もたもや豪雨の大峰山脈、八経ヶ岳
- GPS
- 05:20
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,281m
- 下り
- 1,287m
コースタイム
−9:29〜31弁天の森−9:49〜51聖宝ノ宿跡−10:40〜50弥山小屋−10:52〜11:00弥山山頂
−11:21八経ヶ岳山頂−11:40〜47弥山小屋−12:13聖宝ノ宿跡−12:35弁天の森
−12:41石休ノ宿跡−12:49〜55奥駈出合−13:27登山口−13:32駐車地
天候 | 晴れのち雷雨のち曇り時々晴れたり雨が降ったり(頻繁に変化しました) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
入り、三茶屋交差点を右折して県道28号線へ。T字の河原屋西交差点を左折して国道 169号線を東進。かなり山道を南下して新伯母峰トンネルを越え、少し下って国道309 号線へ右折。ここからかなり狭い道路を10kmほど走行すると行者還トンネルがある ので、この手前にも登山口がありますが、こちら側からだとコースタイムが往復で プラス1時間あるので、トンネルを越えた西口側からの登山道から登り出しました。 駐車場はありますが、台数が少ないので路駐が多い。 帰路、天川村方面に下ったが、こちらの方が道幅が狭い上に距離も長いので、 上北山村側からアクセスする方が楽だと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口に登山ポストあります。 登山道は、 <登山口〜奥駈出合> とにかく急登だが、ルートは明瞭。下りは雨後のため滑り易かった。 <奥駈出合〜弥山小屋、弥山> 傾斜も緩やか。弥山小屋への20分間は土留めや木製階段が多くなり、雨で濡れて 滑り易かった。弥山小屋から弥山山頂まではものの5分。 <弥山小屋〜八経ヶ岳> 一旦下り、再度登り返すがこちらも急登。途中、オオヤマレンゲの保護区があり、 柵がされていますので、入口のゲートはしっかりと閉めましょう。 温泉ですが、帰路の国道309号線沿いにある下市温泉に入ろうとしたが、曲がる 場所が不明確で通り過ぎてしまったので、入ることができなかった。 |
写真
感想
本来の予定では、月末の前穂北尾根に向けて今週も御在所前尾根に行く予定だったが、
ちょっとしたことで右手親指を負傷してしまい、傷口が充分にくっついていないので、
万一のことを考慮して自分は断念。しかし歩くことは全く問題ないので、前回の豪雨の
リベンジとオオヤマレンゲ観賞のため、八経ヶ岳へ。 前日、予定よりも1時間遅れで家を
出発し、川上村にある道の駅「杉の湯川上」で車中泊。朝起きてエンジンをかけようと
すると、ウンともスンともいわない。やってしまった、スモールライトが付けっ放しだった
ようだ。いつも入れてあるはずのブースターケーブルが入っていないので、ここで車中泊を
した2台の車に聞いてみると、どちらも持っていないとのこと。たまたま、トイレからでてきた
大阪ナンバーのアルファードの方に聞いてみると、ケーブルを持っているとのことなので、
つなげていただく。エンジンは直ぐには掛からず、しばらく時間を置いてから再度始動する
と、やっとエンジンが掛かった。お礼を言い、気持ちだけでもというが、そこまではいいとの
ことなので、お言葉に甘えさせていただく。本当にありがとうございました。せっかく
