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Yamareco

記録ID: 3204883
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

滝子山・大谷ヶ丸

2021年05月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:03
距離
15.1km
登り
1,412m
下り
1,013m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:51
休憩
1:06
合計
6:57
距離 15.1km 登り 1,412m 下り 1,033m
7:11
5
7:16
9
7:36
7:37
6
7:43
7:45
17
8:53
8:54
68
10:18
10:22
6
10:34
4
10:38
10:39
7
10:46
10:47
44
11:31
12:19
12
12:31
12:32
33
13:05
13:06
47
13:53
15
14:08
やまと天目山温泉
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行きは中央本線笹子駅から。
帰りは、やまと天目山温泉から甲斐大和駅までバス。
コース状況/
危険箇所等
滝子山南陵のコースは、岩場をよじ登る箇所が何箇所もあり、足を踏み外すと確実に怪我をして遭難です。このルートは下りに使うべきではないと思います。上りだと、赤テープの代わりに岩に赤いペンキで目印があります。けれども下りではそれが見えず、どこを下りたらいいか、判断に迷うと思います。登ってくる人と道を譲り合うことが難しい場所もあります。
また、米背負峠から大蔵沢林道に降りた後、大蔵沢林道は車両通行止めです。タクシーを呼んでも来れません。延々林道を歩いて下りる必要があります。トンネルが1ヶ所あり、中は電灯がなく真っ暗です。ヘッドランプが必要です。
その他周辺情報 やまと天目山温泉520円。お食事処あり。
ドイツアヤメ。笹子駅から登山口へ向かう途中で畑の脇に植えてありました。
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ドイツアヤメ。笹子駅から登山口へ向かう途中で畑の脇に植えてありました。
警告の立看板がありました。
警告の立看板がありました。
結構急登です。ゆっくり登っていきます。
結構急登です。ゆっくり登っていきます。
ヤマツツジが咲いていました。
ヤマツツジが咲いていました。
ギンリョウソウ
レンゲツツジ?
出でまいりました岩場。
出でまいりました岩場。
赤テープの代わりに岩に赤ペンキで目印がつけてあります。
赤テープの代わりに岩に赤ペンキで目印がつけてあります。
まだ残っていました。イワカガミ。
居合わせた女性ハイカーは、コイワカガミと呼んでいました。
まだ残っていました。イワカガミ。
居合わせた女性ハイカーは、コイワカガミと呼んでいました。
岩稜に咲く花なんですかね。坪山といい滝子山といい、ちょっと危ないところに生息している。
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岩稜に咲く花なんですかね。坪山といい滝子山といい、ちょっと危ないところに生息している。
満開、というにはちょっと見頃が過ぎていたかも。
満開、というにはちょっと見頃が過ぎていたかも。
ホッと一息
ヘビイチゴ?結構咲いていました。
ヘビイチゴ?結構咲いていました。
クリンソウ?
笹子駅大谷ヶ丸分岐辺りです。実に気持ちがいい。
笹子駅大谷ヶ丸分岐辺りです。実に気持ちがいい。
こういった樹林帯が続きます。ここも気持ちがいい。
こういった樹林帯が続きます。ここも気持ちがいい。
シロバナノヘビイチゴ?
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シロバナノヘビイチゴ?
キジムシロ?
米背負峠
峠と言いつつ、天目と反対側は殆ど崖
峠と言いつつ、天目と反対側は殆ど崖
天目川の沢はとても綺麗でいい沢でした。滝子山によくある、白い砂地の沢です。
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天目川の沢はとても綺麗でいい沢でした。滝子山によくある、白い砂地の沢です。
大蔵沢林道に下りてきました。
大蔵沢林道に下りてきました。
林道は1ヶ所上から崩落していて砂で半分以上埋まっており。いつぞやの台風のせいかしらん。
林道は1ヶ所上から崩落していて砂で半分以上埋まっており。いつぞやの台風のせいかしらん。
林道は一般車両通行止め。
林道は一般車両通行止め。
藤が綺麗

