中央分水嶺(浅間山〜万座温泉)『 石尊山・トーミの頭・水ノ塔山・東篭ノ登山・西篭ノ登山・湯ノ丸山・四阿山・浦倉山・土鍋山・破風岳・毛無山・御飯岳』〜雪の恩恵と洗礼で県境〜(in:浅間牧場付近・out:万座温泉)


- GPS
- 33:28
- 距離
- 76.5km
- 登り
- 4,371m
- 下り
- 4,047m
コースタイム
- 山行
- 9:57
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 11:56
- 山行
- 9:07
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 10:04
- 山行
- 10:03
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 11:02
天候 | 5/7曇りのち雨 5/8晴れ 5/9晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
往路 地蔵峠(バイクデポ)浅間牧場 復路 地蔵峠(バイク回収)浅間牧場・峰の茶屋(車回収・バイクデポ)地蔵峠 5/9 万座温泉バスターミナル(バス)峰の茶屋(バイク回収)浅間牧場(車回収)帰宅 ※1日目は一旦下界に降り装備を変更 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※危険箇所等・登山道を歩いていない区間があります もしこのルートを歩かれる方は慎重に自己責任でお願い致します |
写真
感想
【タイトル・テーマ】
中央分水嶺(浅間山〜万座温泉)
〜雪の恩恵と洗礼〜
(in:浅間牧場付近・out:万座温泉)
―――――――――『最初に』―――――――――
この連休に「甲武信〜碓氷峠」まで歩けたので第二弾
中央分水嶺の赤線延伸として「浅間山〜万座温泉」
(碓氷峠〜浅間牧場付近は別sectionで完了済)
初日の予報が悪い為、バイクデポして日帰り装備
分水嶺は浅間山を横断するが山頂は踏めないので
1300mコンタの林道と石尊山+クラッシックルート
「浅間山横断」とする
地蔵峠〜万座温泉をテント装備
万座温泉はバイクデポはキャンセル
125ccバイク有料道路が通行不可
渋峠越えの遠回りを嫌いバスをセレクト
――――――――――『感想』―――――――――
歩いていて浅間山は何処までなのか
そんな事を考えてしまう雄大さ
濁沢もあればすぐ横に透明な沢も流れている
流れながら酸化して色を変えているのか
出だしからなのか…
火山館到着時には雨が降り始める
トーミ―の頭への急登、ふと顔を上げると
「目の前にカモシカ」
まったくこちらの事を気にしないので
こちら逆に気をつかい「通りますよ」と声掛け
高峰温泉からの「水ノ塔山・東篭ノ登山・西篭ノ登山」
コンディションも悪く「消化試合」のよう
また別の機会を作りたい
地蔵峠への下りは少し雑になってしまった
楽して歩ける「薄い藪」「登り返しのないルート」
ここの県境は現況ではなく図上での線引きかも
独標1740付近は谷を跨ぐのがポイントかもしれない
風の残る湯ノ丸は歩いてきた道、歩く道が良く見え
角間峠から鳥居峠までは藪区間
先日までの「シャクとコメツガ」は「笹」
昨日の反省から丁寧に歩くと不思議と快適
午前の部で任務完了
午後の部は嬬恋清水まで1000m弱登り返し
水場まで滑落しそうになりながら給水
スコップレスだったので天然の平場に感謝
紅く染まる夕日のサプライズには「グッと」くる
最終日はバスを選択したので時間制限付き
御飯岳の北尾根の藪が時間が読めず不安
四阿山を越えるとトレースなし
尾根が鮮明ではないので
この区間完全に雪に覆われると少々いやらしい
日当たりが良い場所や標高を下げると夏道登場
小出しにヒントをもらいながら土鍋山
南側からは「たおやかな土鍋山」
北側は切れ落ち表情が別物
ピーク直下トラバース積極的に谷に重心落とす
緩んだ雪は少しでも山側に重心が残るとそのまま滑り台
私にはここが一番の核心部となった
次の破風岳は「飴と鞭」
先日の「荒船のとも岩」がよぎる
とも岩も「うっとり」したが更に「うっとり」
景色の違いがそうさせるのか…
昨夜は毛無峠から林道エスケープも視野入れた
時間的には許容範囲と判断
破風岳の絶景が背中を押し御飯岳にトライ
御飯岳は山が大きく登頂するのも一仕事
山頂では向きの変わった四阿山がイケメン
山頂標識横に用意されているワイドな笹
下りならなんとかなるさと「ダイブ」
気合と裏腹にあっという間に「笹区間終了!」