ここまで来たのだから家に帰る気にもなれえず、かと言って、このまま山に行って、
下山時にエンジンが掛からないと悲惨なことになるので、充電がてら麓の町まで下って
ガソリンスタンドを探して2時間ほど彷徨うことに。結局、橿原市まで探しに行ったが、
バッテリーチェッカーやブースターケーブルが置いてあるスタンドはない。下ってくる
ときにチェックしておいた7時に開店と書かれていたスタンドに戻ってみる。川上村方面に
向かって走行し、宮滝大橋北詰交差点近くにあるモービルが開いていたので、バッテリー
のチェックをしていただくと、「正常範囲内」ということだったが、万一のことを考えて
ブースターケーブルを購入(予定外の出費)し、登山口へ向かう。
新伯母峯トンネルを越えてしばらく走ると、国道309号線の分岐があるので、ここを右折。
ここから道幅はかなり狭くなるので、注意して進む。約10km走ると、行者還トンネルに到着
する。トンネル手前にも駐車場はあったが、こちらから登るとコースタイムが1時間余分に
かかるので、トンネルの西口に向かう。トンネルを出るといきなりの路駐。しばらく走って
行くと広い駐車場があったので、ここに車を止め出発する。予定よりも約2時間半遅れだ。
駐車場から5分ほど歩くと登山口に到着。あらかじめ準備してきた登山届けを提出し、
登山開始。手作り?の橋を渡るといよいよ急登の始まり。噂どおりの急登が延々と続くが、
愛知の低山歩きでも同様な急登はよくあることなので、息を整えながら休み休み登って行く。
樹間から見える周辺の山々はガスがかかりだしている。やがて前方の木々の間から空が
見えてくると奥駈出合に到着する。急登を登り切ったこの場所では、休憩がてら充分な
水分補給と行動食を摂る。ここから先は傾斜も緩くなり、歩いていて気持ちがいい。
しかし、樹間から見える周囲の山のガスは濃くなる一方。聖宝ノ宿跡を越え、傾斜が少し
急になりだした地点でポツリポツリと雨が降り出してくる。もう少し雨脚が強くなってから
雨具を着ようと歩いていると、いきなりぶちまける様な雨となる。急いで雨具を着用しよう
にも、雨具はザックの一番下に。引っ張り出している間にも登山道は川と化し、身体は
びしょ濡れ。ザックカバーを掛けるころには、ザックの中もかなり濡れてしまった。
またか〜と思いながらも、弥山小屋目指して先に進む。この先は、土留めや木製階段が
多くなり、滑らないように慎重に進む。出合からほぼ1時間半で弥山小屋に到着。この天気
にもかかわらず、多くの方が休憩されていた。小屋で山バッチを購入しようと入口を探して
も、どこが入口なのかよくわからず、皆さん入ろうともしないので、噂どおりの小屋番さんが
いるんだな〜とあきらめ、弥山山頂に向かう。山頂には祠があったので、お参りだけを
済ませ、八経ヶ岳に向かう。一旦下り、再度登りだしたところで柵が現れる。ゲートを
開け中に入ると、その先には待望のオオヤマレンゲが咲いている。まだ蕾みのものから
今が見頃のもの、ピークを過ぎた花もあるが、まだしばらくは良さそうだ。そうこうして
いると、遠くから雷鳴が聞こえてくる。山頂までもう少しのところだったので、危険と
思いつつも山頂に向かう。最後の急登を上りきると八経ヶ岳に到着する。眺望は全くなく、
そんな天気にもかかわらず、数名の方が休憩されている。大丈夫なのか?と思いつつも、
自分は写真を撮るだけ撮って弥山小屋に引き返す。その途中、雷鳴も次第に近くなりだした
にもかかわらず、多くの方が山頂に向かって行かれる。山での雷の怖さを知らないのか?
