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Yamareco

記録ID: 317890
全員に公開
ハイキング
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳(赤岳を真教寺尾根から県界尾根へ周回)

2013年07月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:49
距離
13.1km
登り
1,415m
下り
1,398m

コースタイム

04:16 たかね荘駐車場(出発)
04:27 羽衣池
05:01 スキー場分岐
05:05 賽ノ河原
05:58 牛首山 06:02
08:04 赤岳山頂
08:08 赤岳山頂荘
08:09 県界尾根下山
09:13 大天狗
09:54 小天狗
10:24 登山道入口
10:46 県界尾根入口(車道)
11:05 たかね荘駐車場(帰着)
天候 曇り、2,400m以上ガス、ガス
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路:都内−中央道−長坂IC−県道28号−県道11号−県道615号−美し森・たかね荘無料駐車場
復路:駐車場(11:30)−県道615号−県道11号−国道141号−須玉IC−中央道−(渋滞ナシ)−都内(14:00)
コース状況/
危険箇所等
※駐車場−牛首山
駐車場から羽衣池まではサンダルでも歩ける整備された登山道です。
羽衣池から笹道の登山道となります。
スキー場への分岐あたりから笹の背丈も高くなります。
朝露をたっぷり含んでいますので、びしょ濡れになります。
朝早く出る方は駐車場からレインウエアの着用をお薦めします。
牛首山山頂手前で笹はなくなりますので、牛首山山頂でレインウエアを脱ぎました。
牛首山が真教寺尾根コース(10-5)でほぼ中間点、山頂にはベンチがあります。

※牛首山−赤岳山頂
牛首山から多少アップダウンはありますが、扇山を越え快適な尾根道を歩きます。
真教寺尾根コース(10-6)の標識で視界が開け、行く手には最初の岩が現れます。
私は登りではストックを使いませんが、ストックで登ってきた方はここでストックを仕舞った方がよいでしょう。
この先クサリの連続ですの手袋は必須です。
最初のクサリ場を通過して、しばらく樹林帯を歩きます。
真教寺尾根コース(10-8)の標識をみると、ここから真教寺尾根コースの核心部になります。
クサリは長いです。何本も連続します。
斜度もかなり厳しいので、緊張を強いられますが、足場やホールドはそれなりにあります。
今回はガスの中を登ったため、岩肌は濡れていましたが、思いのほか滑りません。
緊張を切らさないように一生懸命登りましょう。
真教寺尾根コースの最後は、キレット小屋からの尾根筋に飛び出します。
最後真教寺尾根コース(10-10)標識の上には、赤岳山頂へ向かうハシゴがあります。

※赤岳山頂−小天狗(清里分岐)
赤岳山頂から赤岳頂上山荘へ向かいます。
県界尾根は赤岳北峰から下ります。下りの標識は明快です。
山荘のトイレから分かれると、すぐにクサリ場の連続下降が始まります。
距離は長いですが幅は狭いので、登ってくる登山者のためにも落石は注意して下さい。
長いクサリや長い鉄梯子の連続で一気に高度を下げます。
最後の岩場を下ると、朝登ってきた真教寺尾根とこれから下る県界尾根が見える場所があります。
ここでストックを伸ばします。
ここからはほぼ下りで、大天狗、小天狗へと樹林帯の快適な登山道を歩きます。
大天狗が県界尾根コース(10-5)でほぼ中間点です。
小天狗を過ぎたところに清里への分岐があります。

※小天狗−駐車場
小天狗から清里へは尾根の山腹を下る感じで一気に高度を下げていきます。
途中から笹原が出てくると登山道の入口です。
ここからは砂防工事に使用された道だと思いますが、右手にいくつもの堰堤を見ながら沢に沿って歩きます。
沢を横切ってしばらく歩くと舗装道路にでます。
舗装道路は清里ハイランドパークへの道で、ここが県界尾根コースの登山口になります。
路肩には県界尾根コースへ入った登山者のものと思われる車が数台駐車していました。
ここからは舗装道路を美し森山方面に歩き、途中美し森ファームへ右折して、たかね荘の駐車場に戻ります。