雪の恩恵を受け林道まで笹を漕ぐ事はなく着陸
残るは林道歩き、熊にでも出くわさない限りゴール
本当に甲武信〜万座温泉まで通せてしまった…
―――――――――『最後に』―――――――――
前半線では大気が不安定で寒気が入る
致命的ではないがそれになりに苦労
後に知るが他の山域では遭難が多発した事に頷く
それでもだましだまし凌ぎ碓井峠に届くと
これは「万座まであり」だなと欲がでる
後半戦で時間が読めず、肝になるのは
「西篭ノ登山〜地蔵峠」
「角間峠〜鳥居峠」
「御飯岳北尾根」の藪区間
終わってみると伏兵はその藪区間ではなく
四阿山以降の読図・緩んだ雪の斜面トラバース
長い時間続くので神経をじわじわ疲弊した
そんなキツイ時に…
甲武信〜碓井峠までバトンを繋いでくれた自分自身に
「泥を塗るわけにはいかない」と
もはや「1人箱根駅伝」笑
御飯岳北尾根の途中の雪原からの「笠ヶ岳・横手山」
今でも鮮明に浮かぶ「次なる分水嶺」
情報の少ない山域での参考にしたレコの方々
道中の一期一会では沢山の「親切」に触れ
計画どおり上手く歩く事ができました
この場を借り本当に感謝いたします
「ありがとうございました」
―――――――――接続した赤線――――――――
『紅葉の鼻曲山を中央分水嶺セクションハイク』〜碓氷峠編〜(CW-7)?留夫山・鼻曲山(in:碓氷峠・out:白糸の滝BS)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2077665.html
『黒斑山・蛇骨岳・仙人岳・鋸岳』〜白い紅葉〜(in・out:車坂峠)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2655191.html
『雨上がりの四阿山は山座同定三昧』?根子岳・四阿山(in・out:菅平牧場登山口)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2121193.html
※同時に歩いた山行
中央分水嶺(甲武信〜碓氷峠)〜雪と藪と水にもてあそばれ県境〜(in:毛木平・out:碓氷峠)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3125427.html
―――次回歩いてみたいと思ったルート―――
◇もちろん今回の続きを谷川岳へ
―――――――軌跡はReliveで―――――――
コメント
この記録に関連する登山ルート
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こりゃまた長いですねぇ〜!その辺りは私も歩いてみたいところですわ。
バイクを使えるとかなり広がりますよね!モンキーくらいのレジャーバイク欲しいなぁ・・・
久しぶりに長く歩いてきましたよ!
良いのか悪いのか、文明の力と経験で(ずる)賢くなり天候に合わせて下界を挟め窮屈な想いをしないで歩けました、装備も最後まで良好でした♪
実は自分も今のバイクだと斜辺でないと収納できないのでモンキーとかミニマムな車体欲しいです!車内でバイクの向き変えるのって意外とテクいります
RaVieEnRoseさん、こんばんは
続編も楽しませていただきました。
この区間は私も赤線繋ぎで歩いた箇所が多く、うなずきながら読みました。
さすがと思ったのが、角間峠〜鳥居峠。
私は日和ってこの区間は大幅迂回しましたが、さすがに一直線で美しい赤線。
こだわりの差が出てしまいましたね。
さらに御飯岳北斜面も私は回避しましたが、
「下りなら何とかなるさダイブ」には笑えました。
また、最後の林道でも水場の写真を撮っているのに共感。
歩くうえで水は大切ですよね。
重い荷物を背負って、藪にも悪天候にも負けず、車とバイクをフル活用し、
とても楽しいレコをありがとうございました
hirokさん こんばんは。
ご丁寧にコメント頂きありがとうございます。
忙しいはずなのに嬉しいです。
正直計画では難易度なら甲武信〜碓井峠の方が高く
浅間山〜万座温泉の方がイージーだと錯誤
積雪状況によるものですが、とても勉強になりました
今後に生かされると期待します。
御飯岳北斜面は本当に拍子抜けしました。
逆ルートで雪の恩恵が受けれなかったら
即「ひよります」笑
雪がなくてもおそらく下りなら少し時間もらえば行けます!
このコメント書く前にhirokさんの全ルート地図にうっとり
更にこれの続編を歩く時はまたお邪魔させてくださいね。
ありがとうございました。
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