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Yamareco

記録ID: 3118702
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白山

【白山】大笠山(1822m)アカモノの頭(1552m)天ノ又(1522m)

2021年04月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
12:34
距離
27.0km
登り
2,046m
下り
2,046m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:43
休憩
1:46
合計
12:29
4:53
50
スタート地点
5:43
5:43
21
境川ダム
6:04
6:27
190
9:37
9:48
32
10:20
10:20
110
12:10
12:13
3
12:16
12:37
6
12:43
12:55
76
14:11
14:16
32
14:48
14:55
92
16:27
16:51
18
17:09
17:09
13
境川ダム
17:22
ゴール地点
“鯑饐屋の扉の鍵だが、なぜか開かなかった。利用を前提に登山を計画する方は事前の確認を。

帰路は、山スキーヤーなら放っておかない斜面に飛び込んで遊ぶ。緩んだざらめ雪に足を取られて滑り出すシーンもあり、あわてて滑落停止で止めた。必要に応じてピッケル必携だと思う。

チャリに乗ってすぐに雨。この時期の雨はヘタすると氷点下近い。迷わずレインウェアを着るべきだった。
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
通いなれた通用門
2021年04月25日 04:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 4:56
通いなれた通用門
開津橋までチャリ上げして目が点
雪解けて春深し・・・
やむなく第二案
2021年04月25日 05:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 5:48
開津橋までチャリ上げして目が点
雪解けて春深し・・・
やむなく第二案
淡色の景色に慣れた目に
あざやか(^^)~♬
花冠が七裂
ホンシャクナゲかな
2021年04月25日 06:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 6:26
淡色の景色に慣れた目に
あざやか(^^)~♬
花冠が七裂
ホンシャクナゲかな
淡い黄がステキ
マルバマンサクの花だ
2021年04月25日 06:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 6:32
淡い黄がステキ
マルバマンサクの花だ
ほんのり上品な桃色
イワナシの実は
甘くてシャリっとした食感
汗をふきふき登るすがら
これを見つけると
うれしくなっちゃう
2021年04月25日 06:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 6:37
ほんのり上品な桃色
イワナシの実は
甘くてシャリっとした食感
汗をふきふき登るすがら
これを見つけると
うれしくなっちゃう
イワウチワ
このルート上には
たくさんの集合住宅がありました
2021年04月25日 07:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 7:00
イワウチワ
このルート上には
たくさんの集合住宅がありました
どうこれ!?
ひどいヨレヨレ歩き
歩荷の荷物が重くて
ヘタる寸前です(^^;)
2021年04月25日 09:54撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 9:54
どうこれ!?
ひどいヨレヨレ歩き
歩荷の荷物が重くて
ヘタる寸前です(^^;)
前笈に向かいます
にしても、雪が少ないなあ
2021年04月25日 09:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 9:56
前笈に向かいます
にしても、雪が少ないなあ
大笠山が見えてきた
2021年04月25日 10:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 10:04
大笠山が見えてきた
手前の稜線が仙人窟
背後が白山本峰
2021年04月25日 10:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 10:06
手前の稜線が仙人窟
背後が白山本峰
大笠・奈良・見越
2021年04月25日 10:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 10:07
大笠・奈良・見越
アカモノの頭
2021年04月25日 10:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 10:19
アカモノの頭
笈・宝剣・錫杖
2021年04月25日 10:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 10:25
笈・宝剣・錫杖
奈良・見越・大門
その右には赤摩木古・猿ヶ山・大獅子など
2021年04月25日 10:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 10:38
奈良・見越・大門
その右には赤摩木古・猿ヶ山・大獅子など
ステキな雪の廊下がつづきます
2021年04月25日 10:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 10:39
ステキな雪の廊下がつづきます
何度も何度も
同じような写真を撮ってしまう
わかりますよね
この気持ち♪ヽ( ´▽)ノ
2021年04月25日 10:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 10:39
何度も何度も
同じような写真を撮ってしまう
わかりますよね
この気持ち♪ヽ( ´▽)ノ
前笈とアカモノを振り返る
2021年04月25日 10:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 10:40
前笈とアカモノを振り返る
美の女神に魅入られたか
足が止まっちゃう
2021年04月25日 10:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 10:40
美の女神に魅入られたか
足が止まっちゃう
大笠山だ
ターゲットが迫る
ここから見るルートは
ちょっと複雑っぽい
2021年04月25日 10:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 10:40
大笠山だ
ターゲットが迫る
ここから見るルートは
ちょっと複雑っぽい
右のピークから
左の無名峰をつないで
正面のピークへと
2021年04月25日 10:52撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 10:52
右のピークから
左の無名峰をつないで
正面のピークへと
振り返る
相変わらず
