大菩薩嶺
- GPS
- 11:06
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,042m
- 下り
- 1,948m
コースタイム
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 7:11
天候 | 初日快晴 2日目曇り強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奥多摩駅/西東京バス08:35発〜丹波09:29着奥10 丹波行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
丹波から藤タワに登る登山道は崩落があり、自分の力量を見極めて通行すること。下には適さない。 |
その他周辺情報 | 小菅の湯750円。11日までは、レストランで酒類を出さない。フロント前の冷蔵庫にあるFar Eastクラフトビールをフロントで買ってロビーで飲むのは可。 |
写真
装備
MYアイテム |
Kaz
重量:-kg
|
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個人装備 |
マスク
クッカー・ストーブセット
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ(軍手)
防寒着
雨具(カッパ・帰りの傘)
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
トレッキングポール
箸
短パン
熊避け鉄砲
カメラ
携帯バッテリー
サブバッグ
水
着替え
老眼鏡
近視眼鏡
登山靴を入れる袋
|
感想
5/4は、ゴールデンウィーク唯一終日晴れそうで、翌5/5は午後から雨が降りそうだとscwで確認。2日目は早めに下山するつもりで介山荘に電話を入れてみると、「喜んで」と、どこかの居酒屋みたいな返事。この夏日本アルプスに初めて行く前に、山小屋泊まりで長距離を歩いて試しておくべく丹波発大菩薩小菅下山を決行する。
あれこれ考えてパッキングすると、日頃の低山に比べてずっしりと重い。水は500mLペットボトルで4本2L用意した。それでも不安な気がして途中で500mLのお茶を購入。
奥多摩駅では、鴨沢西行き臨時バスが2台出た。2台ともほぼ満員。残った乗客に、西東京バスの職員が、鴨沢西の先丹波まで行くので間違いないかと確認した。特に異論出ず。
10分くらい遅れて丹波行き出発。ノンストップでどんどん進む。水根のバス停手前で、何やら車内放送があった。で、次の停留所案内を進めて奥多摩湖の次のバス停まで強制的に進める。で、水根バス停に向かうべく左で曲がるところ、直進してトンネルに入る。おぅ、奥多摩駅で職員が確認していたのはこういうことか、と納得。その先もどんどんノンストップで進む。後続の車を先へパスさせることもなく。お、これなら先に発車した臨時バスを抜かしたか、追いつくか?と思えるほど。しかし、そう甘くはない。向こうから最初の臨時バスとすれ違う。で、鴨沢で降りる乗客発生。鴨沢西の先まで行くんじゃなかったんかよ。と、心の中でツッコミ。ま、あの混み具合を見たら、座っていきたくなるのも無理はない。
鴨沢西で、2台目の臨時バス発見。追いつくのも無理だったか。
お祭バス停で何人か下車。親川バス停だったかでも。丹波山温泉で再び下車。丹波役場前でも停まったか。で、終点丹波。5人くらいはいたか。丹波バス停で支度をしていざ。
人道橋を通り過ぎてしまい、ちょっと引き返す。トレランの女性とすれ違う。
舗装路を登ってゆくと、登山道崩落の案内板が。ここまで来て他の道で迂回していると間に合わなくなる。行けるところまで行き、ダメだったら諦めて山小屋に連絡を入れるつもりで進む。
崩落箇所に出る。このことだったら難はない。気をつけて通れば危なくはない。
足場で階段を組んだところに出る。ここの階段が崩れていたら諦めようと思っていた。が、取り付きが無いこと以外は見た目無事。左から急傾斜を巻いて階段の取り付きに。足を滑らして落ちないよう気をつけてクルリと階段へ。登っている最中に階段が崩れたら元も子もない。一歩一歩ゆっくりと進む。で、何とかクリア。すると、何だか右と左に分かれてそうな場所に出る。後ろから声がした。丹波ですれ違ったトレランの女性。挨拶を交わし、どちらか思案する。真っ直ぐを行ったら、上に踏み跡があるように見えた。直進を選択。登り切ると確かに踏み跡の痕跡が。右に曲がって先へ。
しばらく世間話をしながら登ってゆく。で、身軽なトレラン女性は先へ。少し登ると遥か上に。流石トレラン。速い。ぼくらが歩いて登るところを走るように駆け上がっていく。
