仙丈ケ岳 《ムスメよ、これが南アルプスの女王様だよ》

2013年07月14日(日) ~ 2013年07月15日(月)

• GPS: 25:35
• 距離: 9.0km
• 登り: 1,081m
• 下り: 1,067m

コースタイム

14日（日）
北沢峠　7:10　→　二合目　7:45　→　大滝の頭（五合目）9:40　
→馬の背ヒュッテ　10:55（1時間休憩）→　仙丈小屋　13:10

15日（月）
仙丈小屋　4:00　→　仙丈ケ岳頂上　4：35　→　仙丈小屋　5:00（朝食）
仙丈小屋　6:15　→　小仙丈ケ岳　7:00　→　大滝の頭（五合目）7:40
→　北沢峠　8:45

天候

14日（日）　晴れ時々ガス　のち　ガス＆雨　夜半過ぎより土砂降り
15日（月）　朝方山頂付近雨　のちガス＆風　北沢峠は晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

13日（土）前のり　中央本線特急あずさにて　新宿→甲府駅
　　　　　　　　　駅近ビジネスホテル利用
14日（日）山梨交通バス　4：20発　甲府→広河原
　　　　　　　　　　　　大人　片道2000円（うち100円は利用者協力金ナリ）
　　　　　　　　　　　　2時間乗ります
　　　　　南アルプス市営バス　6：50（実際そろい次第出発）広河原→北沢峠
　　　　　　　　　　　　大人　片道750円（うち200円は荷物代）

県営林道南アルプス線は2013/11/9までマイカー規制しています。山梨県のHPに書いてあります。

コース状況／危険箇所等

危険箇所はありません。
大滝の頭から馬の背ヒュッテまでに何箇所か雪渓渡りがありますが、歩きやすくなっているので大丈夫です。
小仙丈ケ岳前後の稜線のいわいわもゆっくり昇り降りすれば大丈夫。

北沢峠の長衛荘で手作りチョコレートブラウニーを買いました。気絶するほどおいしかったそうです。（ムスメ談）

下山後温泉は甲府駅周辺にはあまりなく、タクシーで2000円位の距離にある「源泉湯　燈屋」に行きました。
大人900円。シャンプー類あります。
お湯は褐色透明、ややにおいあり。源泉かけ流しとのこと。消毒、循環の有無は未確認です。よくある日帰り温泉施設です。食事も出来ます。

