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Yamareco

記録ID: 308859
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

北八ヶ岳・麦草峠から蓼科山@森と水と大展望をめぐる

2013年06月08日(土) ~ 2013年06月09日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
23.5km
登り
1,563m
下り
1,560m

コースタイム

[6/8]
時 刻 累 計  場 所
08:45 00:00 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅・坪庭
09:00 00:15 縞枯山荘
09:45 01:00 縞枯山
10:45 02:00 茶臼山
12:00 03:15 麦草峠(休止35分)
13:35 04:50 雨池
15:00 06:15 双子池

[6/9]
時 刻 累 計  場 所
05:40 00:00 双子池
06:20 00:40 双子山
06:45 01:05 大河原峠
08:20 02:40 蓼科山荘 
09:00 03:20 蓼科山
09:35 03:55 蓼科山荘
11:00 05:20 天祥寺原
11:35 05:55 亀甲池
13:10 07:30 北横岳
13:20 07:40 北横岳ヒュッテ 
14:00 08:20 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅・坪庭

歩行距離:23.5km
累積標高差(登り):1,572m
累積標高差(下り):1,566m
天候 6/8:晴れ
6/9:晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
○茅野市北山・ピラタス蓼科スノーリゾート
http://www.pilatus.jp/2013access.html
駐車スペース:600台(無料)
トイレ:水洗トイレ
登山届ポスト:ロープウェイ山頂駅舎内
水場:水道水

○北八ヶ岳ロープウェイ
往復1,800円(片道1,000円)
コース状況/
危険箇所等
【トピック】
・北八ヶ岳ロープウェイ
・縞枯れ現象
・雨池池畔でまったり
・大河原峠林道の崩落
・幻想的な双子池
・一望千里の蓼科山
・北横岳トレッキング

【要注意箇所】
・例年6月中旬頃まで残雪あり
・大河原峠林道の落石注意
・熊注意(麦草峠〜雨池、天祥寺原周辺)
北八ヶ岳ロープウェイ
週末の始発は8:20(20分間隔運行)
乗車時間は7分間です
北八ヶ岳ロープウェイ
週末の始発は8:20(20分間隔運行)
乗車時間は7分間です
坪庭(標高:2,237m)
八ヶ岳火山の溶岩台地
亜高山帯であるため、
数多くの高山植物が見られます
坪庭(標高:2,237m)
八ヶ岳火山の溶岩台地
亜高山帯であるため、
数多くの高山植物が見られます
坪庭回廊順路と反対方向へ
坪庭回廊順路と反対方向へ
坪庭回廊との分岐
坪庭回廊との分岐
縞枯山を正面に
木道を歩いていきます
縞枯山を正面に
木道を歩いていきます
縞枯山荘(標高:2,245m)
北八ヶ岳テレマークスキーの聖地
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縞枯山荘(標高:2,245m)
北八ヶ岳テレマークスキーの聖地
雨池峠分岐
ここまで軽装で歩いてこられます
雨池峠分岐
ここまで軽装で歩いてこられます
縞枯山への登山道
標高差およそ150m
ややきつい勾配が続きます
縞枯山への登山道
標高差およそ150m
ややきつい勾配が続きます
北向き斜面で残雪が多く
ところどころ凍結が見られました
北向き斜面で残雪が多く
ところどころ凍結が見られました
縞枯山(標高:2,403m)
展望台まで1分です
縞枯山(標高:2,403m)
展望台まで1分です
縞枯れ中
縞枯山展望台
次に向かう茶臼山を眺望
後景の双耳峰は天狗岳
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縞枯山展望台
次に向かう茶臼山を眺望
後景の双耳峰は天狗岳
縞枯山と茶臼岳コルの分岐
大きなアップダウンはありません
縞枯山と茶臼岳コルの分岐
大きなアップダウンはありません
盛大に縞枯れ中
茶臼山(標高:2,384m)
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茶臼山(標高:2,384m)
縞枯山展望台
諏訪盆地を見下ろす
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縞枯山展望台
諏訪盆地を見下ろす
大石峠の分岐
原生林の木道を歩くようになると
麦草峠はすぐです
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原生林の木道を歩くようになると
麦草峠はすぐです
麦草ヒュッテ(標高:2,120m)
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麦草ヒュッテ(標高:2,120m)
麦草峠の国道299号線
渋峠に次いで、
2番目に標高の高い国道になります
麦草峠の国道299号線
渋峠に次いで、
2番目に標高の高い国道になります
茶水池の木道を渡ります
池ポチャの危険あり(笑)
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茶水池の木道を渡ります
池ポチャの危険あり(笑)
しばらく木道を歩きます
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しばらく木道を歩きます
笹藪がうるさい登山道を通過します
笹藪がうるさい登山道を通過します
大河原峠林道出合
大河原峠林道出合
立入禁止看板が目立ちます
立入禁止看板が目立ちます
再び原生林を抜けていきます
再び原生林を抜けていきます
雨池がドーンと広がります
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雨池がドーンと広がります
静かな池畔でのんびりと
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静かな池畔でのんびりと
雨池西の分岐
再び林道に出ます
「双子池・大河原峠」という表示は
ガムテープで隠してあります
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再び林道に出ます
「双子池・大河原峠」という表示は
ガムテープで隠してあります
雨池峠入口
ここを直進すると双子池方向です
眺望がすごく良い林道ですので
あまり退屈しません
雨池峠入口
ここを直進すると双子池方向です
眺望がすごく良い林道ですので
あまり退屈しません
問題の林道崩壊地点
問題の林道崩壊地点
今は落ちるなよ!
と念じながら
足早に通過します
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今は落ちるなよ!
と念じながら
足早に通過します
落石というより岩
落石というより岩
マウンテンバイクで
トレイルする方とすれ違う
マウンテンバイクで
トレイルする方とすれ違う
林道歩き終点の分岐
容赦しないガムテープ
林道歩き終点の分岐
容赦しないガムテープ
双子池・雄池
池全体が飲み水になっています
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双子池・雄池
池全体が飲み水になっています
双子池・雌池
今日の宿泊地
対岸の平坦地は人気がありますが
先に取られてしまいました
正に水際の争いです
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今日の宿泊地
対岸の平坦地は人気がありますが
先に取られてしまいました
正に水際の争いです
双子池は時間とともに
湖面の色が変わっていきます