2013.07.10 タイトル変更


駐車場から羽衣池へは
整備された登山道を
登って行きます。
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駐車場から羽衣池へは
整備された登山道を
登って行きます。
羽衣池ですが、手前は
単なる水溜まり。
奥に見えるのが羽衣池。
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羽衣池ですが、手前は
単なる水溜まり。
奥に見えるのが羽衣池。
こちらが羽衣池ですが、
単なる水溜まりみたい。
木々が邪魔ですが、東の
空が染まってきました。
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こちらが羽衣池ですが、
単なる水溜まりみたい。
木々が邪魔ですが、東の
空が染まってきました。
羽衣池から笹道の登山道
が始まっています。
この辺りの笹は背が低い
のでそれほど濡れません。
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羽衣池から笹道の登山道
が始まっています。
この辺りの笹は背が低い
のでそれほど濡れません。
東の空が赤く染まって
きました。
雲の動きが速いので
期待できます。
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東の空が赤く染まって
きました。
雲の動きが速いので
期待できます。
真教寺尾根コースは10分割
され、10-10までこのような
標識があります。
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真教寺尾根コースは10分割
され、10-10までこのような
標識があります。
スキー場の分岐が近く
なると笹も大きく、
レインウエアがないと
夜露でビショビショです。
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スキー場の分岐が近く
なると笹も大きく、
レインウエアがないと
夜露でビショビショです。
スキー場の分岐点に
登山者ポストがあり
ます。
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スキー場の分岐点に
登山者ポストがあり
ます。
大泉清里スキー場の
最上部です。
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大泉清里スキー場の
最上部です。
スキー場分岐からすぐの
所に賽ノ河原があります。
ピークは牛首山かな?
赤岳山頂方面はガスで
見えません。
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スキー場分岐からすぐの
所に賽ノ河原があります。
ピークは牛首山かな?
赤岳山頂方面はガスで
見えません。
賽ノ河原にある道標です。
ここから大門沢に下る
ルートもあるようです。
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賽ノ河原にある道標です。
ここから大門沢に下る
ルートもあるようです。
ここは富士山の展望地。
山頂には典型的な笠雲。
この雲が出ると強風です。
今日登っている人は大変
でしょう。
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ここは富士山の展望地。
山頂には典型的な笠雲。
この雲が出ると強風です。
今日登っている人は大変
でしょう。
こちらは南アルプス。
鳳凰三山はもう少しで
ガスから抜けそうです
が、北岳は分厚いガス
の中です。
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こちらは南アルプス。
鳳凰三山はもう少しで
ガスから抜けそうです
が、北岳は分厚いガス
の中です。
牛首山山頂が近くなると
笹は消え、白檜曾の登山
道になります。
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牛首山山頂が近くなると
笹は消え、白檜曾の登山
道になります。
展望はありませんが、
シダや苔がガスに濡れ、
これもまた風情があり
ます。
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展望はありませんが、
シダや苔がガスに濡れ、
これもまた風情があり
ます。
牛首山の山頂標です。
ガスに覆われ視界は
ありません。
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牛首山の山頂標です。
ガスに覆われ視界は
ありません。
こちらは山頂にある道標。
赤岳まで3時間か、、、

