治岳に至っては、ディズニーランドのようになってました。苦笑 登山道も狭いため、すれ違えなくて、中にはイライラしてしまう人も。個人的には人が多いのが苦手なため、やはりミヤマキリシマや紅葉のハイシーズンは休日を外して登りたいところです。標準コースタイムでは登れず、当初予定の大船山は諦めました(本当は、早くお風呂に入ってビールを飲みたかったのが理由ですが)。
天気は初日は高曇り。陽射しをうまく遮ってくれて、気温がちょうどよかったです。しかし、深夜前からは天気が悪化。梅雨前線が北上した影響で雨が降り始め、朝方にはかなり強い横殴りの雨になってました。テント泊に耳栓は必須ですね(僕はいつも持っています)。
坊ガツルテント場はまるでオートキャンプ場のような設備。トイレに、炊事場まで。炊事場はたき火スペースや蛇口付きの水道まであります。何よりも、無料というのが素晴らしい。お陰ですごいテントの数でしたが。近くの法華院温泉は500円で立ち寄り入浴もできます。坊ガツルといい、久住は総じて尾瀬に似ていましたが、違いはお風呂のお湯が温泉(しかも硫黄泉)ということ!まさにこの世の極楽です。多くの人が来る理由がよく分かります。
2日目は朝5時に起床。相変わらず雨は止まない。朝食を食べ終え、日頃の自堕落な性格を遺憾なく発揮し二度寝。気付いたら8時過ぎという始末でした。当初の予定を変更して久住に登らず下山しようか・・・とも一瞬考えましたが、そこが僕の偉いところ。しっかり、久住も中岳も登頂してきました。まぁ、濃霧でまったくなにも見えませんでしたけど・・・
下山後も周辺には温泉が沢山ありすぎて、決めるに決められない贅沢な場所です。事前に調べておいた筋湯温泉にしましたが、機会があれば湯布院やそれ以外の温泉も訪ね歩きたいです。
その後は福岡に立ち寄り、友人と再会。中州の屋台でささやかに乾杯し、博多ラーメンを食べてきました。
こんばんわ はじめまして!
もしかして会ったかも?から来ました。25番目に写っている(青いザックの後ろ)者です
大渋滞にはお互いやられましたね。でもミヤマキリシマはキレイだったから来年も会えるかな?
乾杯
shus725さん、先日はご訪問有難うございました。
8日は坊ガツルを5時半頃に通過して、大船山経由で平治岳に行きました。コースタイムを拝見すると、大戸越を登り始められた頃、大戸越に下っていました。坊ガツルには沢山のテントがありましたが、あの中に張られていたんですね。
bumisanさん、初めまして!
8日はすごい人出でしたね!写真に写し込んでしまい、すみませんでした ミヤマキリシマは本当に綺麗でしたね!9日が残念な天気だったので、次はミヤマキリシマの時期ではなく紅葉の辺りにリベンジ出来たらいいな〜と思ってます。次お会いしたときは是非、かんぱ〜い しましょう!
masuko121さん
ニアミスでしたか!しかし大戸越のあの人では、顔見知りでもお互い見つけるのが大変そうでしたね 関東から九州まで来られていたのでしょうか?それであれば、8日はなかなかの良い天気だったので良かったですね 僕も昨年4月までは関東の人間だったのですが、今はこちらにいるので四国、中国、近畿、九州の山々 を登れる限り登ろうと思ってます。また、山野草の日記楽しみにしております!
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