写真

7/13 17:17

特急あずさ！

7/14 4:15

4:15
甲府駅南口　バス乗り場です

7/14 7:02

さぁ出発！

7/14 7:04

おっと、クリンソウ！

7/14 7:05

きれいだなぁ・・・

7/14 7:07

今度こそ出発！

7/14 7:15

ムスメも快調♪

7/14 7:47

まだまだ余裕♪

7/14 8:01

ムムっ！けっこう傾斜が・・・

7/14 8:19

一息いれましょう

7/14 8:25

かあちゃんペットボトルのふた落としちゃったよ。ハイカー多数の手前、颯爽と1メートル下まで拾いに行く調子のいいムスメ。

7/14 8:34

おっと！ここで北岳兄さん登場！
てっぺんは雲がかかっています。

7/14 8:37

バンビちゃん何やらお食事中

7/14 8:37

雲きれた。とがってるぅ！かっこいい！
いつかは登れるのかなぁ・・・

7/14 9:04

さぁのぼれのぼれ！

7/14 9:29

ちょっと一息（ばっかり）
ナントカキスミレ？
キバナノコマノツメ？

7/14 9:31

なんだろか。黄色い花が咲きそうな・・・

7/14 9:40

ここから馬の背ヒュッテ方面に進みます。

7/14 9:42

いい感じの・・・

7/14 9:54

雪解け水！ムスメはこれを見てテンションアップ！

7/14 9:54

楽しそう♪

7/14 9:56

ムムムっ！見えそう！！

7/14 9:57

けっこうな崖降り。慎重に・・・

7/14 10:06

7/14 10:11

この前後、ニヤニヤ振り返るムスメの写真を何枚か撮る。でも後姿で勘弁してね。なんてったって思春期だから♪

7/14 10:12

ワカラナイ

7/14 10:13

ワカラナイバナ越しの雪解け水

7/14 10:14

振り返る！そして甲斐駒ケ岳登場！
かっこいいなぁ・・・
てっぺん付近に山小屋あったらなぁ・・・

7/14 10:17

仙丈藪沢小屋。かあちゃんのぞきに行ったらムスメは「やめなよ！こわいよ！」と叫ぶ。
むふふ、かあちゃんは怖くないのだよ。

7/14 10:20

はい。あらよっと。

7/14 10:23

馬の背ヒュッテ見えた！

7/14 10:30

小雨がぱらつき、キイロテルテルボウズになるムスメ。

7/14 10:37

しゃくなげ。ほのかにももいろがさしていてキュート♪

7/14 10:45

馬の背ヒュッテ付近の鹿避けネット。

7/14 10:48

シナノキンバイかしら？

7/14 10:52

馬の背ヒュッテに到着。休憩させてもらいます。

7/14 11:06

かわいいバーナーとコッヘルでしょ♪
おとうちゃんがクリスマスにプレゼントしてくれました。
ガスがコレなので、ちとかさばるのが難点・・・

7/14 11:12

本日のお昼ご飯はムスメリクエストの甘いパンとスープなり。

7/14 11:50

ハイカーが歩いているのが見えます。手を振ってみたけれど・・・

7/14 11:53

馬の背ヒュッテです。と〜ってもきれいで、感じのいい小屋番さんいました。今度は泊まってみたいなぁ♪

7/14 12:08

あなたはハクサンチドリ？

7/14 12:11

いよいよ仙丈小屋へ！45分！

7/14 12:24

歩きやすいですよ〜

7/14 12:31

7/14 12:32

小仙丈はガスもぼちぼち

7/14 12:34

ところがてっぺんは・・・ムム・・・

7/14 12:36

仙丈小屋見えました！でもおガスが・・・

7/14 12:37

シャクナゲで気分転換

7/14 12:43

ナ、ナナカマド？

7/14 12:43

振り返ると稜線クッキリ！

7/14 12:44

前を見上げるとおガス・・・

7/14 12:46

伊那市方面、視界良好です。

7/14 12:51

お花畑越し・・・キレイ♪

7/14 13:01

7/14 13:03

冷たい雪解け水です。

7/14 13:06

思春期ですがもちろんさわります。

7/14 13:08

とびあがるほど冷たい水です。

7/14 13:12

小屋付近は雲上の花園です。

7/14 16:08

幻想的、といいましょう・・・

7/14 16:09

7/14 16:15

7/14 16:16

これがカールですね。青空バックに見たかったなぁ・・・

7/14 16:53

とんで、仙丈小屋の晩御飯です。
「3000メートルでご飯が食べられるなんてスゴイ幸せでしょ」
「うん」
「残したものはお兄さんたちが担いで降りるかヘリコプターで降ろすんだよ、きっと」
「うん」