すれ違い渋滞なども考慮し
ているのか、実際に掛かっ
た時間は2時間ほど。
こちらは山頂にある道標。
赤岳まで3時間か、、、

すれ違い渋滞なども考慮し
ているのか、実際に掛かっ
た時間は2時間ほど。
山頂はこんな感じです。
三角点とベンチがあります。
真教寺尾根コース10-5の
標識がありますので中間点
です。
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山頂はこんな感じです。
三角点とベンチがあります。
真教寺尾根コース10-5の
標識がありますので中間点
です。
ガスに濡れてツヤツヤです。
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ガスに濡れてツヤツヤです。
ガスで湿度100%ぐらい
ありそうですが、寒い
くらいの温度なので、
不快感はありません。
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ガスで湿度100%ぐらい
ありそうですが、寒い
くらいの温度なので、
不快感はありません。
真教寺尾根コース10-6に
来ました。
ここから真教寺尾根の
核心部が始まります。
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真教寺尾根コース10-6に
来ました。
ここから真教寺尾根の
核心部が始まります。
振り返ると展望が開け、
歩いて来た真教寺尾根。
右の尾根は天狗尾根かな。
富士山は笠雲がかかった
ままです。
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振り返ると展望が開け、
歩いて来た真教寺尾根。
右の尾根は天狗尾根かな。
富士山は笠雲がかかった
ままです。
そして岩稜の登りが
始まります。
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そして岩稜の登りが
始まります。
クサリの連続です。
上の方はガスで
見えません。
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クサリの連続です。
上の方はガスで
見えません。
このあたりは足場や
手掛かりが豊富で、
それほどクサリに
頼らなくても登れます。
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このあたりは足場や
手掛かりが豊富で、
それほどクサリに
頼らなくても登れます。
真教寺尾根コース10-8、
ここから長いクサリ場が
始まります。
風も出始め、体温を奪わ
れるのでレインウエアを
羽織りました。
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真教寺尾根コース10-8、
ここから長いクサリ場が
始まります。
風も出始め、体温を奪わ
れるのでレインウエアを
羽織りました。
最初は傾斜もそれほど
ありません。
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最初は傾斜もそれほど
ありません。
次第に傾斜もきつくなり
ます。連続するクサリは
長いです。
ガスでクサリの先端が
見えません。
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次第に傾斜もきつくなり
ます。連続するクサリは
長いです。
ガスでクサリの先端が
見えません。
水もしたたるイイお花。
岩の隙間にコイワカガミが
残っていました。
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水もしたたるイイお花。
岩の隙間にコイワカガミが
残っていました。
ますますガスが濃くなり
見上げても上の状況が
判りません。
ハクサンイチゲも殆ど
花を落としていました。
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ますますガスが濃くなり
見上げても上の状況が
判りません。
ハクサンイチゲも殆ど
花を落としていました。
ガスの中から僅かに残って
いる花が見えたら、、、
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ガスの中から僅かに残って
いる花が見えたら、、、
キレット小屋からの稜線
に飛び出しました。
風が強く、ガスは濃く、
雨の中にいるようです。
キレット小屋からの稜線
に飛び出しました。
風が強く、ガスは濃く、
雨の中にいるようです。
真教寺尾根コース10-10の
標識もあり、真教寺尾根
は終了です。
真教寺尾根コース10-10の
標識もあり、真教寺尾根
は終了です。
風が強く、このまま帰り
たいところですが、県界
尾根は山頂の反対側。
ハシゴを登って山頂へ。
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風が強く、このまま帰り
たいところですが、県界
尾根は山頂の反対側。
ハシゴを登って山頂へ。
山頂付近には団体さんも
含めて20-30人。
ハシゴで大渋滞を起こし
ていました。
5
山頂付近には団体さんも
含めて20-30人。
ハシゴで大渋滞を起こし
ていました。
展望ナシなので
せめて山頂標。
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展望ナシなので
せめて山頂標。
ほとんど雨のようなガス。
風も強く寒いので、山荘の
中は超満員の様相でした。
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ほとんど雨のようなガス。
風も強く寒いので、山荘の
中は超満員の様相でした。
寒いのでさっさと下ります。
赤岳に北峰があったとは
知りませんでした。
ここから県界尾根を下ります。
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寒いのでさっさと下ります。
赤岳に北峰があったとは
知りませんでした。
ここから県界尾根を下ります。
県界尾根もクサリの連続で
先端が見えないほど長い
ハシゴがあったりします。
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県界尾根もクサリの連続で
先端が見えないほど長い
ハシゴがあったりします。
県界尾根は岩だけでなく
土も露出していて濡れる
と滑りやすいです。
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県界尾根は岩だけでなく