(そんな自分も、雷鳴が聞こえてから山頂に向かったが。)弥山小屋まで戻ると、どんどんと
人が登って来られる。ここにいても天気は回復しそうにもないので、早々に下山する。
途中の木道や岩場では足を滑らさないように特に慎重に下る。(この日履いてきたニューバランス
のMO703は、このような状況下では非常に滑りやすい靴なので。)途中、40数名の団体さんとも
すれ違う。さすがにこの時間に登って来られる方々は小屋泊だと思うが、それにしても
多くの人とすれ違う。中には百均のカッパにスニーカー履きの方やひどい方では500のペットボトル
を1本だけ持ってザックも背負っていない人もいた。3連休ということもあり、色々な方が
山登りに来られているようだ。歩いていると、進行方向からほら貝を吹く音が聞こえてくる。
こんな天気にもかかわらず、白装束にワラジを履いた修験僧の方々(この日は2団体)と出合う。
弥山小屋からちょうど1時間で奥駈出合に到着。ここでちょうど登ってこられたご夫婦がいたが、
13時という遅い時間にもかかわらず、今から山頂まで往復されるとのことだった。下山時は、
かなり真っ暗になっていたと思うが大丈夫だったのか? ここからの急な下り、雨の影響で
かなり滑りやすい。慎重に歩いていても何度も足を滑らせ、尻餅はつかなかったが2度ほど
手をついてしまった。登山口に近い沢では汚れたスパッツと靴の汚れをしっかりと落とし、
登山口までは汚さないようにゆっくりと歩く。 まず、一番心配だったエンジンはすんなりと
掛かったので一安心。
帰路は、山バッチを探しながら国道309号線を天川村方面に下る。こちら側の道はかなり
狭くて距離も長い上、途中には川遊びやキャンプに来ている人も多く、すれ違うのも苦労
する。天川村唯一の信号の川合交差点にある小道の駅「てん」で山バッチの事を聞くと、
向かいの「かどや食堂」さんで販売しているとのこと。中に入ると、直ぐにバッチを出して
くれた。ここで、『弥山』と『八経ヶ岳』の2つをゲットし、帰路上にある温泉を期待しながら
北上する。所々に案内板が出ていた「上市温泉」に期待しながら走って行くが、いっこうに
曲がる場所が出てこない。やがて吉野川に出てしまい、行き過ぎてしまったことに気付く。
(電気節約のため、NAVIやエアコンの電源を入れずに走っていたため。)橋を渡り、岡崎の
交差点を右に曲がってしばらく進むと、朝ガソリンスタンドを探して走った道に出合う。
このまま国道169号線を北上し、朝の彷徨い時に気になっていた『高松塚古墳』と『石舞台』
を見学してから家に向かう。
またしても雨に祟られた大峰山脈。相性が悪いのか?それとも今年は雨男となってしまった
のか?これからは北アルプスがメインになってきて、岩歩きが多くなってくるので、雨は
降って欲しくないな〜。
レコ読ませていただきました。
バッテリーあがりは大変でしたね。私は帰路天川村へ向かう途中にぶつけられました(笑)。
山の中の事故は大変です。警察は来ないし、最寄りの交番まで遠いし、二度とやりたくないですね(笑)。
これから北アルプスですか!!! kameさんの岩登りに憧れてます。また素晴らしいレコ楽しみにしてますね
HIDENORI-Tさん、おはようございます。
エンジンがかからなかった時は、本当に頭の中が一瞬真っ白になってしまいました あきらめてJAFの電話番号を調べているとき、たまたまトイレから出て来た方がブースターケーブルを持っていらっしゃったので助かりましたが、最悪は・・・ということも頭の中をよぎりました。山もそうですが、軽量化で荷物を減らしてしまうことがよくありますが、アクシデントはいつ起こるかわかりませんので、万一の備えは必要ですね。
帰路の国道309号線、HIDENORI-Tさんのレコを思い出しながら、かなり慎重に走りました。それにしても狭い道路ですね。
この夏に憧れの岩稜帯歩き2連発を予定しています。
レコ、お楽しみに
直前の車のトラブルは、焦りますよね。
僕も以前、故障したとき、JAFが来るのが
遅れて、登山できなかったときが
ありました。
思えば、車も、大事な登山道具ですものね。
このクラスの山に登るのに
あまりに軽装の方が多いのは
困り者ですね。
オオヤマレンゲ、きれいです。
JAFの電話番号をさがそうとしても携帯(au)が繋がり難く、結局電話BOXで電話帳で調べようとしたところ、運よく通りかかった方がブースターケーブルを持っていて助かりましたが、これを登山口でやっていたらと思うと、もっとパニックになっていたでしょうね。
これも、慣れからきた油断だと思いますので、山登り同様、注意したいと思います。
今年、西日本の百名山三座登りましたが、どこもこんな感じで軽装登山の方が多くいらっしゃいました。これが、富士山も同様だと聞いています。苦い経験をしないとだめなんでしょうかね。
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