ムスメは思春期ですが、残さず食べました。当然です。

7/15 4:34

そして翌朝、小屋番長に「もう降らないから大丈夫！」といわれ山頂へ。番長、雨です・・・

7/15 4:35

雨でもてっぺんはてっぺん！
初めての3000メートル越えです。

7/15 6:25

天候の回復は期待できなさそうでしたので、下山します。仙丈小屋のみなさん、ありがとうございました。
一期一会に感謝・・・

7/15 6:25

雨があがれば雷鳥が見られたかも・・・の稜線です。

7/15 6:40

7/15 6:49

イワカガミ、今年はたくさん会えたね〜

7/15 6:54

ガス＆風です。モクモクと歩くムスメ。

7/15 6:57

イワイワはスキみたいです。

7/15 7:03

7/15 7:36

樹林帯に入りました。

7/15 7:37

こちら側から登ってくるのは大変だろうなぁと思いつつ

7/15 8:13

いゃ〜ん、おひさまぁ〜！？

7/15 8:14

うそぉ〜ん、あおぞらぁ〜！？

7/15 8:14

ゲンナリ・・・

7/15 8:39

でも「おかあさん、この森いいにおいがするね」とムスメ。よし。

7/15 8:42

かあちゃんもあと少しがんばって歩きます。

7/15 8:44

きれいでいいにおいの森でした。

7/15 9:11

かぶりつき。

7/15 9:21

コケとブラウニー。

7/15 12:50

とんで、甲府の立ち寄り湯です。

7/15 15:33

特急かいじに運よく飛び乗り、お土産は買えず。でも自分はワインでカンパイしちゃったり♪

撮影機器：

Canon PowerShot A3400 IS Canon

感想

yumyuuichi

海の日の連休は、絶対にムスメを連れてヤマに行こうと決めていました。
ところが、とうのムスメは全然乗らず、おだてたり（苦笑）脅かしたり（笑）。
わたしのシツコさにとうとう折れて連れ出しは成功。いろいろ調べて、いろいろ予約して、ムスメの機嫌を損ねぬよう期末テストのことには触れず、わたし自身も始めての南アルプスに挑戦することにしました。

甲府からの山梨交通バスにまず驚き。きっとスゴイ人出だわ、並ばなくちゃ！と予想してホテルを3:30に出たところ、バス停留所で寝てる人もいる！まじか！？
初便でこの日、6台は出たでしょうか！わたしたちは4台目のバスでした。スゴイ！
広河原についてもスゴイ人！びっくりして写真すら撮らず・・・でした。

山行自体は、わたしの心肺が2000メートル以上に適応せず、10メートル歩いては休み、5メートル歩いては休みでムスメから「はやく歩いてよ！」と言われることしばしば。抜かれること多数。でもいいのです。わたしの体、わたしのペースです。
天気もイマイチ、まぁいいか、とのんびり歩き。
ところがムスメは馬の背ヒュッテ方面に向かい雪渓を見たとたんテンションアップ！そうか、ムスメは初めてなんだ・・・としみじみ。雪解け沢もたくさんあり、水が大好きなことあってキャーキャー大はしゃぎ。まだ子どもなんだなぁ・・・
しかし、「携帯入んない」と休憩ごとに携帯ちくちく触るのにはムカッときていました。

馬の背ヒュッテで休憩させてもらい、昼ごはんを食べていざ！
仙丈小屋が見えてから、沢沿いを登り、気分も上々です。ところが「頭いたいんだけど」と言い出し、小屋でひとまず受付をすませ一休み。ザックを置いて頂上に行こうと思っていたのですが、ムスメはぐっすり眠ってしまいました。わたしは小屋周りをうろうろ、すると雨が！！
ずぶぬれで到着するハイカーも多く、早く小屋に入っていて良かったのかなぁと前向きに考えることにしました。

夕ご飯に起こすと、ご飯だけはしっかり食べてまた寝てしまいました。

雨はやむ気配なく、夜中は天井が割れんばかりの豪雨。強風。明日この雨の中を降りるのは嫌だなぁ・・・と情けなくなりましたが、小屋番長にそそのかされてご来光タイムに起床、ピークを目指そうかと外に出れば、ん？ガス程度？よし！行くぞ！と出発。ところが泣き虫女王様はまたしてもめそめそ、山頂ではけっこうな降りっぷりでした。初めての3000メートル越えは雨の中でした。