夕刻はコバルトブルーになります
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双子池は時間とともに
湖面の色が変わっていきます

夕刻はコバルトブルーになります
朝焼けを照らす雌池
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朝焼けを照らす雌池
日が昇ると
エメラルドグリーンに変わります
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日が昇ると
エメラルドグリーンに変わります
双子池ヒュッテの分岐
双子池ヒュッテの分岐
双子山まで笹藪の登山道です
双子山まで笹藪の登山道です
山頂に近付くと
一気に視界が開けます
山頂に近付くと
一気に視界が開けます
今日も好天に恵まれました
楽しく歩けそうです
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今日も好天に恵まれました
楽しく歩けそうです
双子山(標高:2,224m)
壮大な草原が広がります
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双子山(標高:2,224m)
壮大な草原が広がります
浅間山を遠望
大河原ヒュッテが見えてきました
緩やかに下ります
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大河原ヒュッテが見えてきました
緩やかに下ります
緑は友達、
大河原峠(標高:2,093m)
緑は友達、
大河原峠(標高:2,093m)
広い駐車スペースは
蓼科スカイラインへと続いていきます

ツーリングバイクが
気持ち良さそうに走っています
広い駐車スペースは
蓼科スカイラインへと続いていきます

ツーリングバイクが
気持ち良さそうに走っています
大河原ヒュッテ
蓼科山へはヒュッテ前を通ります
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大河原ヒュッテ
蓼科山へはヒュッテ前を通ります
ゴーロ帯の急登から始まります
ゴーロ帯の急登から始まります
標高2,200mまで急坂が続きます
しばらく眺望はありません
標高2,200mまで急坂が続きます
しばらく眺望はありません
佐久市最高地点を通過します
佐久市最高地点を通過します
こちらも縞枯れ中
蓼科山が遠く感じます
こちらも縞枯れ中
蓼科山が遠く感じます
緩やかな樹林帯を通り抜けます
緩やかな樹林帯を通り抜けます
蓼科山荘・将軍平(標高:2,360m)
蓼科山荘・将軍平(標高:2,360m)
将軍平からは
標高差170mを一気に登り詰めます
ゴーロ帯の登りが続きます
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将軍平からは
標高差170mを一気に登り詰めます
ゴーロ帯の登りが続きます
鎖がありますが
足場のホールドは豊富です
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鎖がありますが
足場のホールドは豊富です
残雪箇所は残置ロープで安全に
残雪箇所は残置ロープで安全に
山頂直下の雪渓トラバース
ステップが切ってあるので
問題ありません
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山頂直下の雪渓トラバース
ステップが切ってあるので
問題ありません
蓼科山頂ヒュッテ
風情のある奥ゆかしい山小屋です
2
蓼科山頂ヒュッテ
風情のある奥ゆかしい山小屋です
蓼科山(標高:2,530m)
とても広い山頂です

眺望は360度
数々の名峰を見渡せます
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蓼科山(標高:2,530m)
とても広い山頂です