藤ダワまでの道に、何箇所か崩落箇所があり、道なき道を登るところはあったが、登りなら難はない。ここを下るのは難儀するだろう。
で、やっと藤ダワ。予定表と時計を見比べると若干aheadなのに驚く。
スミレを撮ったり、ヒトリシズカを見つけたり。
追分に着いたところで1時間くらいahead だった。この調子なら、早めに山小屋に着いて荷物を預け、今日のうちに大菩薩嶺に登っておけば、明日は下山するだけと皮算用。この後辛い思いをするとも知らずに。
30分程度の休憩で拝島で買ったおにぎり3個を平げ、淡路島産玉ねぎスープとコーヒーで締めて再開。ノーダワ辺りまで調子が良かった。
その先がいけない。足が攣り始める。堪らず芍薬甘草湯を飲む。ラクになる。また攣り始める。宮古島の塩タブレットを舐める。水を飲む。暫くはいいのだが、その暫くが過ぎるとまた攣り始める。これを繰り返しているうちに、始終脚のどこかが攣っている状態に移行。空気が薄くなってきたせいか、深い呼吸をしても息切れがする。塩タブレットと水で誤魔化す。腿が攣ったかと思えば、それが良くなると今度は脹脛。続いて腿の裏だったり前側の脛だったり、凡そ脚の全ての筋肉がランダムに攣っているかのよう。堪らず2包目の芍薬甘草湯。少し良くなる。でも暫く歩くと再発。3包目は最後だし、我慢する。
それでも、フルコンバで1時間半くらいはahead 。
山レコマップの倍率0.9で予定を組んだから、結構なハイペースだと思う。この先貯金を食い尽くすか?と考えながら登る。
そういえば、フルコンバでは水場があると、山と高原地図にあった。ちょっと周囲を見渡すが、それらしきものは見当たらなかった。少し左右どちらかに降りないとないのか。朝の水を汲むべく探している余裕はない。先へ。最悪山小屋で買えばいい。
本日最初の登山者とすれ違う。登りを優先して待ってくれる。礼をいって挨拶してすれ違う。今日はどこかに泊まりですかと聞かれる。この時間に脚の調子が良くなくて登っているのを見て心配してくれたか。はい、峠で、と短く答える。それからも脚の攣りとの戦い。
可成りゆっくりと登ったつもりだが、大菩薩峠に着いてみると、貯金を食い尽くすこともなく。
荷物を預け、大菩薩嶺へ。荷が軽いとは、こんなにも軽やかに歩けるものだろうか。
まだ時々脚は攣るが、重い荷を担いでいた時のほどではない。森林限界を越え、遥か山梨の盆地が見える。富士山も。何で富士山見えると嬉しくなるんだろう。
大菩薩嶺の近くで、バサバサっと右手を走る音がする。トレランか?しかし、あんなところに走れる道があるのかしらん。と思ったら鹿だった。流石道のないところを軽やかに走る。3頭はいた。
大菩薩嶺は、頂上に針葉樹が植っていて眺望は望めない。森林限界を越えてる筈なのに。辺りの地面が湿っているのに気付いた。この地質のお陰か。
さて、大菩薩峠まで下る。脚はまだ時々攣るが、そう辛くはない。
山小屋に着き、説明を受けて部屋に入る。くたびれたー。
晩ご飯は、サラダと漬物・白ワインから。柚巻き柿だったか?が珍味。酒のアテにいい。メインはカレーライス。おかわりしてしまった。で、ここでハイボール濃いめ液体レモンありを注文。旨い。今日一緒になった登山客と世間話をしながら平らげる。
部屋に戻ってあれこれ済ませて布団に入ったらいつの間にか眠っていた。2時間くらいした頃だろうか、目が覚めて布団から出ると脚が攣る。布団に戻って温めたり摩ったりしても効果があまりない。このまま朝まで攣ると、寝れんぞと思いながら、ふと気付いてズボンを脱いでみる。コンプレッションレギンスを脱いでみる。途端にラクになる。脚を圧迫していると攣ることがわかった。明日は、レギンスを履かないで降りようと決める。
2日目朝日の出の時刻に外に出てみると長閑で、午後から荒れるとは思えないほど。
朝食もご飯をお代わりした。昨夜ヤマレコで消費カロリー見たら、2,300キロカロリーを消費したと出た。道理でしんどくて腹が減るはずだ。
ゆっくり支度を整え、外に出てみると強風。これは早く下山しないと。けど、富士山や日本アルプスが遠く見えてしまってパチリ。
足を踏み外しては、元も子もない。ゆっくり体重移動を続け、安全な場所では早足に。強風が煽る尾根では背を低くして。予定したモロクボ平経由でなく、早めに林道に降りるルートに変更。4時間くらいで標高差1,100m水平距離10km以上を降りてきた。
小菅の湯は、奥多摩の温泉スタンプラリーやってる6つの温泉の中で、唯一営業している。他の5つは5/11まで休業。それでも、温泉のレストランでは酒類提供せず。けれども、温泉に浸かった後に、フロント前にあるFar Eastクラフトビールを買ってロビーで飲むことはできる。
レストランでは、源流そばを2枚平げた。
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