尾瀬ヶ原・至仏山 〜梅雨明けの山ノ鼻でキャンプ
- GPS
- 44:03
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 1,074m
- 下り
- 1,093m
コースタイム
10日:山ノ鼻5:00 - 7:40至仏山8:00 - 8:30小至仏山 - 10:10鳩待峠10:40 - 11:30山ノ鼻
11日:山ノ鼻4:00 - 5:00下ノ大堀川 - 7:10山ノ鼻8:30 - 9:35鳩待峠
天候 | 9日:晴れ のち 雨 10日:晴れ のち 曇り 11日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
戸倉から鳩待峠までのバス \900/片道 バス時刻表 → http://kan-etsu.net/publics/index/43/#page43_246 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:鳩待峠にあるようだが出し忘れた。 ■道の状況:至仏山の登下降を除けば問題なし。至仏山、小至仏山の登山道は蛇紋岩で滑りやすく、特に下りでは十分の注意が必要。 ■入浴:戸倉第一駐車場に入る橋の脇にある「尾瀬ぷらら館」が便利。\500/大人。但し浴槽は小さく、休憩場所もないのでゆっくりしたい人は近辺のほかの施設を探した方が良いかも。 |
写真
感想
2月の上高地( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-270809.html )以来出かけていないテント泊でのんびりしたくて尾瀬へ。
2年前( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-122399.html )は尾瀬沼から見晴へ下りたが、今回はもっと楽をしたくて戸倉から山ノ鼻へ下ってテントを張る。
朝夕の尾瀬ヶ原や至仏山から見下ろす朝霧の風景を撮影することも狙っている。
【1日目】
午後に鳩待峠に着き、1時間足らずの道を下って山ノ鼻へ。
快晴で気温が高く、汗がどんどん吹き出す。
テントを張り終えてもまだ3時過ぎ。生ビールを至仏山荘前のベンチで空け、自然研究園を一回りしても日暮れには時間がある。
5時前に夕食を済ませ、夕暮れを待っていると雨が降り始めた。
夕立ちかと思ったが結局夜半まで降り続けてその日の撮影はなし。
【2日目】
夜明け前、テントの中では雨の降る音が小さく聞こえ、撮影にはあまり期待できない条件と判断して少し遅く起きる。
5時に山ノ鼻を出発して至仏山の登山道に取りつくが、思ったより早く天候は回復して、樹林帯を抜ける頃には尾瀬ヶ原の朝霧もほとんど消えてしまって絵にならなかった。
至仏山の森林限界は1,600m辺りの低い所にあって、そこから先は背後から照り付ける太陽と滑りやすい蛇紋岩の道に苦しめられて辛い登りになってしまった。
このルートは夏に登ってはいけない。
高天原まで行くと勾配が緩くなり、快適に木の階段を歩いていける。
この辺から高山植物が増えてきて楽しめるが、ウスユキソウは残念ながら見逃した。
至仏山頂からは新潟県側の景色も望めるが、ガスがなかなか切れず肌寒くなってきたので鳩待峠へ下りる尾根に進む。
30分ほどで小至仏山に登り返して山頂を過ぎると、登山道沿いの斜面に沢山の花が咲いている。
至仏山と同様にハクサンイチゲやチングルマもあるが、黄色いシナノキンバイ、浅いピンクのコイワカガミなども見られる。
ちょうどこの辺で鳩待側から登って来た登山者とすれ違い始めるので、花の写真を撮る人で少し渋滞が起きる。
ここを過ぎて20分もすると樹林の中に入るが、山ノ鼻ルートに比べると勾配は緩やかで道もよく整備されていて歩きやすい。
ただ距離は結構長くて飽きてくる。
鳩待峠に着いた時には人が多いこともあって疲れを感じたので少し長めの休憩を取る。
山ノ鼻のテントに戻り、昼食を小屋で食べてから生ビールを飲むと眠くなってしまい、木陰のテントの中で1時間余り昼寝。
この日も夕方近くになって雲が出てきてしまい、撮影はパッとしなかった。
【3日目】
2時頃にテントの外を見ると空に星が見えていたが、3時に起き出してみると周りはガスで覆われていた。
いい感じの朝霧を期待してヘッドランプを点けて4時前に尾瀬ヶ原へ踏み出す。
夜明けの兆しを感じてか小鳥の鳴き声がしだいに大きくなってくる。
ガサガサっという音と共に黒い影が動く。
目を凝らすと数頭のシカが走り去って行った。
霧はやや高い所に漂っていて燧も至仏も形が見えない。
少しずつ明るくなってくる中を、時々立ち止まって気になる景色を撮影しながら歩いて行く。
キスゲの群落があるとビジターセンターで教えて貰った下ノ大堀川まで来ると、既に一人が撮影している。
会話を交わしながら花の様子を見てみるが、群落の規模が割と小さく、朝早いせいか花もまだ開いていない。
あまり条件は良くないが数十枚撮ってから引き返す。
途中まで来るとやっと燧岳や至仏山が姿を現し始め、空も急激に明るくなってきた。
その頃になると、山ノ鼻や龍宮に泊っていた人達もだんだん歩いてくるようになり、静かな尾瀬は遠のいてくる。
7時過ぎにテントに戻って簡単に二度目の朝食を摂ったら片づけを開始。
1時間ほどでテントを畳んで鳩待峠へ向かう。
しだいに暑くなってくる中、呼吸が荒くならないペースでゆっくりと標高差200mを登る。
鳩待峠に着くとちょうど戸倉行きのバスがすぐ出るところで、慌ててチケットを買って飛び乗った。
★★ Tadが所属する「山岳写真ASA」のHPは→ http://www.ifnet.or.jp/~asa.p/ ★★
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する