装備

個人装備
マスク クッカー・ストーブセット 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ(軍手) 雨具(カッパ・帰りの傘) ザック 昼ご飯 行動食 非常食 コンパス 計画書 ヘッドランプ 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 サングラス タオル トレッキングポール 短パン 熊避け鉄砲 カメラ 携帯バッテリー サブバッグ 着替え 老眼鏡 近視眼鏡

感想

 さて、昨日は寝坊して行けなかった滝子山南陵イワカガミ登山。昨日は結局曇りがちだったから、今日登って正解だろうと都合の良い方に。
 ただ、電車に乗っていてちょっと不安になる。一人で難路を登って大丈夫だろうか。
 笹子駅でトイレ待ち。皆ちょっと長時間乗ってますからね。
 笹子餅、買おうと思ってちょいと覗いたけれど、10個入りと書いてあったのを見て断念。1人の行動食にしてはちと多すぎる。
 桜森林公園を過ぎ、歩いているといきなりヤマレコマップから予定ルートを外れたようだとお叱り。左手に停めてあった自転車に気を取られて右にあった分岐に気がつかなかった。ちょっと下りて分岐に入る。トレランの格好をしたパーティーが先へ行く。
 この辺りから後ろを少し離れて付いてくる人とペースが同じくらいと見えて、滝子山までずっと一緒だった。
 岩場まで体力を温存しようといつもよりゆっくりめに歩く。鉄塔の下を過ぎ、お約束通り真下から写真を撮る。
 岩場はなかなか出てこないが、尾根筋は結構急登。一昨日か昨夜降った雨がまだ乾き切っておらず、所々土が湿っていて滑る。
 それでも日が差してきて気持ちの良い樹林帯の尾根筋を登っていく。赤いヤマツツジが咲いている。ふと足元に白いものが。ギンリョウソウだった。
 で、出てきました岩場。ええ、最初はどうってことない岩場でした。岩が多いだけで、岩につかまってよじ登っていけばいいだけ。けれども、赤テープの代わりに岩に赤いペンキで矢印や丸印が出てきた辺りからちょっとだんだん様相が変わってくる。ここを登るべし、というサインなのだろうと考えてその通りに登っていく。直に、尾根は痩せ、赤いペンキの通りに登っていかないと危ない箇所が多くなる。赤い丸印があったからといって、そのままそこを登ればいいというものでもなさそう。大きな岩の手前に印があり、この岩を登っていくのかぁ?と思った右横に細い道らしきものが。けど、その右は殆ど崖で、落ちたら可成り痛そう。それでも、岩の上を登って足を滑らすより用心して右の細いルートを行った方がよかろうと思って通る。多分それが正解だった。ここで足を踏み外したら怪我をして即遭難だな、と思ってアドレナリンが出まくった箇所も多く。と、男性が1人下りてくる。エェー、ここを下りるのかぁ?と思って声を掛ける。ここまで岩場をよじ登ってきたことを告げ、暗に登り返すことを促すが、下っていった。こちらはさらに岩場をよじ登り。
 で、そのさきに咲いていましたイワカガミ。若い女性のパーティーに追いつき、イワカガミの群生が目当てで登ってきたらしく、歓声をあげている。確かに可愛らしい花が幾つも。ほとんど残っていなかった先週の坪山に比べたら割合咲き残っていた感がある。しかし、盛りは先週だったようで、落ちている花も多かった。と、上から高齢の女性が1人下りてくる。エェー。まじか。この下はずっと岩場だから下りるのは危ないと、ぼくも女性パーティーも言ったのだが、さっき人が下りて行ったとか、別の道で下りたいと言って下りて行った。もっと強く止めるべきだったか。