ヨタった足跡
お見苦しいところをお見せして
スマぬ
2021年04月25日 10:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 10:56
振り返る
相変わらず
ヨタった足跡
お見苦しいところをお見せして
スマぬ
この写真には見えてないけど
奥には三方崩・奥三方・間名古
右手には三方岩
2021年04月25日 11:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 11:28
この写真には見えてないけど
奥には三方崩・奥三方・間名古
右手には三方岩
微妙なトラバースに入ります
2021年04月25日 11:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 11:31
微妙なトラバースに入ります
猿ヶ馬場・籾糠
背後には御嶽・乗鞍・北ア
そして人形・三ヶ辻・カラモン・大滝
手前にオゾウゾ・タカンボウ・桂湖
2021年04月25日 11:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 11:33
猿ヶ馬場・籾糠
背後には御嶽・乗鞍・北ア
そして人形・三ヶ辻・カラモン・大滝
手前にオゾウゾ・タカンボウ・桂湖
わおっ
避難小屋の立つ
山頂台地だ
ここに来て
ようやくシャキーン だ(゜ー゜☆
2021年04月25日 12:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 12:19
わおっ
避難小屋の立つ
山頂台地だ
ここに来て
ようやくシャキーン だ(゜ー゜☆
前近代的なガッツポーズをキメる
荷物重かったね
あんたはよく頑張った(自画自賛)
2021年04月25日 12:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 12:23
前近代的なガッツポーズをキメる
荷物重かったね
あんたはよく頑張った(自画自賛)
おさんぽ
おさんぽ
楽しいなっ(一時的に精神錯乱と思われる)
2021年04月25日 12:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 12:48
おさんぽ
おさんぽ
楽しいなっ(一時的に精神錯乱と思われる)
山頂北端
今回、果たせなかった稜線が遥かに
2021年04月25日 12:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 12:51
山頂北端
今回、果たせなかった稜線が遥かに
戻ろう
2021年04月25日 12:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 12:57
戻ろう
下山開始
山頂台地の
雪庇を振り返る
2021年04月25日 12:59撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 12:59
下山開始
山頂台地の
雪庇を振り返る
下山尾根
2021年04月25日 13:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 13:00
下山尾根
意味もなくルートをハズして
スロープにダイブ♫
2021年04月25日 13:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 13:08
意味もなくルートをハズして
スロープにダイブ♫
一気に直滑降
2021年04月25日 13:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 13:15
一気に直滑降
大笠山の山頂を振り返る
2021年04月25日 13:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 13:48
大笠山の山頂を振り返る
ほら
山頂の標柱も見えてる
2021年04月25日 13:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 13:48
ほら
山頂の標柱も見えてる
またね
2021年04月25日 13:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 13:49
またね
ガスが取れると
見越・大門・大獅子・猿ヶ山
2021年04月25日 13:42撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 13:42
ガスが取れると
見越・大門・大獅子・猿ヶ山
アカモノには
雪のブロックが見える
2021年04月25日 13:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 13:51
アカモノには
雪のブロックが見える
見越・大門
2021年04月25日 13:53撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 13:53
見越・大門
奈良も入れて
見越・大門
2021年04月25日 13:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 13:56
奈良も入れて
見越・大門
前笈とアカモノ
2021年04月25日 14:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 14:04
前笈とアカモノ
アカモノの頭
2021年04月25日 14:22撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 14:22
アカモノの頭
ズリズリズリって
遊んじゃう私
自称「永遠の十代」
(意味不明)
2021年04月25日 14:58撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 14:58
ズリズリズリって
遊んじゃう私
自称「永遠の十代」
(意味不明)
ミツバノバイカオウレン
2021年04月25日 15:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 15:28
ミツバノバイカオウレン
タムシバ
2021年04月25日 16:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 16:19
タムシバ
キクザキイチゲ
2021年04月25日 16:52撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 16:52
キクザキイチゲ
こちらは白花
2021年04月25日 16:52撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 16:52
こちらは白花
桂橋に戻ってチャリ走
2021年04月25日 16:58撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 16:58
桂橋に戻ってチャリ走
カタクリに和んで
ダウンヒル
2021年04月25日 16:58撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/25 16:58
カタクリに和んで
ダウンヒル
使用した地図
撮影機器:

感想

<冬季ゲート〜天ノ又>

今回の計画はフカバラノ尾をたどり、開津谷右岸の黒池尾根を下山ルートにしていた。以前、黒池尾根を利用して奈良岳に登り、帰路はダイレクトで開津谷を下降した。なので、周辺の地理にそれほど不安はなかった。

まずは、境川ダムまでチャリ上げして雪の具合を探る。時すでに遅く、とっぷりヤブヤブだった。これじゃ、どう見ても予定ルートは見込みが薄い。

やむなく、今回の山行計画をフカバラノ尾往復とする。大畠谷橋へとチャリをこぎつける。アナグマがひょこっと顔を出した。私とかくれんぼをしたいらしい。しばらく遊んであげる(遊んでもらう!?)。しばらくは、カタクリの紫花に和むが、時間に押さてチャカチャカ準備を進める。

冬の間、跳ね上げられていた吊り橋の踏板は戻っていた。春山の始まりを告げているようだ。ハシゴとクサリの登山道を登ると、そこは花祭りだ。シャクナゲ・コブシ・イワウチワ・マンサク・イワナシの花街道。しかし、それが意味するのは積雪量の減少だから気持ち的にはビミョー。

高度を上げると、桂湖を取り巻くオゾウゾやタカンボウが頭をもたげる。代わりに、大滝山・カラモン・人形・三ヶ辻・籾糠・猿ヶ馬場が柔らかな表情で姿をあらわした。

前後して、仙人窟と笈ヶ岳が挑戦的な面構えで立ち現れる。やがて奈良・見越・赤摩木古・大門・大獅子・猿ヶ山がパノラミックに広がった。


<天ノ又〜アカモノの頭>

天の又(前笈)に到着。雪が安定してくるのを半ば期待しつつ、足回りをアイゼンからスノーシューに変える。しかし、すぐさまヤブが現れた。若輩者のごまかし技を一切許さない非情さだね。

実は、今回はフルスペック担いできた。ザックの重さもそれなりだ。冬用の足回り一式、ビバーク装備、食料までも。理由は、GWに向けての「歩荷」山行だったからだ。

それが足元の緩さも相まって、じわじわ体力を奪っていく。荷物をデポりたい弱音を封印して、トレーニング山行を貫く私。何て、けなげなんだ(意味不明)。

アカモノの頭はナイフリッジどころか、完全にロープが露出していた。重い気持ちを持て余し気味だったが、大笠山が顔を出した瞬間、ふっと気持ちが軽くなるから不思議だ。

三方岩・野谷荘司・三方崩・奥三方・間名古の頭。そして盟主白山が視界をにぎわし始める。御前峰・大汝峰・七倉・四塚・・・背中の重荷にヘタり、捨てゲームのつもりだった私だが、ここにきてようやく、闘志にボッと火がついた。


<アカモノの頭〜大笠山>

ここからの大笠山は、何とも言い表せない美しさ。今いちど、彼女を口説き落とす戦略を復唱する。右のピーク(1560m)から左のピーク(1660m)へと、小ピークを次々と討ち落としながら、正面の雪庇を狙おう。

1660mピークをトラバースして最後の登りへ。御嶽や乗鞍、北アルプスの峰々が、何とも素敵だ!息を飲みながら、その一歩を味わいながら雪を踏みしめる。

割れた雪面をルーファイしながら雪庇を避けて登ると、避難小屋が現れた。ここから、大笠山山頂はすぐそこだ。そして、標柱の立つ山頂。思わず大きな声で吠える。

ガスが湧いて展望は望めない。だが、何ものにも替えがたい昂揚感にただただ包まれながら、ひとりベンチに腰を下ろした。

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技術レベル
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体力レベル
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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