眺望は360度
数々の名峰を見渡せます
南八ヶ岳連峰を遠望
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南八ヶ岳連峰を遠望
蓼科神社と方位盤があります
蓼科神社と方位盤があります
将軍平までの大下り
下山時は渋滞する事があります
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将軍平までの大下り
下山時は渋滞する事があります
将軍平からは河原歩きと
樹林帯の下りとなります
将軍平からは河原歩きと
樹林帯の下りとなります
眼前に北横岳
このまま水平移動出来ればいいのに。。
眼前に北横岳
このまま水平移動出来ればいいのに。。
緩やかな樹林帯を通り抜けます
緩やかな樹林帯を通り抜けます
草原に出ると分岐があります
大河原峠方面へ向かいます
草原に出ると分岐があります
大河原峠方面へ向かいます
水平な笹原歩き
天祥寺原(標高:1,980m)
正面に悠然と構える北横岳
天祥寺原(標高:1,980m)
正面に悠然と構える北横岳
亀甲池までは山腹を巻くように
緩やかに登ります
亀甲池までは山腹を巻くように
緩やかに登ります
亀甲池(標高:2,030m)
亀甲状に石が並んでいます
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亀甲池(標高:2,030m)
亀甲状に石が並んでいます
次は北横岳まで
標高差400mの登り返しです
次は北横岳まで
標高差400mの登り返しです
北八ッらしい原生林を歩きます
苔がとても綺麗です
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北八ッらしい原生林を歩きます
苔がとても綺麗です
標高2,200mあたりから
雪が豊富に残っています
踏み抜き天国が始まります
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標高2,200mあたりから
雪が豊富に残っています
踏み抜き天国が始まります
山頂直下は夏道を無視して
直登のコースを取ります
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山頂直下は夏道を無視して
直登のコースを取ります
北横岳(標高:2,480m)
北峰が最高地点で三角点あり

山頂は賑やかで
一気に観光ムードとなります
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北横岳(標高:2,480m)
北峰が最高地点で三角点あり

山頂は賑やかで
一気に観光ムードとなります
北横岳ヒュッテまでは
階段状の急坂です
北横岳ヒュッテまでは
階段状の急坂です
北横岳ヒュッテ(標高:2,400m)

宿泊は完全予約制
豪華な夕食で有名です
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北横岳ヒュッテ(標高:2,400m)

宿泊は完全予約制
豪華な夕食で有名です
三ツ岳への分岐
坪庭全景
北横岳の溶岩流が
坪庭台地を形成されたと言われています
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坪庭全景
北横岳の溶岩流が
坪庭台地を形成されたと言われています
木橋を渡れば
登山道は終了となります
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木橋を渡れば
登山道は終了となります
坪庭回廊に戻ってきました
圧倒的に観光の方が多いので
重装備登山者は浮きます(笑)
坪庭回廊に戻ってきました
圧倒的に観光の方が多いので
重装備登山者は浮きます(笑)
オツカレー♪

ピラタス山麓駅のグリーンカレー
具が大きい!
安達祐実
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オツカレー♪

ピラタス山麓駅のグリーンカレー
具が大きい!
安達祐実

感想

北八ヶ岳は針葉樹の原生林に包まれ、
静かな山上池の点在する穏やかな山並みが続いています。
苔生した原生林の中を歩いていると、
自然と同化したような感傷に浸り、時が過ぎるのを忘れてしまいます。
今回は森と水をめぐるトレッキングと、
大展望への登頂を同時に楽しめるルートです。

縞枯れ現象は、
主に風衝によって生じるとロープウェイ案内人の言葉です。
乗車時間7分の間に、色んな豆知識を教えてもらいました。
最近ではシカの食害による立ち枯れが数多く見られ、
縞枯れならぬ、シカ枯れが懸念されています。
(この時期に紅葉しているコメツガは食害で荒らされた木々です)

双子池ヒュッテの主人はずっと変わらないお爺ちゃん。
登山者の間ではファンが多いとも聞きます。
とても気さくで気遣いがあり、時には厳しいご主人です。
雄池の水を本当に飲めるのか半信半疑な私に、
「50年ずっと飲んでるから大丈夫だよ!冷たくて美味しいよ」と…。
水面が汚れている時は、手で払うようにしてやれば
透明な水が汲めました。生水で飲んでも問題ありません。

蓼科山は端麗な円錐形の姿から、諏訪富士と呼ばれています。
独立峰だけに眺望が抜群に良く、八ヶ岳の峰々はもとより、
北ア・中ア・南ア・御嶽・浅間・秩父・妙義など
360度のパノラマ大展望です。

穏やかな山並みの北横岳は、北峰・南峰からなり
どちらの頂上からも雄大な展望を満喫出来ました。

どちらの山も容易に日帰りが可能ですが、
1泊2日で蓼科山と北横岳を結んで歩くコースも魅力があります。
静かな森に囲まれた亀甲池や双子池、
伸びやかな草原が広がる双子山、
空気の澄んだ朝に立つ大展望など、
日帰りでは味わえない充実した山歩きとなります。

例年は7月3連休より、
蓼科高原ラウンドバスという便利な路線バスが運行します。
茅野駅〜女神茶屋や蓼科牧場までの直行便がありますので、
蓼科山と北横岳を結んで麦草峠へ抜けるルートが取りやすくなります。
麦草峠からは茅野駅や佐久駅への路線バスが運行しています。

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