土も露出していて濡れる
と滑りやすいです。
急斜面に一輪だけ、
ハクサンチドリかな。
足場が悪く、カメラを
出している場合では
無いのですが、、、
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急斜面に一輪だけ、
ハクサンチドリかな。
足場が悪く、カメラを
出している場合では
無いのですが、、、
ハシゴ、クサリも終盤。
よく架けたものですが
メンテナンスが大変で
しょう。
まだまだ下にクサリは
続きます。
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ハシゴ、クサリも終盤。
よく架けたものですが
メンテナンスが大変で
しょう。
まだまだ下にクサリは
続きます。
核心部は通過しました。
これからは前向きに歩き
ます(笑)
右の尾根が真教寺尾根。
左が県界尾根。
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核心部は通過しました。
これからは前向きに歩き
ます(笑)
右の尾根が真教寺尾根。
左が県界尾根。
ザックにはギンギンに
冷えたドライのロング缶
とキュウリ、マヨがあり
ますが、帰着までの時間
が短いのでお持ち帰り。
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ザックにはギンギンに
冷えたドライのロング缶
とキュウリ、マヨがあり
ますが、帰着までの時間
が短いのでお持ち帰り。
今朝歩いた牛首山と
手前は扇山かな。
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今朝歩いた牛首山と
手前は扇山かな。
振り返って、地蔵ノ頭、
三叉峰の方向ですが、
ガスがだいぶ下まで
降りて来ました。
振り返って、地蔵ノ頭、
三叉峰の方向ですが、
ガスがだいぶ下まで
降りて来ました。
大天狗へ向かう登山道は
起伏のすくない歩きやすい
登山道です。
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大天狗へ向かう登山道は
起伏のすくない歩きやすい
登山道です。
いい感じに
苔むして
います。
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いい感じに
苔むして
います。
大天狗につきました。
何が大天狗か判りません
が、登山道横の岩に登って
みると、、、
大天狗につきました。
何が大天狗か判りません
が、登山道横の岩に登って
みると、、、
頭の無い石仏がありました。
こんなところにも廃仏毀釈
の嵐が吹いたのでしょうか。
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頭の無い石仏がありました。
こんなところにも廃仏毀釈
の嵐が吹いたのでしょうか。
県界尾根コースにも
真教寺尾根コースに
あったのと同じ標識が
ありました。
大天狗は中間点です。
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県界尾根コースにも
真教寺尾根コースに
あったのと同じ標識が
ありました。
大天狗は中間点です。
真教寺尾根の奥に見える
はずの南アルプスは完全に
ガスの中に入ってしまいま
した。
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真教寺尾根の奥に見える
はずの南アルプスは完全に
ガスの中に入ってしまいま
した。
県界尾根の奥に見える
はずの富士山もガスの
中です。
県界尾根の奥に見える
はずの富士山もガスの
中です。
歩いて来た県界尾根を
振り返ります。
ガスはだいぶ低くまで
下がってきました。
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歩いて来た県界尾根を
振り返ります。
ガスはだいぶ低くまで
下がってきました。
真教寺尾根も核心部は
ガスの中。
ここから迫力ある赤岳が
見たかった。
真教寺尾根も核心部は
ガスの中。
ここから迫力ある赤岳が
見たかった。
大天狗−小天狗間は
ほぼ水平な登山道。
大天狗−小天狗間は
ほぼ水平な登山道。
小天狗にも石碑があり
ました。
修験の名残でしょうか。
2
小天狗にも石碑があり
ました。
修験の名残でしょうか。
小天狗のすぐ先に
清里に下る分岐が
あります。
小天狗のすぐ先に
清里に下る分岐が
あります。
登山道に笹が増えて
視界が開けてくると
登山口です。
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登山道に笹が増えて
視界が開けてくると
登山口です。
登山道入口にある
道標です。
登山道入口にある
道標です。
砂防工事に使用された
道路でしょうか。
車は通れそうにありま
せんが、一部舗装された
道路も出てきます。
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砂防工事に使用された
道路でしょうか。
車は通れそうにありま
せんが、一部舗装された
道路も出てきます。
途中、たくさんの砂防用
堰堤を見ながら沢に沿って
下ります。
沢を渡って、、、
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途中、たくさんの砂防用
堰堤を見ながら沢に沿って
下ります。
沢を渡って、、、
しばらく歩くと舗装された
車道に出ます。
ここが県界尾根コースの
入口です。
しばらく歩くと舗装された
車道に出ます。
ここが県界尾根コースの
入口です。
駐車場は特になく、路肩に
駐車していますが、交通量
は多くないし、この先行き
止まりなので問題なさそう
です。
駐禁もなかったような。
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駐車場は特になく、路肩に
駐車していますが、交通量
は多くないし、この先行き
止まりなので問題なさそう
です。
駐禁もなかったような。
駐車場まで舗装された
車道をテクテク歩きます。
山頂方面のガスは取れま
せんが、ときどき真夏の
日差しが照りつけます。
駐車場まで舗装された
車道をテクテク歩きます。
山頂方面のガスは取れま
せんが、ときどき真夏の
日差しが照りつけます。
駐車場に戻ってきました。
車は数台増えていますが、
登山者の車ではないよう
です。
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駐車場に戻ってきました。
車は数台増えていますが、
登山者の車ではないよう
です。

