北横岳 縞枯山 茶臼山 丸山 中山
- GPS
- 50:30
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 982m
- 下り
- 1,367m
コースタイム
7月14日 7:00北横岳ヒュッテ 8:15縞枯山荘 9:00縞枯山山頂 10:10茶臼岳山頂 11:25麦草峠 丸山頂上 中山頂上 15:20黒百合ヒュッテ
7月15日 6:00黒百合ヒュッテ 9:00渋の湯
天候 | 7月13日 曇、夕立(16-17時) 7月14日 曇、ときどき晴 7月15日 曇、ときどき晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
復路 渋の湯_アクアランド(タクシー8000円)_茅野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所とくに無し。丸山〜中山、黒百合ヒュッテ〜渋の湯のルートは、苔天国。石の上は、踏み跡を目視して歩くことが重要。茶臼岳は赤茶色の土壌で石が滑りやすい。黒百合ヒュッテから渋の湯までは、沢沿いの大きな岩・石帯をえんえんと降りる。すべりやすく、下山ルートにする際には、ストックが一本でもあると歩きやすい。 麦草峠にて、滝沢牧場のアイスクリーム(生キャラメル)が美味! 下山後、硫黄温泉が苦手なので、タクシーの運転手の方に教わった単純アルカリ温泉のアクアランド(茅野市経営)に行くが、とても良い。二階でアイスクリーム(自販機)も食せる。八ケ岳牛乳も飲める。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
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写真
感想
白馬へ行くのが第一候補であったが、当日朝の天気予報にて雷の危険ありと考えやめる。
天気予報とにらめっこして、北八ケ岳に来た。冬季登山の下見もかねて初めて縦走。北横岳は、冬場に風が強そうな箇所や坪庭の階段を見つつ(アイゼンをイメージしつつ)のんびり歩く。北横岳ヒュッテに荷を下ろし、北横岳山頂へ。ポツっと雨が来たので池巡りはやめてヒュッテに戻る。着いた直後からドシャブリが来た。薪ストーブの燃える横で、コッヘルに湯をわかし一人夕食をとる(偏食なので自炊)。歯磨きをして布団へ。昨日までの出張の疲れも出たのか夕方5時には、爆睡。しかし、強烈に良い「すき焼き」の匂いで目覚める。聞けば、馬肉すきやき、卵つきとか。自炊にしたことを後悔する。翌日、ヒュッテのおかみさんとだんなさんに伺ったところ、夏場は馬肉好き焼き、冬場は寄せ鍋とか。油を使わない和食に偏食の私も期待がふくらむ、次回は、2食付でいくぞお!
坪庭から縞枯山荘に行く途中で、隣接する山で、こちらはハクサンシャクナゲ、こちらは笹と植性がガラっと異なる。縞枯山と茶臼岳は、隣なのに岩の色がまったく違う。丸山も違う、こちらは苔天国。北八ケ岳は、山毎に土壌や植性が違うのが興味深く、飽きなかった。登っては下りを4回くりかえし、天狗岳を目前に眺めて黒百合ヒュッテに到着。すごい人で小屋はわきかえっていた。落ち着いた北横岳ヒュッテの薪ストーブが恋しい。本来なら自炊を始めるはずであったが、人ごみにとまどったのか、つい悪い癖が出た。外食の誘惑と食事作業の手抜きである。注文した。生ビールとカレーライス。歯磨きして、布団の割当が告げられた5時には、また寝た(荷物は1階、寝るのは2階とわかれている)。一寝入りして天気予報を見て、また寝た。消灯の8時半を過ぎて、皆が寝た、その後に腹痛はやってきた。呻吟しながら、一晩中、腹痛でよく寝れなかった。山小屋で自炊するのには訳がある。普通に食すると、ほぼ腹痛で寝られない。なのに、ビールにカレーの誘惑に負けたのがいけなかった。快楽を求めると苦痛を伴う。呻吟しながら、北横岳ヒュッテのだんなさんの「えーカレーライスがだめなのお、それじゃあ、うちの食事もだめかも」と言われた顔がちらついた。「いや、冬場の寄せ鍋は大丈夫ですよ。」と、呻吟しつつ、一人ごちていたら朝になった。
東天狗に行く元気はない。腹痛をかかえつつ、朝5時にコッヘルで湯をわかし、追加の薬を飲みカエルサブレをなんとか食べる。なんとか痛みが消えてくれた。幸い、下山の力はある。渋の湯温泉めざして(?)とっとと下山するも、沢沿いの大岩がガスで濡れていて、あまり容易な帰路ではない。一歩づつコケないように降りる。それにしても、丸山同様に苔天国は素晴らしい。ルリビタキ、キクイタダキ、ヤブサメ、ミソサザイの声に励まされ、ともかく元気に下山。渋の湯は、渋御殿湯のみが営業していた。宿前の階段で休むなという看板を見つつ、クッキーを頬張りながらタクシーを待つ。苔天国、北八ケ岳。今度は、寄せ鍋を食しに冬に行きますよ。そういえば、坪庭でお会いしたボッカさんに「上の小屋に泊まったんですか、ありがとう」と言われた。ボッカさんにお礼を言われたのは初めてだ。ボッカさんこそ、荷揚げをどうもありがとう。
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