大雨と強風の大天井岳〜一瞬の虹
- GPS
- 30:33
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 2,195m
- 下り
- 1,966m
コースタイム
4:45一の沢駐車場-5:05一の沢登山口5:10-9:45常念小屋9:55-13:40大天荘
<2日目>
5:30大天荘-5:40大天井岳-5:50大天荘-8:10蛙岩-8:50燕山荘8:55-11:15中房温泉
天候 | 7月6日:曇りのち暴風雨 7月7日:雨時々暴風雨、雷雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
翌朝5:00頃はほぼ満車 トイレ:15分ほど歩いた一の沢登山口 中房温泉登山口から一の沢登山口まで南安タクシー9450円でした。 http://www.nan-an.co.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
一の沢の雪渓歩きは慎重に。 連日の雨で雪が崩れやすいようです。 稜線上は強風注意。この日は台風級の風でした。 登山ポストは一の沢登山口にあり 下山後の温泉:穂高ビューホテル¥800 下山後の甘味:梓川SA さびップルソフト¥300 |
写真
感想
♪大雨と強風の大天井岳〜一瞬の虹♪
いつもは登山口の駐車場から、周回もしくはピストンでの山歩きを楽しんでいた。これはこれで楽しいのだが、登山口と下山口が同じだと、どうしても行動範囲が限られてしまう。「あっちの山まで行ってみたいな〜」と思いつつ、今までは金銭的な問題もあり、なかなか違う場所への下山ができずにいた。
今回、メンバーが3人揃い、タクシー代を割り勘してもそんなに高くない料金で済むようなので、初めての試みとして違う場所への下山をしてみた。
一般的には、中房から登り一の沢下山するパターンが多いのだろうが(この方が槍を見ながら歩けて気分爽快)、今回はあえて逆向きにしてみた。
さて当日、登り始めこそ曇りだったが、胸突き八丁あたりからポツポツと雨が降り始め、常念小屋で休憩した時に雨合羽を着込む。
この辺りから稜線沿いは台風かと思われるほどの風が吹き、しっかりと足を踏みしめていないと飛ばされそうな悪天候。「槍が見えるの云々・・・」なんて問題ではなく、吹き飛ばされないように前へ進むのが精一杯。花の写真を撮ろうにも、風が強くてピントが合わないわ、レンズが曇るわでお手上げ・・・。
幸いこのコース、クサリやハシゴ、カニの横ばいといった危険地帯が少なく、無事に二日間の山行を終えることができた。(結局二日間とも大雨&強風に悩まされた)
★一の沢〜胸突き八丁
胸突き八丁手前の雪渓は、雪上歩行(ノーアイゼン)に慣れていない人は苦戦している様子。特に、ここを下山に使うのはかなり危険だし、慣れない人は無理だと思う。
★胸突き八丁〜常念小屋
キツイ登りになるが、この辺りからお花の種類が多くなる。ハクサンチドリ、クロユリ、シナノキンバイetc、お花好きには楽しめるポイント。
最終水場手前の雪渓は、これまた崩れがひどく要注意!
★常念小屋〜大天荘
強風さえなければ、歩きやすい道が続くはず。もし悪天候なら濡れた岩で滑らないよう気をつけて。
★★大天荘★★
この日は、テン泊をあきらめ小屋泊まりにした人もいたものの宿泊客も少なく、3人でひとつの区画を使わせてもらう(通常は6人区画)。おかげでゆっくりと身体を休めることができた。山小屋はできるだけ空いている時に行きたいものだ。
食事は、お肉とお魚(この日はハンバーグorサバの味噌煮)を選べる。どちらも山の上で食べるには十分すぎるほど美味!
館内も暖かいし、シュラフも暖かい。乾燥室も使い勝手が良かった。
★大天荘〜大天井岳立寄り〜燕山荘
ガスガスの強風だったが、とりあえず大天井岳には登っておいた。
本来なら長く続く表銀座の稜線歩きなのだが、今回は景色も全くダメ、槍はどこへ行っちゃったの?
お花も雨に打たれて今ひとつ元気がない。さすがにライチョウさんも天気が悪すぎてお休みか?鳴き声も聞けない・・・残念。
燕山荘出発前にタクシーの手配をして下山開始。(ドコモの携帯は良く通じる)
★燕山荘〜各ベンチ経由〜中房温泉
燕山荘直下の道が、雪のため別ルート(燕山荘裏側を回る道)に変更されていてしばし道探し。
各ベンチ間がほどよい距離で、コースも良く整備されていて非常に歩きやすい。ただし、大雨の影響で、登山道は小川(一部激流)状態。
こんな天気にもかかわらず、多くの方が登ってみえた。お疲れ様です。
予定よりも早く下山できたので、タクシーを待つあつ間、カッパをしまったりおやつを食べたり余裕があった。帰りのタクシーも運転手さんの地域事情に詳しいトークで盛り上がる。
★追記
天気の良い時に、このコースもう一度行きたいな!
今回、移動にタクシーを使うことを学習し、雨風強い中でも、予定通りに行動でき、また一つ良い経験が積めたことに感謝。
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