感想

前回の農鳥岳ピストンから、2週間連続で週末の山行は(仕事のため)ペケ。
今週末も予定ビッシリで、ダメかなっと思っていた。

関東甲信越の梅雨明けが発表された土曜日の昼頃、諦めていた日曜日に穴が開いた。
来週も山はペケそうなので、トレーニングを兼ねてどこでもいいから山に登りたい。
ただし3時頃には東京に戻ってきたいので、遠出はできない。
朝早く登って午前中には駐車場に戻りたい。

東京から近いなら奥多摩、でも梅雨明けで恐らく人大杉。
丹沢、大嫌いなヒル大杉。
南ア、午前中に駐車場に戻るのは無理。
残るは八ツ、じつは北アと八ツは私的理由で登山を控えている。

しかし南八ツなら、清里側からなら、東京からのアプローチも近い。
そこで掟を破り(笑)、久しぶりに八ツに足を向けた。
今回は急だったので、ルートナビも準備していない。
たいぶ前だったが、積雪期に登った真教寺尾根なら迷うことはないだろう。
帰りは県界尾根で周回ができる。
何よりこのコースなら多くの登山者と会うことがない。

たかね荘の無料駐車場に先客は1台のみ。
出発の準備をしていると、その後2台、3台と入ってきたが、日曜日なのに人気の無いコース。

4時頃から準備を始め、朝露に濡れた笹を避けるため、レインウエアを着た。
空が白んできて、ヘッデンの必要がなくなった頃駐車場を出発した。
見上げると赤岳の上空あたりは真っ黒な雲で覆われている。
しかし西側の雲はかなり速く流れているので、出発時は多少期待をしていた。

犀ノ河原は展望が開ける。
富士山は雲海の上に頭を出しているが、その頭にはきれいな笠雲がかかっている。
きっと山頂は強風で大荒れ、沢山の登山者が登っているだろうに、、、
南アルプスも北岳は分厚い雲に覆われているようだ。

牛首山、扇山を過ぎて、真教寺尾根コース10-6の標識あたりから岩稜となり最初のクサリ場を通過する。
真教寺尾根コースの核心部は10-8の標識から始まる。
ここからは風も強くなり一気に体感温度が下がり筋肉がピクピク、低体温のシグナルにレインウエアを羽織る。
積雪期に登った記憶は薄らいだが、これほど長い距離を登ったか思い出せない。
緊張感が続き、ストレス解消にはもってこい。

赤岳山頂は久しぶり。
風強く展望はナシ、この天候だというのに結構な人出(自分も含めて)。
最近の八ヶ岳事情は判らないが、晴れていたらどのくらいの混雑ぶりか?
赤岳頂上山荘もチラッと覗いたが、この天候のためか満員の様相だった。

県界尾根を下る。
途中、数組の登山者とすれ違ったが、落石があると避けられないだろう。
ガスのせいもあるが、下からの登山者を認識できるのは近づいてから。
浮き石も結構あるので、十分注意して下る必要がある。

駐車場に戻ってきたのは11時を少し廻っていた。
昼頃戻ってくる予定だったので、中央道の渋滞にも遭わず、14時には都内に戻ってきた。

現在、北アと八ツは私的な理由で入山御法度の山。
しかし、梅雨明けして下界は猛暑日でも、筋肉ピクピクの低体温症サインが出るほど涼しい、いや寒かった。
山頂を除いて数組の登山者と会っただけ。
なんと言っても東京に14時に帰ってこれるのが嬉しい。
八ツは解禁かな?

今回のジャンルは、自分的には体力維持のためのトレーニング。
分類の「講習/トレーニング」とはチョット違うようなのでハイキングとした。




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コメント

修行?
トレーニングお疲れ様でした!
天気予報通りな展望💦
しかし二週間分のフラストレーションがあるとはいえ八ヶ岳に行くとは恐れ入ります^^;
きゅうりとビール封印とは珍しい登山でしたね。
わたしは7/13に大渋滞の富士山行ってきます(-。-;
2013/7/9 12:44
修行ではなく単にトレーニングです
歳を取ると間隔を空けて登ると筋肉痛が起きるので、夏でも冬でも極力間隔を空けないようにしているのですが、仕事の関係でなかなか難しいので、少しでも時間を見つけて登っています。

ずーっと飯豊本山を狙っていたのですが、天候と時間的な問題で、八ヶ岳に行ってしましました。
時間的には八ヶ岳は近いのです。ほとんどの登山口まで車で入れますから

八ヶ岳に行かれるなら、真教寺尾根か県界尾根がお薦めです。
赤岳がいかに尖っているか実感できます
2013/7/9 17:50
hotten兄さん、こんばんは。
無雪期の八つと、雪山攻め攻め登山の兄さんは、なかなか結びつかないのですが、
トレーニングですかぁ、なるほど。

25歳過ぎたら最低でも週1度は負荷をかけないと、筋肉は維持できないそうで(とは、理学療法士の談)
でも、行動時間を拝見しますと速いデスね、流石です。

兄さん、スーパードライ党?我が家は、クラシックラガーでっす。
2013/7/9 19:34
う〜ん。気になる御法度。。。
hottenさん、トレお疲れ様でした〜

飯豊、まだ執念深く狙ってたんですね
わざわざ宴会ピストンに行かれてから月日が流れて残雪がだいぶ減ったでしょうから、hottenさんには物足りないのでは?

