北アルプス蝶ヶ岳 上高地〜徳澤園〜蝶ヶ岳〜横尾〜小梨平

2021年05月03日(月) ~ 2021年05月04日(火)

• GPS: 14:09
• 距離: 28.7km
• 登り: 1,322m
• 下り: 1,320m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:19
• 休憩: 0:17
• 合計: 2:36

距離 7.9km 登り 67m 下り 11m

9:55 無料トイレ
10:02 日本山岳会上高地山岳研究所
10:13 10:14 岳沢湿原・岳沢登山口
10:54 山のひだや
11:05 11:19 明神池
11:21 11:22 嘉門次小屋
11:25 明神橋
11:39 明神館
11:43 11:44 徳本口
12:16 徳沢公衆トイレ
12:31 徳澤園

2日目

• 山行: 8:53
• 休憩: 2:26
• 合計: 11:19

距離 20.8km 登り 1,258m 下り 1,311m

4:12 徳澤園
5:17 5:21 チューダイ広場
7:01 7:16 長塀山
7:18 7:19 カモシカの池
7:40 7:41 妖精の池
8:00 8:07 蝶ヶ岳
8:12 8:13 蝶ヶ池
8:15 8:39 蝶ヶ岳ヒュッテ
8:45 瞑想の丘
9:06 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐
9:13 蝶ヶ岳三角点
9:23 9:30 蝶槍
9:35 蝶ヶ岳三角点
9:40 9:41 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐
10:53 槍見台
11:14 11:48 横尾
12:31 新村橋
13:03 13:14 徳澤園
13:15 徳沢公衆トイレ
13:48 徳本口
13:52 明神館
14:19 14:59 小梨平
15:31 ゴール地点

天候

初日　吹雪
二日目　快晴！

コース状況／危険箇所等

長塀尾根はトレースもあり登りやすい状態でした。
蝶ケ岳〜横尾へのルートは下山に利用。傾斜がキツく雪の下に氷の層がありアイゼンを履かないと危ない箇所もありました。

その他周辺情報

どこへも立ち寄らず帰宅

写真

5/3 9:43

5/3 9:43

5/3 9:51

5/3 9:51

残念ながら稜線は見えません。
岳沢方面はいつになく雪が少なそうに見えます。

5/3 9:55

5/3 9:57

5/3 10:09

5/3 10:13

梓川の清流

5/3 11:02

時間がたくさんあるので明神池にも立ち寄りました。

5/3 11:06

5/3 11:07

5/3 11:08

5/3 11:09

5/3 11:46

5/3 12:53

徳沢到着

5/3 13:06

ピザをかいました。🍕

5/3 13:26

5/3 13:53

同じプランの登山者か、徳沢はテントで満員。吹雪いているので皆テント内で過ごしています。

5/3 18:42

夜になると雲間に空が見えてきました。風はまだ強そうです。

5/4 5:22

長い尾根を黙々と登ります。

5/4 6:14

朝日が差すとエネルギーを感じます。

5/4 7:03

5/4 7:39

妖精の池は雪の下

5/4 7:39

5/4 7:49

5/4 7:49

5/4 7:51

森林限界を超えるとピークは目前

5/4 8:02

いやぁ。穂高岳はすごい迫力でした。

5/4 8:03

5/4 8:04

小屋も見えます。

5/4 8:21

5/4 8:34

最高の休憩場所。風が強く寒かったけど。

5/4 8:46

5/4 8:47

5/4 9:20

5/4 9:22

5/4 9:23

5/4 9:23

5/4 9:29

5/4 9:44

5/4 9:55

5/4 11:25

横尾カレー

5/4 11:39

5/4 15:38

5/4 15:39

上高地に戻ってきました。本日はここ(小梨平)でキャンプ。いいところすぎます。

5/4 16:52

撮影機器：

iPhone 11 Pro Apple

装備

共同装備

各自ソロテント 個食で実施

感想

nekosuke

2年ぶり残雪期登山を計画しましたが、
悪天候がGWを直撃。プランは二点三転し最終的に一番安全な蝶ヶ岳に決定。

出発日の3日は悪天が続く予報で稜線は爆風らしいので標高は上げず徳沢で一泊。
ゆるりとした行程です。
午後から積もらない程度に吹雪いており、上空からは暴風の音が聞こえています。
夜には雲がとれてきたので予報の通りの様子です。ということは明日も予報通り登山日和だといいな。
明日に期待しつつ早めに就寝します〜。

2日目（4日）。
風は弱まり快晴。暗いうちにヘッデンスタートする。小梨平で風呂に入れる時間から逆算した行程です。
長塀尾根の下部は積雪は少ないが上部には20〜30cm程度の新雪が。登山者が通っているのでラッセルは不要でした。尾根の上部にテント設営されている方もいました。

山頂では予想以上の絶景に驚き！新雪をたっぷり被った北アルプス南部が一望できます。

涸沢や槍沢に目を凝らすと上部へ登っている人の様子は皆無でした。
今年は見上げて楽しむ山の様です。

蝶ヶ岳ヒュッテのテンバには10張り程度のテントがあったのは驚きました。
前日の爆風をよく耐えたものです。
テント泊の方に伺うと、前日は必死に雪ブロックを積んだそうです。すごい！

その後、蝶槍を踏んで横尾に降ります。
横尾ルートは傾斜が急で意外に悪い。雪の下がスラブ状に氷結していてスリップすると滑り落ちるのでアイゼンは必須。
登るなら長塀の方が良いと感じました。

横尾から先は平坦な道を歩き、徳沢でテントを回収して小梨平へ。
無事お風呂も間に合いました。
前日とうってかわってのどかな気候のもと、西穂高を見上げながら上高地ステイを楽しみました。

翌朝、西穂高を見ながら朝食。テント撤収と同時に降雨が始まり、濡れずにバス停へ到着。
その後は結構な雨でした。最後まで恵まれていた山行でした。


今年のgwは大荒れで、各地で遭難が相次ぎました。
多くの予報が大荒れを指摘し、登山者は中止したり4日の好天を軸に登山計画を立てていたと思います。
もともと例年になく少ない雪の上に、ここ数日のうちにたっぷりと積雪が乗っているこの状況は、自分は経験したことがない不気味な状況でした。

そんな中、夜間に大規模な雪崩を起こした涸沢のセンセーショナルな写真のお陰で、当初計画をすっぱり諦め、蝶ヶ岳に変更できました。結果としてはベストチョイスでしたが、天気予報をもう少し甘めに読めば判断が変わっていた可能性もあるのでは？と自問自答を繰り返しています。
写真を配信してくださった涸沢ヒュッテや長野県警に感謝！