頭痛を訴えなくなったムスメ、朝ごはんも何一つ残さずアンタ仮病！？と思いましたが、小雨のうちに降りよう、と支度開始。小屋でお話したご夫婦に、「昨日は雷鳥見放題だったんだよ〜」と聞いて、なに〜！？とイキるわたし。くやしい・・・
「雨があがれば今日も見られるかもよ〜」
「ココにはしょっちゅうくるけど、天気が良かったためしがないなぁ・・・」と、色々な情報もゲットし出発。出掛けに小屋番長に「また雷鳥見に来ますね」というとムスメは「もうやだ」と！
間髪いれずにがっちり番長にドヤされました。そうそう。家族以外のこういう人にドヤされないとね！

霧雨、強風の中、小仙丈ケ岳の稜線を歩き下山。コンディションは悪かったですが、イワは好きみたいでニヤニヤしていました。しかし雷鳥には会えず・・・
ムム〜！リベンジ！！
逆に土、木の根の下りはかあちゃんの方がうわ手。ひょいひょい（どったどった）と下って3時間かからず北沢峠に到着しました。

ごほうびにブラウニーを買ってあげるとご機嫌MAX！単純なやつめ。
ムスメにとっては久しぶりのヤマだったのにちょいキツだったのかもしれません。
帰りの甲府までのバス、2時間立ちっぱなしだったのですが文句も言わず、これには感心しました。疲れてただろうに。

いろいろ思惑通りにはならなかったけど、
�．爛好瓩隼街�
�▲好謄�な景色
�０豐�一会
全部クリアです。

この旅がムスメの血肉となり、いつか何かの支えとなりますように。

コメント

moonset

こんばんは、yumyuuiｃhiさん。
お嬢様と仲良く、それも泊まりの山行できて良かったですね！お疲れさまでした。
何だかんだ言っても親子。お嬢様もyumyuuichiさんが勿論大好きなのですよね
それにしても山岳部の活動でも仙丈レベルまではなかなか行かないのではないですか？雨天に懲りず続けて行って欲しいですね〜

私はまだ南アルプスは未経験の地です。シーズンに入ったとはいえ、バス6台は凄いですよね
私も行く時には参考にさせて頂きます

yumyuuichi

いつもありがとうございます。
おはようございます
念願（？）の母娘山行、行ってまいりました
天気、眺望、雷鳥と、色々残念なこともあったのですが、これは再訪へのチケットだと思って前向きに考えることにしました。途中ヤダヤダ連発していたムスメですが、帰宅後は何も言いません。私と一緒がイヤなのでしょうね
しばらく連れ出しは難しそうです…

南アルプスは、アクセスが大変です。車で行っても途中からBUSですし…
でも大変だから、大自然が残っているのでしょうね。
仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、スゴいお山がいっぱいです。
日帰りはキツそうですので、テントで一泊、いかがですか?

MichitoKei

もう無いかも知れない母娘の山行？
yumyuuichiさんお疲れ様です。
娘さんとの山はいい思い出になるんでしょうね
思春期を強調されてますが難しいんでしょうね
でもお母さんの楽しさが伝わってきます。
うちは男２人ですが紅葉ドライブでさえも嫌われて一緒に行ったことなかったです。

桜咲く虫＠sakura64

ほんと、楽しそうですね(^^)
yumyuuichiさん、こんにちは！

娘さんとの山旅とっても楽しそうですね！
なんだかんだいっても「おかあさん、この森いいにおいがするね」と娘さんの素直な言葉に共感します。
針葉樹の森は新茶の香り(*^_^*)、私くし大好きですよ。森はいい(*^_^*)

雷鳥はまた逢いに来ればいいですよ。
娘さんとの思いでの一コマ一コマは、ここでこの時にしかできませんよ 。
きっといい思い出になると思います。
ますます娘さんとのたのしい山行ができますように

つぎなるレコも楽しみにしています

drunky

はじめまして
こんばんは

レコ拝見させていただきました。

僕はほぼ単独弾丸登山なんでこのようなほのぼのとしたレコ読んでなんだか微笑ましくなってしまいました

将来、絶対に素晴らしい思い出になると思います

これからも娘さんと一緒に楽しく登れるといいですね