相変わらずお忙しそうですが、時間が取れたら長距離運転の練習もしてくださいよ〜
2013/7/9 19:56
もちろんスーパードライです!
おはようございます、lon様!

山ではスーパードライonlyです!キッパシ
下界では糖質ゼロも...目指せ体脂肪率一桁

雪山は好きですが、ソロでは限界があるし、それほど雪山には拘っていません。
夢はテント担いでのんびりと...
2013/7/10 7:17
御法度ですか...
若いときには生意気にも「北ア以外は山じゃない」なんてほざいていて、気がついたらお恥ずかしいことに北アと八ツ以外はどこにも登ったことがないという大バカモノだったのです
そこでこの2箇所は引退するまで自分の中で封印をしたのです

今は、いろんな山を登りたい
とくに東北方面、長距離運転頑張ります
2013/7/10 7:31
そんな理由があったんですね。
hottenさん

こんにちは!

hottenさんは人が多い北アはキライなのかと勝手に思っていましたが、
そんな理由があって行かなかったのですね。
自分など節操もなく、楽しそうな山があるとヒョイヒョイと
行ってしまいます(笑)

hottenさんには八ツに続き北アも解禁していただき、
これからも充実の記録をアップしていただけるとうれしいのですが…。
2013/7/10 16:04
わっはっは...danyamaさん!
しょうもないレスにコメントをいただき恐縮です
若気の至りで生意気で、、、そんなときもありました。

> 楽しそうな山があるとヒョイヒョイと
これが本来ですね
失礼ながら、フォローで楽しく拝見させていただいています。
八ツは近いのでトレーニングの場として解禁しようかと思いますが、北アは皆さんレコを見ながら懐かしんでいます。
軟弱なんで、今回みたいに急に気が変わって、なんてことがあるかもしれませんが....
2013/7/10 21:00
残念
hottenさん、こんばんは!

八ヶ岳をトレとは言え、解禁しましたか
いや〜惜しかったです。
実は、6日にキレット経由で赤岳。真教寺尾根で下山を予定していました。
ところが腰の激痛で断念。翌7日も狙いましたが回復せず
ひょっとしたらバッタリだったかもです

もしそうなら記念にドライロングを頂戴したかった〜
我が家の家宝にしますから・・・空き缶だけですが

真教寺尾根は手入れが悪いようですね。
笹は嫌いなんですよ。ダニに好かれますので
2013/7/10 21:47
御法度・・・
hottenさん、こんばんは。

そんな御法度があったとは…
(確かに南アは多くても、北アと八は無かったですね)

自分はあまり北アに行く機会が無かったので、
そういう点で、行く山が似てたのですね〜
(なるほど、なるほど

しかし、北アと八を封印しちゃうとは、
大胆というか、勿体ないというか…
確かに八はアクセスもいいし、トレーニングに良さそうですね〜
2013/7/10 21:49
残念でした...
おはようございます、tailwindさん!

そうですか、真教寺尾根を予定していましたか
残念でした、またいつか、、、

今回、真教寺尾根ですれ違ったのは1組(2人)だけでした。
県界尾根は4組ほどすれ違っていますが、真教寺尾根は人気がないのでしょうか。
私は真教寺尾根が好きですネ

それにしても腰の状態が心配ですネ。
お大事にして下さい。
そしてガッツリとしたレコあげて下さい。
雪が来ちゃいますよ〜
2013/7/11 7:19
おはようございます、nabekaさん!
若気の至りでした

年末年始とGWは、ほとんど北アの上にいたような気がします。
焼岳を除いて、ほとんど歩いたような気がしますが、今は皆さんのレコを懐かしく拝見しています。

今は日帰りしかできないので、時間が取れるようになったら、テントを担いでゆっくりと歩きたいと思っています

コメントありがとうございました
2013/7/11 7:27
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