 で、土が湿って滑りやすい箇所に差し掛かった時、さらに2人下りてくる。オイオイ。ここを下りると桜森林公園の駐車場に降りれるかと聞いてくる。話を聞くと、山頂で一緒になった高齢の女性が下りていかなかったかと。会ったよ。やんわり止めたけど下りて行った。今度は、危ないから寄せとちょっと強めに忠告した。けれど、多分下りて行ったのだろう。
 道があるからと、先に下りて行った人がいるからと、事前に下調べしていない道を下りていく人が結構いるのに少し可成り驚いた。滑落したら即遭難なんだけどな。
 ちょっと見晴らしのいいところで先行の人に追いつく。先へ行ってもらい、後に続く。先の人が左へ外れ、右が正解だったかもしれないと教えてくれる。で、右をよじ登ってちょっと後悔した。湿った土が泥状になっていて、岩や木の根っこなど掴まるところが少なく、滑って落ちそうになる。後を追って左に巻くべきだった。それでも一旦登り始めたら下りる方が危ない。気をつけて登り切る。
 やっとの思いで滝子山山頂に立つ。ザックを下ろして休憩。しかし、昼ごはんにするにはちと早い。割合結構なペースで登ってきたらしい。自分にしては、ゆっくり登ってきたつもりでも。昼は大谷ヶ丸で摂ることにして、小休止で先を急ぐ。
 滝子山から大谷ヶ丸までのルートは比較的歩きやすく、それほどな急登でもない。しかし、滝子山南陵で可成り体力を消耗したか、歩みが鈍い。氷砂糖や飴で糖分を摂取、少し楽になる。滝子山と違って誰にも会わない。
 大谷ヶ丸に着くとシンとしていて人気がない。人気のない山なのだろう。木の枝にサングラスが掛けてあった。誰かが忘れて、誰かが掛けておいたのだろう。
 昼ごはんの支度をしていると、米背負峠の方から、後から後から登ってくる。え、結構人気がある山なのか?4パーティーはいただろうか。
 賞味期限が切れたフリーズドライ赤飯とアマノフーズのカレーで腹を満たし、玉ねぎスープにモンカフェまで飲んでだいぶゆっくりした。
 米背負峠まではすぐ。昔米を背負って甲州から武州に往還したのだろうか、と思いを馳せる。しかし、米背負峠に立って、下りる予定の米背負沢と反対をちょっと覗くと、ほとんど崖。ここ、ホントに峠なのかぁ?反対側には下りれないぞ。
 米背負沢方面に下りていく。この沢は実にいい。滝子山の沢によくある白い砂の上を綺麗な水が流れていく。沢筋の道を、何度か沢を渡渉して下りていく。渡渉と言っても、小川程度だから水に濡れることはない。
 大蔵沢林道に着く。以前の山行記録で、この林道の途中までタクシーで迎えにきてもらったというのがあったのを調べておいた。林道を下って電波が届く場所まで来たところで栄和交通に電話してみる。快く引き受けてくれそうだったのだが、何人かの運転手に確認すると、林道は通行止めで車で登れないという。仕方なく、林道を歩いて下りる。標準コースタイムでは2時間掛かることになっていた。2時間舗装路を歩いて下りるのはやだなと思ったが致し方ない。で、トンネル。中は電灯がなくて真っ暗。常備しているヘッドライトを着けて歩く。ヤマレコの記録にもあったし、山と高原地図にも書いてあった。
 で、やまと天目山温泉に着くと、だいたい1時間の下りだった。
 靴を脱いで、棚に置くようになっている。無用心だと思って着替えをザックから出して靴を突っ込む。
 ザックは休憩室に置いて脱衣場に行く。脱衣所のロッカーは小さくてザックは入らない。で、服を脱いでまっぱになって鍵を掛けようとして、100円玉が必要なのに気付く。マジか。脱いだ服をもう一度着て、両替してもらうために入り口に行く。
 温泉は、pHが高いアルカリ性が自慢らしい。加温していない源泉風呂もある。ほとんど体温と同じくらいの温度で、ずっと浸かっていられそうな気がした。

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